令和2年5月29日(金)明和も再開しました!


今日から、待ちに待った、明和高校でのレッスンが始まりました。

特に、1年生の生徒さんは、早く、学校に行きたい!そう思ったと思います。

私も、生徒さん達も今日のこの日は、2度と戻らないから、大事にしてあげたいです。

明和に勤めさせて頂いて、21年目の春を迎えました。いつでも私は、新1年生の気持ちです。



←明和高校前のまぶしい緑!

綺麗なお花!

私達を喜んで迎えてくれているみたい!









2年生になって先輩になりましたね!

授業で使う、フェイスシールドも見せて下さいました。

1人1人レッスンが、終わったら、鍵盤、椅子、ドアノブ、スイッチ、レッスン室の鍵も全て、消毒します。
色々な場所を拭く要らない布きんを私は、今日沢山準備していきました。

窓も開けて、十分換気もします。手洗いもして、マスクも勿論します。

これだけ、気をつけて消毒しますから、バッチリです!

2人共、とっても楽しそうです!


令和2年5月28日(木)徳を積める相手がいることに感謝したい


←2011年10月1日、第8回ソロリサイタル。(伏見・電気文化会館ザ・コンサートホール)

丁度、この年のPTNAピアノコンペティションでは、全国決勝大会に3名進んだので、その子達が弾いている曲の中からアンコールに弾いたら、生徒さん達が、とても喜んで下さいました。










←オランダ、ハーレムの街並み。これは、絵葉書です。(2015年12月18日)













少しずつ、色々な場所が、解除になり、日常に戻りつつある感じです。

私の教室の生徒さん達も、変わりなく、元気に過ごしています。

昨日から、やっとYAMAHAさんも外に出られるようになったとの事で、私のために、私が欲しかった楽譜を持ってきてくださいました。

今まで、会えなかった人達に又、再会出来る毎日を有難く思います。

生徒さん達も、「早く先生のレッスンが受けたい。オンラインでのレッスンは、もう疲れた」。と言って、先日、久々にいらして下さった生徒さんと一緒に、色んなお話が出来ました。

「先生とお話出来て、心が軽くなり、又、前向きになれました、本当に有難う」と言って下さる生徒さん達を見ていると、「私の方こそ、有難う」という気持ちで一杯です。
いくら、人の為になりたいと願っても、与える相手がいなければ、生きていても空しいです。
だから、相手に対して、徳を積めたことに私は、感謝します。


「人から、褒められること」「人と人との暖かい触れ合いが得られること」「すがすがしい達成感が得られること」この3つの条件がそろって、初めて人として、満足できる生き物なのだと思います。


令和2年5月27日(水)ピアノと共に歩んだ道のり  


←1999年9月25日、北海道の帯広市であった、「十勝ひろびろ音楽祭」に招かれ演奏。

六花亭ホールでジョイントリサイタルさせて頂きました。明和に勤め始めてまだ間もない27歳の頃です。

六花亭にある、マルセイバターサンドをここで演奏した時に、初めて、食べさせて頂きました。

他、ワッフルなど、美味しい物ばかりご馳走になり、有り難かったです。

私は、演奏する前は、普通に食べるのですが、演奏が終わった後、全然、食欲がわきません。





←しらかわホールで行われた「みどりの会」の演奏会。
指揮者の先生に紹介されて、お辞儀をする私。


合唱団の方々にも、本当に良くして頂きました。

明和に勤め始めて、初めて見させて頂いた生徒さんが、私の譜めくりを務めて下さいました。

生徒さん達が、段々、増え始めて、合唱団のピアニストをしている時間がなくなってしまい辞めざるを得なくなってしまいましたが、合唱団の方達が、最後の日に、私のために、
パーティーを開いて下さいました。
皆さん、泣いて別れを惜しんで下さったことが、とても心に残っています。

皆さんから、有り余るほどの愛情を注いでいただき、心がいつも豊かになれました。

今でも、私のリサイタルには、必ずいらして下さいます。お世話になった方々への御恩は一生忘れません。ピアノが好きという気持ちが一番ですが、それ以上に、これまで、愛情をかけて頂いた方達の気持ちに精一杯応えることが出来るように、私の使命を果たしているという気持ちがとても強いです。

ウィーンから帰国して、遅ればせながら、やっと、26歳から、音楽家として生計を立てることが出来、皆様が助けて下さったお陰で、ここまで来ることが出来ました。

3歳の頃から、ず~っとピアノ、ピアノできましたが、今、現在、私は、自分の好きな事が毎日出来ている幸せをつくづく感じています。

きっとこれが一番ふさわしい私の「ピアノの道」だったんだな、初めから、神様は、私が歩む道をちゃんと示してくださっていたんだなと思います。

私の全てを受け入れて下さる、生徒さん達や、音楽家として、活動していくために、私を引っ張り上げて下さった、沢山の先生方、両親に、心から感謝の気持ちで一杯です。


令和2年5月26日(火)4か月ぶりに、バスに乗りました!

昨日は、名音大の今期始まって初めての、対面レッスンでした。

オンライン上でしか、出会えなかった学生さん達と久々に直接お会いできてとても嬉しかったです!

遠隔授業の学生さん達のために、大学から、三脚をお借りして、Wi-Fiの接続の仕方なども教えて頂いて、大学から、オンラインレッスンも出来ました。

家で、やっていた通りにやって、名音大からも、同じように入って来れるのかな?と不安に思っていたところ、全員ちゃんと入って来れました。

昔の人が、初めて、電話を持った時に、「おおっ!人の声が聞こえる!」とか、テレビがついたときに、「中に本当に人が入っているんじゃないか?」と思って、確かめたり、「画面をバンバン叩いた」、とか、母は、「テレビの中にいる人に話しかけてみた」とか、面白い事を話してくれるのですが。
両親の時代は、そういう感じだったことが、私の世代では、電話もテレビも当たり前です。

私は、2年前に初めて、スマホを持ちましたが、今は、私の勤務する、高校も大学も全てが、メールで連絡が入るので、ピアノを弾いていないときは、パソコン、スマホでの事務手続きに相当、時間を費やしています。
名音大の方も、6月13日にWeb上でのオープンキャンパスをやるとの事で、名古屋音楽大学のご紹介をさせていただくことになりました。

You Tubeに公開されたら、又、ホームページにもアップします。


←スウェーデンのストックホルムの絵葉書をウィーン国立音大留学時代の私の恩師の奥様が送って下さいました。

私が、海苔を送って差し上げたところ、飛行機の中で、おにぎりに巻いて食べようと思い、手荷物にしたら、飛行場で、徹底的に手荷物検査されたとのこと。

係員が、海苔の袋を手にして首をひねっていておかしかったそう。












令和2年5月20日(水)人間の目で見た自然を絵にすると、もっと素晴らしく見える


←フランス、ジヴェルニーには、画家のクロード・モネの家があります。

美しい花が咲き乱れる、モネの庭園、モネの家の中には、日本の浮世絵のコレクションが一杯で、驚きました。

これは、その場所の絵葉書です。







←ジヴェルニーのバス停の前で。(2009年9月7日撮影)

ジヴェルニーは、印象派の画家達にとても愛された場所。

その通り、自然が豊かで、とても静かな美しいところです。

ここで見た、睡蓮を実際に見た後で、モネの絵を見ると、更に、強い感動を覚えます。

人間の目を通して見た、自然は、実際の風景以上に美しく描かれるからだと思います。






今日は、椙山の大学の方のオンラインレッスンでした。

1人も欠席者もなく、皆さん、頑張っています。しかし、とにかく、人数は多いし、その人のレッスンをしていると次の学生が待機中なので、気持ちも焦るのか、皆、すごくテンポを速く弾いています。今日は、メトロノームを使って一貫したテンポが取れるよう、私のメトロノームを聴かせながらのレッスンでした。

私が、過ごしてきた、今までの人生の中で、学校が、一斉休校になってしまう事は、一度もありませんでした。

私の両親の世代の頃は、戦争で、学校に行けなかったとか、肺結核などで、隔離されたり、貧乏生活を散々聞かされてきましたが、現代は、又、違った意味で、大きく時代が変わろうとしています。

人間の考え方が、変な方向に進まず、いい方向へ収まっていくことを願っています。私自身は、全てにおいて、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」の人間なので、物も持たないし、まあ、あるものと言えば、ピアノくらいです。

それよりも、大切にしているのは、どんな状況に立たされても、「あれは、いやだ、これは、いやだ」という不満を持たない、いつも清らかな心でいることと、人間同士の心と心の絆です。
私は、どの人間の事も、勿論、生徒さん達全員の事をいつも家族のように感じています。現在、フランスや、ドイツや、オーストリアに留学中の生徒さん達も、いるので、又、無事にヨーロッパへ行けたかな、無事に過ごしているといいなと思います。

日本で、学んでいる若い学生さん達が、これからもいい方向へ進んでいけますように、お祈りしています。


令和2年5月18日(月)自分の未開発だった可能性、又、見いだせた


←ウィーンのケルントナー通りで。オペラの歌曲に合わせて、操り人形が歌っています。

黒い鞄には、シリングの小銭や、紙幣も、沢山入っています。

大道芸人が、芸を披露すると、お金を入れてあげるのです。

このとき、私は、ウィーン留学中の23歳。
沢山人が集まっていましたが、ウィーンも、日本同様、現在は、ひっそりとしているでしょうね。

(1995年9月撮影)





今日は、名音大のオンラインレッスン、大きな問題はなく、成功しました!1年生から4年生の皆さん、全員、時間をきちんと守って、自分のレッスン時間ピッタリに入ってくるので、素晴らしいなと感心です。

来週あたりから、実技のみ対面授業が可能になりそうな感じなので、学生さん達1人1人に尋ねました。


今どきの若い子達、スマホや、パソコンを使いながらのレッスンの方が、楽しくて、「オンラインレッスンしてほしい」と言うかな?と思いきや・・・
ほとんどの子達が、「対面レッスンがいいです!」との事。

以外でした。私も、こういう状況だから、必要に迫られてオンラインレッスンしていますが、対面レッスンが一番いい事は、誰もがそう思うはず。

私の場合は、普段大学や、高校へ通勤することで、駅の階段を上がったり、下がったり、坂を上ったり下がったり、電車に乗ったり、バスに乗ったり、色んな所で、結構、歩くので、運動出来ています。
しかし、今は、通勤がないから、運動不足になって、今度は、足腰が弱りそう・・。目や脳は、長時間の頭脳労働だから、、身体のためにも悪いなあと感じます。

オンラインレッスンでは、やはり、声や、音もずれますね。仕方がありません。

出来るだけ、オンラインレッスンでは、姿勢や、手の形に関する事、ペダルの踏み方や、和音のバランスについて、拍子感、又、スケールやアルペジオ、など、どうすれば弾きやすいかなど、私の音を聴かせるというよりは、言葉で、1つ1つ噛み砕く形で、説明することに重点を置いています。

バッハのフーガ、インヴェンションや、シンフォニアなども、普段なら、どのように音で遠近感を出すか、例えば、テーマが出てきた時に、毎回同じように出す、のでなく、遠くで鳴っているテーマや、近くで鳴っているテーマを音で現すのに、すぐ、私は、弾いて生徒達に示すのですが、リアルタイムのオンラインでは、音が途切れたり、音質も良くはないので、ポリフォニーの説明をどうすれば、言葉で相手に伝わるかすごく、苦心しました。

音楽は、言葉がなくなったところから、始まります。なので、私の中で、言葉にした瞬間に音楽は、消えてしまうのです。

今回、音でなく、学生たちに、言葉を色々と使って、説明することにより、私の未開発だった部分が又、発見できました。

生きていくことは、自分の知らなかった未開発の部分を、発見していく旅です。

この年になっても、まだ、沢山の可能性が開かれていることを又、再確認出来て良かったです。



令和2年5月16日(土)DVD,ブルーレイも届きました!


昨日、門下生コンサートのDVD、ブルーレイも届きました!

生徒の皆さん、喜んで持って帰っています。

皆さんの演奏が、私の心を癒して下さっています。
終演後のインタビューも、楽しんで下さいね!

来年も、生徒の皆さんにお会い出来ますことを、そして、
無事に開催できますことを祈っています。





学校も対面授業の再開に向けて、少しずつ動き始めています。今回、大学が全て遠隔授業になったことによって、まるきり、コンピューターに興味のなかった私でしたが、ズームを勉強することが出来ました。

今現在もコロナと闘っていらっしゃる方々の1日も早いご回復をお祈りしています。


令和2年5月14日(木)音楽は心の栄養


生徒の皆さん、今年の門下生コンサートのお写真が出来ました!

3月22日、私も生徒の皆さんもマスクでのぞんだ第18回門下生コンサートでしたが、誰も、病気にもならず、どの子も皆、とても元気に過ごしています。

来年は、2021年3月25日(木)天白文化小劇場で、第19回門下生コンサートを開催致します。

もうすでに来年はこれを弾きたい!と言っている生徒さん達もいます。

生徒の皆さんの又、一段と成長された演奏が聴ける日を、今からとても楽しみにしています!




愛知県は、今日、緊急事態宣言が解除されました。


写真も今日、届いたので、生徒さん達にお配りしています。ビデオのゴイスさんへは、今日お電話して、お尋ねしてみましたら、明日発送するので、17日頃には、届くのではないか、との事でした。

コロナの影響もあり、郵便の配達も遅延しているので、ちょっと遅れているようですが、来週あたりから、生徒の皆さんにDVD,ブルーレイお配り出来ると思います。

郵送の方達は、幹事さんから、送って頂きますので、今しばらくお待ちくださいね。

今日は、新緑まぶしいとても美しいお天気です。

春、夏、秋、冬、ちゃんと季節は巡ってきます。どんな人間も、自然の大きな力には、抗う事は出来ません。

冬を飛ばしていきなり夏にはなれないし、春を飛ばして、冬になることも出来ません。子供達の成長も、早く、早くと焦るのでなく、自然を見習いたいです。

時期が来るときを辛抱強く待つことの出来る人であるよう、いつも心がけています。


私のやっている、「音楽」という分野は、生活していくのに、食べ物と同じくらい、必要不可欠だと私は思います。人々の心が暗くなってしまうのは、そういった情緒が欠けてしまうからです。生活の中に音楽がなくなり、心に栄養が行き渡らない事の方を私達は恐れた方がいいです。

ナチスの強制収容所に入れられた精神科医のフランクルは、過酷な収容所生活を生き延びることが出来た人たちは、体力があった人ではなく、感受性が豊かな人達だった、という事実を語っています。一つの花を見て美しいと思える心のある人が、どんな過酷な労働にも耐えられたと言っています。

コンサートを聴いたり、芸術に親しんでこそ、初めて、人間らしい情緒が取り戻せると思います。

音楽家は、そういった点で、ものすごく大きな役割を果たしているのです。

解除になり、色々な場所が、少しずつ日常に戻る感じがして、とても嬉しいです。



令和2年5月13日(水)一難去って又、一難


顔は見えているけれど、声が聞こえないという大学生にホワイトボードを使って、説明。

ミュートを解除して、下の方、タップしてみてね、それでも、音声が出ない場合、あなたの電話番号を紙に書いて私に見せて、と書きました。


画面に向かって、手で×サインをしたり、聞こえたらOKサインなど、声を使わないで、
リアクションを大きくするので、段々、自分が、言語を持たなかった時代の原始人みたいな気分になってきました。

それでも、ありとあらゆる手段をこらして、相手の声が顔と一緒に届いてきたときは、本当に安心しました。


今日から、椙山女学園大学の方も、オンラインレッスンがスタートしました。先日、とてもスムーズに名音大の学生さん達が全員さっと入って来れたので、大丈夫かなと少し安心していた私でしたが、一難去って、又一難!

今日は、どんどん生徒が入れ代わり、立ち代わりするので、これまた、つながらない学生さんも出てきて、片手は電話をかけるためのスマホ、
オンラインレッスン用のもう1台スマホ、2台あれやこれや持ち回して、何ともせわしなかったです。

私がレッスンをしているときに、次の学生が「待機中です」と出てくるので、それを消して、「じゃあ、又来週ね」と次の学生を招待して、
呼び込む・・・
レッスン中にメールは、入るわ、電話は鳴るわで、もう私の頭は、大混乱!
大学は、長時間のオンラインレッスンなので、とうとう、ズームが、最後は、うんともすんとも言わなくなってしまいました・・・

どうしよう!!ズームが、あまりにも長時間稼働しているので、とうとうストライキを起こした模様です。

これからも、あまりにも長い期間オンラインレッスンが続くと、私のスマホや、パソコンが壊れてしまわないか、又、学生さん達のスマホや、パソコンも壊れるのではないかと、とても心配です。

ピアノをゆったり弾くどころか、毎日、コンピューターに振り回されています。ズーム騒動で1日が終わります。
早く、対面式レッスンが始まって、高校も大学も解除になってほしいです。

コンピューターは、本当に不便です。音楽家から言わせてもらうと、音楽の良さなど、何も伝わってきません。どうにかしてほしいです。


令和2年5月11日(月)オンラインレッスン初デビュー!!


「初めまして!岩野めぐみです。私の声、聞こえていますか?」

「身体の調子はどうですか?」
なぜか、普段の声より、2倍くらい、大きな声を出さないと、相手に届かないような気がして、スマホの小さな画面に向かって、叫び続けた私でした(笑)
声だけでなく、1人1人の顔が見えると、とても嬉しいですね!安心します。顔を見て話すという事が、いかに大切かが改めてわかりました。


今日から、名音大のレッスンが、始まりました。私の教室に通って下さる生徒さん達のお力を沢山頂いて、何とか、私もオンラインレッスン初デビュー出来ました!皆さん、教えて頂いて、本当に有難うございました!

大学生の皆さんの元気そうなお顔を見ることが出来て、すごく嬉しかったです!

時間が来たら、「ちゃんと入って来れるかしら?」と心配でたまりませんでした。自分のリサイタルより、ドキドキしましたよ~。
さすが、大学生ですね、きちんと約束の時間ピッタリにどの学生さん達も、私のズームに入って来れて、本当にほっとしました。

オンラインレッスンをしてわかったのは、ピアノの場合、バッハなどのバロック、モーツァルトなどの古典派など、音の粒立ちが1つ1つ、そろっているものが良いと思いました。

ショパンとかリスト、ブラームスや、ラフマニノフ、などのロマン派以降、近現代になってくると、ペダルや、和音や低音部、高音部などが、わあ~っと混ざって、音が、散らばってしまうので、これは、やはり、対面レッスンでないと、難しいです。

小さな曲、バイエルや、ブルグミュラー、ソナチネあたりくらいが、一番、オンラインレッスンに、向いている感じがしました。

学生さん達、皆、普段のレッスンよりも私の話を集中して聴いて下さっている感じで、その点では、すごく良かったです。

音のニュアンスは、求められませんが、仕方がありません。

朝から、晩まで、1日、閉じこもってスマホを見てレッスンしましたが、すごく楽しかったです!

又、来週、同じ時間にお会いしましょう!


令和2年5月7日(木)もし、今の時代モーツァルトや、ショパンが生きていたら?


私が、学生時代、スマホや、パソコンなどに追われていたら、とてもではないけれど、ピアノの音を静かに耳を澄まして聴くどころか、全然、ピアノに集中出来なかっただろうとつくづく思います。

今の時代を、もし、バッハや、モーツァルトや、ベートーヴェン、ショパンなどの偉大な作曲家達が見たら、恐らく、びっくり仰天してしまう事でしょう。

ラフマニノフも、自分の故郷を離れてアメリカに渡り、親しかったメトネルから、どうして、作曲をしないのか尋ねられたところ、
「もう何年もライ麦のささやきも白樺のざわめきも聴いていない」と答えたそう・・・・。

「音楽とは何か?一体どう音楽を定義できるのか?音楽とは、静かな月明かりの夜、夏の木の葉のざわめき、夕暮れ時に遠くに聞こえる、鐘の音だ。音楽は心からのみ生まれ、心にのみ語りかける。音楽とは愛だ。音楽の姉妹は、詩で、その母は、悲しみだ」とラフマニノフは言っています。

結局のところ、テクノロジーがどんなに進んでも、人間の考え方や、思想は、それほど、進歩したとはいえないと私は思います。

「誰かさんとケンカしたけどその仲直りの仕方がわからない」そんな簡単な事で、悩んだりするのが、人間だと思います。それを、インターネットで検索しても自分の場合と相手の状況は違うから、どれだけ、調べても出てこない。本当は、心を落ち着けて自分の心にしっかりと向き合ってみれば、全部、自分の心の中に智慧が備わっているはずなのに、色々と情報を集めるから、尚更、混乱してきて、自分の智慧が湧いてきにくいのだと思います。


最近の生徒達から、何のCDを買えばいいでしょうか?とか、どこの出版社の楽譜を買えばいいでしょうか?とか、しょっちゅう、質問を受けますが、その意味がよくわかりました。こんなに、情報氾濫していたら、何を買っていいかもわかりません。

自分の本当に好きなものは何なのか、自分が、本当に求めているものは何であるのかさえも、分からなくなってしまうだろうなあと思いました。

←ドイツ、ムルナウ周辺。
私は、田舎で、こういった、牧歌的な静かなところが大好き。
静かな自然と共存していると、音楽的なインスピレーションが自分の心の中から、
湧いてくるからです。

(2008年8月撮影)













令和2年5月4日(水)ズーム出来ました!

5月に入りました。パソコンや、スマホに向き合って、現在も、ズームにず~っと格闘中です(笑)。ここ数日間は、ズームが、夢にまで出てきて、うなされています・・・。

5月11日から、大学のレッスンが始まるので、とうとう、オンラインレッスンを始めることになりました。

生徒さん達や、生徒さんのお母様方に助けて頂いて、長時間に渡り、お手伝い頂いて、何だか申し訳ないです。

本当に有難うございました。

大学生達に、私の個人ミーティングのIDや、パスワードなど教えて、大学生達からは、「はい!承知致しました!お願いします!」と皆さん元気よくお返事下さるのですが、朝9時頃から、夕方5時頃まで、8時間もスマホで、オンラインレッスンしていたら、スマホが、ブチギレて、爆発するんじゃないかな?とか、まだまだ、色々と分からないことが多いです。

私にとって、50年近く関わってきたピアノの世界なら、深いところまで、生徒さん達を見ると一瞬にして、困っていることを瞬時に判断できます。
その点、ピアノは、子供の頃から、全然、難しいと感じた事は、なかったなあ、とつくづく思います。

普段、IT関係のお仕事の方で、そういったものから、全て断捨離したくなったという方がおられて、SNSや、フェイスブックなどから、何もかも離れた、といった方の事をお聞きして、「へえ!専門の方でも、一切合切コンピューターから、離れたくなるのか!」と思いました。

その話を聞いて、「ピアノは、やはりいいなあ!50年近く毎日欠かさず弾いているけれど、全然断捨離したいと思ったことはないよ」と
両親に話すと、「そうだね、やはり、音楽はそれほど、素晴らしいってことね」と話したような事でした。

この日記を書いた後、もう一度気を取り直して、3台目のパソコンで挑戦!自分の力でやっと!出来ました!!やったあ!嬉しいです!どの生徒さん達ともつながれます!