2004年10月16日(土) |
久々の 小仏城山・高尾山 ハイカー多勢で 雑踏並み |
昨日の快晴が連続するかと思いきや、朝から曇天一色の空模様。村谷M氏たちとの明日の山歩もあるが、それはそれとして13日の天候悪化で同期生との山行が果たせなかった恨みを週内に解消すべく、最も安易にして最も親しみのある高尾山行きを決意した昨日の家庭内公約通り、体脂肪燃焼に出かける。 8時38分、高尾駅北口を徒歩スタート。地元の先輩から予て教わったJR線路沿いの裏道から甲州街道に入り、西浅川信号から右折し、一路旧甲州街道を小仏方向へ快足前進。8時54分に小仏関所跡を通過し、9時18分日影沢林道への進入口に到達。途中摺指の豆腐屋近くで中年ハイカーを一気に追い抜いたら相手がびっくりして眼を白黒していたのは愉快だったが、ちょっと幼稚だったかなと思わなくもない。 9時25分、林道に入ってすぐ近くの日影沢園地のベンチで2分間休憩し、沢沿いをぐんぐん登っていく。元ギャルの2人ずれを追い越し、体脂肪は何グラム減るかなあ等と思いつつ登っていく。 考えてみたら、この林道は下山コースとしては何回も通ったが、登りコースとして使うのは初めてであることに気づく。もっとも、途中の日影沢園地前の分岐までなら以前村谷氏と2人で高尾山登山時に通ったことはあるが、小仏城山まで通して登るのは初めてで、その飽き飽きするほど長いのに驚く。種田山頭火の「分け入っても分け入っても・・・」の句ではないが、「登っても登っても・・・」という感じで、同じ道でも下りと登りで受け止める印象差の大きさに愕然とする。 途中、まだ「タマアジサイ」が“これが最後よ”と言わんばかりに咲いているのを見て、ほほえましく感ずる。10時ジャストに沢から離れ、車止めゲートを通過。更に登っていくと後ろで男の声がして、びっくりして振り返ると、犬ずれの同年配の男が来ている。何と駆け足で犬を引っ張りながら自分を追い越していくのを見てびっくり。犬を見たら、大分ダイエットが必要そうな体型である。人間が犬を引っ張る形で登っていくのを見て、かの男性のタフぶりと犬のだらしなさとが対照的でほほえましい。高度計が600mあたりになってくると、急に林道に杉やその他の枝葉がいっぱい落ちていて、どこを踏んでも枝葉を踏んでしまうほど多く落ちている。やはり山頂近くになってくると風雨の影響も強いのかなあと思う。 小仏山頂が近づいてきて、ああまたあの木の階段を登らなければならないのかと嫌々進んでいくと、何と新発見。NTTの専用道路になっていて、山頂のアンテナまで車で行けるように、これまで知らなかった車道があるのを発見。一気に楽しくなり、その道を登っていくと、当初考えていた道と山頂で合流し、気分爽快。小仏山頂は、土曜日とはいえ、今まで見たこともないほど大勢のハイカーがいる。相模湖方面を見ると、何と、曇天とは言え富士山の雄姿がくっきりと見え、これまた感激。 山頂着が10時28分で、途中休憩2分を除くと、日影沢林道入口から日影沢園地までが標準時間20分に対して実績7分、園地から山頂までが80分に対して61分、通算100分に対して68分で、今日は足に重りこそ付けていないが、背中には一応自分なりにはストーブやガス・水・食料など通常通りの荷重なので、まあまあかと自己満足する。 山頂で7分間休憩の後、昼食にはまだ10時半で早すぎるので一丁平・高尾山方面へと転進する。途中、大勢のハイカーが次々と高尾山方面から城山方面にくるのに出会すが、本当にこんなに多いのは経験上初めてだ。左の巻き道も通らず、中央の本コースを490mぐらいまで降りてから登り返して高尾山頂を目指すが、いつもの土・日の3倍ぐらいの人出に圧倒される。 そう言えば、あの野点のおじいさんはきょうは土曜日だからいつものようにご出勤かなと思ったが、もみじ台で確認するといなかった。出勤日が変わったのか、はたまた健康でも損ねられたのか判らないが、何となく寂しい感じがする。 高尾山頂に着いたら、立錐の余地がないと言えばオーバーだが、ほんとにものすごい人出で、そこ彼処にグループや家族連れがレジャーシートを拡げていて、通るのも大変だった。折良く空いていたベンチに座って湯を沸かし、今秋初のあったかラーメン昼食となる。きょうは1人でもあり、珍しくアルコールは無し。山頂の茶店も空席は見あたらない。 薬王院経由一号路を降りたが、まさに人・人・人・・・並み居るハイカーをかき分けかき分け、追い抜き追い抜きで下山を急ぐと、我が足音を聞いてみんなびっくりしている様をみながら一気に高尾山口駅まで駆け下り、“香住”に立ち寄って土産を買って13時11分発の準特急にて帰宅。1人での勝手気ままな山行もまたたのしからずや・・・と言ったところ。 |