平成28年2月20日(土)皆さんに喜んで頂くことが、私の一番の幸せです!

今春、小学1年生になる男の子が、「めぐみ先生のために、きょくをつくりました」と言って、自分で作曲した曲を弾いて聴かせてくれました。

「めぐみ〜せんせい〜や〜さ〜し〜い〜せんせい〜」と歌って、一生懸命弾いてくれました!優しい感じのメロデイーで、聴いていて心が和みました。
一生懸命歌ってくれたその姿が、可愛くて、涙が出そうでした。

3月19日にある、門下生コンサートは、久方ぶりに、レディーファーストではなく、小さな王子様がトップバッターです。

受験生達が1人1人、合格が決まり、生徒の皆さんが、本当に嬉しそうで、私も、大きな幸せを感じています。喜びも分かち合うと、倍になるし、生徒が、辛い時は、私も生徒の心に一緒に寄り添う事で、辛さが、半分になります。

小さい頃から育ててきた子達が、皆、1人1人立派に育っているのを目の当たりにして、自分の職業に、つくづく、やりがいを感じます。

1人1人の生徒達とは、愛と強い絆で結ばれているのが、私の教室です。愛あふれる教室、争いがない教室が私の目指しているものです。
皆さんが、すごく素直で、一生懸命ついてきてくれるので、1人1人の生徒さん達に、心から感謝の気持ちで一杯です。


平成28年2月19日(金)合格発表!!

今日は、明和高校音楽科の推薦入試合格発表がありました!「先生、受かりました!!」と興奮した声!

その後、私が明和にレッスンに行っている間、今度は、桐朋女子高等学校音楽科に合格した生徒からも、「合格しました!」と喜びの報告がありました。

2人共、最後の最後まで本当によく頑張りました。本当におめでとうございます。ここからが、音楽の厳しい道のりのスタート地点であり、辛い事もあるかと思いますが、自分の才能に確信を持ち、しっかりと音楽の道を歩んでいってほしいです。


平成28年2月18日(木)緊張は、した方がいい演奏につながる

生徒の皆さんから、本番で、緊張しないためにはどうすればよいかと質問をよく受けます。
まず、「緊張=悪い」という決めつけ、思い込みを捨てることです。例え、自分の心は緊張していても、本番で、普段通り弾けたのなら、どうということは
ないからです。

誰でも緊張はしますので、緊張をなくす、という事は出来ません。なので、緊張することを前提にしたうえで、話を進めたいと思います。
私の生徒達全員が本番の緊張に備えて、普段からやっている事の一つに「サバイバル訓練」というものがあります。

いわゆる、「避難訓練」です。大地震が起きたら、ここに逃げましょう、とか、あらゆる想定外の事が起こった時に、とっさの判断が出来るようにしておく訓練ですが、ピアノ演奏にもその訓練が毎日必要なのです。

ピアノ練習においてのサバイバル訓練は、とりあえず、本番で弾かなくてはならないものを朝起きてすぐ、ピアノの蓋を開けたら暗譜でまず通して弾いてみることです。手が冷たい時、気分が乗らない時、色々と事情はあるでしょうが、どんなに調子が悪くても、毎朝やります。

ここで大事なのは、一発目に弾いた時に、上手く弾けたのかどうかです。2回か、3回か弾いてみて、手が馴染んできてから、弾けました、という感じですと、
本番もいい演奏が出来る可能性は低いです。

生徒さん達のレッスン、本番を聴いていて言えることは、どんなに、緊張していても、そんなにその人そのものの演奏が別人のように変わるという事は、まずありません。
緊張したから、上手く弾けないというのは、実は、単なる思い込みでしかなく、緊張してもしなくても、似たかよったか、同じような演奏です。という真実がわかれば、安心していいはずです。

普段から、上手く弾けていないものは、本番で上手く弾けるはずはないし、いつも、完璧に弾けていたのなら、本番どんなに緊張しても完璧に弾けるものなのです。

結果論からいくと、演奏の良し、悪しは、緊張の度合いとはあまり関係がないということ。良くても悪くてもそれが、その人の現時点での実力ということです。

もっと上手に、弾けるはずというのは、実は、自分がこうなりたい、こういう風に弾ければなあという単なる理想でしかなく、冷静に普段から、自分の力を知る事も大切です。そうすれば、いつでも、理想の自分と現実の自分とのギャップに悩まされずに済みます。

それを知るために、サバイバル訓練を毎日やっておきます。私も毎日やっています。

宇宙飛行士も8年くらいかけて、サバイバル訓練をやるという話は前にも書きました。極寒の地に不時着してしまった場合、2週間でも生き延びれるような、体力づくりを普段からしておいたり、食料品なども余分に準備してあると聞きました。

エベレストに登られた、80代の三浦さんも毎日、ものすごく重たい登山靴をはいて歩く訓練や、荷物を持ち運べるよう、毎日、重たい荷物を背負って
訓練していると聞きました。

こうして見ていくと、どんな分野でも、本番上手くいくか、いかないかを不安がるよりも、普段の生活習慣、積み重ねがいかに大事かがわかってきます。

ピアノ演奏も、サバイバル訓練を毎日しておけば、緊張して、頭が真っ白になっても、自分の気持ちとは裏腹に、習慣化されていますので、手が勝手に動いてくれます。万が一、暗譜が飛んだり、弾き直しがあっても、先にごまかして上手くすり抜けることも出来ます。

早い話、「ごまかせるのも芸のうち」なんです。練習の時は、絶対、ごまかしてはいけませんが、緊張しても、ごまかせるくらいにサバイバル訓練を是非やっておきましょう。

又、緊張することはとてもいいことなのだという事も、知っておいた方がいいですね。私も、学生の頃、そういえば、同じことをピアノの先生に尋ねました!
「可愛いなあ〜。そんなに恐いのかい?もし、暗譜がすっとんだら、ボクが楽譜もってってやるからさ、心配するなって、ハハハハ・・・緊張は、した方がいい演奏が出来るんだよ。」

と笑い飛ばされましたけど・・・・。その当時の若い私は、真剣なんだから、気休め言わないで、て内心、思いました。でもピアニストとして、体験を積み重ねていくと、この先生がおっしゃる通り、緊張はしないと、余計悪い演奏になるというのは、本当です!

緊張すればするほど、いい演奏が出来るのです!だから、本番の緊張に備えて、毎日、楽しくサバイバル訓練をしましょう。

「備えあれば憂いなし」です!


平成28年2月16日(火)打ち合わせ

今年の幹事さん、新幹事さんと南文化小劇場で打ち合わせに行ってきました。幹事さん達が、すごく手際よく、テキパキと進めていって下さるので、毎年の事ながら本当に有難く、感謝の気持ちで一杯です。

来月、3月19日(土)14時開演、南文化小劇場で開催される、私の教室の門下生コンサートですが、私の教室に通われているお姫様36名、王子様5名の全部で40組、41名のご参加となります。

毎年、このコンサートを楽しみに聴きにいらして下さっている方もいらっしゃいます。
催し物案内には、関係者のみと書かれてありますが、どなたでも、入場無料でお入り頂けますので
お気軽にお越しください。
開演14時〜終演19時を予定しております。

終演後は、毎年の事ながら、音楽高校、音楽大学の合格者インタビュー、新入生インタビューもありますので、どうぞ、お楽しみに・・・。

生徒達は、毎日、美の宮殿、美の神殿、はるか遠い、きらめく芸術の星を目指して、立ち止まることなく、それでも、一歩一歩、着実に歩みを進めています。
是非、私の教室のお姫様と王子様の素敵な演奏、どうぞ、沢山の方々にお越し頂き、何か、一つでも心に残るものを持って帰って頂ければ、幸いです。

門下生一同、心より、お待ち申し上げております。


平成28年2月14日(日)バレンタインデー


生徒さん達から、沢山、バレンタインを頂きました!皆さん、有難うございます!

皆さんからの愛を沢山頂いて、とっても幸せです!

私の大好きな言葉、ドイツ語で「Ich liebe dich」イッヒ リーベ ディッヒと言います。

「私は、あなたを愛しています!」言う方も言われる方もこの言葉が、一番嬉しいし、誰もが笑顔になれる言葉だから、大好き。

では、皆さんの愛と共に、いただきま〜す!

全部美味しそう!ピアノを弾く、レッスンをする、は肉体労働なので、いつもお腹がすいてる私です(笑)


平成28年2月13日(土)奏心会オーディション

先日、第7回奏心会フレッシュコンサートオーディションがあり、小学6年生の清水陽菜さん、そして、明和高校1年生の宮脇彩永さんが、見事選ばれました!

このオーディションに合格すると、電気文化会館ザ・コンサートホールで演奏させてもらえます。年齢層が小学生から30歳までと幅広く、選ばれる数が大変
少ない上に、すごくレヴェルが高いので、難関だったと思いますが、おめでとうございます!

5月5日(木・祝)に奏心会のコンサートはあります。是非、皆さん、応援に行ってあげて下さい!
こんな綺麗なバレンタインのチョコがあるんですね〜!










高校生の生徒が作ってくれたバレンタイン。この後、私に食べられて、可愛いクマちゃんの顔がダイナシ(笑)












美味しかったです。あっという間に食べちゃいました!


平成28年2月8日(月)審査、審査!

やっと、明和の3年生、2年生、1年生の実技試験が終りました!昨日は、コンクールの審査でしたし、毎日、講評用紙を書いて書いて、書きまくる毎日!(笑)

試験中は色々な方に出会えて嬉しかったです。まず、3年生のしらかわホールのお手伝いをしていたお嬢様が、私の以前の明和高校生で、「キャー、岩野先生〜!!」と声をかけてくれました。以前から、美人さんでしたが、益々綺麗になられて、愛知県芸卒業後は、中学の教師目指して頑張るそうです。人を育てることは、すごく大変ですが、反面とてもやりがいがあります。私の手がものすごく冷たくて、「先生の手、冷た〜い」と言って、しばらくカイロ代わりに彼女に暖めてもらって・・・・。

今までは、私が、生徒を慰めたり、励ましたりしてきましたけど、最近は、生徒が私を慰めてくれるようになったな〜なんて(笑)感じています。

大人の生徒さんも、公開試験、全て聴きに来てくれました。音高生、音大生でもないのに、熱心です。明和生は、皆の演奏が聴けるから、本当に刺激になるし、すごいなと感心します。しかも、いいホールで、1人があんなに沢山の曲を弾いて、皆、立派な腕前!1年生も、初めての後期試験でしたが、皆、よく頑張りました。

受験生も必死で頑張っています。又、門下生コンサートに向けて、皆、この1年ですごく成長したので、とっても楽しみです!
まだまだ、受験生も、控えていますし、毎年の事ながら、気の休まる時がなかなか来ませんが、生徒達がすごく熱心なので私も頑張ります!


平成28年2月1日(月)恩師の国際電話

私が、ウィーン留学中お世話になっていた先生の奥様から、国際電話を頂く。1月2日に送ったお手紙が、やっと届いたとの事。テロの問題もあり、郵便物が届くのが遅れているのかもしれないとの事でした。私の門下生コンサートのチラシも入れて送ったので、それを見て、「めぐみさん、こんなに沢山の生徒さん、育てていたら、自分の時間が全然ないじゃないの?身体に気をつけて」と心配して下さいます。
私が、22年前留学していた、ウィーン国立音大は、私の時代と教授陣がガラッと変わり、ピアノの先生を公募しているのだけど、見つからないそう。奥様いわく、
「これだけ、ピアニストも、素晴らしい方も多いのに、教育者として、ふさわしい人が、いない」のだそうでした。

「又、音大出て、その上、留学して日本に帰って来ても音楽の仕事がないと言って簿記の免許をとったり、看護師の資格を取ったりしている人も多いそうよ。本当に職がなくて大変みたいね」。とも。

確かに。今も昔も音楽家として、ずっとやっていくのは、本当に、本当に、大変な事なんですね。

ピアノが上手く弾けるだけでもダメ。学歴やコンクール歴があるだけでもダメ。

自分が演奏出来る力、教える力、など実力がある事は勿論のことですが、プラスやはり、最終的には、人間性かなという気がします。

又、仕事がある人というのは、皆が、やりたくない仕事をいかに率先して出来るかどうかにかかっていると思います。
本来、仕事というものは、社会のためになることをする事であって、自分がやりたい事を好きなようにやるのが仕事とはいいません。

一切、わがままも自分の要求も通らない事をするのが、仕事だと覚悟していれば、音楽の仕事でも、手に余るほど、沢山あるというのも現実です。

奥様は、私の生徒達が、皆、難曲ぞろいなことに驚いていました。

生徒達が、皆、素直でいい子ばかりなので、何とか私もここまでやってこれました。自分の努力が、100パーセント、周りの協力が100パーセントで、物事は成し遂げられるといいますが、その通りです。自分の努力だけでは、絶対に続いていきませんから、我以外、皆師なりという言葉をいつも胸に刻んでいます。

今、やっている事は、必ず、どこかで、点と点がつながっていきます。これまで私が、培ってきた体験は全て無駄だと思えることは何一つありませんでした。
ピアノの事で苦労することは、今までに一つもなかったんですが、その反面、人間関係をとる事が非常に不器用な私です。が、皆さんが応援して下さり、有難いと本当に思っています。回り道しながら、私も、他人も不完全であるという事を常に許し合いながら、これからも沢山の生徒達が幸せな将来に点と点がつながっていくよう、暖かく見守っていきます。