2003年4月10日(木)
 あこがれの高川山に単独挑戦

  村谷M氏達との次回(13日)予定は事前参加申し込み方式での高尾観桜会と決まり、参加予定だが、どうせ「カロリー入超」必至になると思い、週間トータルでの「カロリー出超」ねらいできょうの単独山歩を企画した。

   行き先は、予て村谷氏達との山歩で参加できなかった高川山に是非行きたいと思い、自宅を出る。中央本線初狩駅下車で、駅舎を出て右折したところで同年配の男性ハイカーに「どちらへ行かれるんですか」と尋ねられる。「初心者の高川山単独初登山です」というと、「わたしも以前一度行ったことはあるんですが、膝を痛めていて遅いですが途中まででもご一緒させてくれますか」と言う。こちらこそ初めてですので宜しくと同行したが、どうやら自分よりは遥に強そうだと息づかいなどから判る。結局、熊に注意などという物騒な立て看板を横目に沢ルートから登るが、975mの山となると自分の実力では負担少なからぬものがある。山頂手前まで同行したが最後は彼に先行して貰い、最後の急登はマイペースで登る。

   漸く着いた山頂は、大して広くもないが目の当たりに雪を戴いた富士山が泰然と雄姿を見せ、横を見れば九鬼山が見えるなど、独立峰のよさ抜群である。件の紳士が缶ビールを飲んだりコンロで湯を沸かしコーヒーを飲んだり、デジカメを付属のミニ三脚で岩の上に置いてタイマー撮影したりしている。その内に「一枚撮りましょうか」と言って2〜3枚撮ってくれる。メールアドレスを教えたら後日送ってくれたが、このうちの一枚は、その後暫くの間パソコンのデスクトップを飾っていた。お名前が「原田さん」というらしいが、下山は別ルートだったのでその侭となったが、互いに住所もわからない、不思議なご縁だった。山頂にはなぜか一匹の犬がいる。ハイカー達が時折与える食料を餌にしているのように思えるが、それにしても1000m近い山頂である。不思議な感じがするが犬に聞く訳にも行かない。

   下山はちょっとした岩場越えから始まり、富士急行線の禾生駅方面に降りることにしたが、途中で田野倉方面に降りる下山路もある。途中「古宿」集落を抜け難なく禾生駅に着いたが、富士急行線はローカルの典型だが、料金の高いのに驚いた。