パターン1



レムオン:
ちょうどいいところへ来たな。
俺についてこい。


ひとつ聞く。俺がお前の意向を少しでも尊重すると心の隅ででも思ったのか?

「きっと尊重すると心から思っている」

レムオン:
何を白々しいことを言っている。
俺がそんな男でないことは
お前も知っているだろうが。

ティアナ王女の部屋へ顔を出す。
正体を見破られないよう気をつけろよ。



ティアナ:
ようこそおいでくださいました。
レムオン様。
それに、●●様。

おふたりが並んでいらっしゃると、
とても兄妹には見えませんわね。
まるで、友達同士のようですわ。

レムオン:
ただの友達なら、どんなに気が楽なことか。


ティアナ:
まぁ。
●●様、
意地悪なお兄様に似ていなくて
よかったですね。

ふふふ。女ふたりを敵に回しては、
勝ち目はなくってよ。



レムオン:
となれば、ティアナのフィアンセ殿を
味方につける以外にないかな。


ティアナ:
どうぞ、ご自由に。
その代わり、この部屋には二度とお通ししませんわ。
何より、レムオン様があんな野蛮な人と手を組むとは思えませんけど。


レムオン:
完敗だ、
さすがはエリス王妃のご息女だな。

ティアナ:
ふふふ。


レムオン:
長居した。そろそろ失礼しよう。


ティアナ:
まぁ。もうお帰りですの?
お忙しいのですね。




レムオン:
ティアナを見習って、少しは女らしい言葉遣いを覚えてはどうだ?

レムオン:
フフ、まぁ、似合わぬだろうがな。


パターン2

レムオン:
ちょうどいいところへ来たな。
俺についてこい。

主人公、首を振る

レムオン:
ひとつ聞く。俺がお前の意向を少しでも尊重すると心の隅ででも思ったのか?


「そんなこと考えられない」

レムオン:
正解だ。
ティアナ王女の部屋へ顔を出す。
正体を見破られないよう気をつけろよ。


ティアナ:
ようこそおいでくださいました。
レムオン様。

それに、●●様。

ティアナ:
おふたりが並んでいらっしゃると、
とても兄妹には見えませんわね。
まるで友達…
いえ、恋人同士のようだわ。


レムオン:
フッ、何を言い出すかと思えば。
宮中のご婦人方が喜びそうな話だ。

ティアナ:
もう噂になっているかも
しれなくてよ。


レムオン:
くだらん。誰が実の妹と…。
政権を取った暁には、
くだらぬ噂を取り締まる法律でも
作るとするか。

ティアナ:
ふふふ。
そんなことができるかしら。
でも私には関係ありませんわね。
レムオン様の政権下では、
私は…牢の中か、墓石の下。

レムオン:
そう。夫婦そろって仲よくな。

ティアナ:
誰があんな男と!
そんなことをしたら本気で呪います!


レムオン:
冗談だ。
俺もそこまで冷酷ではない。
長居したな。
そろそろ失礼する。

ティアナ:
また、いらっしゃってください。
お待ちしております。


パターン3

レムオン:
ちょうどいいところへ来たな。
俺についてこい。

●●、首を振る

レムオン:
ひとつ聞く。俺がお前の意向を少しでも尊重すると心の隅ででも思ったのか?


「きっと尊重すると心から思っている」

レムオン:
そ、そうか…。
と、とにかく、もう決めたのだ。
俺についてこい。

レムオン:
ティアナ王女の部屋へ顔を出す。
正体を見破られないよう気をつけろよ。


ティアナ:
ようこそおいでくださいました。
レムオン様。

それに、●●様。


レムオン:
お変わりございませんか、
ティアナ様。

ティアナ:
ええ、レムオン様を待ちわびて
食事ものどを通りませんでしたわ。

レムオン:
そういう冗談は、妹の前では
ひかえてもらいたい。
こいつは単純なのだ。
なんでも信じ込んでしまう。


ティアナ:
ふふふ。存じませんでしたわ。
●●様の前では、
いいお兄様でいらっしゃるのですね?


レムオン:
俺のことより、フィアンセ殿とは
うまくいっているか?


ティアナ:
フィアンセだなんて、やめてください。
あの人のことを考えただけで、
気分が悪くなります。
レムオン様、意地悪ですわ。
●●様には
おやさしいのに。


レムオン:
やさしい? 俺が?

ふっ、バカな。
そろそろ失礼する。
政務に追われる身ゆえ。


ティアナ:
もうお帰りですの?
残念ですわ。




レムオン:
つきあわせて悪かったな。●●

(頷く)

レムオン:
素直な奴だ。覚悟しておけ。
また、つきあわせてやるからな。

パターン4


レムオン:
ちょうどいいところへ来たな。
俺についてこい。

●●、首を振る

レムオン:
ひとつ聞く。
俺がお前の意向を少しでも尊重すると心の隅ででも思ったのか?


「そんなこと考えられない」

レムオン:
正解だ。
ティアナ王女の部屋へ顔を出す。
正体を見破られないよう気をつけろよ。


ティアナ:
ようこそおいでくださいました。
レムオン様。

それに、●●様。

レムオン:
ティアナ様、
今日は一段とお美しい。

ティアナ:
エリエナイ公爵様こそ、
りりしくなっておいでです。
うっとりしてしまいそう。


レムオン:
ティアナ様、お相手を間違えておいででは?
あなたのフィアンセは…


ティアナ:
あの人の話なら、やめてください。
せっかくの楽しい時間が台なしです。

レムオン:
それが、結婚をひかえた女性の
お言葉とはね。


ティアナ:
誰が結婚などするものですか!


レムオン:
ムキになるな。
からかっただけだ。
さて、そろそろ失礼するか。
宮中の噂になってはかなわぬからな。

ティアナ:
ふふふ。大丈夫ですわ。
きれいな妹君がご一緒ですもの。

(レムオン大爆笑)


ティアナ:
また、いらっしゃってください。
お待ちしてます。


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