2004年12月8日(水) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
週末三つ峠行きのトレーニングに、陣馬高原下〜高尾山を二度目の単独縦走 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日夕方の忘年会かけ持ちの酔い覚めも何のそのと、5時45分起床。週末の三つ峠行きに備えてのトレーニング山歩とばかりに、俄か準備のもと7:23自宅を出発。高幡不動7:33発急行で京王八王子着7:42。バスターミナルに行くと既にザックを背負った人もちらほらいる。 8:10発で9:06予定どおり陣馬高原下に到着。途中、乗務員が山間地帯に入ってから乗り込んできて、運転席横の乗降車口付近でかがみ込んだり背伸びしたり左に顔を倒したりして盛んに前方を注視している。はじめは何のことかと思ったが、ようやく判った。推定だがまず間違いあるまい。それは、前方からの対向車の有無が曲がりくねった細い道のカーブ地点では見えにくく、加えて、道路脇に設置されているカーブミラーも時節柄かなりの箇所で氷っていて、ミラーの表面が真っ白で役に立っていないのを、助手が確認して運転手に知らせて安全確保に努めているらしいということだった。 定刻に終点に着き先ずトイレ。その間に同乗ハイカー達は殆どが出立済みで、遅れて歩きはじめた中年アベックハイカーの後ろを歩きはじめたら、どうも左右の雰囲気が違う。おかしいなと思って件の二人ずれに聞いたら、それは底沢峠方向への登山道だとのこと。しまった!先日同期生達と北高尾山稜を歩いた時に降りてきた道だったと気づき、急いで元に戻って仕切り直しになる。 結局、9:10更めて陣馬高原下バス停からスタートし、遅れを取り返すべく快足登坂に切り替える。今日は高尾山口駅まで「関東ふれあいの道−東京都#2鳥のみち」19kmを縦走する予定だったのに、スタートからポカをやってしまった。新ハイキングロードもあるが、前記設定コースどおりに和田峠までの延々とした車道登りを快足登坂し始める。ポカの縁起直しもあって、靴音高くコンクリート車道を登坂していたら、前を歩いていた同年配のハイカーが「早いですね」とびっくりした目で語りかける。聞けばやはり高尾まで縦走予定とのことだが、そんなペースでは日が暮れるぞとばかり「お先に失礼」して飛ばしに飛ばす。 北斜面にあたるせいか空気が冷たく、途中で手袋をはめたりしたが、そのうちに暑くなりウインドブレーカー共々脱ぎ捨て、標準タイムで所要60分という和田峠には45分で到着。「陣馬山頂までは!」と休憩もとらず、飲み物も飲まずで、更にいつぞやと同じ女坂を快足登坂する。男坂は階段主体で面白くないとの体験記事を読んで敬遠したのだが、女坂は陣馬山頂に数軒ある茶店への荷物運びのためと思われるキャタビラ付きの車の轍の跡がいつもくっきりと残っている。 やがて、左からの新ハイキングロードと合流し、陣馬山頂には和田峠から21分で到着。標準タイムは30分なので70%だ。早速富士山は?と見ると、くっきりと雄姿を見せているので、すぐカメラを取り出しパチリ。ついでに先着ハイカーの1人にお願いして陣馬山の象徴である白馬の像を背にシャッターを切って貰う。 休憩もそこそこに縦走路へと進み、標準タイム30分の奈良子峠には同じく70%の21分で到着。いや、通過。茶店のオヤジさんが他のハイカーに「これから高尾に抜けるんだったら4時間はかかるよ」と言っているのが聞こえたが、こちらのタイムスケジュールでは3時間半しか予定していない。(実際はもっと短い時間だった) ラジオの音をがんがん鳴らしながら歩いている早足の若手ハイカーを10分で引き離し、奈良子峠から底沢峠までは標準20分とあるところ11分で通過し、さらに80分かかるという影信山までは46分で到着。しかし、影信山が近くなってくると、それまでの比較的快適な尾根道歩きからアップダウン混じりの登り道へと変化し、正直言って疲労の蓄積と相まってかなりしんどくなってきたが、幸いにしてまだ昼食前でその楽しみを馬面先の人参に例えて我慢したという次第。 このコースは二度目だが、前回もそうだったけどそんな苦労をしている内に突然影信山の山頂に着くという、予告性のないルートであることに更めて思いをした。早速ベンチでガスを点火し、冷凍カレーうどんと缶ビールと乾き物のつまみで見渡す山々の深まる紅葉ぶりを眺めながら疲れを癒す。時に11:42〜12:10の30分弱のランチタイムだ。 小仏峠へ降りていると前方に20人ぐらいのじじばばハイカー集団がもったらもったらと歩いている。後ろまで近づくと、最後尾のリーダーらしき人が「急行でーす。道を空けてあげてくださーい!」と大声を出してくれ、全員がさっとこれに従うというなかなか統制のとれた集団だったが、ある1人が「そんなに急がなくていいじゃないですか」と言う。「これが私の快適ペースなんですよ」と答えて通過する。 小仏峠から小仏城山への切り返しは溜まってきた疲労とささやかなビールのせいで疲労困憊の体をなし始めたが、幸いにして15mぐらい先を1人の男性ハイカーが歩いていたのでそれを目標に、あわよくば・・・などと考えながら頑張ったお陰か、追い抜きこそできなかったものの、影信山から小仏峠まで17分(標準30分)、小仏峠から小仏城山山頂まで同じく17分(標準25分)で到着。 2分間のドリンク休憩もそこそこに高尾山に向け出発。今回は一丁平先の交点までは巻き道を通らず歩いたが、ふと後ろから迫ってくる足音が大きくなり、ぴたりと追いつめられた地点が今度は高尾山頂への切り返しの登り道に当たり、蓄積してきた疲労で苦しかったが、何とか追い抜かれまいと懸命にむち打って登坂したら段々後ろの足音が小さくなり、登りで50mぐらい引き離したところで高尾山頂下の石段手前の休憩ベンチにたどり着いた。小休止の後高尾山頂まで6分かかったので、城山山頂からの所要時間は5分間の休憩を含めて40分(標準は50分)だった。 因みに、陣馬高原下バス停から始まった歩き時間は、高尾山頂からケーブルの高尾駅までの23分を除いてトータル213分だったが、この区間の標準タイム325分に対しては67.6%と、略々三分の二程度で回ったことになり、これでは、トレーニングのし過ぎになってしまい、土曜日の三つ峠でかえって難儀しかねないわいと反省。 このため、下りはケーブルを利用して、下り道での足の負担を些かでも減殺することにした。そんなこんなで京王線高尾山口駅到着、即、準特急飛び乗り発車で、2時半には自宅に帰り着いた。疲れ少なからず、やりすぎ、張り切りすぎを反省する晩酌タイムとなったが、帰省中の孫と入浴して疲労回復剤とした一日であった。 追記・・・第一回目とのコースタイム比較
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