平成29年2月23日(木)曲目選び

PTNAの課題曲が発表になりました。受けたい生徒さん達には、色々と曲目の説明をしています。A2級からF級までは、課題曲、G級からは、自由曲となりますが、課題が出ている場合は、その子に向いた曲として、「私はこれがいいと思うよ」と、一応のアドヴァイスはするものの、決める時は、本人に任せます。その子自身が弾きたい曲だと、やる気を持って取り組んでくれることも多いからです。

私の体験で言うと、ウイーンの卒業試験の曲目を選ぶときに、
「シューマンのソナタ3番が弾きたい」と私は、言いました。が、先生は、「あの曲は、成功しない、やめた方がいい」
と反対されました。そこで、私は、「一度聴いて頂けませんか?」とお願いして、聴いて頂きました。すると、「良い感じで弾けていますね」となり、OKが出ました。

そんなことは、よくある事なのです。私が高校3年生の卒業試験での事です。ショパンのソナタ3番が弾きたい、といった時も、あの曲を上手く弾くのは、難しいと言われて、それなら、と先生を納得させるくらいの演奏をしていこう!と自分で研究に研究を重ねて、持って行きました。その時も、
「あっ、いいねえ、あなたが弾くと綺麗に聴こえるよ」と言われ、あっさりOK.

そんな経験が沢山あるため、生徒達には、この曲は、ダメだよ、とか、あなたには、これは、無理だ、とか決めつけるような事は、あまり、言わないようにしています。
曲目選びも、勉強のうちの一つですし、自分に合うものも合わないのも含めて、色々弾かせてみることが、詰まるところ、本人の将来のためにもいいと思うからです。



平成29年2月20日(月)第21回浜松国際ピアノアカデミー

3月3日(金)〜3月12日(日)会場アクトシティ浜松で、第21回浜松国際ピアノアカデミーが開催されます。現在、名古屋音楽大学ピアノ演奏家コース特待生1年
在籍中の私の生徒、倉橋千遥さんが24名の中に見事選ばれて、受講できることになりました。このアカデミーを受講された修了生の皆さんは、将来国際コンクールで受賞されたり、素晴らしいご活躍をされています。受講生の方々は、今後期待の星の若手ピアニストの方ばかりです。
レッスンスケジュールは、2月下旬頃発表との事です。ご興味のある方は、是非聴きに行ってみてください。
http://www.actcity.jp/hacam/PianoAcademy/academy/students/ へのリンク


平成29年2月19日(日)持つべきものは、情熱、そして、行動に移すことが大切


ウィーン国立歌劇場で、コレペティートアとして働く、日本人の男性ピアニストの方がバレエ団の伴奏をしているところが出てきました。
その方も、やはり、50通から100通くらい履歴書を書き、あらゆる場所へ送ったとおっしゃっていました。音楽家の方なら、この意味がよくわかると思いますが、こちらからの働きかけがなく
ボーっと待っていても、向こうから、音楽の仕事は来ません。どんなに、優秀でも、いい音大を出ても、仕事が来ない人は来ない。音楽の仕事は、誰かから頼まれるのでなく、まず、自分の方から、積極的に、つかみに行かなくてはならないのです。

私が、ウイーンから、帰ってきて、さあ、何をしようかという事で、とにかく自分はこういう事が出来ます、という事を皆さんに、広く、知ってもらう事から始まりました。
私が、ずっと学生の間中、やっていたことは、全て、コンサートピアニストとして生活していくことが主体になっていましたので、まず、現場に出てみて、こんなに音楽の仕事って、山のようにあるんだ!と驚きました。又、ショパンのエチュードを弾いたり、ベートーヴェンのソナタを弾く、コンサートピアニストなんかより、よほど、コレペティートアなどの仕事の方がずっと大変だ!とも思いました。

バレエの踊りを見ただけで、それにふさわしい、曲を即興で弾いたり、オペラや、オーケストラの中の合唱団の伴奏のピアニストの方など、
「マエストロ、ここは、トロンボーンが鳴っていて、ここは、ホルンが…云々」。何でも博識のすごい方ばかりだなあ!ベテランの方々の仕事っぷりを見せて頂いて、本当に感心しました。私も20代の頃は、そのベテランの方の仕事ぶりを見学させて頂きながら、又、一緒に、仕事を手伝う形から、始まりました。
指揮者の方に教え、合唱団も指導し・・・・などなどあらゆる能力が発揮できれば、山のように音楽の仕事は、あるのです。

音楽をやっていても仕事がない、と心配する人がいますが、そんなことは決してありません。私は、音楽でやれる仕事なら何でもやるぞ!と思ってここまできましたが、だからと言って、私が、良く出来たわけでも、なんでもありません。どちらかといえば、何でもさささっと、要領よく立ち回れる人間ではなかったからこそ、根気強く、粘り強くやれているかなと思っています。要領がいい人だときっと、ああ、面倒くさい!と投げ出すと思うから。

それこそ、何通、これまでに、履歴書を書いたかわかりません。持つべきものは、情熱。そして、即、行動に移す。心に情熱を秘めていても実際に行動するとなると相当、勇気も、大きなエネルギーも必要になってきます。
可能性の中に生きるのでなく、可能性を現実化するためには、まず行動すること、行動すれば、何らかの結果が見えてきて、そこから、道が大きく開かれてくるのです。


平成29年2月18日(土)何もかも良い事へつながっていく

門下生コンサートまで、後1か月となりました。初めて出演の生徒さんも、長い生徒さん達も、一般の生徒さん達、東京から帰って弾いてくれる生徒さん達も、皆、集まれる同窓会のような
楽しいコンサートです。

3月20日(月・祝)熱田文化小劇場午後1時半開場、午後2時開演です。
第1部は、PM2:00〜2:50
第2部は、PM3:05〜4:05
第3部は、PM4:20〜5:50
第4部は、PM6:05〜6:55

皆さん、楽しみにしていてください!!1人1人の生徒さん達の熱演を是非沢山の方々に聴いて頂きたいです!
















PTNAのコンクールの課題曲もそろそろ発表となりますし、本番前の生徒さん同志のステージリハーサルも6月11日(日)南文化小劇場で行う事が決まりました。
是非、本番前の生徒さんで、参加されたい方は、ご参加下さい。

どの子も、1つ1つの積み重ねで必ず、上手になれます。自分では、成長しているかどうかが見えない、と不安に思う時、それこそが、成長している証です。
成長していない時は、そんな不安も何も起こりませんから、子供たちが、日々、成長していき、大きく変化していくのを目の当たりにしながら、
全ては、何もかも良い事へ進んでいくと、前向きにとらえています。


平成29年2月9日(木)男の子から逆バレンタイン


「男で、逆ですけど、バレンタインのチョコレート、食べて下さい・・・・・」

今日は、小学5年生の男の子から、バレンタインを頂きました。

ピアノの形をしたバレンタインがあったので、真っ先に私を想い出してくれたとの事。

嬉しかったです。他の方からも可愛いハンカチや、珍しい形のバレンタイン、色々あるんですね。

世の中で何が流行っているかも何も知らない私です(笑)


平成29年2月5日(日)第7回日本バッハコンクール全国大会銀賞

東京の王子ホールで、第7回日本バッハコンクール全国大会がありました。

現在、椙山女学園大学1年在学中の井上恵利那さんが、大学・大学院Aコース部門で銀賞を頂いたと喜びの報告がありました。彼女も又、他の生徒さん達と同じように、小学2年生の頃
から一生懸命私の教室で学ばれて、彼女の一途な努力に頭が下がる思いです。

彼女の一つ一つ積み上げた懸命な努力が今回の素晴らしい結果につながったと思います。本当におめでとうございます!


平成29年2月4日(土)コンクール審査


今日は、YJPCコンクールの審査で豊明市文化会館へ。

参加して下さった方々、1人1人に心を込めて、講評用紙を書いていきます。

単純、かつ明快に、誰もが、親しみやすく、理解しやすい言葉で、簡潔に書くことを心がけています。







平成29年2月3日(金)涙、涙・・・・


明和高校3年生の生徒さん達の学校でのレッスンが今日で、終わり。すごく寂しい。

彼女達にはなむけの言葉をかけてあげたかったのですが、話す前に私が泣いてしまい・・・・・。
何か言葉にしようとすると、涙が止まらず困りました。

肝心の時に、いつもこうなる。(笑)

想い出が沢山ある時は、言葉が全く出ません。2人共、私に沢山の愛を本当に有難う!!








平成29年2月2日(木)スペイン ウエスカ国際ピアノコンクール第1位!

現在、東京音大の演奏家コース大学院1年在学中の元門下生、小林ほなみさんが、スペインで開催された、ウエスカ国際ピアノコンクールで、第1位を頂いた、と喜びの報告がありました。お見事です!第1位、というのは、なかなかとれるものではありませんが、彼女の日頃の絶え間ない努力と、創造性豊かな音楽性、ついつい惹きこまれていく力強いパワーのある魅力豊かな演奏が、スペインでも高く評価されたのだと思います。
小学生の頃より、彼女の成長を楽しみにしている私にとっても、世界のひのき舞台で見事な演奏をしてくれたんだなあ、と感無量です。



スペインの新聞にも、ほなみさん、堂々登場!










ほなみさんの演奏の様子。ファイナルでは、スカルラッテイとシューマン
の謝肉祭を弾いたとのこと。彼女の楽しい演奏が目に浮かびます。






左側が、ほなみさん。