平成28年3月30日(水)1年に1度の桜


レッスン後、桜を見てきました!

このすぐ近くにある、名古屋市公会堂で、4月2日、名古屋音楽大学の入学式があります。

新しい学生さん達をこの沢山の美しい満開の桜が出迎えてくれる事でしょう!





平成28年3月27日(日)絶対的な安心感


門下生コンサートから1週間が過ぎました。1人1人の生徒さん達が、色々な、感想を書いて来てくれます。普段聴けないお兄さん、お姉さん達の演奏が素晴らしかった、そして、何よりも新しい生徒さん達が、私の教室の雰囲気に驚いた様子です。

特に新しい生徒さん達は、不安な気持ちを沢山抱えています。けれども、すでに長年通って来ている門下の子達がすごく優しくて暖かくて、笑顔で挨拶して
くれたり、声をかけてくれるから、すぐお友達になれた、安心出来た、楽しく演奏出来た、とのお声が多く寄せられました。

自分を否定されない、100パーセント自分をありのままの姿で肯定してもらえる絶対的な安心感がある、自分の居場所がある、という事は、生きていく上で一番人間が必要としている事だと私は考えています。
1人1人との生徒達とは、強い絆で結ばれた愛溢れる教室が私の目指すところでもあるので、生徒の皆さん達が新しい生徒さん達、又、他の子達に対しても、そんな風に接してくれたんだなあとすごく嬉しく思いました。

そんな意味でも小さい頃から育ててきた生徒さん達が大きくなってきたので、大人の話が出来るようになり、楽しいです。

毎年感じることなんですが、門下生コンサートが終るたびに、皆の顔つきが変わって来て、益々熱心に練習してくるようになりますね。人の影響というのは、それほど大きいんだなあとつくづく感じています。


平成28年3月24日(木)新学期が近づいて・・・



来る5月5日(木・祝)13時開演、電気文化会館のザ・コンサートホールで奏心会フレッシュコンサートが開催されます。


門下生の中からは、清水陽菜さんが、ショパンのノクターン5番、バラキレフ=グリンカのひばり、そして、
宮脇彩永さんがメンデルスゾーンの幻想曲「スコットランド・ソナタ」Op.28を演奏致します。
興味のある方は、応援に行ってあげて下さい!

先日、レッスンに来た生徒が、大学から、私服になるので、お洋服を沢山買ってもらいました。いつも制服以外は、パジャマばかり着ていたので、嬉しいです、と話していました。

今年も、受験生が終った〜と思うと、又、次の受験生が待っています。ここ何日間は、書類の山に追われていました。


ある生徒が、先生は、いい時は、しっかり誉めて下さるので、「良い」の基準が私なりに少しづつですが、わかるようになってきたと話してくれました。

そうですね。今自分が弾いた演奏が、良いのか、悪いのか、その判断が自分でしっかり確立できるように、これからも1人1人の生徒の成長を楽しみに私も張り切って新学期を迎えます!


平成28年3月23日(水)賑やかなコンサートの写真の数々


新入生インタビュー!お子様達と大人の方達。














音大卒業生インタビュー。皆、立派に成長してキラキラ輝いています!



生徒さんが写真を添付して送って下さいました!

幹事さんを務めて下さった、お母様の生徒達。
演奏が上手くいってご満悦の2人です。











平成28年3月22日(火)楽しそうな生徒達!


←生徒さんが写真を添付して送ってくれました!

何とも楽しそうな生徒達。私の教室の雰囲気を良く表しているような感じ!

←音大合格インタビュー!












平成28年3月21日(月・祝)暖かいお言葉を沢山頂き・・・・。

コンサート後、沢山の方々から、感想を頂きました。門下生コンサートのファンの方々から、毎年の門下生の皆さんの成長が素晴らしい、又、来年も是非聴きたいという嬉しいお言葉を沢山頂きました!

そして、生徒さんの中には、幼いころから、大人になっても何年も自分の演奏を知ってくれている門下生が周りにいるというのは本当に
嬉しいし、有難いとも言っていました。そうですね、私などでも、同じ門下の子に、自分の演奏を幼いころから聴いてもらっていたりした体験は全くないので、私の門下生達が何だか、うらやましいというか、自分も、そういうほのぼのとした暖かい体験を学生時代してみたかったです。

あるお母様からも言われました。普通、門下の子同士というとギスギスした関係になってケンカしているような雰囲気があるイメージが、私の教室には全くないという・・・・・。

生徒達を見ていると、何だか、心があたたか〜くなれるんです。

音楽高校合格インタビュー


平成28年3月19日(土)第14回門下生コンサート

今年も、第14回門下生コンサートが無事に終わりました。
お越し下さいました皆様、本当に有難うございました。普段、割と、私の教室は、私と生徒さんと2人でレッスンをしていますので、日頃お会いできないお母様やお父様方とも沢山お話出来て本当に嬉しかったです。幹事さんからのお言葉もとても心に沁みました。又、色々な方々から綺麗なお花や、プレゼントまで色々とお心遣い頂きまして、有難うございました。

門下生の皆さんは、精一杯の熱演をして下さったと思います。正に、「継続は力なり」だなあと、1人1人の演奏を聴きながら、改めて感じました。

それと同時に、私が、相手の精神年齢を考えず、本人の成長を待たずに、何もかも教え込みすぎるということも良くないのだということも今までの経験で
実感しています。
肥料のやりすぎは、かえってその子自身が伸びていく力を奪い取ってしまう事になります。1人1人の精神年齢が発達してきて、初めて、私の教えた言葉が胸に落ちる時期が必ず来ますので、そういったちょっとした変化を見逃さず、相手が何を今、要求しているのか、そして、要求するまでは、何もかも、私があれやこれやと先回りしすぎることの無いよう、相手を良く観察しながら、一歩一歩進めていくことが大切だと思いました。

やはり、ピアノレッスンは個人的なもので、1対1の関係ですので、相手と力を合わせて気持ちを合わせていく、二人三脚みたいなものかなと思っています。
私が焦りすぎても、又は、生徒さん、親御さんの方が焦りすぎても、いずれにしろ、足がからまって、もつれてしまうと、噛み合わなくなっていきます。
時期を焦らず、じっくり待ってあげることがいかに大切だということも、20年近く生徒さんを教えてみて、私自身が、1人1人の成長を目の当たりにしてつくづく感じることであります。

私は、生徒達に、自分が、とにかく、好きだと思えることをずっとやり続けてほしいです。そして、いったん、これが自分の本当に好きな事なのだと思ったのなら、迷わず、何回倒れても起き上がって前に前進していってほしいです。私も、これまでに、何回か、倒れましたが(笑)その度に這い上がって涙を拭いて、とにかく、好きな事なのだから、最後まで、やり続けることをモットーに、自分を叱咤して前に向かうようにしてきました。

その私の這い上がる力、勇気の源は、勿論、生徒の皆さんです!本当に皆さんに心から有難うと言いたいです。


平成28年3月17日(木)明和高校合格発表!

今日は、明和高校音楽科の合格発表!又、1人、明和生が誕生!おめでとうございます!

そして、今朝から、我が家は、帰省ラッシュ!(笑)朝1番の新幹線で、そのまま、私の家へ直行の東京藝大生と、今春東京音大の大学院に進学が決まっている生徒、皆、カートで、大変ですね!でも、若いっていいなあ!帰るたびに皆美しく色っぽくなって帰ってくる!疲れた様子1つもなく、そのまま、私のレッスン室で、サバイバル訓練を!

どの生徒さんも、素晴らしい演奏!「こっちのピアノで弾くの久しぶり!」とか、私が、トイトイトイしてあげると、そのまま抱き付いて離れない生徒とか、
「先生のおまじない、本当に安心できます!」満面笑顔になる生徒達。大学生になっても卒業しても、可愛い可愛い私の生徒達です。

いよいよあさって本番を迎えますが、1部は、とっても綺麗な曲ばっかりで、ピアノを専門の方も専門でない方も皆が知っているメロデイーばかり。
すごく楽しめると思います。2部は、ほとんどが7年以上の生徒さんばかりで、音楽高校生は勿論の事、そうでなくても、続けているとこんなに上手くなるんだなあという事が実感できるような、プログラム。

そして、3部は、明和生と音大生!これぞ明和生という演奏を聴かせてくれると思います。
フェルメールの「デルフトの眺望」
そして、4部は、ずっと幼いころから続いて、東京から、帰省して帰ってきてくれる我が家の娘たち!(笑)
卒業後も皆で集まれるのが本当に嬉しいです。終演後も、音高、音大合格インタビュー、音大卒業生のインタビュー、新入生インタビューもありますので、お楽しみに!
新しいニュースが盛り沢山です。

当日は、門下生だけでも相当な人数になって、1人1人に目が行き届かない点があるかと思いますが、許して下さいね。きっと私の事なので、抜けてしまう事が沢山あるかと思いますが、私が忘れているような事があったら、気付いた方が、「あ、
それ、忘れているよ」とか、「これ言わなくちゃいけないんじゃない」とか、
私に耳打ちして下さると有難いです!

では、皆さん、元気な姿でお会いしましょう!3月19日(土)南文化小劇場開場13時半開演14時です。
沢山のお客様のお越しを門下生一同、心よりお待ち申し上げております。


平成28年3月15日(火)ストイックな生活

今日は、風が冷たいです。暖かい春が来たかなあと思っていたら、又、寒くなり・・・・。

いよいよ近づいてきた19日(土)南文化小劇場での門下生コンサート、生徒の皆さん、体調管理は十分にしておいて下さいね。

花冷えといって、この季節、寒暖の差が激しいので、いつも身体を暖かくしておく、人ごみの中で長時間外を出歩いたりなるべくしない方がいいですね。大事な本番、41名の生徒さん全員が元気な姿で、お互い出会えるよう、そして、いらして頂くお客様に自分のベストの演奏をお聞かせできるよう、最後の最後まで根気強くサバイバル訓練しておきましょう。
この絵は、何を表していると思いますか?さざ波だそうです。
私も、普段から、すごく、身体に気をつけています。全ては、ピアノのために。生徒さん達に最高のレッスンが提供できるように。
お酒、たばこ、コーヒー、紅茶類など、カフェインも一切とりません。飲み会など(ピアノ弾く人は元々、付き合いが悪いから、そんなものもありませんが笑)
夜が遅くなって、翌日自分の体調を崩しそうなものは一切お断りする、つき合いが悪いと言えば悪いんですが、まあ、それも私のマイペースな所。

ピアノに対して、音楽に対して、真っ白な心で、いつも向き合って、この世のものとは思えない美しさを一生かかって、追求していくことが、私の一番の幸せなんです。

それには、どこか、体調が悪いと、音楽に集中出来なくなるし、自分が気分が悪いだけでなく、周りの人も気分が暗くなってしまうから、
すっきりした悩みの無い、状態でピアノに向き合えるよう、すごくストイックな生活をしています。

ピアノを弾いている事が一番幸せだと思える・・・私の生徒達もきっとそうだと思います。皆さん、素晴らしい演奏をしています。沢山の方々に聴いて頂きたいです。


平成28年3月11日(金)色んな感情を知ると、本物の真実が見えてくる

春らしい季節となってきました。受験シーズンも、そろそろ終わりに近づいてきますが、来週は、待ちに待った、1年に1度の楽しい楽しい、門下生コンサート!
が待っています。私のレッスン室の明かりをLEDに変えたので、明かりを、落として、ヨーロッパ風に、ちょっとムードを出して本番のステージっぽい感じで、リハーサルしてもらったり、生徒達は、最終段階に向けてのサバイバル訓練をやっています。皆さん、とっても雰囲気があって素晴らしいです!見てるだけで、こっちも泣けてきます!

前の日に、卒業式だという生徒が、お世話になった先生方や、お友達と別れるのが淋しくて、弾きながら、泣いてばかりいるのだとか・・・・・・。可哀想に・・・・・。(泣)
それだけ、別れが辛いのは、学校生活がとっても充実していた証拠ですね!哀しみは、希望に必ずつながっています。辛い事も全部、その人の成長になくては、ならないことだから、本当は、哀しみっていうのは、とても有難い事なんです。

空を切り裂き 歌声響く 寄せる波に似て  その声絶えず
姿見えねど あれは ひばり 愛する人へ 呼びかける 愛する人へ呼びかける

風が歌運ぶ 行方も知らず 愛する人へ 届くでしょうか
ベルギーアントワープの中央駅。












響け我が歌 希望の歌 愛する人の耳に届け 愛する人の耳に届け

が、彼女が弾いている曲の歌詞なんですが、卒業式で一杯泣いて、そのままの気持ちで、演奏につないでいってくれるのではと思います。

哀しみも、辛い事も、別れも、沢山沢山人生体験を重ねると、どんどん、人に優しくなっていきます。出来れば、嫌な辛い事は、ない方がいいと思えますが、
それも有難く受けとめて、自分の音楽に生かす。そして、益々、他人の心の痛みが理解できるようになってくるときに、音楽においても本物の真実が見えてくるのだと思います。


平成28年3月10日(木)いつでも他人と痛みを共有している

ラヴェルのクープランの墓。この曲は、戦死した6人の友人のために追悼の意をこめて書かれた曲です。
レッスンでは、あまり取り上げることのない、身近な人の死について、レッスンの時、話しました。

私にとって、身近な人の死は、小学4年生、10歳の時。母方の父、私にとっては、おじいちゃんでした。もう老人でしたし、私に何も話しかけてくれないし、この人、私の事知ってるのかしら?というくらい無口なおじいちゃんだったんですが、祭壇の前に寝かされた姿を見た時に、一瞬にして、魂をもぎとられたような感覚を10歳にして味わいました。何も話さない人でも、人の存在っているだけで、光なんだなあ、暖かいんだなあと心から思えた瞬間でした。

その後、今までで、身近な人の死に9回も出会っていますが、その度に、感じるのは、人は、ひとりぼっちで生まれて、ひとりぼっちで死ぬんだなあということ。
哀しいとか、そういう気持ちとは違い、魂が空っぽになる感覚。
「虚無感」(人の世は、はかないもので、全てが空しいものである)そういった感覚に出会った事はある?と生徒達に色々考えてもらいました。やはり、このテーマはダントツ、真剣に考えてくれるテーマでもありますが、私の話す、一言一句に大きくうなずいて、聞き入っていました。
「人は皆、ひとりぼっち。その点で、いつでも、他人と痛みを共有している。他の人も一人ぼっちだから、だからこそ一人ではないんだと心が勇気づけられるよね」。

母方のお兄さんが、特攻隊に行く前に書かれた遺書を見せてもらったことがあります。
「お父上様、お母上様、今まで、本当にお世話になり有難うございました」。墨字で、綺麗に書かれていました。昔の人は、どんな思いで、戦争に行ったのか?
絶対生きては帰って来れないという事がわかっている特攻隊。まだまだ若い青春時代にそれを書いた方も書かれた方も、哀しいを通り越した、空しさがあったに違いありません。昔の人の努力あってこそ、私達が今幸せに生きれるのだという事を感謝したいです。

ラヴェルの音楽を聴くと、頭に浮かぶのが、そういった魂の抜け殻、わびしい、そういった感情にかられます。虚無感、孤独、ああ、ラヴェルもこんな気持ちになっのだなあ・・・・・そんな思いに心を込めながら弾いてごらんというと、音がガラッと変わりました。どんなに年齢が幼くても、それだけ、人の命は重いんだなあ、いるだけで、暖かいんだなあ、そういった感情はよくわかるのですね。

音にそういう感情をのせて弾いてくれました。1を言うと10を知る、これこそが、生徒達とレッスンしていて一番楽しいと思える瞬間です。

ちなみに、私が弾いても聴いても、ラヴェルの中で一番好きな曲は、協奏曲G-durの2楽章です!もともと好きな曲で、私のセカンドを弾いて下さった、恩師との暖かい想い出がよみがえります。ウイーンの大学院の修士試験でも演奏しましたが、正に、この2楽章は孤独の極み。その美しさは、言葉では言い尽くせません!亡くなった人を見送った後の気持ちは、どんな気持ちかと聞かれれば、この曲みたいな気持ちですと私なら答えます!


平成28年3月9日(水)グレゴリオ聖歌

今、ドビュッシーの映像1集の中の「ラモーを讃えて」を弾いている生徒がいます。

この曲は、グレゴリオ聖歌の第3旋法を使われており、私は、映像1集の中の一番お気に入りがこの曲なんですが、その生徒にグレゴリオ聖歌を聴くといいよと薦めました。

グレゴリオ聖歌は、日夜祈り歌うために育った声楽と言えると思いますが、私は、修道士が歌う、グレゴリオ聖歌がすごく好きです。
これこそ、ヨーロッパの響き!石の空間の長い残響の中で倍音に包まれた、美しいレガート。1000年以上も前にこんな歌があったなんて・・・・。

ちょっと、聴くと、お経みたいに聴こえなくもない、歌のような、お経のような、不思議な感覚に包まれるんですが、やはり、バッハも、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシー、ラヴェル・・・・ヨーロッパの音楽は、何もかも、そういった流れの中から出てきたわけで、正に、この「ラモーを讃えて」も教会旋法の流れからきています。

ピアノを響かせるときに石の空間の長い残響の中で倍音に包まれた美しいレガートをつくることが、私がこよなく愛すヨーロッパの響きなんです!

その音をつくるには・・・・グレゴリオ聖歌を良く聴くとイメージが持てると思います。


平成28年3月6日(日)甘い思い出

早くも、来年の門下生コンサートの日程が決まりました!2017年3月20日(月・祝)熱田文化小劇場で、開催予定です。

今年は、3月19日(土)南文化小劇場ですので、皆さん、会場、お日にち、お間違えの無いように、沢山の方々のご来聴、心よりお待ち申し上げております。

今度、高校生になる女子生徒が、メンデルスゾーンの無言歌「甘い思い出」を弾いています。
私が、「無言歌は文字通り、言葉のない歌。好きな人と一緒に過ごした、甘い思い出を歌詞にして歌いながら弾いてみるといいよ」。と彼女に薦めたところ、早速、あま〜い素敵な歌詞を作ってきて歌ってくれました!

   あなたに愛を伝えたい  今すぐ会えない大好きなあなた
   願い叶えて きいてほしいの  私の気持ち
   ああ、今まで 色んなことあったけど  今は あなただけが全て
   今すぐ抱きしめたいわ お別れはいや
   ずっと私のとなりで 心の言葉で ずっと そっと
   さよならは 言いたくないけど もうすぐね
   時を止めてほしい 心かよわせたいけど 
   想い出は 心の宝箱の中にそっといれておくね
   眠らせておくわ もう泣かないの
   そっとおやすみ

とってもロマンチック!!素敵な歌詞ですね。ほとんどの音楽は、ラブソング。相手に届かない想いを音にのせているから、こういう感情が沢山心にあってそれが、指先に伝わっていくと、素晴らしい音楽になります。

彼女は、英語がとても得意なので、英語にすると、もっと素敵な歌詞になるんだそうです。彼女が、英語にした甘いラブソングも聴いてみたいです!


平成28年3月5日(土)綺麗な音と色


今春、小学1年生になる男子生徒が私のために書いてくれた曲。綺麗な色をぬって、プレゼントしてくれました。
「わあ、うれしい〜!!上手に音符も書いてすごい!綺麗な色でぬってくれたのね!」



弟さんは、今日、レッスン室に入るなり、「めぐみせんせい、いま、なにひいてたの〜?」

まだ、3歳になったばかりなのに、ペラペラよくお話しできるので、びっくりしています。

2人で、兄弟そろって、連弾をしたいようです。

その弟さんに「○○○君も、めぐみ先生のところでレッスン受けたい?」と聞くと、
パーッと走って向こうの方へ逃げちゃいました!

こわいのかなあ?(笑)


平成28年3月4日(金)無駄な事は何一つない

明和でのレッスンを終えて、自宅に戻りレッスン。

家での練習でママとケンカして、レッスンの時も大泣きだった子だったんですが、今日は、とってもきれいに弾けました!
「○○ちゃん、本当に音が綺麗になったわね〜。すごく研究したんでしょ?」というと、
「ん?そっかなあ〜。片手ずつは、やったけど・・・・」とほめられてにっこり!まんざらでもない様子。

「上手く弾けないところは、とにかく繰り返すのよ。それも、あわてないでゆっくり。そうやって繰り返す時間は無駄だと思う?」ときくと
「ううん、思わない」ときっぱり。「だって、ピアノ好きだもん。」
「えらいねえ。こんなことして何になるって考えたら、全ては無駄な事よね。生きるというのは。無駄な事を無駄だと思わないで一生懸命取り組むと必ず、一歩前進できるよ」。とお話ししました。

「弾けていないところは、こんな事して何になるなんて考えずに、とにかく、何も考えずに出来るまで、徹底してゆっくりと繰り返すのよ。そうやって一生懸命
努力した演奏は、必ず、聴いている人の心にしみいるからね。」

彼女は、普段のレッスンでも天真爛漫。レッスン中も、泣いたり、笑ったり、すごく表情が豊かでとっても愉快な子です。


平成28年3月2日(水)マイペースを貫いて、自分にとってのベストを尽くす

気が付いたら、もう3月になっていました!春の訪れとともに、嬉しいニュースが沢山!
詳しくは、門下生コンサートで皆さんにお知らせいたします!

先日、今春から、東京音大大学院に進学が決定した生徒が、妹さんと共に、姉妹でレッスン室を訪れてくれました。
お姉さんの方は、益々演奏に磨きがかかり、妹さんの方は、音大生ではありませんが、久しぶりに演奏を聴かせてもらい、すごく成長したバッハを聴かせてもらい嬉しかったです!私が好きな、教会音楽や、聖母マリア様、イエス・キリストの話や、ヨーロッパの教会の中では、どのように音が響くかなど色んなことを話しました。
彼女たちが、小学生の頃から、お母様と3人でいつも仲良く毎週三重の四日市から、楽しそうにレッスンに通って来てくれていたことを思い出しました。

彼女達だけでなく、小学6年生の時から、見ている大学4年生の男子学生も、今や、ラフマニノフの協奏曲2番が弾けるようになっています。
彼が、小学6年生の時、来た当初は、ギロックのワルツエチュードを弾いていたのですが、ずっと続いて、11年。部活や、大学のオーケストラに入っていたり、バイトで忙しそうで、もうピアノやめるのかなと思っていると、「僕は、やめるつもりは、ありませんからこれからもよろしくお願いします」。
と有難いお言葉!音大生でもないけれど、何かそうやって、皆さんが楽しく通ってくれるので本当に嬉しいです!

他の生徒さんも、12年〜17年とか、すごく長く続いて下さり、嬉しい気持ちで一杯です。
私は、今日の自分と明日の自分では、全く違うと思います。それと同じように、相手も、今日の相手と明日の相手とは全然違います。
だから、何年たっても人間は、変化していくし、考え方も、何もかも全て、変化しているから、私にとっては、どの生徒を見ていても飽きがくるということはありえません。

私にとっては、生徒さん達の存在が、何年たってもいつも新しい発見に満ちているので、驚きの連続です。ピアノは曲目もどんどん変わりますから、1人1人の生徒さんにまだ、教えきれていない事が多すぎて、何年たっても教えるのが終ったということはありません。そのために私も一緒に勉強になりますし、ピアノの世界って、退屈する日が全くなく、逆に課題が多すぎて、終わりを迎えることは、ず〜っとありません!

私は、終ってしまった辛い過去は全て捨てて、いつも「今」を生きるよう、そして、未来は考えないよう、心配しないようにと生徒達には話します。ちょっと先の事は考えてもいいけれど、どうなるかもわからない先の事ばかり心配して、今を無駄にしないように、という事です。

それともう1つは、徹底的に、マイペースである事。これは、何かを達成させたいと思う人には、なくてはならない、大切な事です。
競争心が人1倍強い人は、人の事ばかり気にしますから、結果的に自分の事に集中できません。しかし、自分のマイペースを貫く人は、自分のベストが尽くせることだけを考えて、「今、目の前にある事」だけに集中して努力していれば、自分にとっての幸せの扉が開かれることを経験的に知っていますから、焦りもしませんし、慌てることもありません。ゆっくり、じっくり努力をコツコツと続けていけます。

自分のベストが出るまでには、時間がかかり、熟成してくるのを待たなければならないのです。マイペースを貫きながら、努力し続けることがいかに、忍耐のいることか、体験によってよく理解しているから、達成できるのです。

私は、生徒達に、どんなことがあっても、自分以外の人間になろうとしてはいけない、あなたは、あなたでなくてはならない、とよく言って聞かせます。
マイペースを貫いて、決して人と比べたり、競争しない事。誰も見ていないところで、自分が自分自身を尊敬できるような生活が出来ていれば、それが一番の
人生における成功を意味すると私は考えています。

門下生コンサートも、1人1人の生徒さんそれぞれが実に素晴らしい感動的な演奏を繰り広げてくれています。皆さん、残す所、あと2回ほどのレッスンとなってきましたが、最終段階に向けて、サバイバル訓練、リハーサル、色々工夫している事でしょう。

私もどこまでもマイペースを貫き通している人間ですが、生徒達も、何となくそれに似て、マイペースな所が私は気に入っています。
というよりも、人間は、結局、マイペースにしか生きることは出来ないと思うからです!