平成27年12月31日(木)今年1年を振り返って・・・・・・

2015年も、カウントダウンが始まりました。

今年も1年間、何事もなく、平穏無事に過ごせました事、又、私を応援して下さった全ての皆様に心から感謝の気持ちで一杯です。
振り返れば、時が過ぎ去るのが特別に早く感じられた1年間でした。

今年の夏休みは、丁度、教員免許状更新講習を受ける年齢に来ており、この年になって一日缶詰めになって大学で勉強。10年に1回更新しなくてはならないシステムになったのです。

無事、合格しましたが、これがもし、ドイツだったら、暴動が起きるのではないかというくらい、反対意見もかなり多いそうです。

しかし、いい勉強にはなりました。何事も、全部いい方にいい方に解釈していけば、万事順調に事は運びます。


来年も生徒達に最高のレッスンを提供し、自分も更に大好きなピアノを研究し続けていきたいです。
クレラーミュラー美術館にあるゴッホの絵。

















平成27年12月30日(水)新しく入会されたい方々へ

冬休みに入り、新しく私の教室に入会されたい方がいらっしゃいます。

私は、どんなことがあっても、すぐ返信するようにしていますが、時々、メールの返信が届かない、あるいは、はねつけてしまう事が多々あるようです。

そこで、皆さんにお願いです。新しく入会されたい方は、必ず、ご自分のメールアドレス、の他、お電話番号、ご住所などお知らせください。

何も連絡先が書かれていませんと、私からのメールが届かない場合、お電話することも出来ません。昨日もそういった方がおり、何度もメールを差し上げているのですが、返信がないので、心配しています。よろしくお願い致します。
ブルージュの街並み。中世の世界!
















平成27年12月29日(火)生徒達の成長が一番楽しみ

今日は、現在東京藝大1年生の生徒が、来年、1月10日、東京で初リサイタルをするので、レッスンに。リサイタルプログラムの中から、ショパンのバルカローレとシューベルトのソナタを聴かせてくれましたが、又、一段と演奏がダイナミックになってきて、感動。私と母が、お客さんになって聴かせてもらいました。

小学2年生当初、補助ペダルで、一生懸命弾いていた可愛らしい姿が、よみがえってくるのですが、確実に、彼女も素晴らしい音楽家への道を歩んでいます。

つい最近は、東京音大を卒業する子が、ドイツのデトモルト音大に留学する準備をしている、又、もう1人は、東京音大を卒業して更に、大学院へ進めると喜びの報告がありました。

幼い時から一生懸命手塩にかけて育ててきた子が、あちこちで、活躍している様子を見ると、何だかすごく嬉しいです。他の生徒さん達も、皆すごく頑張っています。久しぶりに、皆さんのレッスンをしていると、どの子もすごく上手くなって、私の片腕になってくれるような子達ばかりになってきているので、
生徒さん達の成長が益々楽しみになってきた今日この頃です。

私が、オランダ・ベルギーに研修に行っている間、8日間レッスンが出来なかったので、生徒さん達のレッスンは、31日まで、まだまだ続きます。

年明けは、早速2日からレッスン開始。先生のレッスンがないと熱が出て体調が悪い、以前も研修に先生が出かけたら、熱が出たという生徒もいました。(笑)

生徒の皆さんが私のレッスンを待っていて下さって、有難い話です。先生、うるさいなあ、と思うような年齢になったら、さっさと身を引くのが、先生だと思うので、
(笑)うるさいなあと思われない間は、忙しくても幸せだと思って、頑張ります!

ルーベンスが描いたアントワープにあるノートルダム大聖堂の「キリストの降架」
フランダースの犬のネロ少年が一度でいいから見たかったという絵











平成27年12月25日(金)オランダ・ベルギー研修から帰りました!

オランダ・ベルギーから戻りました。ベルギーは特に、テロの問題などもあり、ギリギリまで、出発を見合わせていた今回の研修でしたが、現地では、少しずつ、落ち着きを取り戻している感じでした。

一番驚いたのが、気温。今の時期なら、私が住んでいた、20年前のウィーンでは、最高気温が0度、最低気温はマイナス20度にもなります。雪がずっと積り、除雪車が朝の5時から大活躍する、キンキンした寒さが当たり前でした。

しかし、何と今年の冬は、14度。オランダ・ベルギーも、日本と全く同じ気温でこの地球全体の温暖化は、気味が悪いほどです。

今回の研修では、私が好きな、ルーベンス、フェルメール、レンブラント、ゴッホなどの画家を生み出した、芸術の国、そして、美術館を見たいという目的でした。
教会では、美術、建築、音楽、この3つがそろった、総合芸術が、ヨーロッパの教会です。ヨーロッパの音楽を勉強するのに、切っても切り離せないのが、教会です。

バロックの時代は、すごく、考え方も、芸術も、ダイナミックで、全てが芝居がかっていたという事です。私が、幼い頃、ハイジと共に、好きだった、フランダースの犬の話で有名な、アントワープも行きました。ネロとパトラッシュの話も幼い頃、涙を流して見たアニメのイメージがそのままという感じの国です。

ゴッホの絵が沢山所蔵されている、クレラーミュラー美術館では、幼い頃、ハラハラして読んだゴッホの生涯を深く知る事が出来ました。
音楽も、美術も、建築も、全ての芸術は、作った人の気持ちが全て表れます。

素晴らしい美術を見ながら、「自分の人生は、自分で作っていかなければならない」という事を深く心に刻むことが出来た、今回の研修でした。
マウリッツハイス美術館(ハーグ)にあるフェルメールが描いた「真珠の首飾りの少女」
11歳のモーツアルトが弾いたハーレムにある聖バフォ教会


平成27年12月12日(土)お里帰りレッスン

現在、東京藝大1年生の生徒が、「お里帰りレッスン」に来てくれました。

めぐみ先生のレッスンと明和の定演を聴くためだけに、名古屋に帰ってきた、とのこと。だから、明日又、とんぼ返りするとの事でした。
久しぶりに聴かせてもらった、彼女の演奏は、更に、成長していて、ブラボー!と叫びたくなるくらい素晴らしかったです!!

藝大でのレッスンのペースは、ものすごく早く、2回で、曲を仕上げて、3週目には、違う曲を持って行くとの事でした。又、曲目も全部自分で決めていかなければいけない、との事。

明和でも、全てにおいて、トップクラスだった彼女ですら、藝大での周りの同級生の曲を仕上げるペースは、ものすごく早い!と驚いていました。

プロを目指す人なら、それくらい出来て、当たり前だという事を彼女自身が、長年の私とのレッスンで、十分承知していましたし、今も、全然苦労なく、藝大の生活になじんでいる様子で、すごく生き生きとして楽しそうです。話しを聞いていて、今日は、8時間半を超える生徒達とのレッスンの長い1日でしたが、疲れも吹き飛びました!

彼女のデビューリサイタルが、地元で、聴ける日もそう遠くはないと思うと、ワクワクしてきました。

これから、明和の定演を聴きに行くと、喜んで出かけて行きました。

ピアノ演奏だけでなく、お世話になった先生方にいつも感謝の気持ちを忘れない彼女は、人間的にも謙虚で素晴らしいなあと思いました。

門下生の後輩達にどうぞよろしくとの事です!彼女に続く生徒達が、沢山出てくれれば、本当に嬉しいです!


平成27年12月10日(木)音楽は、考えるものでなく、心で感じ取るもの

学生さん達は、そろそろ冬休み。高校生達は試験が近づいて来ましたし、高校・大学受験生も、沢山。私も生徒達も、やる気満々で張り切っています!休みになると、普段の生徒さんは勿論の事、今、東京に行っている生徒達も皆、お里帰りで、レッスン室を訪れてくれるので、益々、レッスン室がにぎやかになり、嬉しいです。

私を含めて、門下生達のお世話をして下さる来年度の新幹事さんも決まり、今の幹事さん達も皆さん、一生懸命私達のために動いて下さっています。本当に有難うございます。

どの生徒達も、段々綺麗に弾けるようになってきました。それぞれに、素敵な演奏をしていて、1年間の1人1人の成長がすごく感じられる門下生コンサートが今から、すごく楽しみになってきました。

すご〜くロマンチックな曲を弾いている子がいます。それにしては、わりと冷めた感じで弾いているので、「ロマンチックって意味わかる?」とたずねました。
言葉で説明するのは難しいから、その子の手を持って、天井の方を指さして、「ほら、あの星をみて!あの一番輝いている星が、あなたよ!そして、その隣で寄り添うようにして輝いているのが私!」(少女漫画のおめめキラキラのつもりで演じている私)
と私が、演技すると、子供達はキャッキャ言って大はしゃぎです。皆お腹抱えて大笑い。余程面白いようです。

年齢が上がってくるとシラを切られるのは承知です。でも、同じようにやって見せます。ある生徒は、
「星?星なんてどこにもないんですケド・・・・・」「いいから!!(笑)星があそこにあると思って弾くのよ。それがロマンチックって雰囲気!!」と私。
「恥かしくて、心が折れそうデス・・・・・」中学生くらいになると、皆照れます。それでも、そういったドラマを私が演じた後、弾いてもらうと、生徒達の演奏がどの子も断然、ガラッと変わるんですね。そこが不思議なところです。

言葉で説明しても、わからない事は、演技で、私が実際に動いて見せる。「音楽は考えるものじゃあない。ここで、(生徒達の胸をポンポン叩いて)感じ取るものよ」
そういうと、どんな小さな子でもスッと胸に響いてくれるようです。普段から、何に対しても心を開いて、人を愛する心、感動する心を沢山持っていると、それが、音楽になっていきます。生徒達とのレッスンは、本当に楽しいです。


平成27年12月4日(金)他の国にはない、日本の素晴らしさ

今年ももう、終わりに近づいて来ました。昨日、私のレッスン室の電気が壊れて、真っ暗になってしまい、急遽電気スタンドをピアノの台にのせてレッスンしました。生徒達は、入るなり、「わ〜!びっくりしたあっ!」「でも、ムードがあっていい感じ!」などなど、興奮気味でした。

今日、電気屋さんが来て下さるそうですが、私が高校に教えに行っている間に直っていればいいなと思います。

しかし、日本は素晴らしい国だと思います。ヨーロッパでは、何か、修理を頼んでも、2週間か3週間は待つ、事が当たり前、誰も何もしてくれないというのが当然(他人に任せられない、自分で直すことが当たり前の国)だから、こういう困った時につくづく日本のすばらしさを痛感します。

日本人は、心がとても優しいし、暖かいし、こんな国は、恐らくどこへ行ってもないと思います。
私も、日頃から、沢山の方々に支えられて皆さんから暖かい心を頂いている事に、本当に感謝の気持ちで一杯です。