平成28年12月31日(土)1年間を振り返り・・・・

今年最後の生徒さん達のレッスンが、今日で終わりました。

今年も1年間、私の事を応援して下さり、皆さん、本当に有難うございました。

1人1人の生徒さん達との楽しい想い出が又、沢山、増えました。どの生徒さんも、1年間で、とっても上手になり、成長出来たことを、私はとても嬉しく思っています。レッスン自体は、楽しく、和やかに、又、時には、葛藤して、もがいている子達の相談にも乗ったり、しかし、ちょっと私に話してくれることで、皆、どんどん心が揺さぶられて元気になっていくのもわかりました。きっと、そのうちいい事ありますよ!と声をかけてあげます。悩んでいても必ずいいことがある、そう信じることは大事ですし、私自身もそうしています。来年も又、きっといいことが、沢山あると思います!

どの生徒さんも、「1年間、お世話になり有難うございました。来年もよろしくお願いします」。と言って、キラキラ輝くような笑顔を見せてくれます。生徒さん達は、本当に可愛いです。

全ての生徒さん達が、将来良い道へ進んでいけるように、又、自分の頭で考えられるように導いていき、私と出会った人達を皆、幸せにしてあげたい、そんな強い思いと、自分が出来る事だけを来年もやり続けていきます。

今の私があるのは、支えて下さる皆さんのお力があってこそ。どうぞ、来年もこちらこそ、よろしくお願いします。


平成28年12月30日(金)絶叫系とステージ、どちらが恐い?

大学を今度卒業する生徒さんとレッスン中、「ジェットコースターの絶叫系乗り物に乗る怖さと、ステージで弾くのとどちらが恐いか」という話し合いになりました。
その生徒さんの話によると、怖さの種類が違う、との事でした。「ジェットコースターは、来るぞ、来るぞと怖さの予測が出来る。ステージのあの凍てつくようなピリピリ感とは違う」。又、他の生徒さんにも聞いたら、「そりゃあ、ステージの方が断然怖いです」。とのこと。

私は、まるきり、それが、皆さんと逆なんです。ステージは、予測が出来るし、対処方法がわかるから、自分でコントロール出来るという安心感があるのですが、ジェットコースターは、まるきり、予測が、つきません!だから、乗ったこともありません!

そもそも、遊園地というところに行ったのは、小さい頃、演奏旅行の際に行った、ロサンジェルスのデイズニーランド、中学生の修学旅行、そして、ウィーンに住んでいた時、行った、プラーター遊園地くらいの3回くらいで、私が乗れるものといったら、子供だましみたいなのばっかり。

絶叫系に乗りたがる友人は、私を残して、1人で乗ってくるといった状況。

私にとってのステージは、今日のお客様の雰囲気、そして、ピアノの鍵盤に触れると、手触りで、感覚的に、今日は、こんな感じでいけばいいなとか、予測が出来ます。

又、弾きながら、もし、何か、暗譜が飛んだり、音の度忘れが起きた場合は、即座に、ここに飛べるようにしておこうとか、色んな対処方法があるので、冷静に対応することが可能です。

ジェットコースターは、もし、宙返りの途中で、電気が動かなくなって、そのまま、宙づりになったままで、残されたら、どうするのか?助け出されるまで
宙ぶらりんのまま?え?やっぱり、やめとこうと思ってしまいます。

ステージ、ピアノがある場所は私が一番安心できる場所です。ピアノの鍵盤に触れるとホッとする、自分の音に抱かれる、という表現はちょっと変ですけど、私にとって、ピアノは、弾いているとそんな気持ちになれるのです。

一生、遊園地には縁のない私でしたが、ジェットコースターに乗れなくても、それも皆さんと違って、私らしくていいかなあ、と思っています。


平成28年12月26日(月)名古屋音楽大学冬期音楽講習会









私のレッスン室です。

午前中、自宅レッスンをしたのち、午後からは、名古屋音楽大学冬期音楽講習会で、音大受験する生徒さん達のレッスンへ。皆さん、一生懸命私のレッスンを受けて下さり、本当に有難うございました。

音大受験志望の皆さん、好きだと思う事を貫いて下さいね!年を重ねれば重ねるほど、音楽の道に進んで良かったなあ、と思う日が、誰しもきっと来ます。

又、今日は、第35回滋賀県ピアノコンクールの予選結果があり、通過して本選に進むと喜びの報告がありました。おめでとうございます!


平成28年12月25日(日)YJPC課題曲アドヴァイスレッスン



今日は、伏見のヤマハホールでアドヴァイスレッスンがありました。
朝から晩まで、8名の生徒さん達のレッスン、皆さん、とても熱心に良く勉強されていました。



ピアノは、
とても柔らかいまろやかな音色が特色の
ヤマハCFXが入っており、生徒さん達も気持ちよさそうでした。


家では、なかなか味わえない、ホールの残響、その都度その都度、より耳を使い、ヨーロッパの響きとはどんな音か、高い高い大聖堂や、寺院や、教会の天井のフレスコ画に吸い込まれていくような空間をより感じた暖かい柔らかい響きの説明をしています。

顔の横にある2つの耳だけでなくて、頭のてっぺんから、足の先まで、全身耳にしましょう、
その中でも、とりわけ、心の中にある耳が大切。
皮膚も筋肉も一生懸命、音を聴いているから、研ぎ澄まされた感覚を呼び覚ますように・・・・。

こういったことは、せめて1週間に1度、何10年もレッスンを受け続けて、咬んで含めるようにして、少しづつ、身についてくるものです。
たった一回のレッスンでは、私の言いたい事のどれ程も教えきれませんが、今日のレッスンを通して、少しでも、
YJPCコンクールを受ける方達の
お役に立てれば、嬉しいです。








平成28年12月24日(土)ベーテン音楽コンクール

今日は、ベーテン音楽コンクールの全国大会があり、自由曲コース大学・院生Bを受けに行った大学2年生の生徒さんが、第3位を頂いたと喜びの報告がありました。

おめでとうございます!


平成28年12月23日(金・祝)10年先、20年先を見つめる目

今日は、第33回愛知ピアノコンクールの高校A部門を受けた、明和高校1年生の生徒が金賞、同じく明和高校2年生の生徒が銀賞を頂きました!
2人共、本当におめでとうございます!

私は、いつも生徒さん達に、「表面的な事、即物的な仕上げ作業は、芸術家の道を歩んでいく上では、あまり大事ではないよ。ゆったりした気持ちで、自分の歩みで、芸術を深く追求していけばいい。他人と較べず、他人の評価に惑わされず、とにかく音楽を楽しむことね。苦しむのではなく、精神が朗らかで、心がゆったり大きく解放されたとき、能力が一番発揮出来るし、
良い演奏につながっていくよ」。

沢山の音楽に親しみ、音楽以外の芸術、絵画を見たり、小説、詩、文学、他の芸術に沢山触れることで、視野がグングン広がり、人間の幅が大きくなってくると、それに伴い、自然と、芸術が深まっていきます。

私は、生徒さん達の10年先、20年先遠くを見つめる目で見守っています。
どの生徒さんも素晴らしい可能性を内に秘めています。その可能性を最大限、自由に、一層大きく広げて縛らないように伸び伸びさせて解放させていくのが大切と考えています。。


平成28年12月18日(日)心で考えている事は現実になる

生徒さんからの質問です。
「本番前、手がすごく冷たくなるのですが、どうしたらいいでしょうか?又、本番前に出来ることがあったら教えて下さい。」
と、尋ねられました。

私は、手袋して、カイロを持っておく、又、身体全体が冷え凍っていると、手も暖かくならないから、背中とか、腰とかに、貼るカイロを貼って、身体の芯を暖かくしておくといいよ、と話しました。

しかし!女性の皆さんなら、おわかりと思いますが、ステージで着るドレスは、大体が、上半身、胸から下、あるいは、肩ひもだけ、水着のような感じで、どこにも、貼るカイロが貼れないんです!そこで、私の場合は、下着のお尻の所に、貼って出て行くようにしています。ぽかぽかして、下半身が温まると、それだけで、安心感が生まれて、気持ちも和らぎますよ。

もう一つ、本番前は、出来るだけ、腹式呼吸をすることを心がけます。胸から上の呼吸になると、どんどん、アガってしまうので、3秒かけて鼻から吸い込み、6秒かけてゆ〜っくり息を口から吐き出す。

そして、もう一つは、「大丈夫。何とかなる」。と思う事です。ちゃんと言葉に出して言うと、自分の耳にきちんと聞こえるから、より効果的です。
恐怖、とか、不安というのは、自分で勝手に、妄想をふくらませて、怖がっているときが、一番怖いのであって、やってみたら案外怖くなかった、心配するほどの事でもなかった、という事がほとんどです。生徒さん達にもいつも言います。「大丈夫だよ。平気だよ」。


あせったり、不安や心配をすることで、良い結果が生まれるのでしたら、大いに心配するといいと思いますが、現実は、その逆。不安に思えば思うほど、
心配すればするほど、その通りの悪い結果になってしまうのが、現実。

誰しも、自分の失敗を(実際には失敗ではないのですが)必要以上に深刻に受け止める傾向にあると思います。しかし、悲しい事に、他人は、誰も、他人の失敗を気にしません。そうだとすれば、他人からの評価を気にしたり、他人が自分をどう思うかばかり考えて、アガってしまうとしたら、何だかバカみたいです。

心で考えている事が現実となる。そう考えれば、あらゆる悪い考えは、自然と消えていくと思います。


平成28年12月13日(火)謎の日記

何と!11月の消えた日記が、又復活しました!

私が、日記にショック・・・・と書いたら、その後、すぐに、どこか顔も見た事のない親切な方から、「いつも日記を楽しく拝見しています。11月の日記は、こうすれば、復活できますよ」。とメールを下さったのです。

その方には、早速御礼のメールを差し上げました。が、またまた、困る事が出てきました。というのは、教えて頂いても、それをどのようにしていいかがわからないからです。そこで、早速、その後、いつもお世話になっているパソコンの先生にご相談したら、今、先ほど、11月の一時消滅した、謎の日記を、よみがえらせてくださいました!

バージョンアップだのパソコンの専門用語が色々と飛び出し、なぜ、いったん、なくなった日記が又、出てきたのか?そして、なぜ、そのなくなった日記を教えて下さった見ず知らずの方が私には見れていないのに、見れているのか?そして、それをパソコンの先生は、どのようにしてよみがえらせて下さったのか?
どこまでも謎で、パソコン、スマホ、そういった知識ゼロの私には、魔法のように思えました。

つい最近も、生徒さんが、レッスンノートを書くのを忘れたので、スマホに書いて来ました、と言って見せてくれて、逆さにしたら、「えっ?文字がひっくり返ったよ!」と一つ一つ驚いて反応している私を見て、笑っていました・・・若い子達に教えてもらいたいです。

それにしても、人の親切に感謝するばかりです。全く、関係もない方から、長々とやり方を操作する方法をメールして下さるなんて、本当に驚きました。
電子機器、一切取り扱わない私ですが、さすがに、全国中、あるいは、世界中、駆け巡るインターネットの威力のすごさを身に沁みて感じました。

私は、ショパンが生きていたような時代の暖かみがある感じの生活が大好きなので、音楽だけに心を注ぎ込める状態に意識的に自分をそうさせている部分もあるとは思いますが、又、一つ、人の温かさに触れることが出来ました。

皆さん、私の日記を愛して下さって有難うございます。見ず知らずの方、パソコンの先生、本当に有難うございました。


平成28年12月11日(日)生徒さん達の活躍目覚ましく・・・・

今日は、第7回日本バッハコンクール大学・大学院部門Aコースに参加した大学1年生の生徒さんが、優秀賞で、全国大会へ進むと喜びの報告がありました。
おめでとうございます!


現在東京藝大2年生の鈴木真琴さんから東京である演奏会のチラシ、お手紙、クリスマスカード、色々送られてきました!!


ソロも、伴奏も、アンサンブルも大活躍している様子で、喜ばしい限りです。

ものすごく、曲数を抱えて大変だと思うのですが、毎年、お手紙、クリスマスカード、も6歳の頃から、いまだに欠かさず、送ってくれて、全然、力んでやっている感じがしないのが、彼女の素敵なところですね!

鼻歌まじりで、何でもこなせている感じ。






山本ゆうこさん、今井あかねさんの連弾のコンサート、しらかわホールで1月15日にあります。







又、12月24日は、東京音大大学院1年生の小林ほなみさんが、ムーシケホールで、12月29日は、さくらホールで、東京藝大2年生の川地咲由里さんも演奏されます。又、来年の8月4日には、小林ほなみさんが、セントラル愛知交響楽団と協奏曲を演奏させて頂けることになり、皆さんのご活躍がめざましく、
とても嬉しく思っています。


平成28年12月6日(火)縁のあったこと、喜びたい

今日は、ビックリニュースが、生徒さんから飛び込んできました。私が小学6年生から教えていた生徒さんが、昨年、県芸を卒業し、今年から、中学の音楽の先生になったということで、その中学で教えている生徒が、今、私の所に通って来ている中学生の子で、その子から、門下生コンサートのチラシを見て、初めて知った、との事で、連絡がありました。
彼女は、美人で、歌、ピアノも上手くて、生徒さん達にきっとモテモテで慕われる先生になっていると思うのですが、まさか、昔の教え子が私の現在見ている
生徒の中学の音楽の先生になるとは・・・・。

人と人とのつながりには、人間の個人的な意志や、希望を超えた一つの深い縁の力が働いている、そうとすれば、お互いに、この世における人と人とのつながりをもう少し大事にしてみたい、もう少しありがたく考えたい、不平や不満で心を暗くする前に縁のあったことを謙虚に喜び合い、その喜びの心で誠意と熱意をもっておたがいのつながりをさらに強めていきたい、そこから、暗黒を光明に変えるぐらいの力強い働きが生まれる・・・・と言っていたのは、私の大好きな書、
「道をひらく」を書いた、松下幸之助さんですが、その文章を思い出して、縁とは、人間の人生を変えてしまうくらいすごい強い力が働いていると改めて感じました。

私の生徒さん達が、次々と音大を卒業して、皆さん、社会に出て立派に働いて世の中のためになっている人が出ていると思うと、何だかすごく嬉しいです。

昔、教えた生徒さん達、現在教えている生徒さん達、まだ出会えていないけれど、今後、私と出会う生徒さん達・・・・・・。沢山の出会いは、あるようで、しかし、意外と一生の間に、印象に残る人というのは、限られてきます。

私自身は、一番に自分のピアノの先生のことが好きで好きでたまらなかったから、ここまで、頑張ってこれたと思っていますし、
音楽の世界は、つくづく狭い!どこで、どうつながっていくか、又、将来、私が教えた子達と一緒に仕事をするような事もきっと出てくるだろうなあと思うと、
何だかワクワクしてきました!


平成28年12月5日(月)心のゆとり

新しく月が変わると、ホームページの日記更新がややこしくて、見直したら、11月が全部消えている!ガーン!
パソコンの先生にお尋ねすると、バックアップしていなかったからもう戻らないと言われてショック・・・・・・・。(泣)
私の生徒さん達は勿論のこと、いつも楽しみに読んで下さっている方達、御免なさいね。


先日、生徒さんのお母様から、防音室にこもったっきり練習に明け暮れている様子を見ると、我が子ながら、よくそんなに頑張れるものだと感心していると聞きました。
私は、人間には、完璧主義者といい加減なタイプと2通りあると思いますが、どちらが良くて、どちらが悪いという事もないと思っています。なので、あまり、根つめて練習しすぎる生徒さん達には、なるべく、肩の力を抜いて、ゆったりした気持ちで取り組むように常々、言い聞かせています。

それは、怠けていいという事を言っているのではなく、音楽家という職業に従事している人ならば、誰でも承知している事ですが、早すぎる成長は、かえって、
将来良くない事が起こる事も多々あるのです。弾きすぎて、指が動かなくなったり、精神をきたしたり・・・・。無理なく、人格の成長とともにゆっくり、成熟していくことが音楽をやる人は、特に、大切です。

音楽の道を一生懸命歩み続けるけれども、どこか、心のゆとりを感じさせるくらいの方が、自分のためにも、又、相手の為にもいいことなんだということもよく、生徒さん達にはお話ししています。

地道にコツコツやっていって、1つ1つステップアップして、自分のキャリアを築いていくことが、音楽家にはとても必要な事なんだと思います。


平成28年12月3日(土)大きくなったら、本人に任せるのが一番

12月に入りました。今年の1年は、又格別に早く、えっ、もう12月!という勢いで、時が過ぎ去りました。

今年から、名音大でも、教えるようになったこともあると思いますが。生徒さん達は、どんどん成長して、益々、楽しみな生徒さんが増えてきました。
名音大では、今年の冬も冬期講習会が12月24日〜26日まであります。昨日で、締め切られましたが、名音でお会いできる生徒さん達の出会いも今から、とても楽しみにしています!

毎日、レッスンに来た子達が、門下生コンサートのチラシを見て、うわ〜!と喜んで持って帰っています。新しい生徒さん達は、特にまだ、どんな人たちが私の教室にいるかわからないので、私が、1人1人、説明してあげています。「この子は、何年生の時に先生の所に来てくれたの、その時は、こんな曲を弾いていたけど、今では、これくらいすごい曲を弾いている、だから、○○ちゃん、○○君もそうなれますよ!」と自信たっぷり(笑)説明してあげると、うわ〜!自分もそんな風になれるかなあ!とおめめキラキラ輝かして、嬉しそうです。

ピアノを弾く人は、お母さんではないのだから、とにかく、本人に任せる、がポイント。自然にしていても、必ず、上手になります。あせらず、じっくり見守る。
とにかく続ける事が大切ですね。