困った時、
悲しい時に現れるランプの精さん
ベットでの・・・うぅ〜!ぷ!
どんなに大変な事か
一番の苦労話。
環境が変わると便秘するのは前々からのこと。
今回もかなりの緊張と心細さで、術前から便秘ですぅ〜
オマケに痔が痛い・・・・・
入院スケジュール表を見ると ”手術の朝 便が出ない場合は浣腸します”とあった。
痔で尻が痛い上 浣腸は我慢できないぞ〜〜なんとあっても自力で脱出させねば。
気持ちが焦るばかりで 出るのはウサギのウンチ”ポロポロ”と2〜3個が出るだけ。
最後の手段 下剤を貰い 手術まえは浣腸にはお出ましお断りをした。

当日の朝 早く早くと焦りがあり 朝かと目が覚めたら未だ12時だ。
とりあえずもしかしたらと トイレに行ってみた。
空振り!
ウトウト又眠りに入り 5時の空気清浄機の「ヒューヒュー」の音で毎朝目が覚める。
又とりあえずトイレに・・・ 出たかな?これでいいのかな?
看護士さんに「ハイ 出ました」報告した。

先生の最初の話から、「手術後は3週間ベットから起き上がることは出来ません」
当然 トイレはベットの上でのこと。
おしっこちゃんは 管で繋がれているのでこれは心配ない。
問題は痔で痛いウンチクンの存在だった。
ご飯を食べれば当然のごとくウンチがしたくなる。
それでは 3週間食べ無ければ・・・・ 看護士さんが食べなければ傷口が治らないよ」
お腹も空くし・・・ 結局全て食べた。 ご飯茶碗にバカバカおかずを入れ混ぜ混ぜ!!
混ぜご飯だ・・・
スプーンでかき混ぜ、食べて食べてお腹はパンパンだけれどチットもウンチクンが (*^_^*)出さない。
便器当てるには腰を上げなければ成らない。
腰の手術だよ・・・・・傷口が痛いのに腰なんて上げられるかよ〜〜
ウンチくんを出すためには、かなり力まないと出ないこと知っている?
「ぷ!ぷ!」おならばかり こんな、におならが出てもいいの?
もしかしたら おならが出る薬でも飲まされているのかなぁ?

毎日毎日下剤を飲み 食べたものを柔らかくする薬も毎回飲んだ。
5日目の夜 突然遣ってきた。
当直の看護士さん(天○さん)にトイレです。
ナースコールした。
「ニョキニョキニョキ」大蛇が尻から出た感じがした。
「看護士さん 便器」
「え?今すぐ?」「早く早く」結局3個便器を持ってきてもらった。
見えないんだからあふれたら困るでしょ?なんて言ったって5日分だもの。
や〜〜とお腹がスッキリした感じがした。
その後 看護士さんが綺麗に洗ってくれる・・・・
恥ずかしいの何の・・・・

その後マタマタ前の週と同じことの繰り返しで、一週間目の夕方 洗濯物を持ってきた夫に
初めてウンチスタイルを披露した。
幾ら夫でも この格好笑っちゃうよね。
その笑った勢いで2回目のウンチクンご誕生おめでとう!!です。
夫はカーテンの外に逃げていた。
「終った〜〜」「え?これ片付けるの?」当たり前よね。
看護士さんは忙しいんだから・・・・・

それからの夕方の夫のスケジュールが決まった。
丁度夕食時間に洗濯物を持って来るので 「じゃ ご飯食べてくる・・」病院の食堂で夕飯を済ませ
500ccのお水を3本買って私の所に戻ってくる。
即「カーテン閉めて」 トイレタイムになり 愛妻のウンチクンの始末をし家路に着く毎日が続いた。
2週間後、尿管を外す。  
尿管を外したら 忙しいよ。
ウンチクンだけで済んだものが おしっこちゃんは待ってはくれない・・・
お水飲まないようにしないと・・・これも飲まない訳にはいかない。

牛乳を飲んだら 透明の管が牛乳の塊が出てきた。
玉子スープを飲んだら 玉子が出てきた。
あ〜〜〜 おしっこって飲んだものが 即出るんだ・・・・
管を見ながら 感心していた。

違う違う おしっこは透明でなければいけないんだよね。
でもその時は本当にそう思ったと言うことは世間知らずと又言われそうだ。

そうだよね 玉子スープがあんなところから出てきたの見たことないし
固形物はお尻からと 相場は決まっていたと思う。

尿管を長い間使っていると 細菌で尿が濁るそうだ。
あの 玉子状は濁りだったんだなぁ。
看護士さんが「今日は、お願いが在るの」カーテル外すけれどいい?
「尿が濁ってきたし、このまま付けていると膀胱炎なるから でも外したらもう付けられないよ」
膀胱炎は怖いけれど 毎回毎回 看護士さんを呼ぶわずらわしさ。
それでも外さないわけには行かず 「ハイ」 外してもらった。

これからベットでのトイレの大変さが登場するのです
どんな風に遣るか知っている?
ベットで排泄って簡単じゃないのよ。
出たくても出ないよ・・・・
まず 仰向けのまま、腰を上げてその間に差込便器を入れ、その上にお尻を乗せる。
腰の手術をした私は 腰を上げることからして難しく、その時点から苦しみが始まった。

ヤット差込が出来たが 下半身はすっぽんポンの格好。
看護士さんが タオルケットを掛けてくれる。
只でさえ出にくいのに、腰が上がってしまうから尚 出ないよ。
力んでも出るのは「ぷ〜〜」オナラばかり。

腰を上げることが痛くて痛くて
そこで 出てきたのが「整形外科セット」の中のオムツと間違えたブルーシーツ。
「ねぇ 便器差し込むの痛いから ブルーシーツでいいかしら?」
ブルーシーツだろうが便器だろうが ベットで排泄はお漏らしした時だと思って居るから
そのアイデアも役に立たなかった。
もう ショーツ履くのもめんどくさく 暫くスッポンポンにタオルケットをかけていた。
頭の中はウンチ君ウンチ君がグルグル走りまわっている。

幾ら年取っても やはり恥ずかしい事は変わりなくなかなか出ない。
前にも書いたように何度も何度も下剤を飲んでヤット大蛇誕生したが、その後そのタオルケットが
臭いんだ・・・・・
便器使うときは何時もそれを被せるんだもの臭くて・・オマケにウンチ君出ないから「ぷぅ〜〜ぷぅ〜〜」
良く出たなぁ〜〜〜オナラちゃんが。
毎日パジャマを取り替える時に 洗濯袋に一応たたんで入れて居たけれど、
寝ながら遣るから当然顔の前でピラピラ
そのパジャマのお尻の部分が臭いこと・・・一日に何回ぷぅちゃんが出ただろうか?
さぞかし 私の周りは臭かったことだろう。
毎日来てくださった、リハビリの先生は当然下半身部分に居るからもしかしたら「臭かった?」

朝一でカーテルを外したら当然おしっこも、ここでやらなくてはならない。
おしっこと ウンチとでは力み方が違う事発見!
おしっこしたくても出ないよ・・・・「ぷ〜〜〜」又オナラダ・・・・
お腹はパンパンに膨れても出ない。私はなんて不器用なのだろうか?
看護士さんが、夕方4時まで待って出なければ 注射を・・・・
その看護士さんは4時で帰ってしまう。
その前に何とか「ランプの精サン〜〜〜」

困った時に助けてくれる「ランプの精さん」現れたよ。
4時少し前
でたよ、出たよ、ヤットスッキリした。
看護士さん「良かったね〜〜これで家に帰れるわ!」

これで安心するのは未だ早いんだよ。
その後も、その繰り返しが続いたが 段々上手くなった。
一々看護士さんを呼んでカーテン閉めてもらうのも面倒で
「いいわよ このまま遣っちゃいな!」他人事かと思い簡単に言うけれど
「そうだね遣っちゃお〜〜」
カーテンも閉めずにヤッチャッタ・・・・
この頃に成ると 誰が何時頃に来るのかが把握できるように成った。

遣るのが上手くなったよ♪ 
「フンフン 恥ずかしがっていてはダメなんだ。」「どうせ誰も見ていないんだ」
開き直ったら上手くなったよ〜〜

便器の使い方 便器の外し方。ペーパーの使い方。
失敗したからね・・・・
ちゃ〜〜んと便器をあてたが 変えたばかりのシーツが濡れているの・・・・
お尻の位置が間違えたんだ・・・
今度は、便器の下に新聞を引いた、そして中にペーパーを入れ足が池ポチャポチャに成らないように
注意した。
ペーパー入れれば 吸い込むからポチャポチャ成らないものね。
足ポチャは、なら無かったけれどコルセットの紐が池ポチャ・・・濡れている。
大分知恵がついて 物凄く上手に成って、後から入院してきた人に
「恥ずかしがっては出ないよ。女性なら誰でも一度は婦人科に行った事在るでしょ?あの格好よ!」

しかし ウンチ君は相変わらず 夫を待って居る。
起き上がりが出来るようになるまで 日課に成ったことはその後も変わらなかった。
起き上がれる日がまじかに成ってくる頃には 「う〜〜ペーパー足りるかなぁ?」
ペーパーの調節まで出来るようになった。
隣のベットの人がトイレットベーパーを持ってきてこれ使えば・・・・・
硬くて使いづらい。
整形外科セットの中のペーパー(昔の便所紙)バカにしていたけれど 良く出来たものだ。
最初は、わからず手で掴んだだけが一回分 そのうち 
「あ〜もう直ぐ起き上がればトイレに行かれるから 買わないでチビチビ足りるかなぁ?」
一回に使う枚数の余裕が出てきた。 結局4束も使った。
柔らかくて使いやすかったよ、便所紙。

夜寝るときも臭いタオルケットをかけなければ成らない・・・・
仕方が無い 上半身はバスタオルをかけ 下半身は臭いタオルケット。
あ〜〜看護士さん 違うのと取り替えてよ〜〜
何日かして 綺麗なタオルケットゲットした。
安眠 爆睡!!