令和6年12月30日(月)メトネルのプリマヴェラ
←今年最後のレッスンで仕事納めです。生徒さんから、素敵なプレゼントを頂きました。
アームカバーにもレッグウォーマーにもなり、とても暖かいです。
有難うございました。
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←楽譜を購入したら私のサインと住所、
購入年月日を書くのが私の習慣となっています。
三重県、東京、ウィーン、愛知県、
今まで住んだ土地で楽譜を買った場所もサインしておきます。
これは、メトネルのプリマヴェラ(春)の
楽譜なのですが、今から、21年も前に買っています。
私の好きなメトネル作品の中でも特に好きな曲です。
私の門下生達も何人か気に入って演奏会で弾いています。私の好きな曲を、生徒達が弾いてくれて、再び一緒にレッスンできる喜び、これこそが、指導の醍醐味ですね!
←私が演奏しているYouTubeの中のメトネルの春(プリマヴェラ)
です。ロシアの春の到来に刺激を受けて作曲されたこの曲、劇的に雪どけが進み、爽快な空気がみなぎる、爽やかな曲です。
演奏効果もあり、コンサートで華やかな曲をお探しの方には、
おすすめの1曲です。4分くらいで弾けます。
令和6年12月29日(日)皆様、今年も大変お世話になりまして誠に有難うございました
明日も生徒さんのレッスンがあるので、まだ、仕事納めではありませんが、今年1年を振り返ってみたいと思います。
今年1年、何があったかなあ・・・・・。元旦早々、大地震があったり、日本航空の事故があったり、始まりが何ともいえない年でありました。
新しい明和高校の生徒さん達や、名音大の学生さん達、個人レッスンの生徒さん達との新しい出会い、そして、再会もありました。
又、私の門下生が12月14日に女の子を無事出産されたそうで、大きくなったら、岩野先生にピアノを習わせたいと言って下さっていて、本当に嬉しく思っております。
今後、そういう方達もいらっしゃるかもしれないと思うと、益々、門下生の皆様の御活躍が楽しみです!
辰年は、色々な意味で大きな変化がある年なんだそうです。
とにかくあっという間に1年が経ちました。
今年の夏は、格別に暑かったのも想い出ですし、12月の初めに急に寒くなったのにもかかわらず、マスクをしていなかった事もあり、何十年ぶりかに、インフルエンザA型になってしまい、2週間くらい起き上がれず、ぐったりでした。
2週間経って少しずつ回復してきて食べ物が美味しく食べられるようになってきたときは、健康の有難みをつくづく感じました。
1年も使っていない、私のスマホが壊れて、故障したり、家の中のWifiの形式が変わるため、中継器を買ってつなげたり、インターネット環境の問題もありました。
今年は、コンクールの審査が多くて、あちこち色々な場所へ行ってピアノ学習者の皆さんや、色々な審査の先生方にお目にかかれたことが、とても嬉しかったです。
又、来年も、これまで通り、私の「ピアノの道」の物語を作っていきます。
皆様も、どうぞ、インフルエンザにかかりませんよう、お身体お大事にお過ごし下さい。
来年も、宜しくお願い申し上げます。
←甥の結婚式で。
待合室には、綺麗な透明で出来たピアノがありました。
透明のピアノなんて初めて見てびっくり!
←母の誕生日を伊良湖でお祝いしました。
サンセットが何とも美しかったです。時間を見つけて行って
本当に良かったです。
普段、なかなかゆっくり話すことも出来ませんが、とても喜んでくれて素敵な想い出となりました。
母には、いつも有難うの感謝の気持ちで一杯です。
令和6年12月28日(土)第11回なごや青少年ピアノコンクール
今日は、なごや青少年ピアノコンクールがありました。
高校生自由曲部門を受けられた、明和高校2年生の伊藤里桜さんが優秀賞を頂いたと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます!
令和6年12月27日(金)門下生の御活躍 第15回ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan全国大会
今年も残りわずかとなってまいりました。今日は、ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japanの全国大会があり、自由曲コース高校生部門を受けられた高校3年生の大藪真菜さんが、ディプロマ賞を頂いたと喜びの報告を頂きました。
門下生達が、次々とお便りを下さったり、近況報告有難うございます。1つ1つご紹介させて頂きます。
現在、愛知県立芸術大学1年在学中の本村玲菜さんが、先日行われた第34回日本クラシック音楽コンクールの全国大会があり、
大学女子の部で第4位を受賞、そして、昨日開催された第11回なごや青少年ピアノコンクールの大学・大学院生自由曲部門で第2位を受賞されました。
おめでとうございます!
そして、次は、既にピアニストとして御活躍中の宮脇彩永さんの演奏会のご案内です。彩永さんは、今年、愛知県立芸術大学の修士を出られたばかりの今をときめくお若いキラキラのピアニストです。既に、演奏活動を積極的に行っておられ、順調に音楽家としての道の基盤が出来上がり、素晴らしいです。彩永さんは、今年は、新しい演奏のお仕事が始まり、企業様のお客様に向けて演奏する機会が増えて、そんな方々にどうしたら笑顔になって頂けるか、よりお客様目線での演奏を考えるきっかけとなり、ホスピタリティ精神の重要さを感じたとの事です。
ご興味のある方は、是非、応援に行ってあげて下さい。
←2月25日(火)ランチタイム名曲コンサート(宗次ホール)
11:30開演(12:30終演予定)
クラシック音楽で巡るしろ旅~名古屋城~
←3月23日(日)AOKUMA音楽会VOL.11
ヴァイオリンとピアノによるデュオライブ
カフェが音楽との出会いの場になるなんて素敵ですね!
1部11:30開演
2部15:30開演
(各部30分前開場)
←そして、ドイツからの近況報告です。
現在、デトモルト音楽大学に留学中の倉橋千遥さんです。
千遥さんは、来年コンチェルト試験と卒業試験(45分のソロコンサート)を控えており、試験に向けて頑張っているそうです。
奨学金を受給出来たそうで、良かったですね。
というわけで、門下生の皆様が、着々と音楽家としての道を順調に歩まれているのを、とても嬉しく拝見させて頂いています。
これからも、門下の皆様の御活躍をお祈りしております。
令和6年12月26日(木)第11回なごや青少年ピアノコンクール 第15回ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan全国大会
今日から、なごや青少年ピアノコンクールが始まりました。
一般自由曲部門を受けられた大野まどかさんが第2位を受賞したと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます!
又、ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan 全国大会もありました。
自由曲コース中学生部門を受けられた中学3年生の永峯佳樹君がディプロマ賞を頂いたと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます!
令和6年12月25日(水)海外で活躍する門下生 第18回べーテン音楽コンクール全国大会
皆さんは、今日、サンタさんからプレゼントが届きましたでしょうか?
私も、ドイツのサンタさんから贈り物が届きました!
←ドイツからFrohe Weihnachten !(フローエ ヴァイナッハテン!)
(メリークリスマス)と素敵な贈り物とカードが届きました!私の事をいつもすごく気遣って下さる優しい子なんです。どうも有難うございます!
さて、そのサンタさんとは・・・・・
現在、ドイツのハーゲン州立劇場の専属コレペティ奏者として、
海外で御活躍中の鈴木真琴さんです!
真琴さんは、ドイツで働き始めて約1年が経ち、生活に充分なお給料を頂くようになったので、真琴さん自身が働いたお給料で日頃の感謝の気持ちをこめて心ばかりの贈り物を送らせて頂きました・・・・という事で、もう感激です。
真琴さんを、小学1年生の頃から見させて頂き、中学生、明和高校生と12年間もの長い間、成長を見守り、一緒に過ごしてきました。
その後も音楽家として、順調な道を歩まれて、東京藝大、そして、まずは、ウィーンに留学して、コレペティ奏者としての礎を作り、現在、ドイツのハーゲン州立劇場で専属コレペティとして、お仕事されています。
その真琴さんが、もうドイツで充分プロの音楽家としてやっていけるお給料を頂いて、日々汗水たらして働いて下さった分を私におすそ分けして下さる温かいお心遣い、真琴さんを導いた私としてこれほど嬉しい事はありません。
ドイツでのお給料は、とても良いそうです。日本は、芸術家に対して、あまり、尊敬されている感がありませんけれど、
ドイツでは、すごく尊敬されます。音楽家がとても大事にされている国だと思います。
とはいえ、ピアニストとしての実力、才能、語学力、そして、何よりも周りの人々と仲良くコミュニケーションを取る事が出来る協調性がある真琴さんだからこそ、出来るお仕事だと思います。
海外で道を拓き、自活して、本当に素晴らしいです!
真琴さんを見ていると、ウォルト・ディズニーの言葉が浮かんできます。
夢をかなえる秘訣は、4つある。その4つとは、好奇心、勇気、自信、継続だと。真琴さんは、この4つ全てがある人です。夢を求め続ける勇気さえあれば、全ての夢は必ず実現できるという事を身を持って私の門下生達に見せて下さっています。
私達自身の勇気ある小さな一歩が想像もできないような大きな未来を作るかもしれません。
この世界にあるどんな素晴らしいものも始まりは、誰かの小さな一歩から始まっています。
そこから信じられない程の沢山の物語が生まれるのです。
まずは、最初の一歩を踏み出してみる事、○○ちゃん、○○君には、世界を変える力がある、それは、いつも小さな一歩から始まるよ、とどの生徒さん達にも伝えてきたことが、形になってきているのを肌で感じ、益々、今後も門下生達がどんな夢を見せて下さるのか、興味が尽きません!
真琴さんが、実際にドイツの劇場で現地の声楽家の方相手に指導しているお仕事の様子を見に行ってみたいです!ドイツ語や英語や、イタリア語や、フランス語など、なんか頭がごちゃごちゃになりそうだけど、それを立派にやっている真琴さん、かっこいいです!
真琴さんだけでなく、今、小学校教諭、中学校教諭されている先生になられた門下生達もどんな風に生徒達に指導しているのかすごく興味があります。他の人達のために働いている姿程、神々しいものはないと私は思います。
子供を一生懸命お育てになられているお母様方を私は、この世で一番尊敬しておりますし、それは、どんな仕事であっても他人のために働く姿はその人自身が一番輝ける場所であり、命の光であり、本当に美しいです。
真琴さんは、これからも夢を夢だけに終わらせず、音楽家としての道を迷わず、継続していかれることでしょう。
海外で道を切り拓いた真琴さん、これからもお身体お大事にして益々の御活躍をお祈りしております。
今日は、べーテン音楽コンクールの全国大会がありました。自由曲コースの中学生部門を受けられた中学3年生の中平伊織君がベスト30賞を
受賞したと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます!
門下生の皆様の御活躍をいつも応援しております。
令和6年12月24日(火)ハンガリーからメリークリスマス!名古屋音楽大学の冬期講習が始まりました!
←現在、ハンガリーのリスト音楽院の修士課程に留学中の吉岡瑞貴さんから、クリスマスカードが送られてきました。有難うございます!
リスト音楽院で、とても充実した毎日を過ごされているようで良かったです!
ブダペストの街は、今年は雪の日も多く、今は、クリスマスのイルミネーションがとても美しいそうです。
ヨーロッパの一番素敵な雰囲気が味わえるのが、今の季節ですね!
門下生の方々から、次々と今の近況が届いています。
幼い頃から見させて頂いた生徒さん達が、大人になってもまだ、私の事を思い出して下さり、交流が続いていることをとても幸せに思います。
門下生の皆様のお幸せを心からお祈りしています。
←今日から、名古屋音楽大学の冬期講習が始まりました。
2年前は、雪だったような?
バスの中も道路もすごい人、人、人でした。
ご参加下さった音大受験生の皆様、誠に有難うございます。
寒いですが、お身体お大事にして受験に向けて頑張って下さいね!
←響きが良くて、開放感のある気持ちの良いレッスン室です。
←毎週、大学・院生の皆さんと楽しくレッスンしています。
令和6年12月21日(土)第18回べーテン音楽コンクール全国大会
今日は、べーテン音楽コンクールの全国大会がありました。
バロックコースの中学生部門を受けられた中学3年生の永峯佳樹君が、第1位、
自由曲コースの一般AⅡ部門を受けられた大野まどかさんが第5位を受賞されたと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます!
令和6年12月20日(金)ラフマニノフコンチェルト2番の想い出
私が、ラフマニノフのコンチェルト2番を初めて練習したのは、桐朋の高校3年生の頃だった。
ピアニスト兼指揮者でもいらっしゃった私の恩師が本番でよく演奏されていたのを今でも想い出す。
本番前の練習稽古としてオケパートを高校の頃からいつも弾かせて頂き、桐朋の音高・音大時代は、自分の家にいるよりも恩師の家に住んでいるといってもいいくらいだった。今の時代なら、考えられない世の中であったと思う。
親戚よりも恩師と過ごした時間の方が長かった若い私の心の中に、ピアニストの生活がどのようなものであるか、
その頃くっきりと刻み込まれたように感じる。
恩師の練習稽古から、ゲネプロ、本番に連れて行って頂いて、あちこちのホールで見学させて頂くうちに、私もいつか、この曲をオーケストラと共演してみたい、と胸をときめかせながら、恩師のラフマニノフの演奏をいつも聴いていた。
実際に、私自身がラフマニノフのコンチェルト2番をオケと共演するその夢が叶ったのは、27歳の時だった。
ウィーン国立音大の修士を修了し、日本に帰ったばかりで、明和高校音楽科のピアノ講師としてお仕事を始めさせて頂いたばかりの
1999年4月25日だった。
夢は、強く願うと必ず叶うと私は、信じている。実際にこれまでの私の実体験で全ての夢が叶ったから言える事でもある。叶わなかった夢は、それだけ、自分の情熱が湧きあがらなかった証拠でもある。
三重県四日市市文化会館の第1ホールは、1786席あり、この広い中で、ピアノの音がオーケストラにかき消されてしまわないか心配だった。
しかし、そんな不安よりも、私は、この曲を弾きたい思いの方が強かった。
演奏するときは、いつもそういった熱い気持ちを持っていなくてはならない。自分の心の中に熱いものがたぎっているからこそ、
ステージで弾けるのだと私は思っている。
オケにかき消されようとどうという事はない。実際にオケと合わせると、もうゾクゾクしてこの喜びは、何物にも代えがたく、言葉では言い表せなかった。
本番は、私が、音楽に対して持っている愛おしいあの感情が一気に心の底から湧きあがり、大成功だった。
アンコールは、ベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾いた。
ラフマニノフとベートーヴェン。全く違う作風だが、やはり、名曲が持つ力は大きいなとつくづく思った。
もうこの感動を一度味わったら、何もかも全て投げうってでも、生きている間は、音楽家として生きていきたい、音楽に対して私の持てる力全てを捧げたい、強くそう思った27歳の私であった。
あれから、26年が経ち、53歳になった今、私の生徒達が、この曲を弾いてくれている。
音楽の持つ偉大な力から受ける感動を伝えたいと必死に、がむしゃらに教える私がいる。生徒達に何とか、この感動を伝えたくて、ここまでやってこれたと思う。自分で弾くのも好きだが、この曲を指導するたびに又、新たな感動がよみがえる。
ラフマニノフが神経衰弱にかかり、ダール博士から励まされて書いた曲というが、決してこの曲は弱々しい曲ではない。むしろ、ここには、生きていることの喜びを「歌いたい!力強く生きていきたい!」と叫んでいるように私には聴こえる。ラフマニノフが自分と戦い、
自分に負けなかった勝利の歌でもある。
本能的に私達は、生に強く向かっているものを好むものだ。
ラフマニノフには申し訳ないが、ラフマニノフがこの曲を書いた時にノイローゼになってくれたお陰で私達は、今こうして、その恩恵を受けているわけだ。人間は、どん詰まりになった時に、いい曲が生まれたり、演奏も名演奏が生まれたりすると思う。順風満帆な時は、以外といい作品が書けなかったりするから、神経が参っても、ノイローゼになっても構わないのだ。ベートーヴェンもそうだった。だから、どん詰まりは、音楽家にとっていつでも良い事である。
やはり、人間生きるか死ぬかの状態になった時に、初めて、物事がはっきりと見えてくるものだし、その修羅場を何回かくぐり抜けてきた人間は、ここぞというときに、とんでもない力を発揮する。それが、底力というものである。
私にとって、生徒達をレッスンしながら色んな熱い思いがあふれてくる想い出深いコンチェルトである。
← 竹本泰蔵先生の指揮で四日市市交響楽団と一緒に、ラフマニノフのコンチェルト2番を演奏する27歳の私。
(四日市市文化会館第1ホールで、1999年4月25日)
余裕のある2楽章などのゆっくりとしたメロディを奏でる時は、大抵オケの方を向いて弾きます。
そうすると、オーケストラとの何とも言えない一体感で安心感に包まれるからです。
←皆さん温かい方ばかりで、拍手喝采、花束を頂いて、足早に袖に戻ろうとする私にマエストロの竹本泰蔵先生が後ろから、
「慌てない、慌てない、ゆっくりと、落ち着いて、落ち着いて」と冷やかされています(笑)
←アンコールに「エリーゼのために」を弾く私。ラフマを弾き終わった後に
ベートーヴェンが合うか心配しましたが、そこが、名曲の持つ偉大な力です。
結果として、ふさわしかった、弾いて良かったと心から思えた本番です。

←今でもDVDに残してあるので
この時の感動がよみがえります。

←想い出の私のラフマの楽譜。
令和6年12月17日(火)第11回東京国際ピアノコンクール本選
今日は、東京国際ピアノコンクールの本選がありました。
明和高校2年生の伊藤里桜さんが、審査員賞を頂いたと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます。
令和6年12月14日(土)第18回べーテン音楽コンクール全国大会
今日は、べーテン音楽コンクールの全国大会がありました。
バロックコースを受けられた明和高校1年生の池永妃夏さんが、第4位を頂いたと喜びの報告を頂きました。
おめでとうございます。
令和6年12月12日(木)PTNAホームページの生徒の声欄掲載
←今日、PTNAのホームページのピアノ教室紹介の欄に新しい投稿が掲載されました。
コメントを下さった生徒さん、いつも有難うございます。
https://teacher.piano.or.jp/102761 へのリンク
←皆様からの温かいお言葉が私にとって一番の生きる活力となっております。
生徒さん達と一緒にレッスンしている時間が一番楽しい時間です。
令和6年12月4日(水)通勤道の綺麗な紅葉
←明和高校のレッスンの帰り道、私の家の近くの通りが、綺麗な紅葉に
なっていました。
今日は、風が強く、冷たくなり、落ち葉がひゅう~っと風に舞い上がっていました。
ショパンの木枯らしが聴こえてきそうです。
今年の夏の暑さは格別で冬が来るのかなと思う程の暑さでしたが、やはり、ちゃんと冬はやってきました。
皆様もどうぞお身体お大事にお過ごし下さい。
令和6年12月1日(日)身体の奥底にある耳や目
今年もあとわずかとなり、12月になりました。
私の幼馴染で、耳の聴こえない日本人の友人Aさんがいます。Aさんは、小さい頃から、話す時は、人の口元を見て
日本語の母語を理解し、今では、フランス人の優しい旦那様と元気な男の子2人のお子様にも恵まれてフランスで事業を起こし、経営されて、幸せに暮らしていらっしゃいます。
Aさんは、日本語以外の英語、フランス語、ドイツ語も理解して話す事が出来ます。手話は、世界共通ではなく、全部違うと聞いて、そのAさんが全部違う言語の手話が出来ると聞いてそこまでに至った努力の結果に本当に感激しました。
こういう話を聞いていると、語学の上達は、とにかく、耳で聞いていれば良い、という説が沢山ありますが、
案外そういうものでもないのかもしれない、と思うようになりました。
健常者は、耳も聞こえているはずなのに、以外と人の話を「心を使って」聞いていない、とか、
目が見えていても、うわべだけ見て、「心を使って」何も見ていない事が、よくあると思うのです。
そうなってくると、本当は、音楽をする時に、耳というものは、身体の奥底にまずあるのではないか、と最近益々思うようになりました。
そして、腕にも、指先にも、耳はあり、聴いている感じがしてきます。音が鳴っていなくても、確かに聴こえてくる音ってありますね。誰もいないお部屋は「し~ん」と書きますが、本当に、「し~ん」という音が聴こえてきます。
これが「心の耳」なんだと思います。
又、指にも目がついています。
生徒さん達から、譜読みをするときに、どのように譜面を読んでピアノを弾いていけば良いでしょうか?というご質問を受けます。
私は、指先に目がついていて、左手は、指先の目が譜を読んでいるという話をすると益々?になる方がいらっしゃるようですが、感覚的には、指にも耳と目がついているような感じです。
先程のAさんのように全く耳が聴こえなくても、フランス語もドイツ語も英語も理解し、フランスでお仕事が出来ているというのを聞くと、コミュニケーションを取るのに、言語なんて本当は、あまり必要なものではないのではないか、と感じる事も多いです。
私が話した言葉を相手が魂を使って、全身耳にして聴いているなあという空気も全部こちらに伝わるものですし、逆も然りです。
Aさん以外の旦那様とお子様2人の3人共、ちゃんと耳が聞こえるそうです。お母様のAさんだけが聴こえないわけですが、日本語でない、フランス語で、ちゃんとコミュニケーションを取っているわけですから、本当に素晴らしいと思います。
お子様が大きくなると、Aさんを助けてあげる時が来ると思いますし、本当にすごいなあと感動しました。
世界中の耳の聴こえない方だけでなく、健常者にとっても、勇気がわいてきます。何でも不安がらずに、何でもまずは行動して、やってみることが大切ですね。Aさんの御活躍を応援しております。
←エストニアのタリンに行ったときに見つけたマリア様。
子供達には、イエス・キリストの話をするときに、マリア様は、
キリストのお母様ですよ、と話して聞かせています。
マリア様も耳ではなく、キリストの話を心を使って聞いていたのでは
ないかなと想像しています。