2003年4月22日(火)
 玉川上水緑道縦断期し、第一次ウォーキングスタート

   先日、府中市にある「アトリエ77」発行の「玉川上水散策絵図」を買った。最下流から最上流まで絵地図で全ての橋・周辺諸施設、距離・トイレ位置・その他の情報満載の優れもので、これを本屋で見て、「よし、全31.5kmを縦走してやろうじゃないか」となった次第である。

   京王線明大前で井の頭線に乗り換え、富士見ヶ丘駅で下車。月見橋を越え、中央自動車道手前を右折してちょっと行った所が、上水緑道の最末端だ。浅間橋跡とあるが、この部分は上水路は残っているが水は無い。そこから、上流に向かって行くとすぐ水流部分の緑道歩きとなる。木々が格好の日差し避けになってくれ、緑と水の緑道を上流へ上流へと散策していく。井の頭公園が右手にある。

   散歩する人、幼稚園に通う子、リハビリする人、買い物に行く人etc.・・・街の息づかいを横目に感じながら5kmほど進んでいくと、やがてJR三鷹駅にぶつかる。線路の反対側に移り、さらに歩いていくと国木田独歩文学碑とか独歩橋などもある。さらに行くと右手に広大な小金井公園が見えてくる。気分転換にちょっと立ち寄る。この辺りが徒歩始点から通算9kmぐらいのところだ。さらに行くと西武多摩湖線、武蔵野線(地下)、西武国分寺線を越えて行くと多摩都市モノレールの玉川上水駅だ。

   これより上流は、拝島まで村谷氏たちと歩いているし、その先は一部多摩川堤防を歩いたため不完全だが最上流の羽村堰まで走破ならぬ歩破ずみと無理すれば言えなくもないが、もちろんそれで済ます気はない。いずれ機会を見て続きをやりたいと思う。

   ということで、本日はここまでの約19.5kmで中断とし、モノレールで一直線に帰宅すれば、あとの続きもやりやすいと考える。四国遍路の時のことを考えれば、全長31.5kmというのはちょうど1日分の歩行距離だが、当時に比べると足が鈍っているのか、はたまた年のせいか、それともお大師さまのお杖がないせいか原因は不明だが、あるいはその全てかも知れないと思いつつ、それにしても心地よい?疲れを感じつつモノレールの窓から夕暮れに近づきつつある多摩の町並みを見ながら帰途についた。