平成28年1月24日(日)受験生、ガンバレ!

さすがに、寒くなってきました!生徒から、「先生は、しもやけになりませんか?」ときかれたので、「そうね〜、しもやけには、なったことないかなあ」と答えました。

受験生の皆さんは、常に身体を暖かくして、手が冷たくならないよう、手袋、カイロ、必需品ですね!

受験生達も、あと数回のレッスン。皆さん、必死で頑張ってます!

受験生は、ただでさえ、気が重くなるので、レッスンの時は、なるべくピアノから離れた話を。先週は、インコの話、今週は、しもやけの話(笑)。

小憂多眠、よく眠って忘れよう、浮世の憂さを!です。


平成28年1月20日(水)初めての雪!

今年に入って、初めての雪。12月に行ってきたヨーロッパが14度という信じられない暖かさだったので、気味が悪いなあと思っていたら、やっと日本も
冬らしい感じになりました。

久しぶりの雪で、スッテンコロリン!にならないよう、ソロリソロリと歩いていきました。

大学生は、来週が実技試験なので、12名の学生達にリハーサルをしてもらいました。緊張すると肩が上がるから、肩を下ろして気楽にね!と話して、皆に、お辞儀の仕方と肩の上げ下ろし運動など、身体をほぐす運動をしてもらったり。

講義を終えたら、高校生の子達のレッスン。1年生、皆、それぞれのペースで、しっかり、一生懸命やっていて、頼もしい限りです!
真剣に、取り組んでいる様子がとても伝わってきて嬉しいです!皆、笑顔で楽しそうに頑張ってます!


平成28年1月19日(火)未来の音楽家の卵たち

昨日、Miyoshi Netピアノコンクールの本選が東京であり、今春東京音大演奏家コースを卒業される小島理紗さんが、特別部門で、第1位を頂いたと喜びの
報告がありました。
最優秀特別賞、そして、賞金が5万円の最高賞を頂いたそうで、本当におめでとうございます!

曲目は、三善晃先生の「円環と交差」と「バガテル」を弾いたそうですが、コンクールが始まって以来、初めて「円環と交差」が演奏されたそうで、関係者の皆様から、大変にお褒めの言葉を頂いたとの事でした.

私の大好きな聖母マリアの絵。


未来の音楽家の卵たちが、活躍している姿を見るのは、何とも嬉しい限りです!






平成28年1月18日(月)美の宮殿

今年も、やってきました、受験シーズン!受験生の皆さんは、あともう少しで、本番を迎えます。1年に1度の総まとめとなる、実技試験も、目前に迫ってきました。高校3年生は、音大受験曲をしらかわホールで、高校2年生は電気文化会館でベートーヴェンのソナタを弾きます。

それが終れば、1年に1度、門下生全員が集まれる楽しい、門下生コンサートが待っています。

チラシを眺めていると、皆、ほとんど、6年〜16年になるような長い生徒さんが多く、改めて、歴史の重みを感じます。14回も門下生コンサートが開催出来るのは、普段から、いつも応援して下さる、保護者の方々の暖かいご協力によって開催できることは、誠に喜ばしい限りです。

そして、何といっても、生徒の皆さんが!私のレッスンに大変素直についてきてくれる子ばかりで、本当に可愛いです。

私は、今までに、奇跡としかいいようがない、という芸術に、触れた体験が何度か、あります。しょっちゅうではありませんが。
ベルギーのアントワープにあるノートルダム大聖堂。
私が、ピアノ演奏に最終的に求めているのは、そこなんです。芸術の神様が乗り移ったみたいな瞬間。そして、遠いところで、きらめく芸術の星を目指して、ゆっくりと歩みを進めていくのがピアノの道。そこで待っているのは、美の宮殿の入り口です。

しかし、この宮殿の中には、誰もが入れるわけではありません。毎日、1つの音に対して、そういう高貴な精神を一生持ちながら努力を続ける覚悟さえあるならば・・・・きっと美の宮殿の中に足を踏み入れることが出来ると私は思っています。

クラシック音楽はどこか敷居が高いと言われます。しかし、敷居が高いという事自体が私には素敵に思えます。もし、誰でも簡単に入れるような、場所になってしまえば・・・恐らく、美の宮殿にはなりえないからです。

私は、自分の演奏に対してはもちろんのこと、生徒達にも、美の宮殿を強く求めます。音楽家になりたい人だけでなく、例え、相手が、幼稚園生の子供だろうと、アマチュアさんであっても、です。

なので、私のレッスンが、聖なる儀式のようで、どこか厳しい、と感じる人もいるのでは、と思います。

皆さん、私を気遣って、優しいとは言ってくれますが。(笑)

美の宮殿に入るためには、ものすごく、忍耐強くなくてはならないし、何事に対しても、ガマンをする強さが必要不可欠になってきます。

そういった、厳格な中でも楽しく続けていける人は、奇跡としか思えないような美を感じ取る力が備わっているのだと思います。

神々しい演奏、思わず、拝みたくなってしまうようなそんな、奇跡としか思えないような瞬間を沢山味わうと、私が、レッスンでいつも話す、芸術のきらめく星がどんな場所なのかが理解できるようになります。その星に届きそうな瞬間まで、1人1人の生徒達を連れていくことが出来たなら、あるいは、出来なくても、そういう私の言っている意味が理解出来る時が来たならば・・・・私の役目は終わりです。


平成28年1月11日(月・祝)第9回ベーテン音楽コンクール高校生部門全国大会第1位!

第9回ベーテン音楽コンクールの全国大会が東京であり、高校1年生の堤万里子さんが、高校生部門のバロックコースで見事、第1位を頂きました。
おめでとうございます!

彼女は、大変譜読みが早く、ピアノがとても好きな子です。将来は、お医者さんを目指している彼女。お勉強も、ピアノも、ものすごく
頑張り屋さんなので、きっとピアノも上手な素敵な女医さんになると思います。
私の大好きなルノワールの絵!
















彼女の演奏を聴いていると、1枚の絵が浮かんできます。それは、とても静謐で、心が落ち着くルノワールの絵のようなそんな詩的な演奏です。


平成28年1月10日(日)楽しいお正月を終えて

PTNAのあしながコンサートがあり、今春、小学1年生になる男の子がトップバッターで演奏しました。弾く前に、しゃっくりが止まらず困ったそうですが、上手く演奏出来たようで良かったです!

又、今日は、現在東京藝大1年生の生徒の初リサイタルがあり、無事に成功したと連絡があり、とても嬉しく思いました。私は、伺えませんでしたが、きっと素敵なリサイタルだったんだろうなあと想像できます。本当におめでとうございました。

生徒の皆さんは、楽しい冬休み、お正月だったようです。今春大学3年生になる男子学生の生徒も郷里の愛媛に帰り、私がつい最近行ってきた、オランダの話で盛り上がりました。彼は、非常に音楽が好きで、オランダのコンセルトヘボウ管弦楽団が演奏する、バッハのマタイ受難曲を聴きに行った、アンネフランクの家も見たかったので、何時間か並んで待ってようやく見れた、など話していました。

小学生の子達は、映画を見た、おばあちゃんの所に行った、それぞれにひとしきり楽しいお話しを沢山聞くことが出来ました。
クレラーミュラー美術館。
ゴッホの初期の作品って目も口も鼻もなかったのですね。驚きました。

有名な馬鈴薯を食べる人々。小学生の時、伝記で読んだ、本物を実物で見れて感動!!














平成28年1月5日(火)人間は必ず良い方向へ成長するもの

今日は、受験生達の弾き合い会。個人のお宅の素敵なホールで、生徒達は、一生懸命演奏してくれました。聴きに来て下さった生徒さん達もいて、皆さん、お正月早々、熱心ですね!

昨年の受験生から1年がたちましたが、えっ、もう今年も受験時期がやってきた〜!という感じ。

弾き合い会の後は、家に帰って、つい最近、デトモルト音大に留学準備をするためにドイツに行ってきた今春東京音大を卒業する生徒が、お里帰りレッスンに。
シマノフスキを弾いてくれましたが、それは、それは、ダイナミックになり、音楽性も豊かになり、素晴らしかったです!!彼女が弾いている間、彼女の明和高校の受験期を思い出して、胸が一杯に。
まだ、受験期の頃は、音楽が彼女の中にこもっている感じで、表現したいのに、なかなか外に出てこない状態で、私も彼女も、どうしたら、音楽がでてくるようになるのか?に苦しみぬきました。今でも、思い出します。彼女が、受験前に、やっと私の言う事が理解出来て、いい演奏になって、私は、涙を流して、彼女をしっかり抱きしめて、「上手になった!やっと音楽が出てきた!」と2人で喜び合った日の事を・・・・・・・。

私は、いつか、きっと音楽が、彼女の演奏に豊かに流れてくると信じ、「きっとわかる時がくるからね」といつも励ましてきました。
明和に入ってからの彼女の伸びは、目覚ましく、今や、彼女は別人のように音楽性が豊かに表現できるようになり、私は、すごく嬉しく思っています。

彼女だけではありません。数えきれないほどの色んな性格の生徒を見てきた私は、人生どこでどうなるか、本当にわからないといつも思います。
すごく成績優秀だった子が、全くダメになってしまう子もいますし、逆に、そんなに目立たなかった子が、グングン、年齢が上がるに従って、伸びる子もいますし、人間は、どこでどうなるかなんて、誰にもわからないのです。ただ、その子が、必ず、良い方向へ成長する事だけを私は、信じてレッスンしています。

人間が変化するときは、たいてい、もめ事が起きます。それは、その子が成長している証です。私は、どの生徒も、常に変化して、進化しつづけるんだとこの目ではっきり見てきているので、確信を持って言えます。

幼いころから見てきて、明和に入り、その後もグングン伸びていってくれる生徒が、沢山増えて、本当に嬉しい限りです。人間は、必ず良い方向へ成長します。それが自然な事だからです。

自分は、きっと上手くなる!自分は、どんどん成長している!そうやって、自信を持たせてあげることこそが、私の役目だと思うので、彼女に続いてくれるような生徒達の成長を楽しみに益々張り切ってレッスンします!


平成28年1月1日(金)新年明けましておめでとうございます!

新年、明けましておめでとうございます!

朝起きて、まず一番にしたことは、毎年通り、ピアノを弾く事!午前中は、ず〜っとピアノを弾く自分のまとまった練習時間が取れたので幸せな気分で新年を迎えました。
その後、初詣に行きました。今年も、音高、音大受験生がいますから、毎年の事ながら、合格祈願を。そして、私の所に通って来てくれている、全ての生徒達が、いつも幸せな道を歩んでいけますようにとお祈りしてきました。
近くの神社に受験生達の合格祈願!!ここでお参りすると絶対合格出来ます!!!
明日からは、通常通り、レッスン開始です。大学も高校も始まります。大学生も高校生も実技試験が近づいていますし、受験生の弾き合い会、コンクールの
審査、又、生徒達と共に、フル回転の毎日です。そして、年に1回、門下生全員が一斉に集まれる門下生コンサートも楽しみです。フレッシュな生徒さん、私の片腕となってくれる長年の生徒さん、皆成長して、頼もしい限りです。

ピアノの道は、本当に楽しい!ピアノを通して、毎日、泣いたり笑ったり、色んな感動、感激が沢山あります。

私は、ナイナイづくしの人間。車はない、お酒、たばこも吸わない、スマホも持たない、な〜んにもなくて、ピアノしか持ってませんが、それでも、生徒達の笑顔を見るのが嬉しいのと、
生徒達と楽しく過ごすレッスン、ピアノに触れてる時間が最高に幸せです。

こんな何でもない平凡な幸せが、一番有難いです。

今年も、こんな私ですが、皆さん、暖かく見守って下さると嬉しいです!