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2005年8月4日〜8月7日

8月4日〜5日
東京→芦安→広河原→北沢峠

8月6日
北沢長衛小屋テント場→藪沢→仙丈ケ岳→小仙丈ケ岳→北沢長衛小屋テント場

8月7日
北沢長衛小屋テント場→仙水峠→駒津峰→甲斐駒ケ岳→駒津峰→双児山→北沢峠→北沢長衛小屋テント場→帰宅


学校が終わり、慌てて山に行く準備。あぁ〜絶対なんか忘れてるよ〜、なんて言いながら出発。バイクでわが家を出たのが、なんだかんだで夜中の1時。今回は一般道で南アルプスを目指します。

八王子を抜けるとスイスイで、気温も下がってきました。このころ顔はもう排気ガスでドロンコ。

でも尾瀬よりは近いんですねぇ、片道の走行距離は東京の千住から約180km。相模湖で半分くらいの距離かな。なんとか目的のバス停に着いたんですが、『行けばなんとか方式』を採用したのでバスの時間がわからない!南アルプスの林道は環境保護のため一般車両が侵入禁止なのですが、その禁止区域の距離が延びてて必然的にバス料金も予定より1300円オーバー。
「片道550円じゃないのぉ?!」
ここ(芦安)には7時頃到着しました。1100円で広河原まで行き、そこから北沢峠まで750円。
乗り換えもあり面倒臭いですが、そのおかげで自然が守れているのでしょうね。

そんなこんなで北沢峠に到着したら、やっぱり荷物が足らないですねぇ、忘れ物の予感が当たりました。テントを張る時のロープをザックから出したまま入れ忘れてしまったのです。泣く泣く自分のジャージの紐やらなにやらをかき集めて、完成されたテントは頼りない×2(・〜・`;|||) 強風が来ないのを祈るだけです。ちなみに北沢長衛小屋のテント場は川沿いにあるので、ビールを持ってくれば冷やせたのに〜ヽ(;´Д`)ノしくじった。北沢長衛小屋の人に、とても親切にしてもらいました。感謝感謝。
到着は金曜日の昼頃なので、テント場は空いていました。

8月6日
仙丈ヶ岳
5時30分出発。藪沢から登りました。馬の背ヒュッテあたりから高山植物がたくさん咲いていました。気分はルンルンですが頂上付近からガスでなんにも見えません。う〜ん、なんて僕はついていないんだろう。でも見えなかったぶん、また来る気になるよね、うん(強引に納得)。頂上にやっとこ着いても、あまりに何も見えないので早々に下山することにしました(明日は甲斐駒があるし・・・と納得)。
さてさて、僕の新品の登山靴(ローバーのタホー)とぉっても快適です。というのも今までは、レッドウイングのワークブーツで登っていたので、毎回つま先と踵は水ぶくれ。どんなもんでも今あるもんで登ってやるってな感じだったので、いつも足がボロボロになっていたんです。でもこれからは平気だねっ!ソールが堅いので、つま先を地面から離す時バネのような推進力がつき、グングン前に進みます。痛みを気にする必要がなくなったので、楽々です。

下山してから、テント設営料と同じ500円の缶ビールを飲み干しゴロゴロしました。う〜ん爽快です!!これがしたくて山に来ているといっても過言ではないです。

3日目
甲斐駒ヶ岳
土曜なのでテント場は人で溢れてきました。今日は下山次第バスをゲットしなくてはならないので、夜中の3時に起きてシーフードカレーを速攻で食べました。4時前にはヘッドランプと共に早々と先を急ぎました。真っ暗な山道の中、一人ぼっち。あぁ、寂しい。しかも、『着信あり』を見てしまったので、後ろを振り向きゾクゾクしながら進みました。あの映画、ひさびさ怖かったですよぉ。仙水小屋を抜けると、あたりが明るくなってきて、岩がゴロゴロして不思議な光景を進みます。なんだか採石場の集積場のようです。ここを抜け仙水峠から北へ向かいます。この峠からは、摩利支天と甲斐駒ヶ岳が見えてきます。初めて見たその景色は、朝日に染まりとても猛々しく思えました。その山容と、前職の登山をする社長に「男らしい山よぉ〜」って聞いていたからです。その時からずっとここに憧れていたんですねぇ。北へ向かうとすぐに急登が始まります。なんでも南アルプス屈指の急登だとか(近くの登山家がそう言っていました)。ある程度登ると、左手には仙丈ヶ岳(昨日はその山容を見ることがなかった)、後方には北岳、間ノ岳、富士山と、感動の嵐!!でも朝日が地上に降りていた雲を暖めて、グングンと雲が高度を上げてきています。このままじゃ昨日の二の舞になってしまう、と特急登坂開始!先を登る登山隊をどんどん追い越し、前衛峰である駒津峰へ。
これが若さじゃ。
ヾ(´Д`●)ドモォドモォ(●´Д`)ノ゛
あまりの特急だったので駒津峰を通り過ぎ(ホントは休みたかったが、各駅停車ではない)先へ進む。ここから見ても甲斐駒ヶ岳は急斜面です。あぁ、先は長い。そして駒津峰からは岩をよじ登って降りての繰り返し。とぉっても楽しいです。ガスが出てきたため展望はありませんが、ヒマをさせない作りになっています。岩を越えるとやっとこさ甲斐駒ヶ岳の頂上直下になります。直登コースに登り始めるも、この岩をよじ登る登坂はもしや最後まで続くのでは?と不安がよぎり断念。(こういうところがヘタレてます。もっと山慣れして高度感を克服してから再挑戦します)迂回コースをとり花崗岩が風化してできた砂の上をジャリジャリ歩きます。頂上直下が一面、砂に覆われているというのも面白いですね。頂上でチキンラーメンを食べコーヒーを飲んで下山。双子山へ向かいます。こちらのコースも急な坂が続き、後から登ってくる人に笑顔は無し。僕は満面の笑顔。ん〜、なんでしょうこの優越感は。早起きは三文の得のうちの一文でしょうか。双子山からは森林地帯に入ってしまい展望がないので、特急下山。速攻でテントを撤収しバス停に向かいました。バス停の列で並んでいると、後からきた人の知り合いが僕の前にいるらしく、なんの断りもなく割り込み。ムカムカしてジロジロ見てやってもこちらを見ようともしない。バスが来る時間になり列が進み始めると、おっ?携帯が落ちているぞ?こいつのか?ふっふっふ(゚ー゚)ニヤリ (こんなところに僕の性格の悪さが出てしまいます)

僕 「これ誰の〜?」
前にいるグループ 「あ、私のです、ありがとうございます」

・・・・・・・・。

ふっふっふ、やっと僕の偉大さが分かったか。もっと感謝しなさい。Ψ(`∀´)Ψヶヶヶ
アリがゾウに噛みつき、「なんだアリさん、いたのかい」と、その小さな存在を知らしめた時と同じほど偉大です、はい。
(一矢報いてやりました)
バスは、たくさん並んでいる人の多さにもかかわらず全員乗れました。なぜかって、バスの発着時間に一台ではなく、数台やってくるからです。イライラ損でした。

帰りはバイクでの山道、でっかい日本猿が道をよぎりました。うちのジイが酔っ払った時の顔と同じだったので、彼にジイと同じ名を与えました。

バスに乗り北沢峠を出たのが1時30分。帰宅は21時頃でした。寄り道・休憩をしなければ、片道6時間が可能だと思います。(バイクで高速道路不使用)


食料
1日目
チョコスティック
チキンラーメン

2日目
タイカレーとレトルトライス2つ
カロリーメイト
サッポロ一番
餅3つとみそ汁

3日目
シーフードカレー
カロリーメイト
チキンラーメン


忘れたもの
ロープ

ガスライターは標高の高いところでは、点かないことを思い出しました。

帰りに積み荷が崩れ、ポリタンクが死亡しました。大事にしてたので、30分ほどブルーに・・・。



北沢長衛小屋のテント場です。ピンボケしてしまいました。水場近くは混雑しますが、奥のほうは静かでいいです。

正真正銘、南アルプスの天然水です。
「ぷはぁ、うめぇ!!」
なんて言って飲んでいたら、ちょっと上のほうでおやっさんが体を拭いたタオルをゴシゴシやっていました。
(-ω-;)

霧で薄暗くなっている中だったのでちょっと不気味な感じで咲いていました。

花は趣味じゃないですけど、なんだかカメラマンの気分が味わえるので撮っちゃいます。

ガスで曇っている状態は写真にすると大したことないですが、その場にいるととても神秘的な雰囲気です。僕は好きですよぉ。

とは言っても、景色が見渡せないところが辛いですけどね。

高いところはあまり好きじゃないですけど、ガスが出ていると高度感がなくていいです。高いところを通過しなくちゃいけない場所で、「あぁ、来なきゃ良かった」なんてよく思ったりもするんですけど、ドキドキ感がいいんです。僕は山が好きなんでしょうか?はっきりしてほしいです。

小仙丈ケ岳付近からテント場が見えます。僕のは風で飛ばされていないだろうか?!

どれどれ、うん、まだあるっぽい!
良かった良かった。

なんだかジャージが臭くなっておりましたので、殺菌消毒中。次回は洗濯ばさみをじさんするぞぉ。

夜明け前の出発。フラッシュをたくと何か映ってそうで怖い。

いちおーヘッドライトで足元は見えます。

あぁ〜、とうとう我慢が出来ずフラッシュをたいてしまった。木の間とかから何かが覗いていないよね?

仙水小屋を抜けると朝日が射してきました。ドキドキ肝試しは終了です。

摩利支天が僕を覗き見しています。

これです、これ!僕は今まで今までこんな景色を見たかった!いつもは朝が遅いので雲海を見ることがなかったんです。

初めて姿を現した甲斐駒ケ岳。
かっこいい〜!!
以前はハゲちゃってて男らしい山、なんて思ってたんですが、その威容にびっくり!

富士山がちこっと見えます。でも雲が太陽熱で上昇してきたので、まもなく見えなくなるでしょう。

北岳・間ノ岳です。北岳は言わずと知れた日本NO.2の山ですね。

仙丈ケ岳です。

コイツを写真に収めるために何枚撮ったことか。岩の隙間をちょろちょろ走り回り、ちょっと動くとすごい速さで遠くまで逃げてしまいます。

そんな臆病なところがとってもかわいいんですけどね。直登コースの岩場に住んでいます。いじめないでね。

むむ?!気になる形をしておる!!

トップページ採用のお気に入りの一枚です。



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