平成27年10月31日(日)無事に終わり、良かったね!



明和高校の公開レッスン後の生徒と一緒に。

無事に終わってほっとしたね!












平成27年10月28日(木)公開レッスン


今日は、明和でヴォスクレセンスキー先生の公開レッスンがありました。私の生徒も出させて頂いたので、午前中の仕事をキャンセルして、聴きに行きました。

私にとって、1人1人の生徒は、自分の子供みたいな存在。家族と思っています。だから、どの生徒の演奏を聴いても、子供の授業参観を見るみたいな感動でいつも胸が一杯に・・・・・・。

特にこうした、大勢の前でのレッスンは、緊張するのが、身に沁みてわかりますから、そういった緊張の中でレッスンで言われることを即座に反応しなければならないし、大変だったと思いますがよく頑張りました!

レッスンというものは、受けている当事者は、一体先生から、何を言われるのか?教えて頂いた事に対して、自分がちゃんと
反応できるのか?と不安で頭が一杯になっています。逆に聴いていらっしゃるお母様方の方がずっと冷静に客観的に聞けるものです。そこで、家に帰って、
「先生はこう言われたでしょ?何で直さないの!」とかなんとか言って、子供を責めるような事を言うと、必ずケンカになる・・・・・というのは、よくある話(笑)。

私が、高校・大学時代、ヴォスクレセンスキー先生は、桐朋にも毎年来て下さっていました。その時に、私も丁度、彼女と同じ年頃にヴォスクレセンスキー先生の公開レッスンを2回受けさせて頂いたことがありますが、1回目は、ショパンの24のプレリュード、そして、2回目に、シューマンのクライスレリアーナを見て頂きました。どちらも、全部通すと、40分ほどかかるのですが、とにかく、パワフルなレッスンをして頂いた記憶が残っています。

今日、彼女が弾いた、シューマンもそうですが、私の時にも、同じような内容を話されていたことが、よみがえってきて、私も、一気に高校生に戻ったような懐かしい気分にさせてもらいました。

何と、今から26年以上も前の話です。「26年前と全く、お変わりないですね」と私がお話しすると、ヴォスクレセンスキー先生は、「私はどんどん若返るんです。今度あなたと会う時は、私は、100歳になっているかもしれませんね。」と冗談を話されていました。

お母様方にもお会いできて、とても嬉しかったです。沢山の方に聴きにいらして頂き、皆さん、有難うございました!


平成27年10月25日(日)南国のレッスン室

だいぶ、外は、寒くなってきたようです。朝から晩までびっしり生徒のレッスンをしていると、1日中、太陽も見ないまま日が暮れていき、外の気温も何もさっぱりわからず、レッスンに来る生徒さん達の服装で、今日は、寒いのかな?とわかりました。

生徒達は、毛糸のセーター、完全な冬服。私といえば、どこか、ハワイかグアムか南国から帰ってきたみたいな、半そでT−シャツ姿。クーラーもガンガンにつけています。

マンションは、とにかく暑いので、皆さん、脱げる格好で来て下さいね。


平成27年10月22日(木)YJPCヤマハジュニアピアノコンクール

今年から、今までのYPFピアノフェスティバルが全国規模のコンクールになり、YJPCヤマハジュニアピアノコンクールと変わりました。

今、私は、その課題曲コンサートを控えていて、必死で練習する毎日を送っております。(汗・・・・)来週は、植田店、再来週は、四日市店を訪れます。
全部演奏すると、47曲。どんどんどんどん、弾いていっても2時間一杯かかります。ご依頼を受けたのが、9月くらいだったので、まあ、とにかく大変です。

一応全部練習して、47曲制覇しました!が当日、全て弾く時間があるのかどうか?聴いて下さるお客様方は、私のピアノだけが聴きたいという方と、お話も、そして、一曲一曲のアドヴァイスも欲しいという方も、色々だと思います。なるべく皆さんのご希望に添えれば嬉しいんですが、どうなるかは、当日のお楽しみ。

色々、考えた結果、その日の雰囲気で決めよう!と思っています。だから、私の場合、話すことも、演奏も、能書き通りにしません。その日の気分、アドリブでやります。

来年のコンクールの審査や、コンサートなどの依頼ももう、今すでに、予定が埋まり始め、何か、年齢が上がるにつれて、余計に忙しくなるのだけど、
体力の衰えを感じ始める、今日この頃。いやいや、生徒達には、常に、悪い言葉を話しては、なりません、常に前向きな言葉を話しなさい、と注意しているので、自分がこういうことを言っていてはいけませんね!・・・・(笑)

まあ、とにかく!自分のコンサートはあるわ、1人1人の生徒さん達のお世話は、あるわで、毎日がもぐらたたきをやっているみたいに思えてきました!(笑)あっちを叩くとこっちが飛び出る、こっちを叩くと、あっちが飛び出る・・・。

しかし、どんなに忙しくても、全てのお仕事が、今の自分に必要な事を与えて下さっていると受け止めて、有難いと感謝している毎日です。



平成27年10月20日(火)生徒の活躍が嬉しくて

今日は、明和高校2年生の生徒が、ヴォスクレセンスキー先生の公開レッスンのオーディションに選ばれたと喜びの報告がありました。明和での公開レッスンのモデル生に選ばれるのは、本当に大変なことだから、名誉なことで、有難い事です!おめでとうございます!

明和から今春、東京藝大に入った、生徒からも、私宛の誕生カードが届き、近況報告がありました。
彼女は、小さい時から、超ウルトラ級の初見、暗譜の早さだったから、藝大でも、あっちでもこっちでも、演奏の機会を沢山頂いて、引っ張りダコの様子。
しかも、彼女自身が言う「自称お祭り女!」(笑)という彼女が、ガリ勉的な子でなくて、藝大祭でも盛り上げ役の中心だったようで、いかにも彼女らしい!

門下生コンサートに出演する大学生達もみ〜んな東京から帰って来て弾いてくれます!同窓会みたい。皆さん、お楽しみに!


平成27年10月19日(月)44回目の誕生日


今日は、私の44回目の誕生日。
生徒の皆さんから、心温まるメッセージを沢山頂いて、感激です。

小学6年生の生徒が、「私が7歳の時から見て頂いていますが、先生は、一度も、風邪をひいたといってレッスンをお休みされた事がありませんが、健康の秘訣は何ですか?私は、毎日、ヨーグルトを飲んでいます」
とのこと。

私は、「そうね、生徒さん達の事が一番可愛いから、生徒さん達とのレッスンが先生にとって、一番元気の素かな?」と答えました。

つい最近は、今年愛知県芸を卒業した生徒が、パリに留学が決まり、第1志望に受かったとフランスからメールが入りました。

又、東京に行っている音大生の子達も帰省するたびに、顔を見せてくれます。卒業間際の生徒もドイツへの留学へ向けて、又、大学院の試験に向けて、皆それぞれの道を立派に歩んでいます。生徒さん達が皆、どんどん成長して活躍している事が、すごく嬉しいです。

皆さんのお陰で、ピアノの道一筋でここまで来ることが出来ました。感謝の気持ちで一杯です。これからも、皆さんの輝かしい未来へ向けての幸せの
お手伝いが出来れば嬉しいです。生徒の皆さんが幸せだと私も幸せだからです。

生徒の皆さんが益々成長していけるよう、お祈りしています。















平成27年10月16日(金)一足先にお祝いしてもらって、皆さん、有難うございます!

今日は、明和。1年生、2年生、3年生の私の生徒達全員が私の19日の誕生日を一足先に、お祝いしてくれました!
一生懸命書いてくれた、寄せ書き、1人1人の気持ちが、暖かく伝わって、すごく嬉しかったです。













お返しに、みんなへの愛をこめて、一曲演奏しました。自分のリサイタルより、緊張した〜!(笑)

昨日も生徒達から、お花や、カードをプレゼントしてもらいました。

皆さん、どうも有り難う!





















平成27年10月15日(木)仲良しの2人のピアノの先生方

私の所の教室に通われて、約16年程にもなる、大人の生徒さんがいらっしゃいます。
2人共、熱心にピアノをおしえていらっしゃる、ピアノの先生方です。
連弾もソロも、お2人共、すごく楽しそうで、レッスンに来られると、いつも、笑いが絶えません。
今朝も、笑い声が絶えず、愉快なお2人に、ついつい、私も、明るい気分になれます。

16年の間には、お2人共、ご結婚されたり、お子様が誕生されたり、色々な生活の変化はあったと思うのですが、今も、変わらず、私の教室にレッスンに通い続けられてすごいなあ!と感心しています。

「お2人共、仲が良くて、いいですね!」と私が話すと、「もう、とにかく楽しくて、やめられません!!」と明るく話されるお2人。
彼女達だけでなく、私の教室の生徒の皆さんが、すごく長く通ってくれることに対して、感謝の気持ちで一杯です。本当に有難い事です。どの生徒さんにも帰りがけ、「じゃあね、さようなら・・・・・」とお見送りするのですが、私の心の中は、その後ろ姿に「どうも有り難うね。」という気持ちが沢山詰まっています。

このピアノの先生方は、門下生コンサートにも今回、何年かぶりに連弾として出て下さいます。

曲目も全員決まりました。初めて出た時に、まだ、幼稚園生で、新入生としてインタビューした子が、もうショパンの幻想即興曲を弾くような年齢になっていたり、子供達の成長には、目を見張るものがあります。大人の方達も身体はもう成長しませんが、音楽的な面で、出来なくても、ああ、それはこういうことだったのか、とより鮮明に物事が明らかになる、ということで、日々、成長されています。

私も、先生として、なかなか、完璧に、とはいきませんが、1人1人の生徒を暖かく見守りながら、又、自分自身で、もがきながら、一つ一つ、成長していければいいなあと思っています。

そんな私を全面的に信頼してくれる生徒さん達に心から感謝する毎日です。


平成27年10月12日(月・祝))つまらない事の繰り返しに対して、いかに愛を持てるかどうかに全てはかかっている

先日、日本クラシック音楽コンクールの高校生部門に参加した、高校2年生の生徒が、全国大会に進むと喜びの報告がありました。
おめでとうございます!

受験生からの質問を受けました。1日に何分くらい受験曲を練習すればいいのかわかりません、とのこと。

そうですね。受験曲や、コンクール、コンサート、人前で演奏する準備期間、練習時間を上手に見積もって、上手に練習していくのも、その人の力のうちの一つだと思っています。人それぞれです。ある人にとっては、1年くらい時間をかけないと、いい演奏が出来ない人もいれば、逆に、早く曲が仕上がるのは、いいけれど、すぐ崩れてしまうタイプ、その2つのタイプに大まかにわけると分かれます。

いずれにしても、曲が仕上がっている場合は、通した時に、上手に弾けて、ミスもなく、自分で納得いく演奏が出来ていれば、毎日1回通すくらいにして、あとは、色々な曲を弾いた方がいいですし、その反対もあります。まだ、全然弾けていないのに、最後まで、根気強く練習しないうちに、すぐ、どれか他の曲を弾きたがるタイプなどは、まず、根気強く、1つの事に集中させることも必要です。

練習によって、いい点は、曲が、「練れてくる」そして、音量などが、しっかりして、「弾きこみ感」が出てくる点です。そして、これだけ練習したのだから、思い残すことがない、と本番で、まず自分に自信が持てるようになるでしょう。

反対に、過度の練習のし過ぎの悪い点は、「感性面が徐々に薄らいでいく」という点です。ピアノの練習は、習慣にならないといけないのですが、音楽は習慣になってしまってはいけないのです。ここが、難しいポイントです。どんなに、ピアノが好きでも、音楽が好きでも、日によっては、音楽すること自体が苦行のようになってしまうことだってあります。そういう時でも、自分を奮い立たせて、努力することが、日課になっているかどうか。正に、これこそが、本物の愛、というものといえます。

辛い時でも、苦しい時でも、どんな時でも、「愛」を持って、取り組めるかどうか。

私は、その生徒に言いました。「お母さんがもし、今日は、もう、食事の用意も、買い物も、洗濯ももう何もかもやりたくない、って投げ出すわけにはいかないでしょう?お父さんの仕事だってそう。今日は、会社行きたくない!なんてことは言えない。どんな仕事も、毎日、同じことを忍耐強く繰り返すのが、生きるという事でもあるし、つまらないことの繰り返しをいかに、愛を持って取り組めるかどうかにかかっている。ピアノの練習もそれと同じだから、ああ辛い、というときも、愛を持って取り組んでね」

又、舞台に立てばたつほど、自信が持てる人と、立てばたつほど、どんどん、自信が持てなくなる人もいます。過去に、失敗体験があって、よみがえってきたりするとトラウマになってしまったり。なので、これも人それぞれ。舞台に立ちたくない人に、無理に私はすすめませんし、立ちたいという人はいくらでも立って、自分に一番いい方法を見出していくといいです。。

体験によって、自分はどのタイプかがわかるようになります。なので、まずは、勇気をもって、挑戦してみる、そして、それが駄目なら、違う方法をとっていく、と何事も柔軟に構えている事が大切ですね。


平成27年10月6日(火)相手は機械ではないだけに難しい

大人の生徒さんが、レッスンに来られ、「先生のブログ、とても楽しく読ませてもらっています。しょっちゅう更新されて、おまけに音楽の事だけでなく、
沢山の方と人間関係をとらなければならないし、大変ですね!」とねぎらって下さいます。

確かに!私にとって、音楽家という面では、好きな事をしているので、どうという事はないですが、教える立場の人間として、やはり、すごく気をつかうのが、
人間関係。
今まで、何百名という数の沢山の生徒さん達を見てきましたが、1人として、同じ人間はおらず(当たり前か!)そのたびに、私も、
1人1人の生徒さんの性格に合わせて、レッスンしていますから、その方に、「そうですね、何か、心療内科の先生か、心理カウンセラーまで、引き受けている感じです。1人1人の生徒さんは、親にとっては、この上ない宝物だと思うから、すごく責任も重たい仕事です」。
これが、いっそ、機械だったら、どう楽だろうナと思えることもあります。相手は、人間。今日話していたことが、翌日は全く別人になってしまっていることもあり、そのたびに、臨機応変に柔軟に対応できなければならないのが、先生という職業でもあります。

とにかく、どんな仕事もそうでしょうけど、まず、自分の我がままは何1つ通らない、ということ。そして、いかに、生徒1人1人を忍耐強く見守っていけるかにかかっているということ。
教育というものは、時間がかかる、忍耐がいる、それさえ押さえておけば、大丈夫です。早く、早く、もっともっと、という焦る心が一番よくないので、いい意味でマイペースであるということが、とても大事だよということを生徒達には常々言ってあります。

人間相手の職業は、毎日色んな事が起きるので、確かに大変です。人を育てることは、かなり、鈍感にならないとやっていけない職業でもあります。が、大変なだけに、生徒さん達が私に示してくれる愛が倍になって返ってくる職業でもあり、すごくやりがいを感じます。。

生徒さん達のレッスンをしていれば、疲れも吹き飛びます。生徒さん達の事が本当に可愛く、どんな性格の子も私にとっては、愛おしいです。そして、生徒さん達が、本当に素直で、私のいうことを熱心に聞いてくれることが本当に有難いです。

最近、学級崩壊を立て直された菊池省三先生の本を読みましたけど、「美しい聴き手になれ」「聴く姿は美しい」と書かれてありましたが、人間関係を上手く取るコツはこれに尽きるなと共感出来ました。

自分の事をわかってもらうよりも、先に、相手の訴えを聞く、自分が話すのでなくて、相手が話したい事を熱心に聞く、自分の考えとは違っても、相手の話の
腰を折らないようにして、相手が何を訴えようとしているかが見抜けるように、毎日、私も修行しています。

そういえば、生徒から、「私の悩みを先生は一杯聞いて下さったから、先生が私の悩みで悩まないでください。そして、先生も悩みがあったら、私に話して頂けると嬉しいです!!」なんて手紙をもらったことがあったけど、嬉しかったなあ・・・・・・(笑)



平成27年10月3日(土)必ずしも練習によって弾けるとは限らない

今日は、午前中の生徒のレッスンが始まる前に、又、調律師さんに来て頂きました。低音部の音が共鳴しているのと、残響が早く切れるのが気になって、あれこれ、手を尽くして下さっています。何しろ、スタインウェイもヤマハのピアノも、私が、普段、高校や大学へ教えに行っている以外は、ほとんど、丸一日ピアノが鳴っている状態ですので、あっという間に音も狂います。ついこの前して頂いたばかりなんですが、もう、かなり音がずれてきている状態でした。
しかし、とてもいいスタインウェイなので、生徒さんに弾かせているとは、生徒さん、お幸せですねとのこと。

調律して頂いている間に、日記を書く時間が取れたので、ピアノの練習について書いてみたいと思います。
まず、練習は、ピアノだけでなく、スポーツでも、外国語も、継続は力なり、とか練習は名人をつくると言われ、実際、その通りですし、まずは、その道を目指す人なら、脇目もふらずに練習するのは、当たり前の事です。
ただし、次の事も心にとめておくことも大事な事です。練習によって必ずしも出来るようにはならない、という現実です。
何回練習しても、何年かかって弾いても、弾きにくい箇所というのが必ずあります。ジストニアのようにある指にどうしても力が入らない、それをかばうために
他の指が犠牲になってしまう指は、段々と練習すればするほど、動かなくなっていきます。
それは、脳の神経回路、指の神経回路が、ある一定の動きを覚え込んでしまったために起こる症状なんですが、こういう場合に、練習が足りないから弾けないと思って、自分を責めるのは、自分をいじめているのと同じことになりますから、注意が必要です。
私が、生徒達を見ていて、これは、明らかに練習不足だと思える場合は、厳しく注意します。しかし、それだけではない、指の問題がある場合、過度の練習によってなお、悪化していくような症状の場合は、それによって、叱る事はまずありません。

語学を学ぶときは、そういった問題はありませんが、過度の練習は、なおさら、指に負荷をかけて、益々弾きにくくなる事態にもなりますので、私は、いつもそちらを重点的に生徒達を見るようにしています。

しかし、そうはいっても、何事においても、努力は大切です。そして、それと同時に又、いくら練習しても無理な事もあるということも同時に心にとめて朗らかな心で練習することが大切です。