平成24年1月31日(火)楽譜の読み方

今年も始まったばかりなのに、あっという間に1月も終わりになってしまいました。

今日は、楽譜の読み方について書こうと思います。大抵、ピアノを習っている初心者の人の多くは、楽譜をきちんと読んでいない、あるいは読んでいても、ピアノを弾く時に楽譜に書いてある事を無視して弾く人がほとんど、といってもよいでしょう。

では、最低限守って弾かなくてはならないことは何でしょうか?

まず、書いてある音を正しく弾く事、指使い、そして音の長さ(音価)、リズム、拍子、休符をきちんととることは初心者の最低限守らなければいけない基礎の基礎です。

例えば、バッハ。アーティキュレーションを切ったり、つなげたり、ソプラノの声部を残したままで、アルトの声部を弾く、とか、アルトを残したままで、ソプラノを切るとか。

これは、生徒達を見ていて思うのですが、すごく難しいようです。

大抵、初めて私の所へ来られる生徒さんは、
音が適当に鳴っていればそれでいい、と思っている人がほとんどで、基礎がまるで出来ていません。

人を感動させるような演奏、綺麗だなあ、と思えるような演奏はすごく自然に聴こえます。
しかし、素晴らしい演奏というのは、基礎が立派にあって始めて自然に聴こえるのです。

バッハもそうですが、ベートーヴェンの楽譜を忠実に再現出来ない人も非常に多く、レッスンで、これをやりだすと、1時間のレッスン中、3段から1ページしか進められないほど、生徒達が読んでくるメチャクチャ度は大きいです。(笑い)

音の長さ、リズム、指使い、拍子の取り方、全てメチャクチャで、一つ注意すると、今度は音がわからなくなる・・・・・そんなことを1時間中繰り返さなくてはならず、これでは、音楽どころではありません。

趣味の方ならそれでもよしかもしれませんが、音楽高校なり、音楽大学を目指している方ならバッハ、ベートーヴェンはいつでも、つきまとうのでとても大切です。

コンクールも受験もバッハとベートーヴェンを聴けばはっきり、その人の実力がわかります。

又、私とのレッスンで1時間中、その音間違っているよ、と言い続けてもまだ直らない場合、恐らく家でも間違ったまま練習しているんだろうなあと思うことがたびたびです。

楽譜がきちんと読めて、それをピアノに忠実に再現出来るようになれば、やっと、基礎が出来たということになります。
いい加減に楽譜を読んでいる場合は、恐らくいつまでたっても、基礎がつかないと思います。


平成24年1月25日(水)胸が一杯で・・・・

今日は、濃い1日すぎて、1日中胸が一杯でした。午前は大学の実技試験、午後から夜まで、明和高校3年生の卒業試験がしらかわホールでありました。

まず、連絡を心待ちにしていた母からのメール。

小学2年生から中学3年生の現在に至るまでの8年もの長い歳月を辛い時も嬉しい時も一緒に歩んで大切に育ててきた生徒の1人、中学3年生が目出度く、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校に合格が決まりました。

本当におめでとうございます。幼い頃から、見てきた生徒の朗報は格別です。

本人の大きな努力は勿論の事、彼女を支え続けてこられたご家族の協力態勢は素晴らしいものでありました。

音楽家として成功するために必要な事は3つあります。

まずは、1番に本人の才能プラス人並み以上の大きな努力が出来る人であるかどうか、
そして、その時間もお金もものすごくかかる音楽の長い道のりを応援していけるご家族の協力があるかどうか、
そして、素晴らしい指導者に恵まれるかどうか、
にかかっています。
この3つのうちのどれか1つ欠けても上手くいかないのが、ピアノの道です。

私が1日今日は外での仕事でしたので、1番に私が「おめでとう」を言えなかったのが残念でしたが、母がもらい泣きをしたそうで・・・・・・。
1週間近くもの長い試験に耐えた彼女、本当によく頑張りました。「おつかれさま」と言ってあげたいです。

まずは、一安心して午後からは明和高校生の卒業試験で、しらかわホールへ。
高校3年生の3人もやはり、小学5、6年から7、8年以上見てきた生徒ばかり。演奏を聴きながら、これまた、胸が一杯になっていました。
8年という月日は長かったようで、短かったようで・・・・・。私の生徒達への今の気持ちは嬉しいのと淋しいのと両方詰まってすごく複雑な気持ちでもあります。

一言で言えば、結婚式で、バージンロードを一緒に歩き、新郎に手渡す父親みたいな気持ち(笑い)あるいは、母親が娘をお嫁に出す時の気持ちもこんな感じかな、と思っています。

芸高に合格が決まった生徒を始め、7年以上たつ生徒達の全てが、本当に心から大きな信頼を私に寄せてくれました。その事が、私にとってこの上ない喜びです。
全ての生徒達に心から有難うを言いたいです。

どの生徒も、私がレッスンで「こうするといいよ」と教えた事は全て忠実な犬のように素直に、従順に、従ってくれました。

私がこれまでに試してみて、良かったことは、生徒達に全て惜しみなく提供している事、私の勉強の仕方を生徒達に全て伝えている事を誇りに思っています。

これから、音高、音大を目指す新しい生徒さん達も、まずは、私が「こうすると良いよ」と言ったことは全て試してみる事が、何より大切かなと思います。
試してみなければ、自分にとって、そのやり方がいいか、悪いかも判断できませんものね。

大きく花開いた門下生達の演奏が、3月20日熱田文化小劇場で、聴く事が出来ます。
毎年、聴きに来て下さっているファンの皆様、楽しみにしていて下さい。多くの方々のご来場を門下生一同心より、お待ちしております。

そして、卒業していく生徒達に引き換え、又、新しく音楽家を目指す生徒さん達との良い出会いを楽しみに、新しい生徒さんとの出会いを心からお待ち申し上げております。


平成24年1月21日(土)生徒のお陰で

今日、日本クラシック音楽協会から、郵送されてきたものを開けると、私宛に賞状が入っていてびっくり。今回の日本クラシック音楽コンクール全国大会で、5位になった中学3年生を始め、生徒達が何人か健闘してくれたお陰で、「優秀指導者賞」を頂きました!!皆さん有難うございます!!


いつも思うことですが、どの生徒達も本当に私の事を信頼してついてきてくれるので、私は皆さんに感謝の気持ちで一杯です。
レッスンで、理解出来るまで、とことん同じことをさせるので、忍耐がいって辛いだろうなあと思うときもありますが、生徒達は以外に楽しんでやってくれるようで、それが幸いです。

先日も、小学4年生の生徒がレッスン前は身体の調子がよくなかったけれど、レッスンをしたら、すっかり気分がよくなって身体の調子がよくなった、だから、レッスンに行けば身体が治るとわかって嬉しかったという内容の事を書いていました。

新しい生徒さん達も、遊びにいくよりも、先生のレッスンに行くのがとても楽しみと皆さん言って下さる事が何より私の元気の源です。
レッスンをしたら、気分爽快、というのは素晴らしいことですね。
ピアノがストレスの種になってしまっては、聴く人を感動させる演奏になりませんからね。

又、私の動画を見て、感想を下さった方、本当に有難うございました。

皆さんの暖かい励ましのお言葉をしっかりと胸に刻んで今後も生徒と共に楽しくピアノの道を歩んでいきます。


平成24年1月19日(木)超一流の世界

今日は、受験が近い音楽学生の皆さんへ役立つアドヴァイスをしようと思います。

最終チェックはその曲のテンポ感をあいまいにしておかないで、はっきりさせておく事と、誰が聴いても相当練習しただろうなあと思えるような、弾き込み感。どの音も全て理解出来ています、というように確信のある音で練習しておきましょう。緊張するとただでさえ、音がうわずってすべってしまうので、弱音も強めに弾いておくといいですよ。

又、テンポ感はとても大切です。弾くたびに早くなったり遅くなったりふらついて、その時の気分でテンポが変わる時は、まだまだその曲が血となり肉となっていない証拠です。身体の神経細胞全てに入り込むとテンポに揺るぎがなくなって、はまってくるので、これも、正しいテンポ感での弾き込みが大事です。

ベルリンのペルガモン博物館。
スケールの大きさに圧倒されます。ヨーロッパの建築物のようにピアノもスケール大きく広がりを持って弾きたいですね。


あと、これは、コンクールなどもそうですが、沢山の人と戦う時に(音楽の世界では、あまり使いたくない言葉だけれど学生のときは仕方がありません)どうしても比較されてしまう事でふるいにかけられていきます。

自分の前に弾いた人がすごく華やかにバリバリ弾いて次に弾いた自分の音が極端にか細かったりすると、当然さえなくきこえます。又、前の人がテンポが、もったりして指練習みたいになっていたけれど、自分はテンポが生き生きとしてすごく映えて聴こえた・・・・・・などなど。

そんな感じで、前の人よりは、次の人の方が感じが良かったとか、もちろんその逆もありますが、とにかく比較される事で、合格、不合格が決まってしまうのです。

しかし、ここで、受験生の皆さんには、長い人生の中では、そんな時不合格になろうと、合格になろうと、それだけでその人の一生が決まってしまうわけではないということは、声を大にして言っておこうと思います。そこで不合格になっても別の道のほうがずっとその人にとって幸せな事は沢山ありますから、何が幸せかは人生をトータルしてみなければ分からない事なのです。ですから、不合格になっても落ち込む必要も全くありません。
しかし・・・・どうしても入りたい、その音高なり、音大なり、強い希望があるのでしたら、演奏を完璧にしなくてはなりません。そして、トップを目指す、くらいの高いハイレベルな演奏をしておけば、間違いなく合格となります。
さて、それでは、ハイレベルな演奏とはどういうことなのでしょうか?

まず、「超一流」という世界を知らなければいけません。その道の「超一流」はどこの世界にもいます。そしてそれは非常に数少なく稀少価値のある存在なので、その人でなければダメだという特別な存在です。そんな人に自分もなってみたい!才能溢れる学生さんならきっとそう思うでしょう?

例えば、美味しいものが食べたいと思い、レストランに入ったとします。足を踏み入れただけで、清潔感溢れる店内にある全てのものに手が行き届いています。テーブルクロスにアイロンがピシッとかかっていて、床もピカピカ。チリ一つ落ちていません。そして、運ばれてきたお料理の何と美味しい事。そしてウエイターさんも愛想が良く親切で、どこをとっても文句のつけようがないというお店。

美味しいお寿司屋さんは、始めに出てきたお茶が美味しいと絶対お寿司も美味しいと良く聞きます。勿論、お料理も美味しいし、サービスもよく雰囲気も素晴らしいとなれば当然お値段が高いとなるわけです。その職人さんだって、超一流になるためには、そのために費やした莫大な時間と資金が人一倍かかっているはずです。音楽の世界に限らずどんな分野でも超一流の世界を夢見て憧れているだけでは駄目で、その人がどうして超一流になれたのか、そのための陰の努力がどれほどかもよく知っておかなくてはなりません。

お値段が高い、イコール超一流とはそういう世界なのです。他の人には真似のできない、その人でなければ絶対に要求を満たしてくれないそういう世界。その他大勢のような演奏ではなくて、稀少価値のある演奏。だから、始めの一音を鳴らしただけで、すでに超一流の音の響かせ方、雰囲気というものがあるのです。

能力のある学生さんなら、是非そういう超一流の演奏を目指して頑張ってほしいと思います。どこをとっても、文句のつけどころがなくピカピカに光り輝いて、何て素晴らしいのだろう・・・・・これは現実ではないのではないか・・・・・聴く人がそう思えるようなそういう世界が超一流の世界。いい意味での完璧主義。それ位ハイレベルな演奏が出来ていれば、文句なく希望の音高、音大に確実に合格出来る事間違いなしですよ。



平成24年1月17日(火)一番刺激になる同級生の演奏

まだ、気温は冷たいですが、外に出ると、明るい日差し。
ああ、春が近づいてきたなあ、という感じで気持ちもわくわくします。全国の受験生の皆さんにとって、素敵な春が訪れますように祈っています。

ところで、私が今までリサイタルで弾いて来た曲の数々の動画がピティナのホームページ上で、公開されています。
先日やっと64曲がそろってまとまりましたので、興味のある方はどうぞ。
ピアノ曲事典をクリックして音源提供ピアニストの欄をクリックすると出てきます。

ショパンの「革命」や「ノクターン」などの名曲を始め、これまでに弾いてきた私の大好きなメトネル作品なども全て公開されています。

人生の折り返し地点に来た今、皆さんのために私が出来る事は何かなと毎日考えています。その一つに、今まで慈しんで演奏してきた曲の録音の数々を自分の家にためこんでいてはいけない、少しでもこれから、ピアニストになりたい、とかピアノを一生懸命学んでいる学生さん達へ、そして何よりピアノが好きでたまらない人達のために、沢山の曲を皆さんに提供して少しでもピアノに関わる方達のお役に立てれば嬉しいです。

ライプツィッヒにあるメンデルスゾーンの像。
ライプツィッヒはバッハの他、シューマンやメンデルスゾーンも活躍した街。小さな街ですが、文化の薫り高い街で大好きです。


又、私がウィーンから帰国したばかりのリサイタルの模様が提供できなくて残念です。

ハイドンやベートーヴェン、シューマン、バッハなどのドイツもの、そのほか武満徹、ラフマニノフのコンチェルト2番などなど沢山あるのですが、まだビデオの時代でしたので・・・・・・。DVDになってから本当に便利になりました。

その中の今回64曲を皆さんに提供いたします。今後も私の体力が続く限りは、幅広く色んな曲を皆さんに提供していきたいと思っています。

DVDといえば、私の所では、一年に一度門下生コンサートがありますが、門下生の演奏が全て見られるDVDをおつくりしています。

自分だけの演奏ではないので、門下生同士お互いがとても刺激になるようで、門下生コンサートが終了すると、1人1人の演奏がガラッと変わってきます。
私が何度言っても理解できない事が、門下生の演奏を聴くと理解できる事が多々あるようで、大変嬉しく思っています。

つい先日来た中学2年生の生徒が、ピアニストの演奏は個性が強すぎたりしてまねがしにくいけれど、同じくらいの年齢の学生さんの演奏を聴くとわかりやすく自分にも参考に出来ることが沢山あっていい、というレッスンノートの内容でしたが、そうなんでしょうね。

やはり、あまり、年齢が離れすぎていても実感がわかないというか、やはり、学生は学生から刺激を受けることが最も大きな上達の秘訣かもしれません。

特に、同級生の存在は素晴らしいですね。自分では出来ない、と頑なに思っていたことが、同級生が出来ているんだから私もやれる!!と発奮する事は多いですから、ライバルの存在は本当に有難いのです。

今年も3月20日熱田文化小劇場で開催される門下生コンサート終了後、更に生徒達の演奏がどう変化してくるか、今から楽しみです。


平成24年1月12日(木)弾きこむ事の大切さ

昨日から、高校のレッスンが始まりました。休み明けでしたが、よく皆頑張っていて嬉しく思いました。特に受験生は、顔つきが変わってきていよいよ受験シーズン到来という感じです。

ここまでくれば、もう充分練習もしたし、研究も出来た、となれば、あとは一体何をすればよいのかわからないという人もいると思います。
とにかく、弾きこむ事、これに尽きます。弾きこむと音も違ってくるのです。

よく、綺麗な音を出すにはどうしたらいいでしょうか?と聞かれますが、これも、弾きこむ事で、綺麗な音が出るようになってくるのです。よく、鍵盤を半分くらいしか押していない人を見かけます。そういう人は、全く練習が足りないか、弾いていても、ただ、いい加減に他の事を考えながら、ボーっとして弾いているからそうなってしまいます。

特に、譜読みしたばかりの曲は、自信がないために音量も半分の細さで、フラフラです。か細いタッチはそれだけで、頼りなく聴こえますので、自信があるように聴いてもらうためにも、確信を持ったタッチはすごく大切なのです。

生徒たちが、私とのレッスンで、回数を重ねるごとに自信に満ちた響きに変化していくのがよくわかります。何も音が強いばかりがいいことではないのですが、弱音でも、まるきり、弾き込んでいない弱音と、弾き込まれた弱音とでは、全然違います。
その違いがわかるようになるためにも、弾きこむ事が大切なのです。音の出し方が分からない時はまだまだ、弾き込みが充分ではありません。


毎日毎日、曲を練り続け、弾きこむ事で、自信に満ちた素晴らしい演奏になっていきます。


受験生の皆さん、最後まで、ゆっくり、ていねいに、自信に満ちた響きで、輝かしい演奏が出来る事を祈っています。


平成24年1月9日(月・祝)アドヴァイスレッスン

昨日は、東海市の花井楽器さんで、YPFを受ける生徒さんのためのアドヴァイスレッスンがありました。

大田川というところは初めてでしたが、以外と家から近くてびっくりしました。

私の住んでいる所は、どこに行くにも近くて本当に便利です。
中部国際空港にも近いので、審査で遠隔地へ行く時などもとても助かっています。

昨日は、私が中学2年の時に愛知文化講堂で、オーケストラとモーツァルトの戴冠式を演奏したのを聴いて下さったという先生の生徒さんや、PTNAの指導者賞授賞式で、お目にかかった先生の生徒さんなど、思いもかけないところで皆さんに再会できてとても嬉しかったです。

花井楽器さんのホールは、私の好きなヨーロッパの教会みたいなステンドガラスや三角形の屋根をした、響きもいいホールでしたので、
ここで、レッスンを受けられる子は幸せだなあと思いました。
窓ガラスからは、外の景色も良く見えて開放感がたっぷりあり、私の生徒達も弾き合い会などする時は、使わせて頂きたいなあと思いました。
スタッフの方達も大変に親切にしてくださり、又、生徒さん達もとても熱心な方が多かったので、又、是非大田川にレッスンに来たいなあと思いました。皆さん、お世話になり有難うございました。



私が個人でしているプライベートレッスンとは違い、こういったアドヴァイスレッスンは、皆さんとの出会いが一期一会というのがほとんどです。

1人40分という決められたレッスン時間の中で、たった1回だけの私とのレッスンが一人一人の心に残って下さればこんなに嬉しい事はありません。


私の右下にあるのが、ライプツィッヒ・聖トーマス教会の祭壇前にあるバッハのお墓。30年間も勤めたこの教会の中で、静かに眠っています


平成24年1月3日(火)2012年の幕開け

今日から新年明けて初めての生徒達が来ます。

今週7日、8日しらかわホールでPTNAのあしながヤングピアニストコンサートが開催されます。

門下生の中から、7日(土)の1部Part1に小学5年生の山田ありあさん(ドビュッシー ゴリウォーグのケーク・ウォーク)小学6年生の小川沙羅さん(ベートーヴェンテンペスト3楽章)、そして、中学1年生の渡部菜々美さん(シューマン ソナタ2番1楽章)、Part2に小学6年生の高浪杜和君(ショパン 革命)、第2部Part2に小学5年生の加藤妃花梨さん(ドビュッシー 夢)、そして、8日(日)の第2部Part2に小学5年生の神戸菜々美さん(ドビュッシー 月の光)以上6名の皆さんが出演されます。
皆、一生懸命練習してきました。きっとお正月もなく今も必死で練習していることでしょう。興味のある方は是非、応援に行ってあげて下さい。

←ハノーファーに着いた夜。ホテルの前が市庁舎。一時間ごとにガンガン鐘が鳴って眠れない。けれど、ピアノによく出てくる教会の鐘の音。鐘の音を聴くとヨーロッパに来たなあと思う・・・・・・。

それが終わると、次から次へと音楽高校受験、音楽大学受験の生徒達がひしめいています。
そして、それが一段落すると、今年は記念すべき一大行事の毎年恒例の門下生コンサートが3月20日(祝日)熱田文化小劇場で開催されます。10周年記念となり、午後2時からはじまり、7時過ぎまでかかると思います。

熱田文化小劇場には2台ピアノがあるとばかり思っていた私ですが、実は1台しかなく、よそから、2台目のピアノを入れるために高額の料金を支払い、朝からトラックで運び込みます。

初めに協奏曲を弾く生徒達のリハをやり、ソロを弾く子達がリハをやっている間に、又調律師さんに2台目の音の調整をして頂いたりと大がかりなコンサートになります。
2台ピアノをするという事がこんなに大がかりになるとは、初めて知りました。

慣れていない新しい生徒さん達も多いので、時間がなければ、リハも新しい生徒さんだけやってもらうことになるかもしれません。まだ、はっきり決まっていませんが。
しかし、7年、8年、9年続いた生徒達の華やかなステージ、新しいフレッシュな生徒さんも、大分慣れて来た生徒さんも、続々登場致します。
楽しみにしていて下さい!!

又、今週8日には、東海市に初めて行きます。YPFを受ける人達のためのアドヴァイスレッスンですが、東海市というところは初めてなので、とても楽しみです。どんな子達がピアノを習っているのかなあ?興味津々です。


平成24年1月1日(日)明けましておめでとうございます!!

皆さん、明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、ご家族の皆様で良いお年を迎えられたことと思います。

今年もよろしくお願い致します。
私は普段どおり、新年も朝からピアノの練習で新しい年を迎えることが出来ました。

そして、皆さんからの沢山のお年賀状、有難うございます。楽しく読ませて頂きました。

そして、近くの神社へお参りに。今年は始まってすぐに次から次へと受験生が沢山いますから、まず一番に受験生達の1人1人の顔を思い浮かべて

「○○ちゃんが本番で力を発揮できますように。希望校へ合格出来ますように。」とお参りしました。

人生ってよく出来ていて、決してその人が不幸な道に進むようには出来ていません。

その人が幸せになれる道がちゃんとあり、私も、学生の頃不安なことだらけでしたけど、今となれば、全て幸せな道に進めるようになっていたんだなあとつくづく感じます。
ですから、受験生の皆さん、必要以上の心配は何もいりませんよ。神様は、ちゃんと、あなたが進むべき道を用意して待っていて下さいますからね。