ロストールは、現在、戒厳下にある!
エリエナイ公が王家をないがしろにする
ファーロス家を討伐すべく立ったのだ!
毒婦エリスはすでに処刑され、
奸臣ゼネテスも、まもなく処刑される!
邪魔するなら貴様も粛清する!



ティアナ:
無事、脱出できそうですね。


ヴァイライラ:
ティアナ様、ご無事でしたか。
私たちがお部屋にうかがったときには
おられなかったので、探しました。

大丈夫。エリス様に命じられて
あなたを拘束しに来たと思ったなら、
それは間違いよ。
エリス様は、もういらっしゃらない。
…死んだわ。
レムオンの兵士に襲われてね。


ティアナ:
し、死んだ?

ヴァイライラ:
ゼネテス様がファーロス家の兵を
残らず率いてゆかれましたので、
王妃様を守る者がなかったのです。

ヴィアリアリ:
そこへきて、ゼネテスは
カルラを相手にまたも奇跡の大勝利…
ファーロス家の力が拡大するのを恐れた
レムオンがクーデターを
起こしたってワケ。

ヴァイライラ:
エリス様は最期に、私どもに
ティアナ様をお救いするようにと
申しつけられ…、ご自身は…。
ゼネテス様も戦場で捕われ、
今、謁見の間で処刑を待って
おられます。

ティアナ:
なんですって?
ゼネテス様まで?

ヴィアリアリ:
千年樹に刻まれている神聖法によれば
反乱貴族たちはあと少ししか
ゼネテスを拘束できない。
つまり、裏を返せば、
そのときまでには無理矢理にでも
罪をでっち上げなければならない。

ヴァイライラ:
まもなく、
ゼネテス様も
エリス様と同じように…。

ティアナ:
●●様!
お願い、お願いです!
ゼネテス様をどうか!

(うなずく)

ヴァイライラ:
ティアナ様、失礼ながら、
あなた様がいらっしゃると
●●様が存分には…。

ティアナ:
わかっています。
あなた方と行きましょう。
●●様、
どうか、謁見の間のゼネテス様を…。

(主人公うなずく。ティアナとヴァイライラ去る)

ヴィアリアリ:
ゼネテスから、
手紙を預かってるわ。
おそらく、遺書…ね。

ゼネテスの遺書を手に入れた

ヴィアリアリ:
これが本当に遺書にならないことを
祈ってるわ。


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