令和6年2月29日(木)ふわちゃんからのご報告

←1歳5か月の新入りふわちゃんから何かご報告があるそうです。

飼い主さんが、

第14回ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan自由曲/特別コースにおいて
特別優秀指導者賞を頂いたそうです。

生徒さん達が頑張って下さったお陰です。有難うございました。

ふわちゃんの事を気に入って門下生のお母様がふわちゃん用にどうぞ・・・・と座るベンチをプレゼントしてくださいました。

それが右のベンチです。

ふわちゃんは、男か女かわかりませんが、飼い主さんが受賞記念にリボンをつけて下さいました。
何だか窮屈で早く脱ぎたいです。


令和6年2月28日(水)門下生の御活躍

←今日は、名古屋音楽大学
大学院の学内リサイタルが、
めいおんホールでありました。

門下生の中から、大学院1年生の谷口拓未君が演奏されました


谷口君は、ショパンのプレリュードOp.45、幻想ポロネーズ
スクリャービンのエチュードOp.2-1,Op.8-8そして、
最後に
リストの「ダンテを読んで」を演奏されました。

谷口君は、真摯に曲に向き合い、研究の積み重ねが十分感じられる精魂込めた熱演を披露して下さいました。

わざわざ、東京から訪ねて来て下さった学生さんもいらして、久しぶりに
お話し出来て、とても嬉しかったです。

応援に来て下さった門下生、お世話して下さった名音大の学生さん達と一緒に、終演後、谷口君を囲んで(右から2番目)。
いらして下さった門下生のお母様が写真を撮って下さいました。皆さん、有難うございました。
リサイタルの御成功、おめでとうございます!


令和6年2月27日(火)門下生の御活躍

←来月3月12日(火)開演14:00カワイ名古屋コンサートサロン
「ブーレ」で、名古屋音楽大学ピアノ演奏家コース生によるコンサート
「夢見月」が開催されます。

門下生の中から、ピアノ演奏家コース1年の小林春水さんが御出演されます。

春水さんは、ラフマニノフの楽興の時Op.16の第4、5、6番を演奏されます。

ご興味のある方は、是非応援に行ってあげて下さい。
(入場無料・要予約)









令和6年2月22日(木)桐朋時代の私の日記から・・・小澤征爾さんが授業に来て下さったとき

←私が、桐朋の高校2年生~高校3年生の頃の日記帳。

先日、指揮者の小澤征爾さんが天国に召されました。

小澤さんが、母校の私達桐朋生の授業にいらして下さったのを昨日の事のように思い出します。

平成元年6月6日(火)桐朋時代の高校3年生の私の日記から・・・

授業の音理でⅡコマ目に小澤さんの特別授業を見に行った。
11:00前15分ぐらいから始まった。ベートーヴェンのシンフォニー4番。

もう初めの出だしから「そこそこオーボエの音程が悪い!」とか「セカンドヴァイオリン合ってない!」とかスピーディに注意していた。どんなにこみいったところでも、スコアなんかほとんど見ていなくてみんな頭の中に入っている。もうそれはすごいエネルギーで躍動感にあふれたレッスンだった。そして「ベートーヴェンというのはテンポが早くなっていってはいけない」とおっしゃっていた。タラララン、タラララン!とずっと三連符が続くところがあるけど、そういうところもしっかりしっかり踏みしめて先にいくところがドイツの響きだそう。小澤さんは、何ともいえないヨレヨレのズボンをはいて素足にズック姿。髪の毛もボサボサだけど、ちっとも不潔感を感じさせない。やっぱりとても偉大な人だ。1時間みっちりレッスンをされたあと一楽章を通したけど一回目弾いていたときとではもう大違いだった。
暑い日だったけど、私は暑ささえ感じなかった。
小澤さんはシャツがもう汗だくだくで絞れそうなぐらいだった。
音楽の作っていく姿も感動的だけど、とても低姿勢で感激した。
それも目の前で本当の目の前で、ずっとずっと小澤さんの行動を見ていた。全精神をふり絞って必死に教えて下さって本当に感動した。
本当の音楽というのはああいうものだと、いうのがわかった。
真の音楽に触れたような気がして素晴らしい一日だった。

←感激した様子が、日記にびっしり・・・

今、レッスンに見えている生徒さん達によく小澤さんの話をしています。でも、時代が変わりつつあって、知らない、という子達も・・・。

小澤さんが、「やはり、人間何が大事かってやさしさだと思う。やさしさがなきゃ、これ何やってもダメですよ。
電車に乗ってるとわかる。きちんと日本人はお行儀よく座っている。でもね、根底のところで、本当の優しさがある人と
ただお行儀のよい優しさとは違うんですよ。現代は、その本当の優しさをもっている人間が少なくなったんじゃないかな・・・」。とお話しされていて、共感しました。


令和6年2月14日(水)確定申告

←今日は、確定申告の日です!

普段から、お世話になっている中青色申告会へ行って、私の担当の先生にご指導頂くために、予約を入れて順番待ちをしています。

今日の私は、ピアノの前ではなく、パソコンの前です。

私は、一体何足のわらじをはいているのか?私の教室の生徒達の個人レッスン、高校、大学でのレッスン、試験、コンクール、オーディションの審査、
ピアノを弾いているだけではなく、事務、会計、会議や、打ち合わせなども含むと何か色々・・・。毎日、目まぐるしく変化していくので、あれ?今日は、私どこ行くんだったっけ?今日は、何屋さん?というくらい変化の多い職種です。
音楽家の職種は、サービス業ですが、音楽家って本当に「何でも屋」なんです。
ウィーンから帰ってまだ、仕事がなかった若い頃は、本業のピアノソロリサイタル活動の他に楽器店での公開講座や、アドヴァイスレッスン、グリーンエコーや、みどりの会、2つの合唱団のピアニストを掛け持ち、ホテルで弾いたり、結婚式の聖歌隊のオルガン、テレビ番組のピアノ、「中学生日記」の手書きの楽譜をそのまま初見で弾く仕事、松本道子バレエ団のピアニスト、二期会、オペラ協会などのコレペティ・・・・・まあ、とにかく何でもやっていました。そういえば、塚本洋子バレエスタジオのインタビューもやって編集記事も書いたっけ・・・。文章書くのは、小さい頃から、大好きです。

私が今まで、働いた「何でも屋」の中で、一番、大変だったのが、バレエピアニストとコレペティです。

何とか上手くなりたくて、ありゆるバレエ団を見学したり、自分も習って、勉強したのですが、すごく難しかった!

作曲家の方がバレエピアニストしている子は多く、目まぐるしく変わっていくステップに合わせて、全部即興で作曲して弾くから、すごい!

又、コレペティは、オペラの内容も全部わかっていて、オーケストラの音もスコアから拾ったり、それはそれは、時間も長いし、体力的にもすごく大変なお仕事です。なので、今、私の生徒さんでドイツの劇場でコレペティになって働いていると聞くと、もう尊敬でしかないです。

私が、過ごした、桐朋学園大学の音高、音大時代、そして、ウィーン国立音楽大学の留学期間中は、ソロのコンサートピアニストに
なる教育ばかり受けてきましたので、音楽家としてどのように初めの一歩を踏み出していけば良いのか、さっぱりわかりませんでした。
これからの音楽高校、音楽大学では、サービス業として活動する音楽家がやらなければいけないことの1つとして、経営管理を教えるといいと思います。確定申告のやり方など、出来るだけ若いうちに学校で教育出来るようにしていくといいのになと思います。。

音楽家が仕事を始めようとするときに、誰しもぶつかる問題・・・・・まず、何をどこから始めたら良いのか、
これが一番難しい課題となってきます。

私は、音楽があったからここまで生きてこれましたが、音楽がなかったら、食べていけませんでした。

音楽という美しい贈り物を頂いて、本当に感謝しています。
←普段から、お世話になっている中青色申告会。
今年も、青色申告会の先生方のお陰で、無事に確定申告が完了しました。
私の体験から、これからの若い世代の音楽家の方達が安心して、音楽家を目指せるよう、音楽高校や、音楽大学でも是非、こういう話を授業に取り上げてあげると良いと思います。






令和6年2月13日(火)明和高校卒業前の生徒さんと一緒に・・・

←卒業を目前に控えた明和高校3年生の生徒さんと一緒に記念撮影です。

毎日、遠いところから通学するだけでも、大変だったと思いますが、3年間、本当に良く頑張られました。

3年間の間に、ものすごく成長されて、毎回、一緒に過ごした時間は、宝物です。

まだ、少し早いですが、ご卒業、おめでとうございます!

先日、行われた第14回東京ピアノコンクールの高校部門で審査員特別賞を受賞されたそうで、良かったですね。
おめでとうございます!
←音楽棟の校舎も工事が始まりだすので、お別れする前に、記念撮影!










令和6年2月12日(月・祝)奏心会オーディション審査  門下生の御活躍

←今日は、奏心会主催第11回フレッシュコンサートオーディションの審査がありました。
今池ガスホールは、たびたび来るのに、JR千種駅から歩くと、いつもなぜか、郵便局の近くで、あれ?と迷ってしまいます・・・・・。

ここのオーディションは、毎回、本当にハイレヴェルな演奏ばかりで、すごいなあと感心してしまいます。

どの方にも5月5日の電気文化会館でのコンサートに出て頂きたい演奏ばかりでした。

ご一緒させて頂いた先生方とも沢山お話出来て、とても楽しかったです!

スタッフの皆様、お世話になりまして有難うございました。

お天気も快晴で、気持ちのいい一日でした。

話は、変わり、先日、門下生の小島理紗さんのお母様が、近況報告を送ってきてくださいました。
理紗さんは、小学校5年生の終わりから私の教室で学ばれて、明和高校音楽科を経て、東京音大のピアノ演奏家コースを卒業後、ドイツ国立リューベック音楽大学修士課程、フライブルク音楽大学国家演奏家資格課程を卒業されて、現在は、ハンブルクを拠点として、ピアニスト活動や、生徒さん達のご指導に御活躍されています。
理紗さんの素敵なホームページや、ユーチューブのリンクも送って下さいましたので、ご興味のある方は、下記のリンクをクリックして是非、ご覧ください。
門下生達が、世界中で御活躍されている姿を見て、とても嬉しく思っています。

Risa Kojima's Official Site

risakojima.com

Risa Kojima (Piano)|小島理紗(ピアノ)

Risa Kojima 小島理紗

youtube.com










令和6年2月11日(日)どの人にも訪れる哀しみ

めぐみ先生へ

2月5日(月)に私の父が脳幹出血のため亡くなりました。あまりにも急なことで夢なのか現実なのか全くわからなくなりました。
父は無口で努力家で読書家で誰に対しても分けへだてなくやさしい人でした。
私のピアノをすごく応援してくれていて、最近では横浜みなとみらいホールで私の演奏を聴いて泣いていた父の姿が忘れられません。
今回、父の急死で一番感じたことは、私の頑張っている姿を見せ続けられて本当に良かったなという事です。
父に対して、もう少しこうしておいたら良かったな などの後悔がひとつもないです。
それは、いつもめぐみ先生がレッスンで、
「生きるということは死ぬこと」
「死に向かっていっている」
「最終的に行きつくところは決まっている」
「どうなるかわからないから努力する」という事をお話いただいていたので、私は頑張ってくることができました。
本当にありがとうございます。
おそう式の朝、父の出棺の時に流す動画を急いでとりました。○○ちゃんは、「つむぎうた」私は、「舞踏への勧誘」です。
言葉にならない気持ちを表現できたと思います。ピアノにすくわれました。
ピアニストになって前から目標だった院内コンサートを必ず開きます。
宜しくお願いいたします。
めぐみ先生大好きです。

小学6年生の生徒さんのお手紙を読んで、言葉を失いました。しばらくは、何も考えられず、泣く事しか出来ませんでした。
お父様は、社長様で、全国各地を飛び回る生活をされていたそうですが、亡くなられるその日の朝も元気に会社に行き、そのまま亡くなられたと聞きました。49歳の若さです。
彼女が参加したコンクールでの演奏を聴いて感動して、泣いていたという事は、聞いておりましたし、
実際に私とのピアノレッスンでの素晴らしい理解力、洞察力、感受性、彼女が考えていること、文章力といい、あまりにも、すごすぎて、もう尊敬でしかない・・・といつも思っておりました。

実際に社長様でいらっしゃるお父様にお目にかかった時に、何と誠実な素晴らしい方なんだろうと一瞬で感激したのを思い出します。来月の門下生コンサートもお2人の姉妹の演奏をとても楽しみにして下さっていました。

かなり昔ですが、私の生徒のお母様が乳癌で40歳の若さで亡くなられた時の事を思い出します。
その年の幹事さんが門下生全員に連絡をして下さり、門下生全員でお通夜、お葬式に伺いました。
その時、彼女は、小学6年生の卒業式を目前に控えた丁度この2月の寒い時期でした。
門下生全員が、こんな小さい子が、兄弟、姉妹もなく、お父様と2人だけで生きていけるのだろうか、と皆で心配したものですが、ものすごくしっかりした生徒で、そんな心配は、全く皆無でした。明和高校を推薦で合格、桐朋学園大学を卒業して、今、立派な社会人となられています。私も、いつでも、ある日、突然、誰にでも訪れる哀しみを少しでもやわらげるため、又、解脱の境地に至りたいため、普段、よく仏教の本を読みます。彼女もよく本を読む子でした。
本は、色んな人の生きざまが書かれているので、自分が、もし、その人の立場だったら・・・・とよく考えながら読むのが好きです。
今、小学6年生の彼女は、お父様の分までしっかり生きて、将来きっと素敵なピアニストになられるだろうと私は思います。
自分にとって、大切な人は、家族だけではありません。私は、夫や、子供がいないから、なおそう感じるのかもわかりませんが、私の周りにいる人の事全てを家族と思って接しています。
なので、愛する人が天国に旅立っていかれても、会いたい時は、必ず会いに来てくれると私は、そう信じているのです。そして、その人がいなくなったことは、哀しくても、哀しみ以上に、不思議と、もっと大きな強い希望、たくましく生きていく力がグッと入り込むのだと思います。心の中で生き続けているそのお方は、すごく困ったときに、必ず手を差し伸べて助けて下さるのです。
これまでに、私は、何度か、そんな実体験を持ちました。

門下生一同、心よりお悔み申し上げます。


令和6年2月7日(水)名音大大学院公開修了試験

←今日は、名音大の大学院ピアノ専攻公開修了試験の採点に行きました。

1人30分程度のリサイタルプログラムを10人聴きました。

名音大もどこの音大もそうだと思いますが、ピアノ学生は、朝から晩まで幼い頃から、ピアノ漬けの毎日を送ってきたと思います。

1人1人、長い間の学生生活、本当にご苦労様でした、と心の中で拍手しながら、院生の皆様の熱演を
聴かせて頂きました。






令和6年2月2日(金)門下生コンサートのチラシ訂正版

←3月20日(水・祝)開場12:30開演13:00天白文化小劇場で開催される

第22回門下生コンサートが、いよいよ来月に迫ってまいりました。

訂正版のチラシや、当日の集合時間が書かれた紙を幹事さん達が作成して下さいました。有難うございます。

訂正版のチラシは、既に各会場に配られているチラシの内容と、若干、
変化したところがありますので、お目を通しておいていただければと思います。

当日の集合時間が書かれた紙は、門下生の皆様へお配りしています。

門下生の皆様の演奏が、今からとても楽しみです!


どうぞ、宜しくお願い致します。




令和6年2月1日(木)門下生の御活躍

←2月9日(金)天白文化小劇場で新進演奏家コンサート
愛知県立芸術大学学生によるピアノ名曲の夕べが開催されます。(14:00開演)


門下生の中から、今春、ご卒業の吉岡瑞貴さんが出演されます。

瑞貴さんは、リャードフの「舟歌」と、リストの「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」を演奏されます。





←2月18日(日)スタジオ・フィオリーレで、第92回プレコンサートに御出演されます。(14:30開演)

ご興味のある方は、是非応援に行ってあげてください。