IPDL検索メモ
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- 良い分類が有れば、「特許分類検索」がお勧めです。広範囲の期間でメンテナンスされたFI、Fタームの詳細検索ができる、公開優先検索あるいは登録優先検索が選択できる等のメリットがあります。テキストや履歴演算ができない不便もありますが。
- 「テキスト検索」では、S61〜H05の遡及公告(95万件)は請求項テキストの検索ができますが、検索に制限が多いので注意が必要です。分類(IPC、FI)、発明の名称、出願人等で検索するとヒットがゼロ件になります。また全文検索では、実際には請求項しか検索されません。分類検索の制約から、次の公開優先の検索手順を考えてみました(ケース・バイ・ケースですが)。
1)公開(公表・再公表)特実のテキスト検索 1*2*3*4*5
- 公報種は、[公開特許公報(公開,公表,再公表)]、
[公開実用新案公報(公開,公表,登録実用)]
- 期間は、[公開,国際公開日]で指定
例) :YYYYmmdd(YYYY年mm月dd日以前)
- 分類は、細かな指定なら[FI]、広いときは[IPC] (IPCは公報IPC+IPC第8版)
- テキストは、[要約+請求の範囲]等で、発明要素1の[KW+KW+・・・]
- テキストは、[要約+請求の範囲]等で、発明要素2の[KW+KW+・・・]
2)デジタル化公告・登録は、公開の重複を除外して追加 1*2*3*4*5*6
- 公報種は、[特許公報 (公告、特許)]、[実用新案公報 (公告、実用登録) ]
- 期間は、[公報発行日]をH6.1以降で指定 例) H060101:YYYYmmdd
- 分類は、細かな指定なら[FI]、広い指定は[IPC] (IPCは公報IPC+IPC第8版)
- テキストは、[要約+請求の範囲]等で、発明要素1の[KW+KW+・・・]
- テキストは、[要約+請求の範囲]等で、発明要素2の[KW+KW+・・・]
- 公開日が下記の公告・登録公報の重複を [NOT] 演算で除外;
[公開,国際公開日] がH05〜"1)"の公開検索期間の公告・登録公報 → H050101:YYYYmmdd
3)遡及の公告分の追加は、請求項のみで演算 1*2*3*4*5(*6)
- 公報種は、[特許公報 (公告、特許)]、[実用新案公報 (公告、実用登録) ]
- 期間は、[公告日(または公報発行日)]をH5.12.31以前で指定 → :H051231
- 分類や書誌(発明の名称、出願人等)で検索しない(指定するとヒットが0件)。
- テキストは、[請求の範囲]で、発明要素1の[KW+KW+・・・]
- テキストは、[請求の範囲]で、発明要素2の[KW+KW+・・・]
- (上記まででノイズが多ければ、[請求の範囲]で、分類に相当する広いKW[KW+KW+・・・]で絞る)
- [ , ]は[OR]、[ * ]は[AND]
- H06.01〜H08.03の公告公報はデジタルであり、書誌・分類検索が出来る
- 公開公報のIPC検索は公報IPCに加えて,IPC8を併用。広い検索にはFIより有利
<参考> 特許庁の公報発行の変遷
- 公開特許公報は、H4.12月に紙公報終了、H5.1月にCD-ROM発行開始
- 登録実用新案公報は、H6.7月にCD-ROM発行開始
- 公表・再公表特許は、H7.10月に紙公報終了、H8.1月にCD-ROM発行開始
- 特許公報は、H5.12月に公告紙公報終了、H6.1月〜H8.3月公告CD-ROM、H8.5特許CD-ROM開始
- 意匠公報は、H11.12月に紙公報終了、H12.1月CD-ROM発行開始
- 商標公報は、H11.12月に紙公報終了、H12.1月CD-ROM発行開始
- 審決公報は、H11.12月に紙公報終了、H12.1月CD-ROM発行開始