は じ め に | ||||||||||
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秩父34ヵ所の観音霊場は分歴元年(1234年)が起こりと言われている。その後、江戸時代からは特に観音信仰が高まったらしいが、「板東」や「西国」の観音霊場と比べて、秩父のそれは札所の分布範囲が狭く、難所も少ないのが特徴である。もともとは33観音だったが、3霊場合わせて100観音にするために、後年秩父を1ヵ所増やして34ヵ所にしたというのが面白い。 また、同じ霊場と言っても、四国が弘法大師信仰なのに対して、秩父・板東・西国の計100観音霊場は観音さま信仰なのが特徴的である。 2002年春、「四国88ヵ所」の歩き遍路を終え、その年の暮れから始めた「東京近郊の山歩き」ですっかりお馴染みになった秩父地方は、それ以前に比べて自分の中で随分と身近な存在になり、親近感すら覚えるようになっていたからか、「よし、ひとつやってみるか」となって始めたのが「秩父霊場巡り」である。 いわゆる「お四国」といわれる四国遍路世界と異なり、「西国」でもそうだが“霊性”という点では秩父霊場は「あまり期待できない」と、体験者が語っていた。“お接待”という地域文化も無さそうである。 しかし、神仏を敬虔な存在として認める昨今、自分なりに観音さまに敬意を表しつつ、山歩きの延長線と思って山歩仲間に秩父34観音霊場巡りを打診してみたら手応えがあり、妻にも話してみると“四国の歩きは難しいけど、秩父なら・・・”と何やら興味ありそうな感触である。 そこで、早速資料でいろいろ調べ、何回かに分けての日帰り方式での巡拝をやろうと決心した次第である。基本的には“オール歩き”が目標であるが、山歩仲間とならともかく、ワイフとの道行きとなれば、すっかり足弱となった妻をオール徒歩々で・・・という訳にもいかないだろうし、とにかく「やってみよう」ということでスタートしたのである。 |
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札所名 | 巡拝状況 | ||
個人 | YSC | ||
1 | 四萬部寺 | 17.04.05 | 17.04.30 |
2 | 真福寺 | ||
3 | 常泉寺 | ||
4 | 金昌寺 | ||
5 | 語歌堂 | ||
6 | 卜雲寺 | ||
7 | 法長寺 | ||
8 | 西善寺 | ||
9 | 明智寺 | ||
10 | 大慈寺 | 17.04.27 | |
11 | 常楽寺 | ||
12 | 野坂寺 | 17.05.28 | |
13 | 慈眼寺 | ||
14 | 今宮坊 | ||
15 | 少林寺 | ||
16 | 西光寺 | 17.05.05 | |
17 | 定林寺 | ||
18 | 神門寺 | ||
19 | 龍石寺 | ||
20 | 岩之上堂 | ||
21 | 観音寺 | ||
22 | 童子堂 | ||
23 | 音楽寺 | ||
24 | 法泉寺 | 17.06.25 | |
25 | 久昌寺 | ||
26 | 円融寺 | ||
27 | 大渕寺 | - | 17.07.30 |
28 | 橋立堂 | - | |
29 | 長泉院 | - | 17.08.27 |
30 | 法雲寺 | - | |
31 | 観音院 | - | 17.09.23 |
32 | 法性寺 | - | 17.10.29 |
33 | 菊水寺 | - | |
34 | 水潜寺 | - | 17.12.18 |