…ってことは、これは古そうに見えるなんて生やさしいもんじゃない。正真正銘の昭和初期物件の生き残りだ!
「昭和七年度事業報告」には、さらに「之等建物は、古いものは大正九、十年頃建設のものもあるが、大多数は昭和五、六年中に建設せられたものである。」との記述があります。
曙ハウスがどちらに該当するのかは分かりませんが、関東大震災の被災地図に目を通してみますと、本郷区根津片町は焼失区域の外側にあり、これが大正期の建物である可能性も、わずかながら残されています。
今回も現役物件であるため、詳しい住所は掲載していませんが、ヒントは「本郷区根津片町」。けっこう人通りの多い通りでした。 |