平成27年11月30日(月)活躍する生徒達

昨日、第3回スタインウェイコンクールがあり、明和高校1年生の生徒が優秀賞を頂きました!おめでとうございます!

又、門下生で、現在東京藝大1年生の川地咲由里さんが、東京八王子で、(来年の1月10日(日)14時開演ギャラリー・スペースことのは))初のソロリサイタルをされるそうで、
素敵なチラシを送って下さいました。
曲目は、ショパンのバルカローレ、幻想ポロネーズ、ラヴェルの鏡より「蛾」「悲しげな鳥たち」、シューベルトのソナタ19番です。

私の門下生で、初のソロリサイタルをする生徒さんが誕生したことは、誠に喜ばしい限りです。

素敵な美しい女性になられている咲由里さんですが、今でも、私の頭の中では、小さな可愛い手で、一生懸命鍵盤を押さえていた小学2年生当初の姿が浮かんできます。

殆どの子は、幼い頃から通ってくれている私の生徒さん達。皆、小学生の頃、来た当初は、やっとの思いでオクターブをつかんでいた手が、余裕で掴めるようになり、音量も出てきてバリバリと弾いている様子を目のあたりにすると、本当に感動します。

人を育てるのは、すごく大変な仕事です。命を削ってという表現がピッタリくるように神経を使いますが、大変なだけにやりがいも、ものすごくあるお仕事です。

1人1人の存在というのは、すごく大きく、その人がいるだけで、暖かい光が灯ります。皆、自分の才能を通して、世の中を暖めているのだなあと思うとすごく胸がときめきます。

彼女に続いて、リサイタルをしてくれる生徒達が沢山出てくれることを夢見て、毎日幸せな気持ちになっています。

又、来年の1月10日は、しらかわホールである、PTNAあしながコンサートで、門下生の中平伊織君も初デビューします!来年小学1年生になる男の子です。門下生コンサートでもトップバッターで演奏します。
小さな手で、一生懸命弾いているその姿は、何とも愛らしいです。



平成27年11月27日(金)講師会議

今日は、明和の講師会議。1年に2回ある重要な会議ですが、もうそんな時期?というくらい、時の経つのは早いです。
1人1人の生徒さん達の大きな成長が嬉しい1年間でもありました。

先日、高校生の生徒と話をしていて、私が、学生時代、親や先生から受けてきた教育と同じことを今の時代の子供達にさせたら、恐らく、皆、病気になるか、
ピアノをやめてしまうと思う、という話をしていて、「先生は、(そんなに厳しい状況で)自信をなくしませんでしたか?」と即座に聞かれました。

そうだよね〜、あんなに先生から、毎回レッスンのたびに、けなされてばかりで、よく自信を失わずに、これたなあ・・・何でかなあ・・・ハハハハ・・・・と
笑ったような事でした。

今や、私が育った厳しい時代とは、大きく変わりました。

私は、子供たちが、自分でも気づいていない、長所を見つけてあげて、それを私の方から、素直に言葉で、伝えるようにしています。いい言葉と感謝の言葉は、常に、言葉にしないと相手に伝わらないからです。

子供を「信じて」「認めて」今出来なくても、「焦らず、待つ」事を毎日心がけているつもりです。


平成27年11月24日(火)昭和63年11月29日の私の日記

私の生徒達は、日々の悩みや、自分の思いを日記に色々と書いてきてくれるのですが、自分も、彼女達と同じ年頃、何を考えていたんだろうと興味が湧いて、
27年前の日記を取り出して見ました。丁度、私が高校2年生の頃の日記です。皆さんのためにもなるかと思うので、そのままを書いてみます。

「今日は、シェボック先生の公開講座が学校であり、聞いた。「音楽をする」という事は、心と身体が直結して初めて指に伝わって音が出るようになるものであること、そしてその作曲家、そして自分自身をも忘れさり、忘却した時に初めて身体から音楽が出てくるようになるということをおっしゃっていた。

指使いについては、一番最初使った指使い(何も考えないで使ったもの)が一番良いという事。

力というのは、ニュートンの法則と同じで、上に向かって動いている事が90パーセントである。

教師の仕事は、生徒に悪いものと良いものの区別の変化を意識させ、それの悪い例を完全に忘れさす事が使命だとおっしゃっていた。

そして分析というのは、本来あまり関係のないもので、その音楽自身を感じ取れば良いという事。踊りの曲を弾いても心が躍っていなければ、ダメだという事。

結局、人間がパラダイスから頂いた自然に任せて弾けばいいということ、つまり、自然を無理に自分の力で動かそうとしない方が良いことだそうである」。

今、27年ぶりに読み返してみると、実にその通りで、その当時高校2年生の私の胸に強く響いた言葉だったから、日記に書き残せたのだと思います。

その中で、最も共感できるのが、シェボック先生がおっしゃった「音楽に分析はいらない」ということ。音楽とは、本来「感じるもの」であり、どこがどうなってるから、ここで、こうなる、なんて言う風に考えだしたら、もうその瞬間から、音楽は姿を消してしまう気がします。

ハーモニー感や調性感なども、いくら知識だけ持っていても、その音を感じなければ、ここがサブドミナントですよ、ドミナントですよと説明しても、感じなければどうしようもない。

この人のこんなところが好きなんていう事も、説明できるものではないし、やはり、音楽も自然と一緒でパラダイスから頂いているものなんだなあって・・・・。
自然を無理に自分の力で動かそうとしない方がいい、流れに逆らわない弾き方、音楽は自然に感じ取るものということを強く私達学生に教えてくださいました。

その当時かなりのご高齢で日本に来日して下さり、名教師といわれた先生が実に、いい言葉を私たち学生に示唆して下さったことを、懐かしく思い返し、
生徒達に、今、無意識のうちに私がいつもお話しする事と同じなんだなあと改めて思いました。

国が違って、アプローチの仕方や、言葉は違っても、やはり、先生というものは、誰でも結局は、同じことをおっしゃると思います。
音楽の勉強の仕方はそれぞれあっていいけれど、結局、目指す「音楽の真実」という頂上は同じです。そこに到達する前のレッスンでは、違う事を話しているようで、誰でも同じ事を繰り返しおっしゃるのだということをよく理解できるようになるのが、大人へ近づいたということですね。


平成27年11月19日(木)皆と同じ行動をしないからこそ、光り輝く

私が受け持ちのうちの12人の大学生のピアノレッスンのクラスに1人だけ、60代の女性の方が学生さんとして私のクラスにいらっしゃいます。

昨日、中間試験があり、その方が「先生、緊張してしまい、どうしようもありません」と私におっしゃられるので、「大丈夫です。周りの目を気にせず、○○さんらしく気楽に弾いて下さい。」とお話ししました。

普段から、すごく素直な謙虚な方で、私が、話す一言一句に大きくうなずかれて、私がレッスンの時、見本を示すと、自分の番でなくても、側まで寄って来て、一生懸命聴いておられます。

周りは、18歳、19歳の中の若い子達ばかりの中で、授業を受けるのは、相当、勇気がいる事だと思うのですが、60代になっても、大学で学びたい、先生から教わりたい、そんな意欲のある方は素晴らしいなと尊敬します。

一般的に考えれば、その年代で、大学へ行くのはちょっと・・・・と気が引けてしまう事だと思うのですが、人から物を教わる時に、100パーセント素直でないと絶対、伸びないとはよく言われますが、その通りだと思います。

素直であれば、誰からも、愛されますし、協力が得られます。私は、大学生の授業で言いました。

「ドイツ語で、私が好きな言葉があります。イッヒ、ハーベ、フェアシュタンデン、ダス、イッヒ、レーベン、ダルフ、ヴィー、イッヒ、ヴィル。
周りの目を気にせず、自分の生きたいように生きていい、という意味です。」

自分が生きたいように生きているわけだから、それと同じように他人の事も自分の事と同じように大切に尊重するという意味にもつながっていきます。
だから、我儘放題に生きるという意味では、ないのですが、私がここでいう自分の生きたいように生きていいという意味は、この60代の女性の方のような勇気が、正に、周りの目を気にせず、自分の生きたいように生きている女性なんだと思います。

私の授業をラブラブハートで、待っていて下さるこの60代の学生さんに心から声援を送りたいと思います。皆と同じことをやっていないからこそ、この方の存在が光り輝くのだと思います。


平成27年11月15日(日)音楽をやっていくには、長く続く事が一番いい

日曜日のレッスンの子達が、2週間空いてしまったので、どうなってるかな?と心配していましたが、心配は皆無でした。

生徒さん達は、もう、こちらが圧倒されるくらい、どの子も本当に、熱心です。こちらが、いちいち口出ししなくても、皆、自然に伸びていくものですね!
後ろから、そっと見守って応援してあげているだけで、どの子もスーッと伸びていきました。心配することは何一つありません。それは、今までの生徒さんを育ててみてはっきり実感出来ることです。こちらが、大事な事を話しておいて、後は、本人任せ。これが伸びるポイントです。

ピアノでも勉強でも何でもそうでしょうが、親や先生からやれと言われてやっているうちは全然ダメ。ピアノを弾くのも、勉強するのも、その本人にスイッチが入らなければ、どうしようもありません。大体、他人を変える事なんて絶対に出来ませんからね。押してダメなら引いてみろ、とは昔からよく言われますが、その通りです。高校生くらいになると、本人自身に自分の力がわかるようになり、自分で何がしかの答えを出してくるようになります。その答えを出す前に、親や先生があれやこれや、先回りするのが一番ダメにする元になります。

私は、1人1人に練習しなさいと、うるさくは言いませんが、それなのに、皆、血走ったみたいに必死にやっていて感心します。ただ、身体にだけは気をつけてほしいです。
精神が痛むほど、自分をいじめてはいけませんよ。

やはり、音楽は、楽しくやっていけるのが一番ですから、あまり、自分を追い詰めすぎないよう、息の長い音楽家を目指していってくださいね。でないと、長続きしません!折角一生懸命やっていても、頑張りすぎて、嫌になってしまったら、それで終わり。そうならないよう、バランスを取りながら、1人1人の生徒達を暖かく見守りたいと思います。


平成27年11月12日(木)プロの方にお任せするのが一番

最近、私の過去のブログが全然見れなくなってしまい、パソコンの先生に来て頂きました。

午前中と午後のレッスンの生徒が来る間に、何とかしなくては!と至急来て頂きました。しかし、さすが、プロですね。あっという間に直して頂きました。

だから、又、再び2008年からずっと見れます。何でも、プロの方にお任せするのが一番ですね。

皆さん、私の日記をすごく楽しみにして下さっているようで、あちこちへ行くと、色んな方々から、感想を頂きます。本当に有難うございます。


平成27年11月8日(日)先週に引き続き、課題曲コンサート

今日は、四日市で、課題曲コンサートがありました。













晴れ女の私としては、珍しい!雨となった日ですが、お足元の悪い中を、ピアノの先生方、お父様や、
お母様、お子様達のご家族連れの方々に朝早くから
聴きにいらして頂き、誠に有難うございました。
今日は、お子様達が、色んな質問を出してくれて、嬉しかったです!
昨年に比べて、曲目が倍に増えましたからね。皆さん、大変だと思いますが、全国規模になりましたから、さらに、レベルアップ出来ると思います。
又、あちこちで審査もしますので、その時に、又、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
三重県の津から名古屋まで私の教室に毎週レッスンに通っている姉妹の生徒さん達と一緒に。
わざわざ、今日は聴きにいらして頂き、有難うございます!











又、来年3月19日(土)南文化小劇場で開催される、門下生コンサートのチラシが出来上がりましたので、あちこちで、
演奏させて頂くたびに皆さんにお配りしています。

1部は、新しいフレッシュな生徒さん達で、盛りだくさんです。今回は、終演後の新入生インタビューが、11名も!2部、3部、4部は、皆、小さい時から
通っていて、今や、中学生、高校生、大学生がほとんどになってきましたが、み〜んな幼い時からコツコツ積み上げて、大事に大事に育て上げている生徒さん達ばかり。私にとっては、1人1人が宝物のように美しい存在。是非、沢山の方々に聴きにいらして頂いて、門下生達の光り輝く姿を皆さんにお見せできる日を今から、とてもとても!楽しみにしています!
門下生一同、心よりお待ち申し上げております!


平成27年11月1日(日)YJPCヤマハジュニアピアノコンクール課題曲コンサート

今日は、植田店で、課題曲コンサートがありました。
午後2時から、5時頃まで、長時間にわたり、演奏とお話しをみっちりさせて頂きました。皆さん、積極的に質問をして下さって、とても嬉しかったです。
来週は、四日市店を訪れます。又、YJPCを受けられる方、ピアノの先生方、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。親切にして下さった、スタッフの皆さん、お世話になり有難うございました!



























終演後、生徒さん達と。わざわざ、聴きにいらして下さって、どうも有難うございました!