令和元年6月30日(日)PTNA予選

PTNAの予選真っ最中です。今日は、C級の小学6年生、グランミューズのB2カテゴリーの大人の生徒さん達2人、A2カテゴリーの大人の生徒さん、
G級の愛知県立芸大1年生、全員優秀賞で、予選通過と喜びの報告がありました。

皆さん、おめでとうございます!


令和元年6月29日(土)ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan

今日は、ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japanの予選があり、中学1年生と中学2年生の生徒さん達2人が、予選通過したと喜びの報告がありました。

おめでとうございます!


令和元年6月28日(金)ピアノと共に歩んだ道  小学4年生当時の私の日記から・・・


←昭和52年7月ピアノ発表会で。幼稚園に通っていた頃の5歳当時の私。

ブルグミュラーの「天使の声」と「貴婦人の乗馬」を演奏しました。

天使の声で、ペダルを踏んだ時に調和する、ハーモニーの色合いに心がときめいていた頃です。









1981年11月16日 小学4年生当時の私の日記から・・・

わたしが、今、一番よろこんでいることは、先生が、赤ペンでおへんじをかいてくれることです。
今日、どんなことかいてるかな~と思ってみてみたら、わたしが、いらいらしてかいた日記の「体育でいやに思ったこと」のひひょうを
2ページにわたってかいてくれていたので、うれしくてうれしくて、お母さんに「ほら!先生がこんなにかいてくれたよ」と言って、お父さんにもみせました。
お父さんもお母さんも「いい先生ね」。とほめていました。
そんなことかいていいかなあ、とびくびくして、体育のことを書いたけれど、先生もわたしや、みんなのことをよくかんがえて2ページも書いてくれて、本当にありがとう。
そんなところが、日記は、いいんじゃないかと思います。
言葉でだったら、いいにくいから、日記とか、文でかいたら、とてもかきやすいからです。
先生、思ったこと日記に書いていいですか?

担任の先生からのコメント

日記をかきはじめたころ、○○の日記をみんなに読みましたね。ボクは、腹はたったけど、やっぱり、本当のことをかいてくれているから、良かったんだと思います。本当のことだったから、いい日記と言えるんだと思います。
思ったことを、ありのままに、本当のことを書いて下さい。それが一番です。

ただし、岩野の本当に思ったことと、ボクの考えが、ぶつかったりすることもあるかもしれないけど、それはかまいません。
ボクも思ったことを書きます。おたがいが、思ったことを出し合う。しかし、けんかや、いじわるはしない。
これは、話し合いの大事なルールです。



令和元年6月27日(木)音の色


←イギリス、ロンドンの街中にある、バレエのお店。
トウシューズが重なっています。
(2013年9月21日)












←三重の自宅のお庭で、シャボン玉をして遊ぶ、4歳の私。

シャボン玉は、太陽にあたると、キラキラ光って、色んな色が出ては、消えていきます。

ピアノの音に似ていて、私の大好きな遊びの1つでした。









ここ最近は、生徒さん達の実技試験や、コンクールへ向けて、張り切っています。生徒達に、私がウィーン留学中、大好きだった、ウラディーミル・マラーホフのバレエダンサーの舞台での空気感がどんなに素晴らしかったかを話して聞かせています。

ウィーンでは、ドイツ語読みで、マラーコフと呼ばれて大人気でしたが、彼は、筋肉で、音を聴くから、2回として、同じステップがなく、毎回違う陰影で生み出されます。100年に1人現れたような、ダンサーの踊りに、たびたび、触れることが出来ただけでも、ウィーンに留学したかいがあったと思ったものです。しなやかで、柔らかく、着地のしない足音、この世のものと思えない世界がマラーコフには、ありました。

音色は、音の色、と書きます。マラーコフは、まだ踊っていないけれど、舞台に出てきただけで、もう、ボーっとなってしまう。夢をみせてくれるんですね。色んな色がある。
マラーコフの身体自体が歌で、楽器なんじゃないか?その身体から、音を奏でているように見えて、あの美しさは、忘れられません。本当に美しいです。

何も話さなくてもその人の周りに情緒が滲み出ていて、離れがたい。誰もが、踏み入れることの出来ない「美の宮殿」。
そんな空気を音楽に感じていけるように、と生徒達には、よく話して聞かせています。


令和元年6月22日(土)門下生のご活躍





















門下生の佐藤愛さんが、8月11日(日)開場13:30開演14:00 アーク栄サロンホールで、リサイタルを開催されます。

愛さんは、明和高校音楽科、愛知県立芸大を卒業後、
パリ地方音楽院を首席で卒業し、現在、リヨン国立高等音楽院ピアノ科修士課程で、学ばれています。

曲目は、ハイドン:ソナタ第33番、シューマン幻想曲第1楽章、ブラームス幻想曲集Op.116より、1,2,3,6,
7番、ドビュッシー版画、リャードフ舟歌です。

ファゴットの方とのアンサンブルもあるそうです。


ご興味のある方は、是非、応援に行ってあげてください。



令和元年6月20日(木)ピアノと共に歩んだ道  (1994年3月16日 当時22歳大学卒業当時)(故)三善晃先生のお言葉から・・・


←桐朋学園大学を卒業した謝恩会での、学長先生(故)三善晃先生のお話。

(1994年3月16日撮影)











1994年3月16日、22歳当時の、私の日記から・・・

謝恩会が、高輪プリンスホテルであった。三善先生が、私達に向けて、お言葉を下さった。

「失敗を恐れるな。もし、あなた方が、こういう先生の弾き方をまねしたい、という人がいたら、その目指す人は、あなた方よりも、数多くの失敗をしてきたからです。
失敗をすることは、いいことです。あなた方は、まだあと何年も失敗する猶予期間が沢山ある。だから良いのです。

そして、危険な道と安全な道の2つに迷いが出たら、必ず、危険な道を選べ。
安全な道で、同じ山登りをするのでも、ケーブルカーに乗って、頂上にたどり着くのと、危険を持って、自分の足で、険しい道を登って、たどり着くのは、何物にも代えがたい。

殻を脱がない、エビは、死ぬと、言います。エビは、殻を脱いで、大きくなります。エビにとって、殻を脱ぐという事は、非常に危険な事です。それで、殻を脱ぐのを恐れて、殻を脱がないエビは、小さいまま死んでしまいます。
皆さん、もう一度おめでとう!!」とおっしゃって、乾杯した。


※私達桐朋生の誰もが、尊敬していた、(故)三善晃先生は、入学式、卒業式、節目節目で、お言葉を下さるのですが、謝恩会の時のこのエビの話には、共感しました。
又、室内楽のレッスンで、三善先生のお宅へレッスンを受けに、お伺いしたことは、今でも私の心に残っています。
22歳当時、これから、音楽家として、どういう道を切り開いていけば良いのか?あらゆることで、もがきにもがいていた、私は、エビの殻を必死に脱いでいたんだと思います。その後も、苦しみに直面するたびに、今、自分が殻を脱ぐ瞬間なんだ、痛いけど我慢して、耐えよう・・・・ずっとそう思っては、何度も殻を破り続けてきました。我慢すること、忍耐する事、これは、「ピアノの道」に限らず、生きていくうえで、一番大事な事なんじゃないか、と私は思います。

今、丁度、PTNAの課題曲に、三善晃先生の曲が出ているので、生徒達のレッスンの折に触れて、三善先生の想い出話を聞かせてあげています。
どの子も、真剣な表情で聞いています。


令和元年6月18日(火)23歳当時の航空書簡から・・・


←ワルシャワの街にある、ベンチ。白いボタンを押すと、英雄ポロネーズや、小犬のワルツなど、ショパンの名曲が、流れます。

(上下共に2010年8月24日撮影)










←ワルシャワにあるショパンが17歳から19歳まで住んだ家。























1994年11月18日(金)23歳当時、母へ送った、航空書簡から・・・

「ウィーン国立音大のレッスン室は、CDプレイヤーと、ベーゼンドルファーとスタインウェイのピアノ2台が、どんと置かれています。
ケラー先生は、楽譜についてのコピーを下さり、これは、スコダが書いた、どの楽譜を使ったら一番良いかという事が書かれています。貴女にあげるので、読むように」と渡して下さいました。シューマンは、ヘンレ版が一番いいと、おっしゃっていました。
今日、何回も言われたことは、コンソナンツ(協和音)から、ディソナンツ(不協和音)に移る時、そして、戻る時の音楽の緊張感のことについてでした。
先生は、「ここにシュパヌンク(緊張感)がくるよ」と弾いて見せて下さるので、試してみて、出来ると「ゼーアグート(そう、いいですよ)!」とおっしゃって、出来ないと、何度も、「フェアズーヘンズィーマール!(試してごらんなさい、もう一度)」と言われます」。


令和元年6月12日(水)第17回門下生コンサートDVD出来ました!
















←3月26日に開催された第17回門下生コンサートのDVDが出来上がりました!

長らくお待たせしました。これから、生徒の皆さんにお配りしていきます。







←ウィーン国立歌劇場前で。(2008年8月24日撮影)。













1996年10月5日、24歳当時のウィーン日記から・・・

「昨日は、レッスンだった。バッハの平均律2巻の16番、ハイドンソナタ46番を見て頂いた。バッハのテンポや、トリルの入れ方、フレーズのとらえ方、ハイドンのペダルの使い方など、ちょっと退屈と言われた。私が、シュテファノフと、ダブリンとクララ・シューマンと、クララ・ハスキルを受けたいと言ったら、シュテファノフとクララ・シューマンにしたら、とおっしゃられた。クララ・ハスキルは、リストの「鬼火」がすごく難しいと思うと言われた。
林秀光先生が、レコメンダチオン(推薦状)を早速お送り下さった。ご病気だそうなのに、早速書いて下さり、「めぐみさんの未来に期待します」。とも」。

*(故)林秀光先生は、私の7年間の桐朋時代、ピアノ科の主任教授の先生で、大変お世話になりました。卒業演奏や、コンクール、試験などでは、いつも私の演奏をとても褒めて下さいました。

私が、ウィーンに留学中、お身体を壊されていたのにもかかわらず、私の為に、推薦状を書いて下さいました。早く、天に召されたのが、淋しいです。

桐朋時代私が、一番お世話になった、先生方は、皆、天に召されていきました。桐朋学園の学長でいらした、三善晃先生、音楽理論の授業を担当して下さった、平吉毅州先生、末吉保雄先生、そして、ピアノ科主任の林秀光先生・・・・皆さん、現在いらっしゃらなくなって淋しいけれど、
それぞれの先生方から、私に頂いた暖かいお言葉は、今も、色あせることなく、私の心にしっかりと刻み込まれています。


令和元年6月9日(日)弾き合い会






























今日は、瀬戸蔵の椿ホールで、本番前の生徒さん達の弾き合い会でした。

例年に比べて参加人数が多く、とてもにぎやかな会となりました。


あなたの演奏を聴いて、感動して、泣いてくれる人がいると思いますか?

あなたの演奏で感動が作れるかは・・・その味がわかるまで、ピアノを続けましょう!
皆さんの演奏を、これからも楽しみにしています!






令和元年6月8日(土)PTNAグランミューズ部門

今年も、PTNAの季節がやってきました。

今日は、グランミューズ部門を受けに行った、大人の生徒さんが、A2カテゴリーソロ部門で、優秀賞で予選通過、又、Dカテゴリー連弾部門で、奨励賞と喜びの報告がありました。

お2人共、おめでとうございます!

明日は、弾き合い会です。生徒の皆さんに、本番前のチェックシートを作成しましたので、お配りします。

私も、普段、心がけている項目なのですが、51項目にもなりました。出来るだけ、簡潔に、まとめたつもりですが、大人向けなので、級の高い人には理解出来るかもしれませんが、子供さんには、ちょっと難しいかもしれません。お母様が、読んであげて、1つ1つ、わかりやすく、
通訳してあげてください。

将来、音楽家を目指す子達の何10年先を想定して、書いてみました。私の伝えたい全ての意味がわからなくても、大丈夫です。
親の言葉や、先生から言われた言葉の重みは、ずっと後になってから、自分の胸に響いてくるものだからです。

皆さんの演奏、楽しみにしています!


令和元年6月6日(木)福岡、飯塚のコンクールで  1992年6月7日 桐朋学園大学3年生当時


←福岡、飯塚の第11回新人音楽コンクール本選終了後、審査をして下さった、ピアニストの(故)中村紘子先生(右端)と、今井顕先生(左端)と。

中村紘子先生の隣、白いドレスが私。

中村紘子先生は、私のドレスについている、薄紫のお花を触って、「あら、こんなかわいいお花がついていたの?遠くからだったから、見えなかったけど」。とおっしゃって、私が、演奏した(故)武満徹さんの「閉じた眼」の批評を下さいました。

今井顕先生は、ウィーン国立音大の客員教授として、私が、ウィーンで入学試験を受けた際、試験官にいらっしゃいました。まさか、数年後、ウイーンで、お会いできると思っていなかったので、本当にびっくりしました。ピアノの世界は、親戚みたいに、どこへ行っても、
つながっています。
入試の際に、ドイツ語で、試験官の先生から、生年月日、何処の国から来たか、色々尋ねられます。
時々、日本から受けに来た子で、全くドイツ語がわからない人には、今井先生が、
日本語で、通訳してあげていました。ウィーンで、今井先生の日本語を聞いたときには、なぜか、いいようもないほど、ほっとして、あったか~く感じました。
←その時頂いたメダル。1992年6月7日、大学3年生当時、27年前です。























令和元年6月5日(水)ウィーン留学時代の想い出話


←ウィーン留学時代の私のスーツケースの中身です。

「おいなりさん」「麻婆春雨」「梅干茶漬け」「焼きのり」「ふじっ子昆布」
「カレーうどん」「生わさびチューブ」「小豆の缶詰」「つゆの素」「麦茶パック」「明太子チューブ」「白玉粉の素」「はるさめ」などなど、全部、ウィーンにない食べ物ばかり。

ウィーンには、ナッシュマルクトという市場や、日本の物が手に入るお店もありますが、
やはり、ものすごく高いです。

リサイタルなどで、たまに帰国する際には、スーツケースを空っぽにして、日本に帰り、
ウィーンに戻る時は、日本食を詰め込んで持っていきました。

オーストリアや、ドイツは、パンや、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、ソーセージやハム、又、お菓子では、チョコレートや、色んな種類のケーキに、生クリームなど、とても美味しいです。


が、いくら、美味しい物でも、毎日、それが続くと、「もう、うんざり・・・」となってきます。

日本の和菓子が食べたい、そんなときに、白玉粉と小豆の缶詰があれば、「おぜんざい」が簡単に作れます。アボガドや、ツナは、ウィーンでも手に入るので、ツナとアボガドとマヨネーズを入れて、のりを巻いて、お寿司をしょっちゅう作りました。巻きずしにする時に必要な、「竹寿司巻き」も、日本から送ってもらったり、留学中は、大活躍しました。

飲み物も、「ミネラルヴァッサー(炭酸水)」ばかりだと、やはり、日本のお茶が恋しくなります。私は、カフェインが、ダメだから、「麦茶」のパックを持っていって、作っておき、冷蔵庫の中に入れて冷やしていました。

ウィーンには、「アルムドゥドラー」というアルプスのハーブが一杯入った、炭酸飲料があり、(味は、ジンジャーエールに似ている)とても美味しいです。

私は、アルコールも一切飲まないので、友人達からは、「え~っ!?ウィーンには、美味しいワインや、アルコール類が沢山あって美味しいのに何で飲まないの?」とよく言われました。コーヒーも生徒の皆さんはご存知の通り、一切飲まないので、又これも、友人たちからは、「ウィーンのコーヒー飲まないなんてもったいない!」

おっしゃる通りです。しかし、留学時代の恩師のケラー先生も、一切アルコール類、カフェインお召し上がりになりません。

それは、師に似たのかも(笑)


令和元年6月4日(火)第2回ギロックオーディション

先日、開催された、第2回ギロックオーディションで、大人の生徒さんの山本ゆう子さんと今井あかねさんが、連弾部門で、合格されました。

おめでとうございます!

お2人は、9月22日に開催される、伏見電気文化会館ザ・コンサートホールの演奏会に推薦されました。ご興味のある方は、応援に行ってあげてください!


令和元年6月2日(日)DVDのサンプル


今年の門下生コンサートのDVDのサンプルを幹事さんが持ってきてくださいました。早速、皆さんのお名前や、曲目、画像にズレがないかどうかチェックして、これから、最終のDVDが出来上がってきますので、今しばらくお待ちください。


6月に入り、9日の弾き合い会に向けて、生徒の皆さんは、研究を重ねています。

場所は、瀬戸蔵の椿ホール、午前9時半から、夕方4時半まで、自分が弾くだけでなく、皆さんの演奏を聴き合って、一緒に学び合える会です。

自分が出ない時間も聴いていいですか?とのご質問が、ありました。是非、お聴きください。門下生の方々なら、どなたでもご自由にお入り頂けます。