平成29年4月27日(木)門下生コンサートのDVDサンプル確認

昨日、いつも門下生コンサートを撮って下さっているゴイスさんから、DVDのサンプルが送られてきました。昨日学校から帰って、大急ぎで皆さんの名前や、曲目、間違いがないか、映像と演奏がずれていないかなど、チェックして、最終段階の商品仕上げをお願いしましたので、ゴールデンウイーク明けには、きっと生徒の皆さんにお配りできると思います。







今年は、例年に比べて、ちょっと写真が遅れているようなので、今、問い合せ中です。今しばらくお待ちください。

DVDの方は、生徒の皆さんの1年の大きな成長がうかがえて、皆さんがキラキラステージの上で輝いていて、とっても素敵に仕上がっています。
本番もドキドキするけど、又、振り返って後から、自分の演奏を見るのもドキドキですよね・・・・・楽しみにしていてくださいね!


平成29年4月25日(火)ステージリハーサル(弾き合い会)のお知らせ

6月11日(日)南文化小劇場で、本番を迎える生徒さん達の為のステージリハーサル(弾き合い会)を行います。

新しい幹事さん達が、早くも色々と動いて下さり、感謝しています。幹事さんの方から、1人1人の参加者の方々には、御連絡が入ると思いますので、その際は、よろしくお願い致します。

本番前に、普段弾いている狭いレッスン室とは違う、広いステージで弾いておきたい人、普段は、他の人のレッスンを見学する機会がないけれど、この機会に、他の人はどんなレッスンを受けているのか・・・などなど、自分の音も、他の人の音も、ステージという日常とは違った場所で、空間を感じながら、良く耳を働かせて、じっくりと聴き合えるグループレッスンのような形式で、色々な発見のきっかけとなる楽しい弾き合い会です。

各種コンクールに参加される方、そして、実技試験の本番も近いので、参加される生徒さん達には、本番を成功させるコツなども含めて、私の体験も交えつつ、色々と皆さんのためになる情報を沢山お伝えします。そして、私の考えを伝えるだけでなく、生徒の皆さんが、どのようにしていけば、自分の定めた目標を達成させて、計画を立てて、本番を成功させることが出来るか、ピアノ実技の面だけでなく、メンタルな面からも多方面からアプローチしていき、お互いが高め合える時間が持てればいいなと思っています。

私も、この機会に自分の本番体験を色々と振り返ってみる良い機会と思って、生徒の皆さんと一緒に成長していければいいなと考えています。私にとっても、皆さんにとってもこれまで気付かなかった新しい発見がきっと見つかると思います。

御都合のよろしい方は、是非、参加して下さると嬉しいです!


平成29年4月22日(土)第14回マリンバコンサート


今日は、マリンバコンサートの伴奏の本番が東文化小劇場でありました。





終演後、聴きに来て下さった生徒さん達と。











新しく入られた生徒さんも一緒に。

皆さん、いつも有難うございます!!

















平成29年4月17日(月)懐かしい曲

4月27日(木)~5月7日(日)東京の新丸ビルで開催される「新丸ビル10周年フラワーイベント」で、私が演奏しているYou Tubeのメリカントのゆるやかなワルツ、BGMで流されるとの事です。

2011年でのリサイタルのアンコールで演奏した曲です。その年のPTNAのC級の課題曲だったのですが、それを弾いた4人の生徒達が全国大会に行った、私にとっては、懐かしくて、想い出深い、大好きな曲の1つです。その曲が流れると、まだ、当時小学生だった生徒達の姿や、弾いている時の表情や、レッスンでお話した事・・・・・全部、浮かんできます。先に、音楽のメロディを思い出し、その後、それにまつわるさまざまな想い出がよみがえるというところが、音楽の不思議なところだなあ、といつも感じています。

私は、聴けませんが、東京に住んでいる方、その曲が流れたら、私を想い出して下さると嬉しいです!


平成29年4月15日(土)ピアノを弾くのは、指でなく、頭と耳

ピアノを学習している皆さんの誰もが、練習が一番大切と信じ込んでいる人は多いと思います。

勿論、練習は、それなりに、大事なのですが、多ければ上手くなるというものでもないのです。若い頃、練習のしすぎで、将来弾けなくなってしまうピアニストも沢山います。神経伝達が間違った方向に覚えてしまうジストニアにかかってしまったりなど、練習をしすぎることの弊害も沢山ありますので、注意が必要です。


学生さんなら、3時間取れれば、十分だと思いますが、そのうちの2時間は、この音楽をどう弾いていきたいのか、研究の時間に当てると良いと思います。
楽器から離れて、楽譜を隅々までよく読み、研究する、そして、あらかじめ頭の中で、音楽の設計図を描いた上で、その後、音にしていくといいですね。
沢山、CDも聴いて、ああ、ここいいなあと思う部分は、どんどん取り入れて、まねしていきましょう。もともと、「学ぶ」は、「マネぶ」ということからきています。


頭を使わず、指だけ動かしていたり、耳を使わず、指を動かしていても、あまり、上達は、ないでしょう。
ピアノは、どこを使って、弾いているかといえば、「頭」と「耳」を使って弾いています。指ではないのです。

単に、ドとかレとか判別出来る耳ではなくて、その音が、ふくらむイメージ、とか、溶けていく感じとか、消えていく感じとか、このハーモニーは、どこに向かっていく音なのか?などなど、ハーモニーを知識として知るだけでなく、実際に音に反映させられるような良い耳を育てていくことが大事です。

シューマンのユーゲントアルバムの序章にとてもいい言葉が書かれています。是非、音楽学生の皆さんは、読んでみるといいですよ。


平成29年4月9日(日)自分のものを最大限生かすことは出来る

「めぐみ先生が、ピアノの先生になろうと思ったきっかけは何ですか?」と生徒さんから質問がありました。
「きっかけ・・・・。ないなあ・・・。(笑)何か、生まれたと同時にピアノの道が、あらかじめ決められていた感じかな?」と答えました。

よく考えてみると、この世で起こる、大きな出来事に対しては、自分で決められるものは少ないといった感じが私はしています。

まず、どんな親の元に生まれるか、どこの国で生まれるか、女で、生まれるか、男で、生まれるかも自分で決められません。一人っ子、姉妹、兄弟があるかも自分の意思では、決められません。子供時代は、特に、自分の思い通りにいかない悔しさを味わう事が多い事と思います。

大切な人との縁も自分で勝手に選べるものでもありません。「選ぶ」というよりは、「出会い」があったという方がいいでしょう。そして、死ぬ時だって、何歳で、出来るだけ苦しまずに死にたいと願ったところで、それも、自分では、決められないと思います。
職業もそんな感じで、もうすでに、あらかじめ、用意された「天職」というものが必ず、どんな人にも備わっていると思います。
その自分に与えられた「天職」を最大限、命がある間、人のために尽くす事こそが、生きがいになっていくのだと思っています。

無理して何かになろうと思ったこともなければ、親も私に、ピアニストになってほしいと誰も、そんな期待はしていませんでした、が、自分では、音楽家の生涯を生きていくのに、何の疑いもなければ、他の道を目指したいなどと考えることなども今まで迷ったことは、1度もなかったです。

今の子達みたいに、色んな習い事をしていて、選択肢が一杯あれば、又、考えも変わったかもしれませんが・・・・でも、何となく、子供たちは、自分の「天職」がきっとどこにあるかは、一番よくわかっているのだと思います。


平成29年4月7日(金)18年目の桜


あっという間に最高学年になりました。明和高校3年生達です。1年生に戻りたい、というくらい、楽しい高校生活を満喫しているようです。頼りにしています!

1年経ってあっという間に先輩になりましたね。2年生の子達です。



明和に勤めさせて頂いて18年目。18年前、初出勤した日は、晴天で桜が満開で綺麗でした。今日は、ちょっと雨ですが・・・・。

皆さんの夢が叶いますように、いつも応援しています。


平成29年4月6日(木)名音大


名古屋音楽大学で、1年生の初顔合わせと2年生の持ち上がりの学生さん達と一緒にオリエンテーションでした。1人1人の趣味を聞いたり、好きな事を聞いたり、和気あいあいと。
9名の学生さん達を見させて頂きます。(1人写真に写ってなくてごめんなさい・・・・)

音楽大学生活が人生の中で、想い出深い素晴らしいものとなりますように・・・・。
皆さんのお手伝いをさせて頂けるのを嬉しく思っています。








平成29年4月5日(水)オリエンテーション


今日から、椙山女学園大学のレッスン開始です。勤めさせて頂いて、今年で、10年目になります。

玄関前の桜が、とても綺麗。

私が、受け持つ、20名の学生さん達。私とのレッスンを通して、ピアノが大好きになってもらえると、
とても嬉しいです!















平成29年4月4日(火)幸せな音楽家

今日は、マリンバの先生のお宅へ行き、伴奏合わせに行きました。

8名の生徒さんの伴奏と先生の伴奏で、4時間ほど、弾き詰めだから、とにかく、お腹がすきます。おまけにマリンバの伴奏というのは、元気な曲が多くて、ものすごく、エネルギーを使います。ついこの間まで、全く、食欲がなかったのに、今は、ピンピンで、つくづく、食欲があるという事が、嬉しいことなんだと改めて思いました。

若い頃、オペラの仕事をやっていた時は、もっとすごくて、朝9時から12時、午後1時から5時、夜は6時から9時まで、オペラの舞台稽古に付き合うといった感じでしたから、ピアノの前に座っている事に関しては、どれだけでも、耐性は出来ています。

つい最近もウイーンでお世話になった先生の奥様が、「つくづく、音楽家という職業は、幸せよね。自分の好きな事で、食べていけるわけだから・・・・・」。
とおっしゃっておられましたが、つくづくそう感じます。


平成29年4月3日(月)門下生達のコンサートのご案内

門下生達のコンサートのご案内です。まずは、順番に・・・・
5月3日(水・祝)名古屋・伏見電気文化会館ザ・コンサートホール(午後15時開演)で、奏心会フレッシュコンサートがあります。

小学5年生の間下梨香さんが、ショパン即興曲の第1番とドビュッシーの雨の庭、
明和高校3年生の宮脇彩永さんが、シューマンのアヴェッグ変奏曲を演奏致します。










8月4日(金)四日市市文化会館第2ホール(午後18時半開演)で、東京音大大学院2年生の小林ほなみさんが、セントラル愛知交響楽団とリストの協奏曲第2番を演奏致します。









8月12日(土)名古屋・伏見電気文化会館
ザ・コンサートホール(午後13時開演)で、
東京藝大3年生の川地咲由里さんが、ショパンのバラード第1番、同じく、東京藝大3年生の
鈴木真琴さんが、ストラヴィンスキー=
アゴスティの火の鳥を演奏致します。








ご興味のある方は是非どうぞ。


平成29年4月1日(土)私が残していける遺産

全日本ジュニアクラシック音楽コンクールの全国大会で、門下生の明和高校1年生(今春から2年生)が、奨励賞を頂いたと喜びの報告がありました。おめでとうございます!

さて、話は変わり、門下生コンサートの感想を沢山お寄せ頂き、有難うございました。まだ、私の所に来られて年数の短い方々は、大きくなったら、自分も先輩達のような素晴らしい演奏が出来るようになるんだろうか、と思ったとの事です。

命をかけて向き合った生徒さん1人1人の誰もが、私が、この世で残していける唯一の大切な遺産です。

生徒さん達には、自分が決断したことを最後までしっかり貫くことを応援し、自分の人生に悔いが残らないよう、幸せな道を歩んでいけるよう、
今後も、手を尽くしていきたいと思います。

今の子供達は、着るものも、食べるものも、寝るところに困るような子はいないし、望めば、何でも親が買ってくれたり、そういう意味では、非常に恵まれていると思います。
しかし、いつの時代も、何でもかんでも不自由なく与える事よりも、子供自身が、自分の頭で考えた結果、「自分の力で」事を成しえたと思える体験をする事の方が、子供達にとって、はるかに嬉しいのでは、なかろうか、と思います。

私も、そういった意味で、教師として最大限の手は尽くすけれど、その子自身が、自分のやっている事にやりがいを感じ、自分の力で物事を成就した!と思うような、手助けが出来ればいいなと個人的には思っています。

相手の要求を「耳」で聞くのではなく、「心」で聞くことを大切にしなければいけない・・・・そして、子供達に正確な情報を伝えつつも、可能であれば、子供たちの希望に添ってあげることも、教師の役割なのでしょう・・・・・・・。

1人1人の生徒さん達の夢の実現をお手伝いさせて頂ける事そのものが有難く、日頃の保護者の方々のご努力、御協力に心から感謝の気持ちで一杯です。