令和7年4月25日(金)あれから40年~ショパンコンクール予備予選を聴いて思ったこと~
ショパン国際ピアノコンクールが始まった。予備予選から、YouTubeで見れるようになったなんて、何と良い時代になったものかと思う。私が、ショパンコンクールをテレビで初めて見たのは、今から40年前。中学2年生だった。
第1位がスタニスラフ・ブーニンの時だ。
40年たった現代では、ブーニンのようなキレのいい、メリハリのある演奏をするピアニストは、世界中に沢山いる。
インターネットが普及したことや、国際コンクールを聴いたり、参加することによって、影響を受けているのだろう。
私が高校・大学時代の恩師は、日本人の演奏は、「どんぐりの背比べ」だといつもおっしゃっていた。
現在、私の勤めている音高・音大の若い学生達の「スゴイ」演奏に出会う事は、そんなに珍しい事ではなくなってきているし、学生だとは思えないような演奏に出会う楽しみが沢山ある。
しかし、私が中学2年生の頃は、まだ、そんな時代ではなかったから、ブーニンの「猫のワルツ」をテレビで見たときは、
「すっごいなあ!」キレの良さと、メリハリの効いた強いリズム、華麗な演奏、誰が聴いても、文句なしの納得の1位だと本当に感動した。何だか、ピアノと遊んでいるみたい。こんなに弾けたら、楽しいだろうなと思った。
あれから40年。世界を相手にするとはどういうことなのだろうか。
勿論、ピアノの楽器を充分扱えて、まずは、どんな曲でも、苦労なく弾けることが第一条件である。
そして、世界中の人々が求めている「美」という芸術の最高の要素、美のある演奏、音の輝き、ピカピカしてまばゆい程に光り輝く瑞々しさ、音楽に対しての、パワフルなエネルギー、そのうえで、今まで慣れ親しんだ、ショパンの音楽に新たな息吹を吹き込み、こんな隠れたところにも聴かせるメロディがあったのか、とか、へえっ!そんな風にも弾けるのか!とか伝統を受け継ぎながらも初めて聴くような新鮮な解釈が聴こえてくるような演奏。
いずれにしても、コンクールは、新人発掘の場でもあるし、仮に、優勝したとしても、その先の人生にどんな事が待ち受けているかなんて誰にもわからない、といつも私の恩師がおっしゃっていた。
その意味が今は、本当によくわかる。
しかし、若い人達がこの1回のために精魂傾けて演奏する姿は、実に感動的である。
←ワルシャワにあるワジェンキ公園のショパン像の前で。
(上下共に2010年8月24日撮影)
←ショパンの心臓が納められている聖十字架教会の中で。
令和7年4月20日(日)門下生の御活躍

←今週の
4月26日(土)
開演13:30(開場13:00)
昭和文化小劇場で、椙山女学園大学教育学部卒業生によるコンサート「トロイメ」が開催されます。
現在、小学校教諭をされている
井上恵利那さんが御出演されます。
恵利那さんは、シューマンの
「トロイメライ」と「サウンドオブミュージック」より、「私のお気に入り」を演奏されます。
恵利那さんとの出会いも小学2年生の終わり頃から、ご結婚されるまでもの長い間交流があり、今でも訪ねて来て下さることが、とても嬉しいです。
新婚生活が始まり、恵利那さん、前にもまして、生き生きとキラキラ輝いていて、とっても素敵な演奏をされています。
ご興味のある方は是非応援に行ってあげて下さい。(入場無料)
令和7年4月17日(木)門下生の御活躍
←来月5月4日(日)第10、11回なごや青少年ピアノコンクール受賞者による未来へはばたくフレッシュコンサートが緑文化小劇場で開催されます。
門下生の中から、大野まどかさんが御出演されます。
まどかさんは、第2部(13時30分開演)
ドビュッシーの「版画」を演奏されます。
つい先日も王子ホールでドビュッシーの「雨の庭」とメトネルの「春」を演奏されて、聴いて下さった方達からとても喜んで頂いたそうです。
生徒さん達が、どんどん上達されていくのを目の当たりにして本当に嬉しく思っています。
益々の御活躍をお祈りしております。
ご興味のある方は、是非、応援に行ってあげて下さい。(入場無料)
令和7年4月14日(月)PTNAホームページ教室紹介「生徒の声」
←PTNAのホームページの私の教室紹介ホームページの生徒の声欄に新しく掲載されました。
習い始めて15年
女性2025/04/14
小さい頃からずっと、ピアノを通して支えて頂きました。就職してピアノからは少し離れていましたが、演奏の機会があると、お忙しい中、いつでも快くご指導下さり、的確なアドバイスが頂けます。
教室の生徒さん、親御さん同士も仲良く、お互い認め合う関係で、素敵な教室です。
生徒さん達の下さった暖かいお言葉に心から感謝いたします。
令和7年4月12日(土)第34回日本クラシック音楽コンクール優秀指導者賞

←今日、第34回日本クラシック音楽コンクールの全国大会において優秀指導者賞を頂いたそうで、こんな立派な賞状が届きました。
生徒の皆さんがいつも本当に熱心に頑張って下さったお陰です。
皆さん、いつも有難うございます。
令和7年4月10日(木)門下生の御活躍

←今日は、宗次ホールでランチタイム名曲コンサート
「春のラプソディ~ピアノで紡ぐ春の音~」がありました。
既にピアニストとして御活躍中のお2人、山田ありあさんと髙浪杜和君の2台ピアノ、そしてソロもあり、演奏もトークも本当に素晴らしかったです。
ありあさんを小学3年生の頃から、杜和君を小学4年生の頃から見させて頂いた私にとって、2人で同じステージに立っている事自体、私にとって、素敵なプレゼントを頂いた気持ちでした。
←何人かの門下生の方々や、お母様方にもお会いすることが出来てとても嬉しかったです。他のお客様も沢山の方々にご来場頂きまして、私の
門下生達の事をいつも応援して頂いて、誠に有難うございます。
帰宅後、すぐ生徒さん達のレッスンがあったのですが、「今日のコンサート、素晴らしかったですねえ!」と大人の生徒さんが、おっしゃってくださいました。
ピアニストは、1ステージ弾くとトラック1台を引っ張るくらいの体力を消耗します。
これからも、大きく羽ばたいていって下さい。
音楽家としての御活躍を心からお祈りしています。


←初めての門下生コンサートの頃を懐かしく思い出します。
小学3年生の
ありあさんと
小学4年生の
杜和君。
この時も同じステージでインタビューしました。
あれから15年もたつのですね・・・・。(2010年3月22日撮影、港文化小劇場)
←お若いお2人、今日のコンサートでの素敵なお写真をありあさんが送って下さいました。
令和7年4月8日(火)今日から、明和高校も始まりました。
今日から、明和高校も始まりました。27歳から勤めさせて頂いて、
26年目の春を皆さんと一緒に迎えることが出来てとても嬉しいです。
新しい新入生達も元気よく楽しそうです。
私は、レントゲンの結果を出しに保健室に行ったら、以前と違う場所になっていて、
先生に連れて行って頂いて、ようやくたどり着きました。
迷路みたいになっていて、帰る時も、迷いそうになりましたが、
自分のレッスン室にたどり着いた時は、汗びっしょりでした。
私が、ウィーン国立音楽大学に入学した時は、他の健康診断は、一切ありませんでしたが、レントゲンだけは、ありました。日本と違って上る台が高く、機械も、ものすごく頑丈です。そんなことを、ふと思い出しました。

皆さんと一緒にピアノを学んでいけるのをとても楽しみにしています。
宜しくお願い致します。


令和7年4月7日(月)皆さん、初めまして。

←今日から、
名古屋音楽大学のピアノレッスンが、始まりました。
私が見させて頂く13名の生徒さん達です。
皆さんとお会い出来て、今日のこの日を迎えることが出来て、本当に嬉しいです。

初めましての生徒さん達には、自分の好きな事、嫌いな事を尋ねてみました。
色んな事を聴けて興味深かったです。

私が一番好きな事は、生徒さん達とピアノレッスンしている時間です。
名古屋音楽大学で幸せな大学生活が送れますように、いつも応援しています。
皆さんとのご縁に心から感謝して、私も大好きなピアノの道を
これからも、歩み続けていきます。

皆さん、どうぞ宜しくお願い致します。





令和7年4月2日(火)名古屋音楽大学入学式

←今日は、名古屋音楽大学の入学式がありました。
←今春、明和高校を卒業して、ピアノコースに入学された生徒さんと一緒に桜の木の下で。ご入学おめでとうございます!
入学式での学生さん達の演奏も、お言葉も、本当に素晴らしくて涙が出るような立派なお言葉でした。
私もお若い学生さん達と一緒に、学び続けられることがとても嬉しいです。
皆さん、ご入学、おめでとうございます!