GWにしては上出来、十津川水系

 

「死ぬほど渓流釣りに行きたいっす。」若からのメールである。
「そんなに行きたいのなら仕方がない、相手せなしゃあないなぁ。」と私。
「若が行きたいらしいねん。」とKに言い訳がましく言って釣行決定。
 ただ、世間はGW真っ盛りってのが気にかかるなぁ。たぶん、道は渋滞で、人はいっぱいなんやろな。

 6時半に若を迎えに行く。やはり渋滞しており、現地に到着したのは9時頃。車止めには既に3台。。。でも、大抵は朝早くから入渓してるはずで、かえって好都合かもと思い直した。

 藪漕ぎして河原に着くと水量が全然ない。堰堤で伏流水になっている始末。巻いて上がっても少しの間は水がなかった。

 ようやく、落ち込みが現れ嬉々として竿を振る。

 右の落ち込みで来たのが上のアマゴ。かなりの引きで楽しませてくれた。よくも今まで釣り上げられずに頑張ってくれてたものだ。もっと頑張れよとリリースした。型も良く、坊主脱出で顔がにやける。

 すぐ後に、若も私も1匹づつ追加したが、その後が続かない。気分転換に昼飯タイム。今回もKのサンドイッチは美味かったっす。

 どんどん遡行し、水量が少ないので普段行けないところまで滝をよじ登りながら進んだ。この辺はちょっとしたゴルジュである。 若は私より背が高く(手足も当然長い)、また若いので、私が苦労した滝越えもあっさり登っている。

 まるで沢登りだな。沢登りを本格的に勉強しようかなぁ。

 落ち込みを登ったところに下のポイントがあった。ヒラキで釣りにくいが、まずは渕尻の奴をと、姿勢を低くして真ん中ぐらいに振り込んだ。

 途端にさっと影が走り、食いついてきた。すごい走りと手応えに固まりそうになったが、竿をためてこらえる。
 こいつは下流に走り、次の落ち込みに落ちようとするではないか。ハリスは0.3なので少々強引に寄せタモですくった。

 計測すると21センチ強。この場合、7寸なのだろうか?6寸?この谷での私の記録だ。
 二つも難所の滝をよじ登った甲斐があったというもんだ。

 さっと影が走った時、流れる餌のやや下流まで走ったことに気付いた。一旦追い越して流れてくる餌を食べたことになる。うーん、参考になるな。

 滝壷を攻める若。この滝だけは登れなかった。ここではアタリは無し。

 この後、堰堤に突き当たったので、そこで終了にした。
 今日の釣果は、私、アマゴ3匹。若、1匹。魚類で言えば若も3匹ね。

 今日は若の目の前で釣り上げたし、気分は上々やね。はっはっは。

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