北穂高小屋 北穂高岳北峰
北穂高小屋
 は? 北穂高小屋? ここは「東京街あるき」じゃなかったのか、どこだそれ? と思われた方、すみません。今回は反則中の反則。夏休み企画ということで許してください。しかし今後、このページがどれだけ続いても、これより高い場所に建っている建物を掲載することはもはやないと思います。そんなわけで今回は北穂高岳頂上直下3100m、「日本アルプスでいちばん高い場所に存在する山小屋」、北穂高小屋であります…

『北アルプス山小屋物語』(東京新聞出版局/1990)によりますと、大戦中より登山を続けていた小山義治さんにより小屋の建設が着手されたのは昭和22年、翌昭和23年に最初の北穂高小屋が完成。当時は10坪の建物だったそうです。
 写真の建物が中心にある本館。1階が食堂と厨房、2階は大部屋の客室。3階に二段ベッドの客室があります。本館は昭和39年の改築、3階の客室は昭和44年に増築されたものであるそうです。この建物の向かって右手には北館と呼ばれる建物があり、これが39年の建設、平成9年改築。左手には売店とトイレの建物があります。

 北穂高岳の頂上(3106m)まで6m… 晴れていればさぞかし素晴らしい眺望だったと思うのですが、残念ながら私たちが宿泊した日はガス、ガス、ガス! あたり一面、真っ白な眺望を見学して下山することになりました… ちなみに、ここにたどり着くまでの道中の写真は↓こちら。興味のある方は、ぜひこちらもご覧になってください。

(2000.8.1記)
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