パターン1

ゼネテス:よう、●●
今、もしかしてヒマ?
ちょうどいいや。これから
ティアナに会いに行こうと
思ってたんだ。ついてきな。
んじゃ、さっそく
ティアナ王女姫様に
謁見とまいりましょうか。


ゼネテス:よぉ。じゃまするぜ。

ティアナ:これはゼネテス・ファーロス総司令。
失礼ですが、こちらに寄らないで
いただけますか?

ゼネテス:フフ、
酒のニオイはお嫌いかな?

ティアナ:ええ、酒のニオイも嫌いですけれど、
それ以上にあなたに染みついた
血のニオイが嫌ですわ。
ファーロス家の人間は
血のニオイがして
本当に嫌です。

ゼネテス:血にニオイね。
よかったよ。少なくとも
血もナミダもない奴じゃあないわけだ。
俺にしても、
エリスの叔母貴にしてもな。


ティアナ:くだらないへりくつですわ。


ゼネテス:血の代わりに葡萄酒のつまった
お貴族どもを相手にしておられる
お姫様には、俺はくさみが強いようだ。
今日は、退散するわ。
それじゃあな、お姫さん。
また来るぜ。

ティアナ:お願いですから、今度来るときは
ロストールが滅ぶ日にしてください。
それなら、もう会わずにすみますから。

ゼネテス:ロストールが滅ぶ日ね。
よしわかった。そのときは
姫さんをこの城から助け出してやるよ。
な、●●。

ティアナ:勝手にしてください。
その日まで来ていただかなければ
私は結構ですから。

ゼネテス:そっちは、
しかとは約束できないな。
んじゃな。

ティアナ:もう!


ゼネテス:相変わらずだな、姫さんは。
これからも顔を出してやるか。

パターン2


ゼネテス:よぉ。じゃまするぜ。

ティアナ:まあ、ゼネテス様。ご無事でしたの。
まだ、恨みを持つ女の方に
刺されていらっしゃらないのですね。

ゼネテス:ほう、姫さんは心配してくれていたんだ。
光栄だね。

ティアナ:ええ、あなたみたいな方を刺して
人生をあやまっては、
その方があまりにかわいそうですもの。

ゼネテス:そうか、
姫さんが心配してくれてるんなら
また、元気な顔を見せてやらなきゃな。


ティアナ:か、カン違いしないでください。
で、ですから、
私が心配しているのは…。

ゼネテス:誰かはわからない女の人の方だろ?
わかってるさ。
だが、あんたがその誰かのことを
知らないんなら、俺が姫さんに会うしか
そいつの無事を知る方法はねえだろ?

ティアナ:
…そうですね。
それでは、嫌々ですが
また、いらしてください。


ゼネテス:
おう、姫さんのために
来てやるよ。
じゃあな。


ティアナ:
●●様なら、
大歓迎しますわ。
また、いらしてくださいね。

パターン3

ゼネテス:
よう、●●
今、もしかしてヒマ?


ゼネテス:
ちょうどいいや。これから
ティアナに会いに行こうと
思ってたんだ。ついてきな。
んじゃ、さっそくティアナ王女姫様に
謁見とまいりましょうか。

ゼネテス:
よぉ。じゃまするぜ。

ティアナ:
まあ、●●様。
ようこそいらっしゃいました。

ゼネテス:
姫さんのきれいな姿を
見に来たぜ。

ティアナ:
私は花ではありません!
ゼネテス様を容姿で喜ばせるために
存在しているのではありません。

ゼネテス:
花ねえ。
意外かもしれないが
俺は花が好きなんだ。
花はその美しさで人を喜ばせるために
存在しているわけじゃあないが、
人がその姿を愛でるのを許してくれる。

ティアナ:
……………。

ゼネテス:
だから、俺は花を見かけると
散ってしまう前に、花に向かって
きれいだぜっってほめてやりたくなる。

ティアナ:
それは、花にではなくて
女の方にでしょう?

ゼネテス:
フフ、相変わらず
鋭いところついてくるねぇ。
そう、女もほめるかな。
…っと、姫さんに怒られる前に退散するか。
じゃ、また来るぜ。

ティアナ:
…あ、●●様。
ぜひ、またいらしてください。

ゼネテス:
相変わらずだな、姫さんは。
これからも顔を出してやるか。


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