困った時、
悲しい時に現れるランプの精さん
リハビリ室デビュー前夜から
8月2日 リハビリ室デビュー前夜から当日
三週間も寝たきり生活だったので寝返りしただけで眩暈をおこっていたり、
不眠症に成っていたりでリハビリ室デビューは爽やかに迎えたかった。
看護士さんに「死んだように眠れる薬ください」睡眠誘発剤を貰った。
「お薬の説明書」に、この薬は胃に食べたものが残っていてはダメと書いてあった。
う〜〜〜何やら難しい薬なのかな?
”明日は、リハビリ室デビューの日なのに目覚めなかったらどうしょう。
6時に夕食だから10時に飲めばいいだろうか”神経ピリピリしていた。
神経質に成りすぎた〜〜
錠剤が食道にへばりついた感じで何度も何度もお水を飲んだ。
食道の錠剤ビクトモ動かない。

いつかテレビで「薬を水無しで飲むと食道にへばり付いて潰瘍になる」
という話を聞いた記憶があったから
怖かった。
日付が変わっても眠れない。
こんな注意書きがあることはキット強い薬だろ・・・・
「ゲーゲー」御隣のT山さんが「看護婦さん お隣さん苦しそうよ〜〜」ナースコールした。

「この薬は潰瘍に成らないから大丈夫よ」それを聞いたらホッとして眠りについたらしい。
結果薬飲んでも4時に目が覚めてしまいトイレタイムだ。

三週間目にも成ると便器を使うことだって講習会開けそうなくらい上手に出来るようになった。
薬が飲み込めなかったからお水の飲みすぎ!!
便器から溢れるかと思うくらい出たと思う感じがした。

それからもゴソゴソ 時計ばかり眺めて ビニール袋をガサガサ まだみんなは寝ている時間なのに
 早々とリハビリ室GO!!の準備を始めた。

太陽が眩しい〜〜
リハビリ室デビューの朝を迎えた。
寝たきりで爆発した髪の毛を「シューシュー」それ程変わらないのに女の身だしなみとかいって・・・
大して変わりは無いけれど髪を撫ぜなぜした。

一向にお迎えの気配が無いよ・・・・何回も何回も「ねぇ リハビリ室未だぁ〜?」
3週間も寝ていたんだから 朝一で起こして欲しいよ 看護婦さん!
4時から待っていたのに 11時にや〜〜とお迎えが来た。

ストレッチャーに乗ってリハビリ室へGO!!
私担当のW坂先生が例の巨体でニコニコ迎えてくださった。
特殊なベットに寝かされウエスト 膝 にベルトで固定された。
45度 60度 80度90度様子を見ながら ベットが少しずつ立ち上がってくる。
怖くて目が開けられない、眩暈の恐ろしさは経験スミだから。
「怖いの?大丈夫だよ」
そ〜〜と目を開けた、大丈夫だった。
膝ががくがく力がはいらない。
そのまま歩行器に移り部屋まで歩いて来た。

1010室私の病室
入り口で「ヤッホ〜〜」歩いて帰ってきた私を見て 「あら〜〜歩いて帰ったの?」
「○○さんてこんな感じだったの?」
そうだよね〜〜
寝ている姿しかみんなは見ていないんだから・・・・

「先生写真撮って」デジカメ渡してHP用に記念撮影。
「後ろ姿でいいですから・・・」なんとヘッピリ腰 昼食は三週間ぶりに座っての食事だった。
座ると言ってもベットの淵に浅くしか腰掛けてはダメだと言われ腿が疲れるよ!!
神経使いすぎなのかな?食欲がない。

午後一番でレントゲン、 後ろ向き横向き 腰が痛い、レントゲンの台が硬かったからなの?
左足 右足の裏 オマケに腰が痛いよ〜〜
初めて起き上がった一日なのに何とイベントが多い日だろう!!
ベットに横に成り少し休んだ。

休むまもなく待望のシャワーシャワー
この シャワーが一人で出来れば明日からは一人で好きな時間お風呂に入ることが出来る。
「試験だからね、終ったらナースコールね」洗い方 座り方洋服の着方の指導を受けた。
滑ったら大変!!丁寧に髪を洗い 身体を洗った。
ここまでは優等生に終ったが ナースコールの後、もう一歩という時 
気持ちが悪くなり目の前が真っ白に成ってた。
たったの15分なのに・・・・・
裸で居るわけにも行かず 取り合えず横になり 
看護婦さんに着せてもらって悲しいかなストレッチャーに乗せられ部屋に戻った・・・・ 
シャワーの試験は翌日追試だぁ。

お見舞いに頂いた巨峰 お部屋の人にもおすそ分けした。
気に成っていたベット周り汚かった〜〜
三週間ぶりの立ち上がりの記念日 イベントが多すぎだった。

追試のシャワー試験 翌日お湯の温度を低くして ゆっくり入った。
勿論合格だよ。
その後は、シャワー室前の黒板に毎日「20時○○」
私の予約の名前が書き入れたことは言うまでも無い。