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四国イケメンの旅

イケメンと言ってもナイスガイのことではない。四国にイケてる麺、讃岐うどんを食いに行ったのだ。食いに行ったメンバーがイケメンだということも断じてない。

大阪人の私としては、讃岐うどんブームでも「うどんは大阪が一番」だの「しょせん、うどんやろ」なぞ思っていたが、食べてみてビックリ。
「すみません。私が悪うございました。讃岐うどんが一番です!」となった。その顛末は?

転勤先にうどん馬鹿(褒め言葉です)がいて、四国までしょっちゅう、うどんを食べに行くという。御土産にもらったものを食べると、なるほどうまい。
後日、御礼と感想を言うと、うどん馬鹿(本当に褒め言葉です)曰く「うまかったやろ。でも作りたてはもっとうまいで!」

現地で食べるともっとうまいのか?そういや、徳島のセルフの店はうまかったな。本場ではどうか?食いしん坊魂が燃える。ほんじゃまあ、行ってみますかとうどん馬鹿(くどいようですが褒めています)の案内で四国へイケメンの旅となったのだ。

長田in香の香

まずは「長田in香の香」へ。ここはいわゆる釜揚げうどんである。

桶に入って出てくる。うどん、長っ! 同行した人の感想は「うまいっ!」だが、私は釜揚げは、そんなに好きじゃないので、ふーんこんなもんか。ま、つるつる、もちもちはしているな。
うどんの山下 続きまして「うどんの山下」
メニューが豊富で迷ってしまいます。ぶっかけが有名。ここが美味かった。
ぶっかけの元祖だとか チョイスした天ぷらをのっけて食す。美味なり。レモンのさっぱり感がポイント。
さっき、釜揚げを食べたところやっちゅうのに、つるつるっとお腹に入ってしまう。
って、うどんのはしごをしたんか?はい、はしごしました。
麺うち風景 さあ、こねて、こねて! 塩と小麦粉、水だけでなぜこんなにうまいのか?お勉強のために、うどんのすべてがわかる中野うどん学校に入学してみた。

わかったのはうどんは科学ということ。
粉も水も計量して作る。温度、四季によって配合も違ってくるとか。

小麦粉の上で踊るおっさん達

ひとしきりこねた後は、足で踏んでこしを出す。袋に入れているので大丈夫。

うどん学校長にセクハラされまくりの特典も付いてくる。

つくったものは、寝かすために、お持ち帰りをして翌日いただく。そのかわり、このあとお店のうどんがいただける。
無事卒業、これで最終学歴が中野うどん学校となり、箔が付いたのだった。

衝撃の「やまうち」 これは衝撃の「やまうち」。田んぼを抜け、山道を入りかけた時に忽然と現れる。
うどん工場なのだが、食べられるスペースもある。すごいボリュームのゲソ天を乗っけて食す。びびっとくる旨さで感涙にむせぶ。
「麺」と「出汁」に「ひや」「あつ」の組み合わせがある。「ひやひや」は麺も出汁も冷たい。「ひやあつ」は麺は冷たく、出汁は熱い等。
言わずと知れた「谷川米穀店」 これは伝説の谷川米穀店。米穀店なのにうどんがうまい。
本業は米穀店なので、1日に2時間しかうどんは営業していない。
メニューは「つめたい」「ぬくい」の二つだけ。「ぬくい」に生卵をかけて食す。ほっぺたが落ちた。官能的な旨さだ。口の中で麺が踊っている。言葉も出さずにおかわり!ここでは4玉やっつける。人生最高のうどんであった。
讃岐うどんよ、俺が悪かった。うどんは四国が一番です。大阪なんて足元にも及びません。うどんを食って井の中いや、丼の中の蛙を実感した。

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