スピーカー背面から出る逆位相の音は、ドアのサービスホールから車室内に入り込み音を濁します。
デッドニングは、このサービスホールを塞ぎ、スピーカー周辺を制振することによってクリアな音を得る手法で、ドアそのものを密閉型のスピーカーボックスにしてしまうことと言えるでしょう。

ウチのあーるちー君は、納車後間もなくからフロントスピーカーをBOSE1060IIに交換していましたが、
どうも低音のスカスカ感が気になっていました。そこで今回、エーモン工業のデッドニングキットを使いデッドニングを施してみました。
まずはドアの内張りと防水シートを剥がすことから始めます。内張りの外し方はスピーカー交換をご参照ください。防水シートはゴムのような糊で貼り付けてあります。この糊がドアの鉄板側に残ってしまうと、綺麗に剥がすのがタイヘンです。引き伸ばされた糊を持ってゆっくり引っ張りながら鉄板から糊を剥がしてゆきます。

制振材を貼り付ける場所は脱脂し、ドアノブから伸びるロッドにはコルゲートチューブを巻いておきます。
新聞紙で型採りしながら制振材を切り抜きサービスホールを全て塞いでゆきます。

アウターパネルには吸音材を貼り付けるらしいのですが、水に濡れる場所にスポンジを「貼り付けるというのはどうも気が進まなかったので,今回はインナーパネルの加工のみ行いました
パネルを戻して出来上がり!所用時間:約4時間
余った制振材はツイーターを付けているドアミラー裏のパネルに使ってみました。
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デッドニングの効果は絶大でした(~o~)。密閉型スピーカーならではの引き締まった低音!!低音の量感についても、スピーカーが数cm大きくなったような感じです。ボリュームを上げても音割れしにくくなりました。


←最後に、スピーカーに付いてきた『BOSE』のマークを貼ってみました。