沖縄料理を食い倒す!
この春に転勤したのだが、なかなか忙しく休みが取れない。イカンなあと思っていると、創立記念日で3連休が取れるようだ。
2人でカヌーツーリングに行くか、旅行に行くか悩んだが、カヌーツーリングには、もう一日足りない。そこで、琉球料理を食べに沖縄に行くことにした。
この1年で沖縄は3回目だ。本島が2回、宮古島が1回だ。2人ともリゾート地なんて興味がないので、もっぱら琉球料理を食べ歩いた。沖縄の味はダメな人にはダメなようだが、ひろ&Kにはピッタリだったみたい。何を食べても美味しかったなあ。ご先祖様は沖縄の方だったのかも。オススメは、有名な国際通りから少し入ったところにある第一牧志公設市場。ここは、はずせないでしょう。
1階は市場で、色とりどりの魚介類、塊のまま売られている肉、豚の顔なんてものが売られている。沖縄の食文化の縮図がここで見られるといっても過言ではない!と断言してしまうのだ。ぶたさんのお顔!手に持っているほうですよ。
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地方に行くと地元の市場へ良く行く。でも市場へ行って困るのは、どれも新鮮で美味しそうな食材が売られているのに、それを買っても旅行中なので、料理して食べられないということだ。
これまでにも美味しそうなものを目の前にして、悔しい思いをしたことは数知れなかった。しか〜し、ここ牧志市場は大丈夫!なんと1階で買ったものが2階の食堂街で料理してもらえ、食べられるのだ!
これは食い意地の張った旅行者には神の恩寵とも言えるシステム!とひろ&Kはいたく感動したのだった。魚屋の元気なお母さんと
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琉球料理は豚と昆布を多用している。特に豚は「鳴き声とひづめ以外全部食べる。」と言われるほど、色んなものに利用されている。
沖縄ではブタバラを皮付きのカタマリで売っていて三枚肉と言う。ラフテーはその三枚肉を使った豚の各煮で大変美味である。
何度もゆでこぼして、泡盛と昆布で出汁をとって煮込んでいるので、あっさりして、ゼラチン状になり、全然脂っこくない。これでご飯は3杯はいけてしまう。テビチは豚足である。これまたラフテーのように煮込み、すこぶる美味である。嘘みたいに柔らかく、骨がぽろぽろ取れて食べやすい。コラーゲンたっぷりで美容にも良いなんて言われている。これまたご飯がすすむのだ。
ナカミは内臓のこと。汁物の具によく使われる。また、野菜と一緒に炒めたナカミイリチーも美味しい。内臓なんで匂うのではと思ったが、特には気にならなかった。下処理がしっかりされているのだろう。大阪でも手に入らないかなあ。
そうそう、忘れてならないのが、ミミガー。豚の耳だ。コリコリした歯ごたえがある。味は淡白だ。ポン酢かピーナッツ味噌会えが美味しい。私はポン酢の方が好きかな。
これは大阪でも手に入ったので作ってみた。細く切るのは邪魔くさかったなあ。ランチョンミートという豚肉の缶詰も美味しい。これは米軍の占領下に沖縄に浸透したようだ。チャンプルーに欠かせない。スライスして焼いても美味しい。大阪でも販売しているのを発見し、最近ではMYお弁当にも入っている
そのまま売られているぶたさんの足。妙に安い。
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イカスミ汁。ヨモギの香りとコクがあってたまらん。 中身の具は「ナカミ」、つまり内臓。
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また、琉球料理は野菜をよく使うのも特色だ。ゴーヤーは最近良く知られているが、ニガウリのことで、ゴーヤーチャンプルーが有名だ。ゴーヤージュースも以外といける。
苦味が苦手という方は、薄くスライスしてから炒めると、大丈夫みたい。
ヘチマをナーベラーといい、これも炒めて食べる。ナーベラーチャンプルーだ。初めて食べたが美味しかった。教えられなければヘチマとは気づかないだろう。豆腐も内地の物と違う。なんていうか、ごっつい。倍ぐらいでっかくて、しっかりしてて、なかなか崩れない。トウフチャンプルーにする。
料理の名前にも特色がある。イリチーは炒め物のこと。ナカミイリチーや麩を使ったフーイリチーがある。
チャンプルーは混ぜるってこと。ゴーヤーチャンプルー、トウフチャンプルーなどがある。また、沖縄の酒と言えば泡盛である。これがまた美味い!3年以上寝かしたものは古酒、クースーと呼ばれ、味に深みが増している。
年数が経てば立つほど熟成し、美味しくなっていく。15年、20年ものになると目の玉が飛び出すほどのお値段になってしまう。
ひろ&Kに買えるのはよく頑張って10年ものでした。それでも十分美味しいかったです。最近では晩酌には泡盛は欠かせまへんなあ。あ〜、色んなこと書いていると、また食べたくなってきた。また、沖縄行きた〜い。
最後にとっておきのオススメの店を紹介しよう。国際通りから少〜し横に入ったところにある「りゅうび」という居酒屋だ。ここは何を食っても美味い。
小豚のあばら肉を蒸してから焼いたものが超絶品!ただし、時価だけど。
津堅島に向かう途中にあったキノコ岩 津堅島遠景
ホテル近くのビーチ、とっっってもキレイだった
四つ角や壁でよく見かける。イシカンドウといい元は中国の武将の名前らしい。猛将だったので魔よけに使われている。
歓海門を復元したもの、この奥がビーチ
ホテルのサービスで沖縄の伝統衣装を着ることができ、ご満悦のK。結構、重いらしい。