平成29年6月30日(金)今、やるべきことをやるだけ

今日は、PTNAのコンクールのE級を受けに行った、中学2年生の生徒さんが、優秀賞で予選通過しましたと喜びの報告がありました。

中学生で、一番忙しい時期だと思いますが、よく頑張りました。おめでとうございます!これから、受ける生徒さん達も、結果を気にせず、先の事を思い煩わず、善い種まきをしていきましょう。今、すぐに、結果が表れなかったとしても、善い種まきを心がけていれば、必ず、善い実を結びます。

大丈夫、心配することない、あれも出来るようになるし、これも出来るようになるよって、生徒さん達には、いつも話しています。本当の事だからです。


平成29年6月29日(木)リューベック国立音楽大学合格おめでとうございます!

元門下生の小島理紗さんが、第1志望のリューベック国立音楽大学に合格が決まったと喜びの報告がドイツからありました。
自分の一番行きたい場所へ、就きたい先生のもとで、これから、2年間、ドイツで勉強出来ると、とても喜んでいる様子です。

秋から、入学となりますが、今後、国際コンクールの挑戦や、講習会の参加などにもチャレンジしたいとの事です。

小さい頃から、彼女を見てきて、その変遷がよくわかる私にとって、人間って、やる気になれば、何でも出来るんだなあと、つくづく感じています。

毎日、生徒さん達の活躍が嬉しくて、興奮して眠れません!(笑)


平成29年6月28日(水)試験

昨日、今日と続けて、明和高校の2、3年の実技試験がありました。
皆さん、熱演ぞろいで、素晴らしかったです。18年前、ウイーンから帰ってきたばかりの私は、生徒さん達が弾いても、全然、緊張したことなんてありませんでした。
しかし、今は、自分が演奏するよりも、生徒さん達の演奏を聴く方が、ドキドキしてしまうのです。持っているハンカチが汗びっしょりになって、まるで、自分が弾いているかのように・・・・。自分の子の演奏を聴くお母様方なら、この気持ち、よくわかって下さると思います。
生徒さん達を教えてきた、約20年間の間に、私自身も、きっと心が、成長したのだと思います。

18年前、明和に勤めさせて頂いた頃から、小さい時から、育てていって、この試験場で、生徒さん達の演奏を聴くのが、私の夢でもありました。どんな演奏であれ、私にとっては、かけがえのない、愛おしい宝物です。人を育てていくことは、心を砕いて命がけで、行われるすごく大変な作業ではあるけれど、1人1人の生徒さん達の心を知り、色んな体験を共に味わわせてもらい、感動するドラマを見ているような、私の職業につくづく、やりがいを感じています。昨日、今日と、以前から夢だった私の夢が今、正に、叶っていると思える瞬間でした。

熱演ぞろいだった、2,3年生の皆さん、素晴らしい演奏を有難うございました。

なお、この試験は、7月15日(土)しらかわホールで開催される、サマーコンサートのオーデイションを兼ねており、生徒さんの中で、3年生の、髙浪杜和君、宮脇彩永さんが、選ばれ、ソロでも、伴奏でも出演されることが、決まりました。2人共、本当によく頑張られました。おめでとうございます!


平成29年6月25日(日)生徒さん達の事、大好きだから、頑張れる

PTNAのコンクールのB級を受けた、小学4年生の生徒さんが、優秀賞で、予選通過と喜びの報告がありました。おめでとうございます!

今日、来た生徒さんが、「本番、上手く弾けなくて泣いたり、色々あっても、ピアノをやめたいとは思わないから、私もピアノが大好きなんだと思います。それ以上に、めぐみ先生の事が大好きだから、ピアノが好きなんだと思います!」とレッスンノートに書いていました。

私も、生徒さん達の事が大好きだから、頑張れます。ピアノも勿論好きだけど、それ以上に、生徒さん達の事を愛しています。
長く続けてきたピアノの道ですが、生徒さん達を教えながら、生徒さん達から、支えられているのは、この私だといつも思います。生徒の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。


平成29年6月24日(土)日常のコツコツとした努力が一番楽しい

今日は、PTNAのコンクールのB級を受けた、小学4年生の生徒さんが優秀賞で、予選通過。とても喜んでいました。良かったですね。おめでとうございます!

本番前の生徒さん達は、神経がピリピリしています。どの子達にも、「向上心は、とても大切だけど、絶対、賞をとらなきゃとか、欲を出さないように。結局、そういった欲は、音楽には、何の関係もなく、自分で自分をがんじがらめにして縛りつけるようなものだから。心をいつもまっさらに自由に綺麗にして、ただただ、純粋に音楽を愛すことね」。と話しています。

普段の練習を研究して、楽しんでいけることが、音楽家にとっては、一番大事かなと思います。結果というものは、一瞬にして消え去り、嬉しさも悔しさも一瞬のもの。

そうとわかれば、日常のコツコツした、絶え間ない努力の積み重ねこそが、とても楽しいと思えます。そうした、積み重ねがあって、良い結果が出れば、それなりに嬉しい。けれど、淡々としている感じで、又、次に向かっていく・・・・・。こういった繰り返しが、音楽家の道なんだと思います。


平成29年6月22日(木)無知だった6歳の私

私の幼い頃の苦い想い出、今となっては笑い話を書きます。

私が、小学1年生の時にPTNAのコンクールでA級を受けた時の事です。全国決勝大会で、大変有難い事に、銀賞を頂いたのですが、その結果に小学1年生の私は、ものすごく悔しい思いをしたのです。

問題は、林光さん作曲の「ちょっとしたケンカ」を弾いたのですが、子供の頭では、ケンカなんだから、思いっきり、荒っぽくケンカのように弾くのだと自信満々で弾いてしまったのです!(笑)

金賞を受賞された、先輩のお姉様は、実に音楽的で、心の底から歌い、柔らかく、どの音も多彩なニュアンスを持って、弾かれたのです。全く、ケンカみたいな演奏ではありませんでした。音の切り方も、とても丁寧で、今、審査する立場の私なら、当然、この方に金賞をあげたいと思える、そんな演奏でした。

その当時、6歳のおバカな私は、部屋にこもっていって、1人で、涙を一杯ためて、金賞、銀賞、銅賞の受賞者の写真を見つめていました。
私の演奏のどこがいけなかったのか?そんな風に、思った自分が、いかに愚かで、無知だったかと思うと、歯がゆくてなりません。
よく言えば、元気一杯、素直で子供らしい演奏だったわけですが・・・・・。

最近は、一見すると、子供とは思えないような、演奏をする子供達も大勢います。YouTubeなどあらゆる情報が氾濫する中で、研究しようと思えば、いつでもどこでも研究出来るからです。

しかし、これだけは言える事・・・・音が、自分の言葉として聴こえてこないニセモノの音もすぐ聴き手に伝わるということです。

指導者が教え込んだ、あるいは、どこかからか、真似が出来る部分だけ真似をしてきたような演奏は、どこか不自然で、ギクシャクした印象を受けます。

音楽が、ちゃんと演奏者の心から生まれて、1つ1つのハーモニーの変化に敏感に心を寄り添わせて演奏者の心が音となった時に、文句なく、魅了される演奏となり、誰もが、素晴らしいと感銘を受けるのは、自然な事といえるでしょう。


平成29年6月18日(日)第4回イモラ国際ピアノオーディション第1位!

PTNAのグランミューズ部門、Dカテゴリーに参加された大人の生徒さん達、連弾で、優秀賞。予選通過と大喜びで報告がありました。

又、今日は、第4回イモラ国際ピアノオーディション2017inJAPANがあり、明和高校2年生の山田ありあさんが、高校生部門で、見事、第1位に選ばれました。

ありあさんは、第1位の特典として、夏休み、イタリアでイモラ音楽院のマスタークラスを受講できると大喜びの様子です。良かったですね!
おめでとうございます!


平成29年6月17日(土)生徒の皆さん、不安に負けないで

今日は、PTNAのD級を受けた、小学5年生の生徒さんが、優秀賞で予選通過。「受かりました!本選もよろしくお願いします!」大喜びで、報告がありました。
又、B級を受けた、小学4年生の2人が、奨励賞と、名古屋支部賞を頂きました。皆さん、おめでとうございます!

これからどんどん、生徒さん達が、あちこちで本番を迎えます。私も、小さい頃から、皆さんと同じ道を通ってきました。今でも、不安になった時は、「不安な時こそ、伸びるチャンス!」もう大変で、目一杯苦しい時は、「目を背けず、ここが、頑張りどころだ!自分が、今、グングン成長しているから嬉しい!」そう思って取り組むように、一生懸命自分を鼓舞しています。

だから、生徒の皆さんの不安な気持ちがとても良くわかります。

目の前にあるハードルを飛び越えて、飛び越えて・・・・・。その繰り返しです。自分が体験したことで、無駄になる事は、何1つありません。
「不安よ、沢山来い!!」
という気分で、取り組めば、良い未来が必ず開けます!


平成29年6月11日(日)弾き合い会


今日は、南文化小劇場で、弾き合い会がありました。

みんな、嬉しそう!ヒナから育ててきた子達が、今では、リサイタルプログラムくらい曲がこなせるようになり、大きな成長に感無量です・・・・・・。









高校生になると立派に自分の意見も言えるようになります。

聴きにいらして下さった高校生の生徒さんから、早速感想が寄せられました。
先生が読んでくださった、ジョセフ・レヴィーンの世界中の人々が、芸術に対して最大に求めている「美」を音楽で表すために、正確に弾くことが大切であること、頭の中でどう弾くかをはっきりすること、それに向かって私も練習したいと思い、何故かとても感動して涙が出ました・・・・などなど。そんな気持ちで聴いて頂けたなんてこちらも嬉しいで
す!








小学生、中学生、高校生の生徒さん達。












小学生の生徒さん達。今こんな感じでもあっという間に大きくなりますよ~!














小学生の生徒さん達。












明和高校3年生の生徒さんがPTNAのG級優秀賞で、予選通過したと喜びの報告がありました。おめでとうございます!


平成29年6月10日(土)江南ピアノコンクール

今日は、第31回江南ピアノコンクールに参加した、椙山女学園高校2年生の生徒が第2位、明和高校2年生の生徒が奨励賞を頂きました。2人共、おめでとうございます。

明日は、弾き合い会です。今日も、ずっとレッスン、レッスンの山でした。皆さん、とても上手になってきたので、明日がとても楽しみです。

門下生の方なら、どなたでも聴きにいらして下さい。


平成29年6月8日(木)懐かしいお手紙

今春から、東京へ行った、生徒さんからの懐かしいお手紙が届きました。

大学では、毎週違う曲を持って行くために、徹夜の日々も沢山あるとのこと。海外の先生の特別レッスンや、演奏会も開かせて頂くとの事で、大変に充実している様子が目に浮かびます。明和高校時代も、すごく努力家だった彼女のことだから、きっと充実した大学生活を送っているだろうなあと思っていましたが、やはり、生徒さんからのお手紙は、とても嬉しいです。

みんな、幼い時から通ってくれたけど、いつまでも私を想い出してくれるだけでも有難いです。

大切に大切に手を尽くしてきた1人1人の生徒さん達は私の命そのもの。生徒達は、もう、ウザい!と思うかもしれませんけど(笑)
先生は、淋しがりやだって知っているから、皆、気を使ってくれます。

生徒さん達が、益々、活躍して、この先、どんな風になっていくのかな?いつまでもいつまでも、見ていたいです。


平成29年6月3日(土)小さい頃からの生徒さん達の成長、いつまでたっても興味が尽きない

今日から、私の教室からPTNAを受けた生徒のコンクールが始まりました。
F級を受けに行った、高校3年生の生徒さん、G級を受けに行った、明和高校3年生の生徒さんが優秀賞で予選通過と喜びの報告がありました。

みんな来た当初は、小さい可愛い子供達でしたが、今や、私の片腕になってくれるような頼りがいのある生徒達ばかりになってきました。

子供達の成長は、長く見続ければ見続けていくほど、面白く、やりがいがあり、哀しみも、喜びも生徒達と共に分け合って、いつまでも、生徒達が発信してくれる変化に興味が尽きません。

2人共、本当によく頑張りました!おめでとうございます。今日が、トップバッターの2人でしたので、それに続いて、皆さん、頑張って下さい!


平成29年6月1日(木)音楽は、愛そのもの

6月に入り、本番を迎える生徒さん達も多いので、私の体験も踏まえて、本番での心の持ち方を書こうと思います。

私にとって、音楽とは、愛そのもの。音楽は、「音」で、相手とコミュニケーションをとるものです。コンクール、試験などの場であっても、その時の気持ちが、
「コンクールのための演奏」や、「試験で高い点を取るための演奏」になってしまうと、音楽に対する愛が感じられないので、結果的に面白くない演奏、となってしまいます。

音楽を愛する皆さんなら、きっと音楽の中に感じる、甘くて優しい気持ち、誰かを愛し、又、その人から愛されたときの、あの暖かくて心がふわ~っと大きく開かれていく柔らかい感じ、しかし、それと同時に、あの苦しくて、切ない気持ちも全てひっくるめて、何とも言えない愛おしい気持ちが音楽の中に沢山聴こえてくるから、音楽が好きなんだという事は、理解出来ると思います。

「優しい」という漢字は「人」を「憂う」と書きます。人を憂う気持ちがあれば、自然と、音楽も暗い音や、優しい音、悲しい音や、切ない音など、豊かになってくると思います。

「人間は気高くあれ
情けぶかくやさしくあれ
そのことだけがわれらの知っている一切のものと人間とを区別する」

書道家の観峰先生のお言葉ですが、私の大好きな言葉です。寝る前と朝起きた時に、必ず口に出して言って仕事に出かけるようにしています。

人に対する慈しみと同じように、音楽の中から、そんな愛おしい気持ちが聴こえれば、きっと相手の心にまっすぐ届きます。
生徒さん達は、6月11日の弾き合い会をとても楽しみにしている様子です。音で相手とコミュニケーション、相手に伝えるように演奏する、本番に向けての準備の仕方など、皆さんと色々考えてみたいと思っています。