March 2001

         昨年の春、京都で「おひなさま」の絵付け体験をした。
           自分の好きな色をパレットに作り塗るのだが、わたしは
           ラベンダー色の着物に桜の花(なぜか、桃ではなく)を
           描いていた。友人は笑った。「やっぱりラベンダーにすると
           思った。

            その旅でラベンダーと同じくらい桜が好きなわたしは
           「桜の花の京の印」なるものを注文してきた。
           それは注文したからなんと2年後に出来上がるという。
           気の長い話だが来年の桜咲く頃、手元に届くはず。
           2年間もわくわく待つことができるなんて素敵なことではないか。

         何年か前にラベンダーのMY POST CARDを作成した。
           50枚もあればこと足りたのだが、50枚も1000枚も同じ
           料金だったので1000枚のはがきが出来上がってしまった。

            そして2年前、プロカメラマンにラベンダーのコラージュを
           写真に撮ってもらう機会があり、2種類目のはがきが出来
           上がったのだ。合計2000枚、そう、きっと何十年かかっても
           使い切れない。いつか駅でMY POST CARDを配る日が
           くるかもしれない?

            ラベンダーはがきにラベンダー切手があったら完璧なのに
           とおもっていたら、願いはすぐにかなった。

            平成11年、ラベンダーの記念切手が北海道ふるさと切手
           として発売されたのだ。
           わたしは東京中央郵便局に走り、100枚購入した。
           みんなにあきれられた。
           「100枚も買ってどうするの?」と。
           しかし、気がついたらいつのまにか残り数枚になっていたのだ。

            先日、某デパートで「北海道物産展」があり、北海道の切手も
           売り出されていた。
           「札幌中央郵便局になら、ラベンダー切手あるかもしれませんよ。」
           と言われ、さっそく注文した。
           在庫が僅かにあったのはラッキーで全て買い占めた。
           思えば、昨年の夏のプロヴァンスの旅でわたしにはラヴァンド仲間
           がたくさんできたのだった。
           切手が足りなくなるのは嬉しい悲鳴。

         「このホームページから香りもでるといいのになぁ〜」
」          という感想をもらった。
           仕事に疲れた時、目でたのしみ、色で癒され、香りでリラックス
           できたら・・・と思う方も多いはず。
           本物の香りをお届けできないのは残念ですが、香るような
           ページをめざします。
           タイトルの「ラヴァンド色の風」に負けないように。

         沈丁花の花の香りが部屋いっぱいに広がっている。
           実家からつぼみの枝を切ってきたのだが。部屋が暖かいせいか
           一気に花開いた。やはり部屋に花があると気分がいい。
           香りの良い花なら、なおさら幸せ。
         
            ラベンダーといえば香りの代表格だが、みんながみんな
           この香りを好きなわけではない。
           なぜか、わたしのまわりには苦手という人が多いのだ。
           そんなわけで、リビングではもっぱら「茶香炉」を楽しんでいる。
           何年か前に、これもまた実家から借りてきたはずが今では
           わたしのものに。最近はちょっとしたブームになっているが
           お茶の香りを嫌いな人はいないし、食事のさまたげにも
           ならないので気に入っている。

         桜が咲き始めているというのに、どうしたことか、寝込んで
           しまった。何も食べられず、起き上がることも出来ない。
           ショウメイさんに「りんごを買ってきて」もらうよう頼んだ。
           ショウメイさんの会社の近くに高級フルーツ店があることを
           思い出したわたしは密かに「あそこのりんごを食べたらすぐに
           治るかも?」なんて思っていた。
           帰ってきたショウメイさんは「○○店に入ったんだ、でも
           りんごが1個650円もするんだよ。そのまま出てきた・・・」

         や〜っと桜とご対面! 今年のおすすめはアークヒルズの
           桜坂。桜のトンネルの下を歩くとすごーく贅沢な気分になれる。
           自分が桜姫になったような錯覚さえ覚える。
           15年前に桜の苗木をうえたものが、いまではこんなに素敵な
           桜並木になったらしい。
           京都・金閣寺のライトアップをてがけた内原智史氏による
           幻想的な夜桜も美しかった。