安曇川水系で記録更新

 

 内の職場には創立記念日ってのがあるんだけど、みんな一斉には休めないので、バラけて取ることになる。Kの職場には創立記念日はないし、この日は休めないと言うので「むむっ、釣りにでも行くか。」と単独釣行となった。

 Kを職場まで車で送ってそのまま釣り場へ向かった。釣り場の新規開拓だ。目指すは安曇川水系。現場到着は既に11時。
 漁協のおっちゃんにポイントを聞くと
「一人なんかぁ。ちょっときついけど、まあ兄ちゃんやったら行けるやろ。」と支流の谷を教えてもらう。この後、だ、騙された〜と後悔することになるのだった。。

21センチ、幸先がよい

 なかなか良い渓相である。鮮やかな木々の緑。さわやかな気温。
 巨岩の間から落ち込む流れ。たまらんなぁと早速ポイントを攻める。

 そこで心地よい魚信と共に上がってきたのが左のアマゴ。21センチ。幸先が良すぎて信じられん。

 

 

 

 

幅10m程の落ち込み。いいポイントだった

 その後も同程度のアマゴを1匹追加。
「漁協のおっちゃんありがとう。」とこの時点では感謝しつつ釣り上がる。
 新子もぽつぽつ上がってくる。

 写真の落ち込みの表層を攻めるとサバかと見まごうばかりのでっかいウグイがきた。

 

 

 


記録更新の23.5センチ。嬉しいですねぇ

 これはイカンと次は底付近まで沈めた。その時、来たのがこのアマゴ。23.5センチ。
 なかなか上がってこなかった。でもさっきのウグイとはアタリも引きも違う。ドキドキしながらやり取りをして、タモに入った時はほっとした。
 自己記録更新で素直に嬉しい。

 

 

 

 その後も遡行するが、10mはあるかと思う巨大な堰堤にであった。その前は広く深いプールになっている。横は垂直の断崖で上は見えない。高巻くことは不可能だ。

 悩んでいたが、よ〜く見ると、堰堤の上からロープが垂れている。これまた悩んだ上に、決心して泳ぐことにした。
 15m程泳いでロープに取り付く。水の冷たさに縮み上がった。全身速乾性の新素材製の服装にしてて本当に良かった。
 しかし、こんなんとは漁協のおっさん、聞いてへんで!

 登っている途中で切れたらこの高さなんで確実に腕の一本は、いっちゃうな。筋肉番付やないっちゅうねん。
 漁協のおっさんめ何がちょっときついだ。へたしたら死ぬやん。ぼやきながらもこの向こうがパラダイスだったらと思い、つい登ってしまう。

 しかし苦労して登った割には上流は一転して穏やかになっていてポイントがない。しかも両側は崖で30mぐらい上に道がちらっと見える。今の堰堤をもう一度下りるのは無理。いかん!脱出不能かも。

 あせっていると、周囲の木々が騒がしい。猿の集団だ。とりあえず知らん振りして釣り続けてるとそのうち、どっかに行ってくれてほっとした。
 結局、堰堤より上はアブラハヤばっかりだった。時間も時間だしと本気で焦りだした頃、橋を発見!そこから道までよじ登ったのだった。

帰路、20m上の林道から。この辺はいい渓相 今日の結果は巨大ウグイ1匹、新子を5匹、20センチオーバーを3匹、アブラハヤ多数。水泳を1回、ロープワークを1回。
 皆さん、単独釣行には気をつけましょう。

 

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