トロント
▲トロント市街
23/Oct/'01

 今日は朝から授業。授業開始15分前に教室に入る。既に1人女性の生徒がテキストを読んでいた。彼女はガブリエラ、ベネズエラの大学で法律を専攻している。もうこちらに来て、半年程であるという。最初は全く英語が話せなかったという彼女も、かなりスペイン語なまりがキツイとはいうものの、かなり話している。

 レッスン開始時刻と同時に生徒たちがゾロゾロ教室に入ってくる。ここぞとばかり、全員に当サイト(東京衛生博覧会)のアドレス入り名刺を配る。皆当惑気味に”何なんだこいつ?”といった表情を一様に見せる。

 今日朝の教師はエリザベス。1人づつテキストを読まされ、質問に答えさせられる。「声が小さい!もう一度!」とゲキが飛ぶが、それがとてもユーモラスで生徒達も楽しんで彼女のゲキを受け入れている。
 ほとんど小中高を通じて、学校の授業というのは極めて退屈か、極めて緊張を強いられるかのどちらかで、楽しかったという思い出が非常に少なかった私は、恥ずかしながら、この年(35歳!)にして始めて授業が、勉強が楽しいと思えた。私が日本で受けてきた教育は一体何だったのだろうか?

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