平成26年11月30日(日)今年もあと1か月となり

11月も今日で最後です。今年は、昨年よりも暖かい気がします。

来年明けると、早速、弾き合い会や、コンクールの審査、学校の試験の審査等が次から次へと待っています。

そして、3月22日(日)には熱田文化小劇場で、毎年恒例の第13回門下生コンサートが開催されます。

今、幹事さん達が一生懸命チラシを作って下さっています。今年は、38名の参加で、益々、賑やかになりそうです。
近日中には、門下生の皆さん、又、外部の方々へ、チラシをお配りできると思います。

今回の門下生コンサートも名曲ぞろい。綺麗でうっとりするような曲や、勇気をもらえるようなカッコいい曲も沢山。とても楽しんで頂けると思います。

沢山いる受験生達も、皆、それぞれ一生懸命頑張っています。3月22日のコンサートの日には、受験生全員の嬉しい春が来る事を
心から祈る毎日です。



平成26年11月26日(水)講師会議

今日は、朝からバタバタした1日でした。午前中大学、その後、急いで、明和に行って、会議。今日の会議は、来年度の入試に関する会議で重要。
入試要項も出て、受験も、いよいよだなあという感じ。

その後、今週末、毎コンの全国大会に行く生徒2人をレッスン。

昼は、食べる時間がないと思って、朝、あんなに沢山、食べたのに、又、レッスンすると、おなかがすく。

上半身が脱力している状態はどんな感じ、又、脱力している状態で、指先に力がこもっているとはどんな状態、そういった事全てを1人1人の生徒達に体当たりで教えていきます。言葉ではつかめないから、肉体で。
「ほらほら、ここは、そんな、のんびりした筋肉じゃないんだよ。ここで、死んで、(私、生徒にもたれかかって、死んだふりをする)、ピストルに撃たれたんだから、はい、死んで、死んで!!」(笑)

とか、なんとか、生徒達に、理解させるためにどんなことをしてでも、とにかく、身体全体を使って伝えていきます。だから、レッスンが終ると、いつも
汗びっしょり。自分の練習もですが、生徒達とのレッスンは、歌うし、色んな感情を身体を使って示してあげないといけないし、話すし、弾くし、とにかく、おなかがすくのです。




平成26年11月23日(日)チェロが弾けるなんてうらやましい!

12月13日(土)しらかわホールで、明和高校の定期演奏会があります。私の生徒で、高校3年生の鈴木真琴さんは、4時半開演で、2番目に演奏するそうです。2年生、3年生のピアノ科を合わせた、49名中、4名だけしか選ばれないのですが、その4名の中に選ばれたのは、至難の業。

彼女は、明和の副科で、チェロをとっていましたが、チェロも2部の1番目に披露してくれます。曲は、ベートーヴェンの交響曲第1番。

オーケストラの中で、チェロを演奏できるなんて、いいですね!

明和は、副科で、色んな楽器がとれるから、うらやましいです。他の音楽高校で、ピアノ以外の楽器がとれるところなんて、ないのでは、と思います。

私の生徒で、チェロ以外にも、ヴァイオリン、お箏など取っていた子がいましたけど、皆、すごく楽しそうでした。
チェロは、学校で貸し出してもらえるので、わざわざ楽器を買わなくてもいいそうです。

女子では、なかなか合奏に入れてもらえないらしいのですが、真琴さんは、1年生の時に、かなり、学校で一生懸命練習したとかで、男子と一緒に、合奏に入れてもらえて、こうやって、定期演奏会で、オーケストラの中で、演奏できるまでになっています。

まさしく、音楽家!昔、モーツァルトやベートーヴェンなど、ピアノ以外の楽器も演奏出来ましたからね。音楽家なら、ピアノ以外の楽器も弾けるのは、昔なら当たり前だったんでしょうね。


私の母校の桐朋にもそんな授業はなかったので、すごくうらやましいです!


ピアニストのエレーヌ・グリモーさんもチェロを手にした途端、危うく、チェロの魅力に心奪われそうになった・・・くらいですから。

わかる気がします。私もチェリストのヨーヨーマとか、ミッシャ・マイスキーの演奏が大好きです。

ピアノは、垂直方向ですけど、チェロは、弓を横にして、音を奏でますから、音楽が、自然に横に流れる気がして、ピアニストの永遠の欲求不満を叶えてくれる気がするからです!

それにしても、私は、彼女のピアノしか聞いたことがないので、彼女がオーケストラの中でチェロを弾いている姿を見られると思うと、すごく楽しみです。


平成26年11月16日(日)YPF課題曲コンサート

今日は、四日市のムーシケホールで、YPFピアノフェスティバルのための課題曲コンサートがありました。

昨年に引き続き、皆さんに再びお会いでき、とても嬉しく思っています。

今回も、課題曲の全曲演奏、そして、お客様からの質疑応答といった形で、進めてまいりましたが、昨年より、積極的に、ご質問をして下さる方が沢山いらして、実り多い2時間となりました。

特に、お子さん達が、沢山、積極的に、質問して下さって感心しました。皆さん、熱心ですね。

2015年度の参加されるピアノ学習者の方達が、より一層ピアノを楽しんで、音楽のあふれる毎日を送って頂けますように、お祈りしています。

スタッフの皆さんもお世話になり有難うございました。

私の生徒達も、わざわざ、名古屋から、聴きに来て下さって、とても嬉しかったです。遠いところ、お出かけ下さり、有難うございました。


















平成26年11月14日(金)明和定演に選ばれた高校3年生の生徒

今朝、朝早く、電話のベルが鳴りました。「先生、選ばれました!!」と興奮した声。
昨日、明和の定演オーデイションがあり、上手く弾けたと報告があったので、良かったなあと思っていたところでした。

12月13日(土)午後4時半開演、しらかわホールで行われる明和の定期演奏会に、明和高校3年生の鈴木真琴さんが選ばれて、シューマンの幻想曲を演奏いたします。是非、皆さん、応援に行ってあげて下さい!!

この演奏会に選ばれるのは、至難の業。毎年、本当にハイレベルで、1次、2次と厳しいオーデイションをくぐり抜け、わずかの学生だけが、演奏することのできる栄誉に輝き、私も最高に嬉しく思っています。

彼女をレッスンしていると、どうしても、いまだに、彼女が私のところに来たばかりのもみじのような可愛らしい手に見えて仕方がないのですが、私と
一緒に歩んだ、12年間、彼女が、どんな苦しい時も、常に前向きで、そして、努力をし続けていることに、私は、心から拍手を送らせてもらいたいと思います。

音楽をやっていくのに必要なことは、常に前向きである事と、コンクールなどで、結果が、良かったり、悪かったり、色々、あったとしても、それがもとで、自分の才能を決めつけられるわけではないから、一喜一憂しないこと、何があっても、努力をし続けること、あきらめないこと、そして、自分自身に対して、辛坊強く、出来なくても決して焦らない事、待ち続けることが出来る人は、必ず、成功します。自分が良いと思って信じている事を、信念を持って貫き通せ、どんな辛いことがあっても、不屈の精神で取り組め、古い時代の辛く苦しい時代を生き抜いてきた両親から、耳にタコが出来るほど、幼い頃から言われ続けた言葉を私は、この年になっても大事に胸に刻んでいます。

彼女との1週間に1度のレッスンも来年の3月までと思うと、これまでの12年間の彼女との歴史を思い、涙がこぼれそうになります。
音大受験生として、大変な時期ですが、ひとつも愚痴をこぼしたことはなく、明るく頑張っている彼女に、最終仕上げのレッスンを1回1回大切にしてあげたいと思います。


平成26年11月11日(火)卒業生の活躍ぶり

11月29日(土)AM11時半開演、(宗次ホール)、明音会会員による宗次ホールランチタイムコンサートで、私の教室からの卒業生、佐藤愛さんがバラード4番、他、連弾など、演奏いたします。

佐藤さんは、現在愛知県芸の4年生で、来年、3月卒業して、卒業後は、フランスに留学する予定で準備をすすめています。
興味のある方は、是非、聴きに行ってあげて下さい。

又、先日は、私の生徒で、現在、名芸大4年在学中の細谷菜々子さんが、来年の4月から、早速、中学校の音楽の先生になることが決まり、彼女は勿論のこと、私も、ものすごく喜んでいます。

何といっても、愛知県内でたった、6名しか選ばれない、教員採用試験に合格したのですから、お見事!素晴らしいです。

2人共、中学2年生の頃から、明和高校を卒業するまで、実技を担当させて頂いた、私にとり、2人の活躍ぶりはとても嬉しいです。

小さい頃から、ピアノを習ってきて、音高・音大出たはいいが、何も仕事がない、という話をよく耳にします。しかし、そんなことはありませんよ。
音楽の世界が厳しいのではなく、どの分野でも、本人の情熱とやる気次第ですね。

大学生になると、希望の大学に入れて、花の1年、地獄の4年と私達の時代にもそんな言葉が流行りました。
そんな中で、なかなか教員採用試験を合格できる人は至難の業だと思いますが、早速、音大卒業してすぐ、仕事につけるなんてとても幸せだと思います。
生徒達と過ごしていて、心の底から、実感出来るのですが、人を育てることほど、やりがいのある職業はないと思っています。
私は、教職免許を持っていますが、勿論、教職課程も勉強し、大学4年生の時に、自分の母校の中学に教育実習に行きました。

私達の時代の頃の中学は、人数もものすごく多かったですし、音楽の授業など、特に男子が荒れて、大騒ぎしたり、暴れたりで音楽の先生はまとめるのに、大変だなあというイメージが強く残っていましたが、自分が、実際に教壇に立ってみると、皆、すごく真面目に真剣に授業を受けてくれました。

又、クラスで、はみ出していた、不良少年も私にすごくなついてくれて、最後クラスの皆1人1人が私宛に、手紙を書いてくれたのですが、その不良少年が、「岩野先生が明日からいなくなると思うと、すごく寂しい・・・・岩野先生が来てから、今までより、音楽の授業がすごく好きになった。もっと一緒に歌いたかった・・・・」。と書いてくれました。見るからに、反抗的な態度の子で、私が話しかけても、ソッポを向いて怒っているように見える子だったんですが、こういう子にもちゃんと心が伝わったんだなあと、すごく実感出来た、生まれて初めて、人と向き合うという事はどういう事なのかがよくわかった体験でした。今でも思い出すと、胸がキュンとなる思い出です。

最後、クラスの室長と副室長が私に、手紙を読んでくれるのですが、感動して泣いてしまい、あとで、不良少年から「先生、泣いとったやろ?なんで?」と、からかわれました。

とにかく、私の教育実習は、とってもいい思い出です。

細谷さんも、今回の門下生コンサートに久々に登場して、演奏して下さいます。終演後、どのようにして、教員採用試験を合格したのかなど、色々、インタビューしてみたいと思いますので、音楽をやっている皆さんには、卒業後、どういう仕事をしていくのかと興味が持てると思います。

私の所で、学んでいった生徒達が、長い事学んできたピアノを生かして、世の中に出て、人のためになれる職業につけるようになって、沢山の未来を担っていく子供たちに、夢を与えていってほしいなと思います。


平成26年11月4日(火)もう11月

いよいよ、11月に入りました。昨日、第59回県下ピアノ独奏コンクールが開かれ、中学3年生の生徒が第2位を受賞しました。おめでとうございます!!

今月私は、16日の日曜日にYPF課題曲コンサートの本番があるので、YPFのコンクールを受ける人たちのための準備をしています。

受験生達もいよいよ、本格的な受験体制に入っていきます。学校行事や、テストや何やかややっているうちに、あっという間に、受験本番の日がやってきます。

これから段々寒くなりますし、カゼには十分気をつけて下さいね。カゼは鼻とのどに冷たい風が当たったり、のどが乾燥すると、すぐやられてしまいます。

カゼはひく前の予防が一番大事。カゼをひいていなくても、マスクしてのどと鼻を乾燥から守ったり、マフラーをして首を温めると、予防出来ます。
又、手洗い、うがいをしょっちゅうすることで、かなり防げます。

ピアノに携わっていると、私自身が毎年受験生ですからね、身体には、多分生徒の皆さんがびっくりするほど、ものすごく気をつけますよ。
仕事は休めませんから、病気には絶対になれません。そうでないと、ステージの上で、お客様をお迎えするのも、又、毎日、生徒さんをレッスンするのに、気分がすぐれないと、いいレッスンが提供出来ませんから、何としてでも、私がまず一番元気でいなくてはならないのです。

受験生は、体調管理も受験勉強のうちの一つです。大変だとは思いますが、何と言っても若いですから、気持ち次第で、どうにでもなります。
気持ちをシャンと強く持って、乗り越えていって下さいね。
先日、全日本学生音楽コンクール(毎コン)本選名古屋大会で、中学校第1位、全国大会出場の栄誉に輝いた
中学2年生の山田ありあさんが新聞を持って来てくれました!
明和高校2年生の倉橋千遥さんも高校第2位で全国大会に出場できる栄誉に輝きました!(毎日新聞掲載)