April 2001

             この桜の美しい季節にBirthdayがあるなんてほんとうに嬉しい。
              365日誕生花の本を見ると本によって違う花がでている。
              でもわたしは「桜・美しい人」と出ていた本を信じている。
              昨年の今ごろ、「桜の盆栽」にひとめぼれした。
              自分が盆栽を買う日がくるなんて思いもしなかったが
              我が家で一番大切にされている「箱入り桜」だった。

              そんな箱入り桜が今年は咲かない。
              そう、昨年夏、プロヴァンス旅行でラベンダーに心奪われている間に
              枯れてしまったのだ。復活を願い、ずっと水をあげ続けているが
              今も枯れ木のままである。

                20年近くお互いの誕生日に電話をかけ合っている友人がいる。
              どこに居ても何があっても必ず実行してきた恒例のイベントだ。
              会社から、温泉から、ある年はハワイから。今年はなんと
              「今、キリマンジャロ、マイナス10度」ときた!
              この夫婦には何度もかつがれているので、一瞬、疑ったがこの独特の
              途切れ方はやはり国際電話に違いない。感激したもののどうも
              エイプリルプール=Birthdayというのも・・・・・考えものである。

               上得意のはずもないのに化粧品メーカーからBirthdayのランの
              切花が贈られてきた。お花が届くのは嬉しいけれどこれがみんな
              化粧品の代金に含まれているわけ? と思うと嬉しさが半減してしまう。 

            くやし〜い!昨日の電話、これがやはりとんでもなかった。
              キリマンジャロからはるばる電話をくれるなんて、なんてこの友情は
              厚いのと、ウルウルした自分が・・・
              なんと伊豆の別荘から(確かに標高1000mらしいが・・・)の電話だったのだ。
              この日記を読んでふたりが「やったぁ」と高らかに笑っているのが見えるよう。
              別荘へのお誘いを受けたが、行かないぞ!行くものか!
              8月1日はリベンジだぁ!!
 
               お昼休みに千鳥が淵に桜を見に行った。桜と、菜の花、ダイコンの花の
              コントラストが美しい。桜にはほろ酔い気分にさせられ、人の多さには
              悪酔いしてしまった。北の丸公園の芝生ではスーツ姿のビジネスマンが
              あちらこちらでお弁当をひろげている。なんとものどかな「平和の国・日本」を
              見たような気がする1日だった。
                            
            友人のハナコさんと新宿御苑にお花見に行った。
              ここは数種類の桜があるので3月から4月下旬まで楽しむことができる。
              「一葉」という薄紅色の八重桜が美しいのだが木についていた「イチヨウ」
              という札を見て 「へぇ、イチョウ(銀杏)ってこんなにきれいなの」
              と感激している人がいて笑ってしまった。

               この日のふたりのいでたちは鏡を見ているようだった。
              ラベンダー色のショートコートにラベンダー色のハンドバッグ。
              ハナコさんも昔ミス・ラベンダー と言われたほどラベンダーカラーが
              好きでまた、よく似合うのである。

               彼女はカラリストとして活躍中。瞳の色、髪の色、肌の色からその人に
              似合う色を診断するカラーコンサルティングをわたしも受けたが、
              ラベンダー色がベストカラーのひとつであったことは非常に嬉しいことだった。

            桜色というとソメイヨシノの白に近い淡いピンクを連想しますが、
              今年のソメイヨシノはなぜかとても色がうすくなったように感じた。
              そう思っていたのはハナコさんも同じで 「大気が汚染されてきて
              いるから色が本当にうすくなってきているのだ」 と教えてくれた。
              このままもっと色がなくなってしまったら・・・と思うと悲しい。

               桜守の佐野藤右衛門さんは「桜の花は1年の始まりではなく
              1年の終わり」 つまり「桜の木は開花から始まるのではなく1年間
              頑張って生きてきて、その がんばって生きてきた証として花を
              咲かせるのだ」
              「花が咲くのは、桜にとって1年間の最後の仕事。
              花が散って初めて芽が出る。
              そこから1年がはじまる。
              わしらは花よりもうまく芽が出るかどうかが気になるわな。」
              と、語ります。(草土出版・桜より)
                                            

               ラベンダーの種をだいぶ前に蒔いたのにまだ芽がでてこないのは
              桜にうつつを抜かしているから?と ちょっぴり心配な今日この頃・・・

            日帰りバス旅行に当選し、1日楽しんだ。中央高速がかなりの
              渋滞だったため尾白川散策はできなかったが、お昼はそば打ち体験、
              スポンサーの天然水工場見学、ここでも満開のしだれ桜と八重桜が
              出迎えてくれた。
              ウイスキーの水割りを天然水と輸入の水で作り、飲み比べたが
              この違いには正直驚かされた。硬度の違いによるものらしいが
              ショウメイさんは「そうか、ウイスキーの良し悪しよりも水で味は
              決まるんだ!」と妙に納得していた。

            ベランダの黄色の木香バラがいつのまにか咲き始めた。
              花友達のおすすめで昨年から黄色と白を育てている。
              とげもなく、虫もつかず、手入れもいらないのに八重桜のような
              かわいい小さな花をたくさん咲かせる。その上、つる性なので狭い
              ベランダでもちいさなバラのアーチができるのだ。
              お稽古で使ったバラを挿し木し、次々と成功させている友人もいるが
              わたしは相性が悪いのか、環境が悪いのか成功したためしがない。

              ベランダが華やぐこれからの季節は毎朝のたのしみが増えそう・・・ だが、
              おっと、その前に窓ガラスを磨かなくては。

            会社のマキさんが総会の会場手配の電話をかけていた。
              「ローズマリーを用意してくれるらしい・・・」わたしはパーティ会場中央に
              飾るお花のことと早合点し、「へぇー最近のホテルはハーブも取り入れて
              おしゃれ」なんて思っていた。当日、飾られていたのは八重桜の大枝
              だった。  ?  ローズマリーというのは控え室の名前だったのである。

            ラヴァンド仲間のユミさんと7月の富良野旅計画をたてた。
              「富良野をじっくり知ろう」ということになり、4泊することにした。
              ラベンダーが咲く富良野、わたしは初めてなので今から
              富良野モードになっている。

               ランチの席でもティータイムの席でも不思議に思ったことがある。
              他人の席のことだからどうでもよいことだが、スパゲティもクレープも
              2人分揃うまでじっと待っている。一見お行儀が良さそうだが先にきた
              スパゲティもクレープもアツアツで届いたはずなのにどんどん
              冷めはじめわたしは気が気でない。
              一番美味しい状態で食べてあげなくてはお料理に失礼ですよね。