平成26年7月27日(日)子供の心、ありのままに抱きしめて

レッスンをしていると、今日も、ベーテン音楽コンクールを受けに行った明和高校1年生の生徒から、最優秀賞を頂いた、と喜びの電話がありました。

昨日、私の所から参加した、門下生全員が、有難い事に、全て、トップの最優秀賞を頂けたので、今日、彼女は、相当、プレッシャーがかかったようです。

電話で、「昨日、門下のみんなが最優秀賞だから、すごく不安だった・・・・」とか。でも、良かったですね。おめでとうございます。

私は、コンクール前に必ず、生徒達に言う言葉があります。結果は、全く気にしなくていい、と。私は、何事も結果重視ではないのです。ものすごく努力して、それに見合う結果が出た時は、それは、嬉しいでしょう。しかし、生きていれば、必ずしも、努力した分だけ、結果が出ないことだって、沢山あるのです。そんな時、すぐへこたれて、ああ辛いから、もうやめたい、と思う人か、結果は伴わなかったけれど、ものすごく頑張った自分に対して、満足感で一杯になった、又、明日から頑張ろうと前を向いて歩いて行ける人かどうかの違いだと思うのです。

結果が出なくても、目標に向かって努力しているなら、それだけで、素晴らしい生き方です。

本番直前の1人1人の生徒には、必ず、抱きしめてやり、ある、おまじないをします。生徒によっては、私から、パワーをもらいたいと思って、ぎゅうっとしがみついてくる子もいます。

小さい子供はもちろん、それで安心しますし、高校生になってもそれはしてやります。身体は大人になっていても、みんな、心の中は、不安で一杯。そして、暖かいぬくもりを求めているんだなあという事がすごくよく分かる瞬間です。言葉で、色んな事を言って慰めるよりも、1人1人抱きしめることは、その子供の心の全てを受け入れているよ、子供の心を抱きしめるということなのです。

結果は伴わなくても、先生は、いつでも、私の味方でいてくれる、だから、先生とのレッスンが一番楽しい、そして、先生がありのまま、丸ごと、私を愛してくれることが嬉しい、目標に向かって、先生との思い出が沢山出来て、努力が楽しくなった、と1人1人の生徒が思っていてくれるなら、こんなに嬉しい事はありません。


平成26年7月26日(土)ベーテン音楽コンクール

今日は、ベーテン音楽コンクールの予選がありました。

門下生からは、バロックコースでは、小学6年生最優秀賞、中学3年生最優秀賞、明和高校3年生最優秀賞、自由曲コースでは中学2年生最優秀賞と出場した全員が最優秀賞を頂き、予選通過。すごいです!

皆さん、暑いなか、よく頑張りました。又、本選も頑張って下さいね。

そして、PTNAの予選もありました。F級を受けに行った、明和高校1年生が優秀賞で予選通過。皆さん、本当におめでとうございます!


平成26年7月18日(金)夏休みはまだまだ・・・・

今日は、明和でのレッスン。明日は、明和高校音楽科の説明会があります。その時、私の門下生で、倉橋千遥さん(高校2年生)がウィルあいちで、ホルンとオーボエとピアノの3重奏で、伴奏をします。皆さん、応援してあげてください。

今日のレッスンで、その3人が、連れだって、レッスンに来ました。曲は、ライネッケですが、シューマンに似た感じのとても綺麗な曲。
ホルンの子もオーボエの子も中学の吹奏楽部から、始めたとの事で、音楽高校に入ると、こういった、伴奏も出来て、演奏の機会も沢山あり、本当に楽しいですね。

オーボエの子は、先日サマーコンサートでも選ばれて演奏されていた方です。ホルンの子は、男子生徒で、「女の子ばかりのクラスで、どう?」と聞くと、
「初めは、抵抗あったけど、2年目は、すっかり馴染んでます!」と元気よく答えてくれました!みんなとても楽しそう!

学生さんは、夏休みが始まったと思いますが、まだまだ、私は、夏休みがとれません。でも、生徒達が、色々なところで活躍してくれるので、毎日が、とても充実しています。楽しいです!


平成26年7月13日(日)D級中学2年生優秀賞予選通過

今日も、PTNAの予選があり、D級中学2年生が優秀賞で、予選通過。おめでとうございました!


平成26年7月12日(土)明和サマーコンサート

今日は、午前中、生徒のレッスンをして、明和のサマーコンサートを聴きに。

私の生徒の鈴木真琴さんが出演したので、その応援に行きました。昨日のレッスンで、彼女にしては、めずらしく緊張気味だったので、私もドキドキでした!

が、無事に終わり、とても楽しかったようです。

会場で、沢山の生徒達に出会えて、とても嬉しかったです!

最後まで聴きたかったのだけど、生徒達が待っているので、1部だけで、大慌てで帰り、帰宅後、レッスン。レッスンが終ると、もうお腹がペコペコ。

そして大慌てで食べるから、ゆっくり食べなさい、と周りから、いつも注意される・・・・・・・とにかく、生徒をレッスンしても、始終歌うし、身体を使って肉体労働だから、
多分、成人男性以上に私は、食べている気がする・・・。とにかく、ピアノは、トラック1台分引っ張るエネルギーがかかるんです。
体力勝負だし、沢山食べないと、いい音が出ません!

ラフマニノフソナタ2番を演奏した明和高校3年生の鈴木真琴さん。
おめでとうございます!大舞台で、堂々と立派に演奏出来ました!



PTNAのE級を受けに行った、中学2年生、C級小学5年生の2人が、優秀賞で、予選通過。おめでとうございます!


平成26年7月6日(日)A1級小学1年生優秀賞、D級中学2年生優秀賞、B級小学4年生優秀賞、グランミューズ部門Dカテゴリー優秀賞、E級中学2年2人、中学3年
                                                                                         全員優秀賞

今日も、PTNAの予選があちこちでありました。A1級小学1年生優秀賞、D級中学2年生優秀賞、B級小学4年生優秀賞、グランミューズ部門Dカテゴリー優秀賞、
E級中学2年生2人と3年生が優秀賞と喜びの報告がありました。

A1級の子は、今日、コンクールで本番を終えた後、又、レッスンに来ました。すごく熱心で私も嬉しくなります。彼女をみていると、私の小さい頃にそっくりで、ああ、こんな子供もいるんだなあと、レッスンするたびに感動しています。小学1年生なんですけど、身体が小さいだけで、考えていることが大人と変わりません。
すごく大人しくて、空気をものすごく読める子なんです。

レッスンの最中、私が話したり、弾いて聴かせたりしているときに、じーっと真剣なまなざしで、こちらの様子を伺い、すごく集中力があってあくび一つしません。
大体の子供は、結構平気で、あくびしたりするんですけど、ちゃんと、立場をわきまえているというか、いちいち教えなくても、こういうことをしたら、先生に対して失礼だとか、人の気持ちにすごく敏感な子です。相手が今どう感じているかを即座に読めるということは、音楽のニュアンスを感じ取れる事と比例しますから、とても楽しみな子です。あまりに可愛くて、「ちょっと抱っこさせて!」と抱き上げると、緊張気味。そういえば、私も小学1年生で、ピアノの先生に抱っこされたことを思い出しました。

皆さん、予選通過です。素晴らしいですね!本当におめでとうございます!


平成26年7月5日(土)リサイタルのチラシ、やっと出来ました!PTNAのF級中学3年生優秀賞!

今日は、PTNAの予選を受けに行った、中学3年生がF級で優秀賞、予選通過と喜びの電話がありました。受験生で、何かと大変だったと思いますが、よく頑張りました。おめでとうございます!!

今秋、10月4日(土)18:30開場、19:00開演、伏見の電気文化会館ザ・コンサートホールで9回目のソロリサイタルを開催いたします。
今日、やっと、チラシが出来上がり、明日の生徒さんからお配り致します。

皆様、ご多忙中の所、大変、恐れ入りますが、皆様の暖かいご協力をどうか、よろしくお願い致します!

前回のリサイタルから3年ぶりとなります。今回のプログラムは、

ショパンマズルカ13番、25番、スクリャービン左手のための前奏曲とノクターン、前奏曲作品16−1、16−2、17−5、22−2、22−3、練習曲作品42−4
キュイ前奏曲作品64−10、チャイコフスキー嵐の中の子守歌、感傷的なワルツ、メトネル若い人のためのロマンテイックなスケッチから作品54−5、おとぎ話作品35−4、労働を讃える3つの賛歌、です。

今回も私の大好きなスクリャービン、キュイ、チャイコフスキー、メトネルなど、ロシア物が固まりましたが、どの曲も非常に、美しくてロマンティック。

私は、初めて、これらを譜読みしていく間、どのメロデイも、昔から知っている人に出会ったみたいな、懐かしい気持ちになりました。

初めて聴かれる方も、きっと、すっと胸に沁み込んで、なじみやすい曲ばかりです。3年かけて、職人が1つ1つ丁寧にものをつくるように、私も、3年かけて、1つ1つの音色を、ああでもない、こうでもない、しつこいくらい時間をかけて研究してきました。

私なりに、全ての音楽にイメージがあり、こう弾きたい、ああ弾きたい、という気持ちが強く、どんなに3年かけて毎日練習しても、そのイメージは尽きることはないのですが、どんな風に聴いて頂きたいかは、私は、あえて言わないことにしています。なぜなら、音楽は、聴く人にとって、どこまでも「自由」であり、先入観で縛られない方がいいと思うからです。

私は、昔から先入観で、ものを見るのが苦手で、初めて人に出会う時も、心がまっさらな状態で、相手に出会うようにしています。
だから、先入観のもととなるような、例えば、CDのプログラムノートを先に読んでしまうとか、これから出会う人の肩書を見て、恐そうな人だなとか、優しい人なんじゃないかとか、自分勝手にそういう無駄な憶測をしません。
人のうわさ話とか、大体そんなものに、昔から、まるで興味がないのです。だから、ちょっと、変わってると思われますけど、まあ、そういう事も含めて、これが私なんだからいいんじゃないかな(笑)と思っています。

私の心の目で、素直な気持ちで、相手と向き合うのと同じように、音楽に対しても、何も先入観のない心で素直に向き合う事が大事と考えるからです。

是非、沢山の方に聴いて頂けると、とても嬉しいです!


平成26年7月2日(水)先生も生徒もお互いを支え合っている

7月に入りました。先週は、明和の試験に出るために、大学を休講にしたので、2週間ぶりに大学へ。出欠をとる時に、「先週、休講にしたけど、みんな、練習出来たかな?」と尋ねると、どの学生も、元気がなさそうに、うつむき加減で、首を横に振っています。

レッスンが空いたから、その間、しっかり練習出来ていると思いきや?レッスンが空くと、なおひどくなっている・・・・。

確かに、学生時代、私も、そうでしたね。レッスンで、先生にお会いできないと、それだけで、ヴィンテージが下がって、弾けていたものも弾けなくなってしまったり。
ピアノの練習って、常に、1人で孤独にやるものですから、1週間に1度、力強く励まして下さる先生の存在は、それだけで、有難く、どれほど、私の心の支えになっていたかわかりません。

今、私には、教えて頂ける先生はいませんけど、その代わりに生徒がいます。1人1人の可愛い生徒達の存在が、どれだけ、私の心を慰めてくれているか、
どれだけ、私の心の支えとなってくれているかを思うと、人というのは、この字の通り、支え合って生きていけるんだなあ、と感謝の気持ちで一杯です。