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2003年07月15日

SGIから新グラフィクスワークステーション登場

tezro.jpg
SGIから久しぶりにデスクトップ向けグラフィクスワークステーションの新製品が出ました。
その名も「Tezro」、#でもどう発音するのだろう....
形は久しぶりにやりましたねという感じでいかにも SGI、かっこいいけど置きにくそう。
グラフィクス部分は VPro V12.... ここは進歩がないようです。
CPU が MIPS R16000 を最大4個搭載できるということは OCTANE2 を置き換える製品といったところでしょうか。価格はU.S.で$20,500 からとなっています。
これともう1つ、Onyx4 Ultimate Version というハイエンドマシンも発表されています。Ultimate Version という名前の通り、性能はもちろん、価格もすごいことになっているかと思ったら、$45,000からとなっています。Onyxにしてはずいぶんと安く出してきたようです。

Onyx4 Ultimate Version のグラフィクスはなんと ATI 製なのだとか。SGIオリジナルのスーパーなグラフィクスシステムの時代も終わったということでしょうか。もちろん内部のバス速度などは高性能なものなので、単なる普通のPCとは違うのはわかっていますけど....
SGI (Silicon Graphics)マシン と言えば、ちょっと前までは憧れのグラフィクスワークステーションでした。瞬間最大風速的なパワーはあるけどちょっと安定性に欠けるよねと言われつつも、私も今の会社に7年前に転職した頃から数年は社内でも客先納品システムでもバリバリに使っておりました。しかしここ何年かは価格対性能比で見るとどうしても採用しづらい状況(特にデジタルメディア用のハードを組み合わせると)で、今は放送局向けのシステムには主に NEC の TE5 を搭載した PC を使っています。(本当はWindows用のプログラムは書きたくないのですが、仕方ありません。)
ハリウッドの大手CGプロダクションでも最近はLinux PCが幅を効かせてきているようです。
コンシューマ向けのゲーム用グラフィクスカードとは一線を画すものはあると思うのですが、どうしてもOnyxを使わなければならないような超ハイエンドなシステム以外では厳しいですね。
#個人的にはSGIにもっと頑張ってほしいと思っているのですが....

投稿者 ktaka : 2003年07月15日 04:45

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