2004年10月2日(土)
 地元ウォーカーで賑わう青梅丘陵でいい汗流す

   10月に入った途端に天高き秋空となり、きょうは昨日に続いての晴天。天気が悪くて先月行けなかった「青梅丘陵」歩きをと、8時15分過ぎ出発する。きょうは標高400m弱の丘陵歩きなので、僅かではあるが両足首に重りを巻き付け、負荷を増やす。靴もいつものトレッキングシューズではなく、ウォーキングシューズである。

   9時半、青梅駅をスタートし、煉瓦の敷かれた商店街から標識に従って左折すると早くも車道の登り坂。青梅線を高架で越え更に登っていくと左手に体育館とテニスコートがあり、剣道やテニスを大勢の人たちが楽しんでいる。友人、夫婦、親子と種々雑多だが、一方で週末の朝とて惰眠をむさぼる人種に比べて、朝からスポーツで汗を流している人たちの顔は生き生きとして見える。

   右角の青梅鉄道公園をちょいと外からのぞき見してその十字路から更に左折して登り、青梅丘陵ハイキングコースに入る。車止めから簡易舗装の歩行者専用道に入るが公園内を散歩しているような感じだ。道幅も広くやがて金比羅神社脇を抜け、第1休憩所のある東屋に9時51分着。

 ここから先が足にやさしい土道となるが、道幅が広い、至る所にベンチがある、地元の老人、夫婦ずれ、ダイエット目的と思われる中年サラリーマンと思しき人たち、更には近所の主婦連れやランニングの若者etc.と大勢の人たちとすれ違う。こんないいウォーキング環境に恵まれた青梅の人たちは幸せ者だと痛感する。なだらかなアップダウンの続く広い尾根道を健康道場として毎日の生活プログラムに入れているのだろう。

   左下からは、運動場で遊ぶこども達の元気な声、右下にも「風の子太陽の子広場」があるらしい。第1休憩所から第2休憩所まで東屋も整備され、青梅市街や空気の澄んでいる日には新宿方面まで見えるというビューポイントも何ヵ所かあったが、きょうは新宿の高層ビル群は霞んで見えなかった。

   やがて、左下から幼稚園の運動会のまっただ中であることが判るマイクの声が聞こえてくる中、第3休憩所・第4休憩所を過ぎ、本日の最高点「矢倉台」に到着。その先までなだらかながらアブダウンの続く幅広の尾根道ウォークを楽しんだが、日向和田駅方面への標識から先の方もまだ道は続いているようだったが、標識に従って左折した途端に、いつもの山の道幅の狭い急坂下りが始まり、一挙に緊張状態が高まる。滑らないように気をつけながらも、なだらかに登った丘陵を短距離で一挙に降りていく感じで、本日のクライマックスがやはり待っていたという感じである。

   コースガイドでは標準120分のコースとあったが、ガイド本見ながら、道を確認しながら、時々立ち止まってメモを取りながらの歩きだったが、小休止込みで93分で日向和田駅に帰着した。帰途の電車で幼児3人ずれのお母さんに席を譲ってあげたが、その後で気づくと80歳ぐらいの痩せた登山服姿のお婆ちゃんが立っていたので、はてどちらに譲ってあげたら良かったのやらと一瞬考えたものだ。

   立川で、地区最大の書店に立ち寄り、新刊の遍路紀行本を買い帰宅すると、長男一家が来宅。明日の村谷氏達との山歩きは欠席して孫の写真でも撮ってやらずばなるまい。