レジーミラー引退表明

ついにレジーミラーが今期限りでの引退を表明しました。

90年代、私の見ていたNBAは「打倒ジョーダン!」が最大のおもしろさでした。

ジョーダン引退後、同世代のベテランとなった選手たちにとって残り少ない選手余命になんとしても優勝したいとベテラン最低保障(つまり安月給)で移籍したスター選手がたくさん現れました。バークレー、ペイトン、マローン・・・90年代のNBAを支えた数多くのスーパースターたちは結局優勝かなわず、選手生命をチームにささげることもできずに引退していきました。

その中で、ミラーは最後までインディアナの一員であることに固執しました。線が細く、それほどのクイックネスを持ち合わせてもいない彼が3ポイントとチームメイトのスクリーンの助けを受け、インディアナ一筋であり続けたのです。

3ポイントのNBA記録と、姉弟の金メダル獲得、ファイナル進出と、数々のミラータイムの記憶はミラーが偉大であることの証明ですが、今シーズンもシーズン当初の乱闘により、チームは優勝争いから遠のき、結局念願の優勝はできそうにありません。

あくまで優勝に固執するか?チームに最後まで忠誠を誓うか?
本人の価値観であるけども、最後までインディアナの一員としてチームを支えたミラーはインディアナの歴史にずっと残っていくのだろうな。


3月にプレイヤーオブザウィークを受賞。FT%のタイトル獲得も見えてきました。とても引退間近の選手とは思えません。

また、4月6日のマジソンスクウェアガーデン最後の試合。暖かいニックスファンからの声援と拍手がここでのレジーの強烈な印象と歴史を感じさせてくれました。
ありがとう!ニックスファン!