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図版「博物学書の挿絵」

博物学書に載せられた挿絵の紹介です。 まだまだ少ないですが、少しづつ増やそうと思います。
なお、英訳邦文はやりがいが出るかな?という気持ちで載せている個人的な勉強に近い代物ですので絶対に当てにせず、原文をご参照くださるようお願い致します。


Kunstformen der Natur
ドイツの博物学者ヘッケル(1834〜1919)による微生物、海洋生物を中心とした図版集。
博物学としての研究のみならず画家としての才能を発揮した本図版集は、微生物の信じがたい形態を表し、A・ブルトンをしてシュルレアリスムの実例と言わしめた。

Interesting Selections from ANIMATED NATURE
英国の風景画家、旅行家、博物画家のダニエル・ウィリアム(1769〜1837)が、インドをはじめ多くの地方を旅して、正確とは 言い難い描写ながらも、アクアチント技法によるロマンチックな風景および動植物画を多数残した。

LE REGNE ANIMAL
  『哺乳類編』を見る
  『鳥類編』を見る
  『蜘蛛編』を見る
  『環形動物編』を見る
フランスの博物学者キュヴィエ(1769〜1832)の名著『動物界』
初版は1817年、ここで紹介するのはキュヴィエの死後に出版された第3版-通称『門徒版』
生物図版の最高峰の一つといわれる図版と彩色、また比較解剖学としての骨格図解がなされているのも大変興味深いです。

The BRITISH SEA-ANEMONES AND CORALS
英国の博物学者ゴッス(1810〜1888)による海中図譜の傑作『英国の磯巾着と珊瑚』
同著者の『アクアリウム』に掲載された衝撃の水中画から更なる飛躍を遂げた奇怪な海中風景と海洋生物たちの図版は人々の関心を広く集めた。

LES FLEURS ANIMEES
フランスの風刺画家グランヴィル(1803〜1847)の挿絵本の中で『動物達の公私生活情景』と並んで、有名な本。
『フルール・アニメ』は動く花々の意味で、人間の女性として生命を与えられた花々の生涯を、擬人化させたグランンヴィル原画の挿絵と共に語っている。 初版は1847年で、ここで紹介するのは再版1867年のガルニエ版。初版との大きな違いは、彩色をパリ植物園(ジャルダン・デ・プラント)の博物絵師モベールが担当したため、色彩(特に緑色)が鮮やかなのが特徴。


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