平成28年11月30日(水)ヤマハジュニアピアノコンクール選考会課題曲アドバイスレッスン

来月の12月25日(日)名古屋・広小路ヤマハホールでヤマハジュニアピアノコンクール選考会
課題曲アドバイスレッスンがあります。
レッスン時間の配分は、10:40~11:20、11:20~12:00、12:00~12:40、13:50~14:30
14:30~15:10、15:10~15:50、16:10~16:50、16:50~17:30の1人40分ずつとなっています。
限定8名だそうで、12月3日(日)から、先着順で申し込み受付開始との事です。
このアドバイスレッスンは、当店の2017年度YJPC選考会に、申し込みされた方を対象とさせて頂きます。(お問い合わせは、ヤマハミュージックリテイリング名古屋店)
ヤマハホールの7Fは、その昔、PTNAのA級に参加した小学1年生の私が、ベートーヴェンのソナチネと、シューマンの兵士の行進を弾いて、シューマンの一番最後で、ソで終わるはずの所をド!と力一杯堂々と音を間違えてしまい、皆に笑われた場所。
2回目に、ヤマハホールを訪れた時は、中学2年生の時です。愛知文化講堂で、(今の愛知芸術文化センター)モーツァルトの協奏曲26番を愛知管弦楽団と共
演するために、何回か、オーケストラと合わせた練習場所。オケと合わせるのが、初めてでしたので、自分勝手に弾いてしまい、オーケストラの方が、一生懸命
中学生の私に合わせて下さり、今から思えば、冷や汗が(笑)・・・・。
ピアノを通して沢山いい体験も味わえた代わりに、それ以上に、恥ずかしくてみっともないこともそれ以上に多い私ですが、いつも皆さんに助けられています。
ヤマハホールは、その当時と違い、新しくなったそうですので、昔懐かしの場所を訪れるのが、とても楽しみです。又、受講者の皆さんにお会いできるのもとっても楽しみです!
平成28年11月29日(火)ピアノに対する愛おしい気持ち
生徒さんが、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」の楽譜をコピーして持って来てくれました。ペルルミュテールさんが校訂した版(音友)から、です。

ペルルミュテールさんは、ラヴェルの直弟子で、ラヴェルの作品について、書かれた文献は、読んだことがありましたが、ペルルミュテールさんが校訂した楽譜を見たのは、初めてで、何もかもがとても興味深いと思いました。
まえがきからは、「・・・ラヴェルは、母親が亡くなった後、そこにひっそりと世捨て人のように暮らしておりました。そこは、まさに、彼の世界でした。そこ
には、彼が構想を練ったり、創作に必要な孤独がありました。彼の芸術の純粋さが外からの影響から侵されないように護られておりました・・・・・・」から、
始まり、「私は、ラヴェルの仕事机の上にもピアノの上にも彼の楽譜がおかれているのを一度も見たことがありませんでした。
こんなふうに慎重で恥ずかしがりやのラヴェルであっても、彼の心の内にはさまざまな感情が息づいていることをどうぞ見落とさないでください」などなど、大変に共感できるまえがきです。
特に、印象深いのは、運指法です。1つの音に対して、543と3回も指を変えるのです。そうやっていくと、音が減衰するのが十分聴こえるから、ラヴェルの魂の声が聴こえるなあと思いました。
又、ホルンの音や、オーボエの音、イングリッシュ・ホルンの音など、色々ラヴェルの作品でイメージできる音がそのまま書き込まれています。
声部が、ポリフォニックに動いているところなど、わかりやすく、細やかに強弱をつけてありますし、右手で取ったり左手で取ったり、色々、参考になります。
私が、ウィーンでついていた先生は、「音楽として聴こえているならば、助けになる事は何でもやっていい」というのが特論でした。弾きにくいところは色々と工夫し、左で取ったり、右で取ったりします。指使いの法則というものもありとあらゆるものがあります。
自分が作曲したこの曲を聴いたラヴェルが亡くなる前、「綺麗な曲だねえ、誰が作曲したのかい?」と聞いた話は、ちょっと笑えますが、そういう点も含めて私にとっては、全ての作品が愛おしく思えます。
小学4年生の時、初めて弾いた、ラヴェルのソナチネ。その2楽章を弾いた時の、あのラヴェルに対しての愛おしい気持ちは、今もなお変わっていません。
ラヴェルの人間像を見ていると、何か私とお友達になれたんじゃないかなあ?話が合ったかも・・・なんて勝手に想像しています(笑)
3歳の頃から、大好きだった音楽。その中でもとりわけ愛おしい楽器がピアノ。ピアノがなぜ、そんなに好きかと聞かれれば、ハーモニーの楽器だから。
幼少期、青年期、今現在も、私の心をいつもときめかせてくれる楽器がピアノなのです。
平成28年11月26日(土)楽譜は衣装!?
ショパンのワルツを弾いている小学生の子に、「楽譜は、作曲家の血と汗と、涙の結晶。私達に残してくれた、遺書のようなものだと、先生は、思って
るの。だから、どんな小さな事柄でも見落としちゃいけないの。ここに、休符があるでしょ?なぜ、ここは休符なのか?そのまま、2分音符で伸ばすことも出来
たはずだけど。だから、休符を演奏しましょう。そこに、ショパンが語りかけてくる、魂の声が聞こえるから・・・・。ところで、○○ちゃん、遺書ってわか
る?」と尋ねると、
「え~っと、お洋服みたいに、キラキラして・・・」と生き生きして、話し始めたので、私は、一瞬!?。「あっ、そうか~衣装ではなくて、遺書、ね」と大笑い。
すかさず、お母様が、「ほら、飛行機に乗る前に、貴女に書いたでしょ。もしも万が一の事があったら、パパとこうこうこうして・・・・」と説明して下さり、
「あ、あれかあ~、あれが、遺書っていうの」。と納得。
私が、話す一言一言に注意深く、耳を傾けて、知らない単語が出ると、すぐ、質問が飛び出る。こうやって、覚えていくのが、正に生きた勉強です。
机の上だけ、丸覚え方式の勉強は身につかないけれど、1つ1つ、他人の話を興味深く聴き、自分のものにしていける人は、すごく学ぶ意欲が旺盛で、上達も早いです。
真似することが上手な事も大事ですね。学ぶことは、まず、まねる事。真似から始まり、そして、やっと自分のものが少しずつ、開花してくるからです。
平成28年11月22日(火)門下生コンサートのチラシが出来ました!

先日、第33回日本ピアノ教育連盟オーディションがあり、明和高校1年生の生徒さんが奨励賞を頂きました。おめでとうございます!
来年、3月20日(月・祝)熱田文化小劇場で15回目の門下生コンサートが開催されます。
今日、今年の幹事さんが遠いところをわざわざチラシを持って来て下さいました。有難うございます!
今年は、幹事さんのアイデアで、素敵な音符と背景はアイボリーの色にして下さいました。
大人っぽい感じで、とても美しく仕上がっています!私1人では、何も出来ないので、皆さんのお力を沢山お借りして、
毎日、皆さんには、感謝の気持ちで一杯です。
年長さんの男の子から、小学生、中学生、高校生、音高生、大学生、音大生、音大大学院生、一般の大人の方まで、1人1人が自由に、伸び伸びと、それぞれのペースで、楽しく、続けていらっしゃいます。
生徒さんの年齢が上がってきたので、今回も大曲ぞろい。生徒の皆さんの演奏が、今からとっても楽しみです!
平成28年11月17日(木)ピアノ協奏曲の夕べ

熱田文化小劇場で私の生徒の名古屋音楽大学ピアノ演奏家コース特待生1年生の倉橋千遥さんのショパンのコンチェルト1番の本番がありました。
心に沁みとおるような美しさで素晴らしかったです。
本番終了後、明和高校の生徒さん達と。

可愛い子供達。

千遥さんの応援に来て頂いて、皆さん、本当にありがとうございました!生徒の皆さんにお会いできてとっても嬉しかったです!
千遥さんに続く、オーケストラと協演出来る生徒さんが育ってくれると思います。
平成28年11月15日(火)毎日がときめいて・・・・
ここの所、学校の審査や、自分の本番、コンクールの審査、生徒さん達のレッスンで、なかなか日記が書けずに、今日こそは、と思ってパソコンの前に向かっています。
明日、16日(水)は、ウィルあいちのホールで明和高校の定期演奏会2次オーデイションがあります。皆さん、燃えに燃えて、頑張っていますので、是非、沢
山の方に聴いて頂きたいです。ピアノは、午後2時50分から6時15分までです。(私の生徒さん達は、リストのメフィストワルツ、シューマンのファンタ
ジー、
プロコフィエフのソナタ1番を弾きます)。
そして、17日(木)は、倉橋千遥さんと杉浦僚馬君のピアノ協奏曲の夕べが熱田文化小劇場(午後6時開場、6時30分開演)であります。千遥さんは、ショ
パンのコンチェルト1番、僚馬君はラフマニノフのコンチェルト2番を弾きます。2人共素晴らしいので、沢山の方のお越しを心よりお待ち申し上げておりま
す。
私にとって、最も愛おしい存在の生徒さん達が皆さん、とっても熱心なので、胸が高まる事ばかりで、毎日が、ときめいて幸せです。本当に音楽家って幸せな職業だなあとつくづく感じます。
又、今日は、日本イタリア協会主催の第8回コンコルソ・ムジカアルテのステッラ部門を受けた高校2年生の生徒さんが、予選、本選通過して、グランフィナーレに進むと、喜びの報告がありました。おめでとうございます!
平成28年11月6日(日)YJPC課題曲コンサート

今日は、三重県の四日市のムーシケホールで、YJPCの課題曲コンサートがありました。
私が4歳の頃、ベートーヴェンのトルコ行進曲を私の出身地、四日市のヤマハ音楽教室の発表会で弾いたのですが、その時、お習いしていた先生が、今日の本番
前、楽屋を訪ねて下さいました。その先生は、当時4歳の私を抱っこして、ステージに上げて下さいました。私は、内心、「自分の足でちゃんと歩けるんだけど
なあ・・・」(笑)なんて子供心に思った想い出があります。
私が、何もしゃべらない大変に内気な性格の子供でしたので、ステージの上で、ピアノなんてちゃんと弾けるんだろうかと皆さん心配して下さったんだと思います。特に父は、4歳のステージ姿の私を見て腰を抜かしたと今でも家族の笑い話になっています。
今でも、その先生は、私のリサイタルに必ずいらして下さり、いつも感謝の気持ちで一杯です。
今日は、全曲演奏してほしい、というご意見が多かったため、初めから計25曲ガーッと、全ての課題曲を演奏しました。
その後、質疑応答。可愛い子供さん達からも沢山質問が飛び出して、皆さん、熱心でとても嬉しかったです。

連日、私のコンサートにいらして頂いた生徒さん達。遠いところ、有難うございます!
明和高校3年生の生徒が、ソナタコンクールの全楽章部門で、予選通過と喜びの報告がありました。おめでとうございます!
平成28年11月5日(土)名音大教員の公開リレーレッスンとミニコンサート(カワイコンサートサロンブーレ・栄)

名音大教授の清水皇樹先生が初めにご挨拶。
清水皇樹先生、大岡訓子先生、中川朋子先生、私のミニコンサートを挟み、引き続き私の公開レッスン、
最後に佐藤惠子先生の順番で公開リレーレッスン形式で行われました。
私のミニコンサート。
私が担当させて頂いた公開レッスン。ショパンスケルツォ2番を弾いて下さった学生さん。
上手に弾かれていました。
他の名音大の教授の先生方のレッスンも聴きたかったです。

他にもいらして頂いた生徒さんがいたと思うのですが、1人1人にお会い出来ず、又レッスンの時に、
声をかけて下さいね!
いらして頂いた生徒さん達、どうも有り難うございました!
ピアノを愛する学生さん達、名音大には、素晴らしい環境が用意されています。
是非、いらして下さるよう私たちは、心よりお待ちしています!
平成28年11月3日(木・祝)ピアノも弾ける化学者に・・・・・

先日、コンクールで頂いた、盾と賞状を私に嬉しそうに見せてくれる中学2年生。
将来は、ピアノも弾ける、化学者になりたいそうです。
平成28年11月1日(火)名音大教員の公開リレーレッスンとミニコンサート

11月5日(土)栄にある、カワイコンサートサロンブーレ(2F)で、ミニコンサートと公開レッスンがあります。
私のコンサートは、お話も入れて、12:30~12:45までの15分間です。
グノーのアヴェ・マリア、マスネのタイスの瞑想曲、チャイコフスキーの白鳥の湖、マスカーニの
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲を弾きます。
その後、13:00~13:30は、公開レッスンです。私が、担当させて頂くのは、ショパンのスケルツォ2番です。
コンサートも、公開レッスンも全て、入場無料です。お気軽にお立ち寄りください。