キロロを滑る

 ひろ&Kはシーズン始めに北海道にスキーに行くのが恒例である。
今回もキロロにするかルスツにするか悩んだ。が、出だしが遅すぎて、クリスマスの連休のルスツは既にいっぱいだという。なんてことだ。で、キロロに決定。三泊四日のスキー旅行である。

 ゲレンデ情報を見てもキロロの積雪はわずか。でもこれまでの経験で、行く直前に寒波が襲来するのを知っているので安心していた。行ってみると案の定、すごい積雪である。気温も山頂で−16℃だ。さっむー。

例の事件の影響
 例のあの事件の影響で、空港が厳戒態勢である。伊丹空港で手荷物検査を受けると機内に持ち込めないものが入っているという。
「えっ、今回はカヌーツーリングじゃないからナイフは持っていないし、工具も持ってないなあ。もちろん、C4や、ましてやヘックラー&コッホなんて持ってるはずないし?」と思いながらも、なんだなんだと調べられた。
 どうやらスキー板用の塗り塗りするワックスはダメらしい。防水スプレーも保安上持ち込めないと言われた。まぁ別にいいけど。航空会社のカウンターに預け、帰りに取りに行くことにした。
 皆さんも気を付けてください。お家で塗ってから行くしかないようですね。

キロロってこんなところ
 千歳空港からバスで2時間弱。ヤマハの資本が入っているヤマハリゾートである。
 ゲレンデは大きく分けて2つ。扇状に広がっていて、要に当たるマウンテンセンターに向かって基本的に滑ってくる形になる。
 ただ、朝里第1コースは滑り降りるとリフトに乗らないと脱出できない盆地になっているので注意が必要。特にリフト終了ギリギリ時には焦るかも。

 ゴンドラが1基、リフトは7,8個。そんなに大きなスキー場ではない。特徴としては従業員の教育が行き届いていること。リフト係員の兄ちゃん姉ちゃんに「いらっしゃいませ」なんて言われて、びっくりする。

 ホテルは2つある。ゲレンデサイトのマウンテンホテルと無料シャトルバスで5分の所にあるホテルピアノだ。前回はホテルピアノに泊まったので今回はマウンテンホテルにしてみた。
 ピアノの方が高級感はあるがシャトルバスに乗らなければいけないので結構邪魔くさかった。その点、マウンテンはゲレンデまで徒歩0分なので超便利である。
 しかし、ピアノにはキロロタウンなるものがあって、レストランやお土産物屋、温泉、ゲームセンターがある。アフタースキーにはピアノの方が便利だな。痛し痒しってとこか。
 全体的な印象としてはカップル向けかなという感じがした。

お気に入りのコース
 全コースを滑走したが、ゲレンデに向かって左手の上にある長峰第2Aコース、Bコース、Cコースがお勧めだ。特にBコースはオフピステ(圧雪していない)のコブコブが連続するので攻めるのが楽しい。

 長峰第1コースは全長も長く穏やかなので初級者にもお勧め。ウェーブコースも併設されており面白い。

 真ん中の朝里ダイナミックコースは斜度はきついが、きちんと圧雪され、幅も広いので滑りやすい。怖ければ幅を広く使って大きなターンで下りればいい。

 反対側の余市コースにはハーフパイプやワンメイクのジャンプ台もある。

気になったところ 
 基本的にはすいているが、ナイターが始まった直後はセンターエクスプレスしかリフトがないので込み合うことが多い。ナイターコースが多いともっといいのにな。
 また各コースのリフトが終わるのが早すぎると思う。15:30終了で16:00からナイターって言われてもなぁ。

 腕が上がったのか、コースが物足りなく感じられた。もっと歯ごたえのある「すまん俺が悪かった」と言うようなコースが欲しいな。

美味しかったところ
 ピアノ、マウンテンの両方でバイキングがあり北の幸が食べ放題!カニやエビ、イクラ丼が美味しかった。
 だが前回の時はエビはボタンエビだったのに今回は甘エビになっているではないか!ボタンエビ食べ放題のためにキロロにしたようなものなのに非常残念だ。また朝食時にもイカソーメンが無くなっていた。ショックである。コストダウンが悔やまれる。

 キロロタウン内にある中華料理は美味しかった。ここもバイキングなのだがそれぞれの料理がGOOD。デザートのタピオカ入りココナッツミルクが超オススメ。