平成27年7月29日(水)障害物競走

午前中は、大学前期の最後の試験で試験官として点数をつけに。51名の学生たちの歌とピアノの演奏の試験。大急ぎで家に帰って、流し込むようにしてお昼を食べて、午後からレッスン、レッスン。

何か、私の1日は、障害物競走をやっているみたいで、笑えます。明日の荷造りも全然出来てない!

明日、あさってと遠隔地へコンクールの審査に出かけるので、皆さんからのメールに返信できないと思いますが、よろしくお願いします。


平成27年7月28日(火)連弾中級B第1位!!全国決勝大会進出!!


今日は、PTNAの連弾部門があり、中学1年生と小学6年生の女子ペアが本選第1位!見事全国大会への切符を手にしました。
曲は、ラデツキー行進曲。私は、この曲を聴くと、私が青春を過ごした、第2の故郷、ウィーンに羽が生えて飛んでいきそうな気分になります。
前日も、リハーサルで、上級の生徒達、お母様達、みんな、ウイーンフイルのニューイヤーコンサートでやる通りの、手拍子をとりながら、てんやわんやの大騒ぎで、すごく楽しい時間でした。

この女子ペアは、1週間のうち4日は私とのレッスンがあったかなというくらいの超ウルトラ熱心さでこちらも、彼女たち、又お母様達の熱心さに感動するばかりです。
これだけ努力していれば当然と言えば当然ですが、なにしろ、PTNAの全国行は、宝くじを引き当てるくらい大変な事なので、本当におめでとうございました!

昨日は、中学3年生、高校1年生の2人共、F級で奨励賞を頂き、今日は、連弾上級、連弾初級で参加した2組が名古屋支部賞を頂きました。

又、ベーテンコンクールのバロックコースでは、高校1年生の生徒が優秀賞を頂き、予選通過です。

暑い中、生徒さん達は、本当によく頑張ってくれたと思います。とにかく、今は、精一杯頑張ったね、どの生徒さんにも、おめでとう、と言ってあげたいです。


先日も、今年初めてグランミューズに参加された大人の方からメールを頂き、本選に参加させて頂いたおかげで、又、他の方達の演奏が聴けて大変いい体験になった、先生から教えて頂いた拍感体操は、すごくわかりやすくて、今までもやもやとしていたものが、吹っ切れたと参加出来たことに対する、嬉しい気持ちが綴られており、私も嬉しくなりました。

1つの事を学習するという事は、頭では理解出来ても、身体に沁み込むまでに、相当長い年月がかかります。しかし、それをじっくり焦らず、暖かく見守る事で、
出来なくても、頭では理解できるようになっていきます。そうすると、より、一層、音楽の世界の奥深さに触れることが出来、又、新しい世界が広がり、人生が豊かになっていきます。



平成27年7月23日(木)コンピュータを専門にしていてもピアノが好きな女子大生

普段は、コンピュータを専門とする大学に通っている女子大生がレッスンに通って来ています。実家は、広島。カプースチンや、ショパンのエチュード、バッハの平均律など、とても良く弾く子なので、どうして、音楽高校、音大に行かなかったの?と聞くと「私より上手い人は沢山いる」と謙虚な答えが返ってきました。

確かに、コンピュータが出来る人材が求められている時代の子達だから、コンピューター関係は今後益々需要が増えてくるでしょうね。音楽の道も素晴らしいけれど、勿論、そういった道も素晴らしいですね。そうして、楽しみながら、ピアノを続けていくのもとてもいい選択です。

今日も、とにかく、午前中から、レッスン、レッスン。コンクールは近づいていますし、皆、必死で頑張っています。

大人の方も「何だか、最近、暑くて調子が出なくて・・・・でも先生の顔を見たら、元気がわきます」とおっしゃっていました。

どんなに、世の中が進んで、スマホやコンピュータが盛んになってきても、それだけでは満たされない「何か」がきっとあると思うのです。

その「何か」が「音楽」であり、「心」だと思っています。だから、音楽家は素晴らしい職業だとつくづく実感します。


平成27年7月22日(水)大学

今日は、大学。来週が前期の最終試験なので、学生達を集めてリハーサル。就職試験や、社会に出て実際に先生になる学生達を指導するので、服装、お辞儀の仕方や、言葉遣いや、振る舞いなど、ピアノ面だけでない、指導が大切。

私が大学生の頃は、7月に入ったらすぐ、夏休みでしたけど、今は、随分長い事授業があるのだなあと感じます。

学生達には、前期で一生懸命練習した自分の力を精一杯表現してもらいたいなと思っています。

それにしても、私が大学生の頃は、いっぱしの大人の気分でいましたが、今、指導する立場になると、学生たちが皆、幼稚園生みたいに見える(笑)可愛い。

私を教えて下さった先生方も、そう思っていらしたのかしら?

帰って来てから、自宅で生徒さん達のレッスン。


平成27年7月20日(月)根気のいること

今日は、PTNAのA1級を受けに行った小学2年生の生徒が優秀賞で予選通過と報告がありました。おめでとうございます!

彼女もお姉さんと連弾初級の本選に向けて、ソロも連弾も頑張っています。小さい子が同じ曲をずっと、練習し続けるのはなかなか根気がいることと思いますが、
あともう少し、楽しみながらやっていってほしいです。


平成27年7月19日(日)1つ1つの積み重ね

今日は、京都までPTNAの連弾中級Bを受けに行った、小学6年生、中学1年生の女子ペアが、優秀賞で予選通過!おめでとうございます!
彼女たちは、ソロも連弾もやっているので相当大変だったと思いますが、よく頑張りました。

中学1年生の生徒は、最近、1人でレッスンを受けるようになりました。兄弟が4人もいるせいか、すごくしっかりしていて、私の話を吸い取り紙のように聞き取り、
私がこうするといいよ、という言葉を全部真剣に聞いて、自分で研究してきます。例えば、ショパンエチュードなら、コルトー版を見て、その内容を読んで、研究するといいと私が言えば、それを買って研究する、ラデツキー行進曲の拍感の話をすれば、動画で、小澤征爾さんの指揮を見て研究した、などなど。
だから、レッスンは、もう先生と2人だけで受けたい、と本人が言ったとの事ですが、これだけ本人が私の話を消化出来れば、お母様は安心だと思います。
レッスンを聴けない分、お母様は淋しいでしょうが、子供の早い自立ほど、嬉しいものもないでしょう。

小学6年生の生徒は、飛び級でソロを受けましたし、連弾のセコンドはメロデイでない分、大変暗譜もしにくかったと思いますが、本当によく頑張ってくれました。
大人数で、遠隔地まで大移動の連弾でしたけど、良かったですね。ひと夏の旅行気分も少し味わえたのではないかなと思っています。

今、ノリにのっている熱い2人ですが、先は長い道のりなので決して、頑張りすぎないように、一つ一つ、体験を積み重ねてステップアップしていってくれればと思っています。

又、書いていたら、横浜までF級を受けに行った中学3年生が優秀賞で予選通過と喜びの報告がありました。おめでとうございます!
暑い中、皆さん、遠隔地まで受けに行って大変だったと思いますが、ひと夏のいい思い出作りになりましたね。





平成27年7月18日(土)F級中学3年生2人優秀賞

今日は、中学3年生の生徒2人がPTNAのF級を受けに行って、2人共、優秀賞で予選通過!!おめでとうございます!!

F級を受けた生徒達は全員、通過です。

夏休みに入りましたが、私の夏休みはゼロ。ひたすら生徒さん達のレッスン、レッスンの毎日。

今年に入ってから、益々自分の練習時間が取りにくくなってきました。
けれど、生徒さん達を教えるのは大好きです。皆、素直でいい子ばかりで、本当に可愛いです。
今後は、本選に皆、向けて頑張っていますが、今出来る限りのことを精一杯やっていけば十分です。ひと夏のいい体験をするくらいの気楽な気持ちで楽しんで下さい!!
神経質になると、ろくなことはありません。力の限り、最善を尽くし、あとは、天命を待つ、という言葉が私は好きです。だから、今まで、自分の行動で悔んだり後悔した気持ちになったことは、これまでに一度も!ありません。

自分が、ある目標に向けて一生懸命やったのなら思うような結果が出なくてもよし!です。


平成27年7月16日(木)拍感体操!!

ピアノ演奏においてすごく重要なものの一つに拍感、拍子感、というものがあります。
4分の2なら、強拍と弱拍、4分の3なら、強拍と弱拍、弱拍、4分の4なら強拍、弱拍、中強拍、弱拍となるわけですが、私は、生徒達に、常々、拍感は音楽の中の心臓だよと教えます。

心臓は、ずっと休まず、鼓動を打ち続けるわけですが、他人から見て、あっ、心臓が動いている、というのは見えません。しかし、動いていなかったら、生きていないわけで、その心臓の役目を果たすのが、音楽の中の拍感。音楽の中の拍感も、目では見えませんが、生きている音楽を感じ取れる人なら必ず、拍感を感じ取ることが出来ます。

大抵は、上半身がユラユラしていて、下半身は石みたいに硬直したままという演奏になりやすく、これを防ぐために、生徒達には、ピアノから離れて、拍がどのように身体の筋肉を伝わって、一つ一つの神経細胞に伝わるかを身体で体感してもらいます。
名付けて、「拍感体操!!」

今日も、グランミューズの本選に向けて頑張っていらっしゃる大人の生徒さんに「一緒にやってみましょう!」とピアノから離れて、やって頂きました。
「知らない間に、弱拍の時に身体が下がったままになっていたり、まるきり逆の動きをとってますね〜なるほど!」とご自分でも納得されたようでした。

子供達にも勿論やってもらっています。

強拍の時は、ズシンと重みがかかり、弱拍のときは、腰を含め、下半身があがり、同じ弱拍でも3拍子の3拍目は、もっと身体が浮くような感覚、とか
背中をポンポン叩いてやりながら、拍感を感じ取らせます。

音楽は、もともと踊りから来ています。
人が嬉しいときは、歌い、踊り、悲しみの時も歌い、踊ることが、自然な事なのです。
子供から大人の生徒さんまで、この拍感体操をしているとき、皆、すごく楽しそうです。私が考え出した、拍感体操!

機械が弾いているのでなく、人間が弾いている音楽を聴きたいと誰しも願うはずです。
そういった意味で、素晴らしい指揮者がオーケストラを指揮している所をしょっちゅう見たり、1流のダンサーの踊りを見ると、身体が音楽の鼓動を感じているのがよく理解出来ますね。


平成27年7月11日(土)音を慈しむ

今日は、PTNAのA2級を受けた5歳の男の子、A1級を受けた小学2年生の女の子、共に優秀賞で予選通過しました。

5歳の男の子は、お母様が「本人に代わらせます」とおっしゃって、電話にその子が出てくると「うん!」と言います。「受かったの?○○君、おめでとう!」
というと「うん!」「本選も頑張ろうね」というと「うん!」
可愛いです。(笑)

A1級の女の子もまだ、指もすごく細くて小さいのだけど、とても丁寧に音を慈しんで弾きます。そして、私の話をよく理解してくれます。
男の子の方も、女の子の方も2人共、とっても大人しいので、ピアノに向いていますね。

まだまだ焦らずに、楽しんでいってくれたらと思っています。


平成27年7月6日(月)ピアノの道はどこでどうなるかわからないもの、決して焦らずに・・・・・・

昨日は、グランミューズ部門B2カテゴリーの一般の生徒さんが優秀賞で見事予選通過!音大を卒業されている方ではないですが、こんなに長年ピアノを続けられるのは、本当にピアノがお好きなんだと思います。予選通過できると思いもされなかったようで、他の参加者の方々の演奏が聴けるのが楽しみとすごく謙虚に
以前からおっしゃられていました。
これを励みに又、更に楽しんで続けていって頂きたいです。

明和高校2年生の生徒もG級で奨励賞を頂きました。G級は、曲目もすごく多いし、大変なので、よく頑張ったと思います。

又、A1級で参加した、小学2年生の生徒も、優秀賞で予選通過です。「どんなに身体の調子が悪くても、めぐみ先生のレッスンは、楽しいから絶対お休みしたくありません」とすごく頑張り屋さんです。
まだ小さいのだし、無理したら絶対ダメと言って聞かせています。

彼女にだけでなく、どんな生徒さんにも言います。ピアノの道は、先がすごく長いのです。小さい時、どんなに上手くいっても、その後脱落してしまう人もいれば、
年齢が上がれば上がるほど、成長していく人もいます。後から伸びていく子もいるので、今、この時点で決めつけることは絶対にしてはいけません。

私は、数多い生徒達を見てきて、体験上、どの生徒も今のままではないと確信を持って見ています。
別にピアノを専門としていなくても、人間どこでどうなるか、
本当にわからないものです。

勉強で一番になるとか、ピアノで一番になるとか、そんなことは、実際、生きていく上ではあまり関係ありません。
そんなことは、二の次。それよりも、人として、素直に正しく生きている、他人の気持ちに敏感になって、他人を慈しみ、全ての人を愛している。
そうやって胸をはって言えることこそが、一番私は大事だと思っています。

毎日、精一杯自分が今出来ることをやっていれば、自然に道が開かれていくものなので、決して焦らず、生徒達を暖かく見守っていきたいと思っています。


平成27年7月4日(土)やるからには最善を尽くす

今日も、PTNAを受けに行った生徒達から、次々と嬉しい、喜びの報告がありました。

まず、連弾上級を受けた、明和高校1年生と普通高校1年生の男子ペア、そして、連弾中級Bを受けた、中学1年生と小学6年生の女子ペアが優秀賞で、見事、予選通過!!

そして、ソロ部門のF級の中学3年生、高校1年生の2人共が優秀賞で予選通過!
PTNAは、予選を通過するだけでも至難の業ですから、大変なことです。
皆さん、よく頑張りました。本当におめでとうございます。私もとても嬉しいです!

まず、連弾というのは、レッスン以外で相手と普段でも合わせたりしなければなりませんし、私とのレッスンでも時間をつくらなければなりませんから、自分勝手にやれない分、ソロよりも大変かもしれません。

普通高校に通う男子学生は、普段、部活で、毎日帰りが8時頃になるとか。セコンドは暗譜しにくいですが、毎日しっかり練習してよく頑張ってくれました。

又、明和高校に通う男子学生もつい最近実技試験があったばかりで、とにかく、明和は、試験の課題が、沢山あり、ハンパじゃないので(笑)
その中で、どう私とのレッスンで、連弾と両立していってもらえるかが課題でしたが、沢山曲を練習する中で、よく頑張ってくれました。

初級で出た連弾の姉妹も奨励賞を頂きました。
彼女たちには、音色の変わり目をわかってもらうために、2人でワッと驚かしたり、猫が獲物を捕まえる動作など、色々やってもらいました。

キャッキャいって、姉妹で大喜びしながらやってましたけど、そうやって体がほぐれると、やっと2人が打ち解けます。

中級の子達は、もう任せていても自分たちで、目の色変えて必死にやっている感じで安心でした。
ソロの子達も、中学生、高校生ともに、忙しい勉強との中で、本当によく頑張りました。
本選もあっという間にきます。結果は、気にしませんが、やるからには、最善を尽くしていきましょう。書いていたら、又、報告がありました。
D級中学1年生が優秀賞で通過、小学6年生が奨励賞を頂きました。年齢も低いのによく頑張りました。
最後は、F級中学3年生も優秀賞で予選通過で、締めくくってくれました。皆さん、おめでとうございます!