2003年4月1日(火)
 単独「陣馬山」初登山

   一昨日は多摩センターの桜の名所で長男家・長女家の子・孫集まっての花見大会としゃれ込んだが、まだ「早すぎた春」だった。ゲン直しにきょうは1人で山行きと決め、皆さんの口端に登る陣馬山を目指すことにする。
 
 中央本線藤野駅で下車し、30分弱の車道歩行で陣馬山登山口に到着。トイレに立ち寄り、案内標識に従って「一ノ尾根ルート」をガイド本のコピー片手に登り始める。

   20分足らずでNTTの中継アンテナが建っている所に着く。その建設を巡っての反対運動の痕跡が道ばたに残っていたが、この辺りから人家がなくなり本格的な山道になる。他の登山口からの道と合流しながらジグザグの道、急登箇所などを次々クリアーしていくと、男女4人組の高年パーティが休憩している。挨拶して通り抜け、2箇所の和田分岐を過ぎ最後のジグザグの急登と丸太の階段道を登り切ると、茶店が3軒ある陣馬山山頂だ。

   でっかい白馬の像が天に嘶くがごときポーズで立っているのが印象的だった。平日のせいか、茶店は1軒だけが営業している。携行した弁当を済ませ、他の登山客に栃谷尾根ルートへの降り口を確認する。ここは、人気コースの山だけに、あちこちに路が通じている。

   山頂からは丸太の階段を下りていくが、間もなく左に奈良子峠方面への分岐箇所を右の藤野駅方面へと下る。比較的歩きやすいコースだが、途中直進と右分岐する道に分かれる。ガイド本どおり右の巻道を行くが、左上斜面の木々の枝葉が右下の道側に張りだしており、細い道なので半袖シャツからはみ出した左腕に当たり歩きづらい。直進路と間もなく合流し、さらにどんどん降りていくとやがて細い簡易歩道の急降下道になり、さらに行くと、近くにある陣馬の湯の1つ「陣渓園」の看板が見え、そこを右へ行って広い林道をさらに降りていくと、今朝ほどの登山口に帰着する。

   藤野駅へのバスもあるが時間が合わないので、またまた30分のコンクリート道を駅に向かって歩いたが、陣馬山はまた来てみたい山だった。桜のシーズンがいいだろうが、山の春は里より遅いので、きょうは未だ早い。