「新選組!」展 2004年4月5日 (「2004年 春 つぶやき」より)
江戸東京博物館の「新選組」展に行ってきました〜♪ 予想はしてましたけど、全部見終わって出てきたのは4時間後!!うちのお坊ちゃま、隅から隅まで納得いくまで見ないと気が済まないんですぅ〜。(苦笑) でも、おかげで新選組の時代を満喫してくることができました。 会場には近藤さんや歳さん、総司の書や手紙がたくさん展示されていて、その筆跡を見ていると彼らの存在が実感できて、ドキドキしてしまいました。彼らもまた一人の若者として、いろいろなことを感じたり悩んだりしながら生きていたんだなぁと思うと、嬉しくなってしまいます。それにしても、昔の人ってどうしてあんなに字が上手かったんだろう?屯所の雨戸に近藤さんの名前の入った落書きがあるんだけど、当然のことながら落書きも筆と墨で書かれてるんですよねえ。(笑) 池田屋事件を簡単な模型で実証していたのも、面白かったですね。新選組の名を全国に轟かせることになったと同時に、これによって明治維新が1年遅れたとも早まったとも言われる有名な事件。過激な尊譲派の志士たち二十数名が集まる旅籠池田屋に、最初はたった4名で討ち入ったという。その隊士たちの動きが時間の経過とともにわかるようになっていて、思わずふんふんと頷きながら、じっくり眺めてしまいました。 やがて幕府とともに散っていった彼らは逆賊とされてしまった訳ですが、明治21年、近藤・土方の縁者によって、故郷である多摩の地に殉節両雄之碑が建てられます。二人の忠義を称えたその文面には、思わず涙を誘われてしまいました。さらにその碑の篆額は、その昔京都守護職として新選組を預かった、旧会津藩主松平容保によって彫られていて、この篆額で二人の人生は報われたんじゃないかって、そんな風にも感じました。 息子も十分満足したようですが、ただ一つ、歳さんの愛刀和泉守兼定が無くて残念だったなぁとのこと。それじゃ今度は兼定を見に、多摩まで足を伸ばしましょうかね。 多摩の河原を駆ける風は爽やかかしら? 川面はキラキラ光っているかしら? とってもとっても楽しみです♪ |