Kのひとりごと・・・hiro&Kの子育て編

 

vol.25 保育所パート1

 

保育所入所数ヶ月は前回書いたとおり、散々だったけど、暖かい春が来て、ようやくTigerもhiro&Kも軌道に乗ってきた感じがする。

Tigerは保育所生活にも慣れ、朝保育所で「行ってくるね」と声をかけると「バイバイ」と手を振られる日がやってきた。
これまでは、泣いて泣いて離れようとしなかったのに・・・。
とうとうこの日が来てしまった。
今度はKの方が「うえ〜ん」と泣いてしまいそう。
もう母ちゃんはどうでもいいのか・・・。
泣かれるのも辛いけど、あっさりバイバイされるのも辛い。親心は複雑なのだ。
それだけTigerが保育所に慣れた証拠、と自分を納得させながら仕事に向かう。お迎えの時、満面の笑みで駆け寄ってくる我が子を想像しながら・・・。

そしてお迎えの時間。「かあちゃ〜ん」と満面の笑みで、ハイハイで、よちよち歩きで、トコトコと、バタバタと発達に応じて駆け寄ってきてくれる。
仕事のしんどさも吹っ飛び、ホッとする時間。帰宅したらまた嵐のような時間が待っているのだけど・・・。この時ばかりは言葉もなく、ただただTigerとの時間を大切に思い、ギュッと抱きしめる。

しかしさらに保育所生活にも慣れたはずの頃、また朝の見送り時のTigerの「泣き」が始まる。
Kとしてもこの生活に慣れてきて、時間がない朝に泣いてぐずられるのは困る気持ちも大きくなっている。
「行かないで〜」の声を振り切って「母ちゃんも仕事頑張ってくるからね。ちゃんとお迎えにくるからね」とか言って仕事に向かう。

こういう日もあると思いながらも、気になりながら仕事を終え、満面の笑みを期待してお迎えに行くと、「あ、もう来たん?」という顔でちょっとだけ見て、またオモチャ等で遊び始める。
そして一向に帰ろうとしない。「あ〜あ、親なんてそんなもの。はあ〜」とため息をつきながら待ちくたびれるK。どっと疲れが押し寄せてくる。「早く帰ろうや〜」「帰らない!」こうして保育所大好き人間が作られていく。

朝どんなに泣いてぐずっても、親の姿が見えなくなって5分もすれば、子ども自身気持ちを切り替えて、泣きやんで遊んでいるらしい。
親の方も気持ちの切り替えが必要だなあと思う。子どもの方がたくましい。

 

hiroもひとりごと
出勤時間の都合でKがTigerの送迎をしている。朝、保育園に送った後で、Kからメールが来る。今日はバイバイとあっさりしてて寂しいとか、大泣きで辛かったとか。Tigerの反応より、Kの心の動きが読み取れて面白い。